三吉山〜葉山周回(上山市) 雨から雪へ天候急変 モンスターはホワイトアウト
- GPS
- --:--
- 距離
- 5.2km
- 登り
- 404m
- 下り
- 392m
コースタイム
11:20三吉山山頂
12:20葉山山頂
13:25三吉神社駐車場
天候 | 曇り後雨後雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
国道113号線で南陽市に向かい 南陽市で国道13号線に入り、上山市を目指しました 上山ゴルフガーデンの看板に従って脇道に入り 坂道を道なりに登ると三吉神社です 駐車場、トイレがあり、道の反対側にある鳥居が登山道入口です |
コース状況/ 危険箇所等 |
標識、案内板が良く整備されています 積雪は多いところで20cm程、 三吉山迄はトレースがはっきりしていました 登山口近くは踏み固められた雪が凍結していて滑りやすく アイゼンを付けるか、慎重に通過してください 三吉山から葉山の間はやはり歩く人が少なく 踏み跡が固められておらず、少し歩きにくくなりました アイゼン、ワカンは使用せずに歩けました 葉山山頂を通り過ぎて、そのまま真っ直ぐ尾根に下り始め 途中で踏み跡がまったく途絶えてしまったので 不安になって山頂に登り返しました 山頂からほんの数メートル祠方面に戻る場所に 雪に覆われ踏み跡のない道を発見し、下山しました この分岐には何の標識もありません 雪がなければ道を見逃すことはないと思いますがご注意ください 下山途中には何箇所か標識があり 林道まで迷いやすい場所はありません |
写真
感想
この冬、蔵王のモンスターは20年ぶりの大きさとか!
以前から樹氷を見る旅を計画して頂いていましたが、
数日前の新聞にそう書かれていて、
一層期待が募り、わくわくしながらこの日を待っておりました。
樹氷鑑賞だけではもったいないと、第一日目は登山を計画に入れていただき
上山(かみのやま)市の葉山に登ることになりました。
周囲を田畑に囲まれた中に建つ、温泉マンションの高層ビルにびっくり!
今まで、この温泉を全く知りませんでした。
上山温泉へのゆったり旅もいつかしてみたくなります。
初日は曇り時々雪というような悲しい予報で、諦めていましたが
登り始めはまだ空も高く、風もなく穏やかな感じでした。
地元の方に見える軽装の登山者も下山してきて、
標識、案内板も丁寧に設置されており、市民の里山という印象です。
三吉山山頂から、俄かに積雪量が増え、雪も舞ってきました
木を透かして見える尾根道はあまり踏まれた跡がなく
ちょっと不安になりますが、予定通り葉山に向かいます。
葉山山頂直下の急坂は雪で滑りやすく、慎重に登りました。
祠のある場所で記念撮影をしましたら、
実際はもう少し先の展望の開けている場所に山頂標識がありました。
改めて記念撮影後、そのまま尾根を下ってしまいました。
300m程急斜面を下ると踏み跡が全く消えてしまい、
これは変だと山頂に登り返しました。
山頂から数メートル祠に向かって戻る途中に周回コースの道を発見。
雪が積もっていて踏み跡がなく、見落としていました。
途中から鉄製の標識も現れましたが、この分岐に標識がほしいです。
林道まで、急斜面もありますが、やがて谷に入ると緩やかな道が続きます。
林道に出てから、雪は雨になり、濡れました。
こんな時は雪の方が、払い落とせる分、有難いものです。
さて、今日宿泊のペンションに入るにはまだ大分時間に余裕があり
道路脇の斎藤茂吉記念館の看板が目に止まり、見学する事になりました。
斎藤茂吉は東京の人とばかり思っていましたが、
ここ上山市に生まれ育ったのですね。
北杜夫も亡くなり、遠ざかって行く時代を感じ、ふと淋しくなります。
ペンションに向かって蔵王ラインに入ると、いつしか車窓を打つ雨が雪に
そして雪が吹雪に変わって行きました。
さすがに、蔵王にやってきたのだと、感慨深く眺めてしまいました。
お世話になるペンションは「木漏れ日」、ペンション村の一番入口にあります。
到着時には積雪がもう20cmを越えていました。
露天風呂を用意して頂き、のんびりお湯に浸かりました。
そして恒例の大宴会は、あまり汗をかかなかったせいなのかビールが余り気味。
心のこもった夕食のお料理のひと品一品、とても美味しかったです。
注文した、地元「高畠」産の赤ワインのさっぱりした飲み口の良さに
思わず、お土産に買って飲まねばと決心しておりました。
翌日は、昨年から期待していたモンスター見物。
予報は良かったはずなのに、ロープウェイ山頂駅に着くと物凄い風と雪!
数メートル先を行く人の姿が、瞬時にかき消されてしまいます。
天候が回復するのを、山頂駅中のレストランで一時間以上待機。
少し風も弱まり、周囲もいくらか見えるようになり
山頂駅から僅か30m程歩いた場所にあるお地蔵様にお参りしました。
風上に向かう時、顔にもろに吹き付ける風の凄さには閉口しました。
モンスターが居並ぶ奇怪な景色も、この強風のせいと身を持って知りましたけれど、
木々たちはなんと猛烈な日々に耐えて春を待つのでしょう!
山麓駅まで下ると、先程の風の恐ろしさは悪夢のよう。
麓と山頂付近では想像もつかないほど風の強さが違うのですね。
朝食をしっかり頂き、殆ど身体を動かしていないにもかかわらず、
昼食にすることにし、またもやレストランに入る事に。
注文したいも煮うどんの美味しかった事!
モンスターどころではなかったのは残念至極ですが、
美味しい料理を沢山味わい、なんだか得をした気分の旅でした。
蔵王の冬は晴れる日が少ないそうです。
でも、晴れた日にモンスターを眺めに出かけたくなります。
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