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Yamareco

記録ID: 4024580
全員に公開
ハイキング
近畿

熊野古道:大辺路、八郎山越えと清水峠・浦神峠を周回(↑湯川駅ー紀伊田原駅ー↓太地駅)【和歌山県】

2022年02月23日(水) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
06:52
距離
26.1km
登り
689m
下り
680m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:28
休憩
0:24
合計
6:52
8:42
20
スタート地点
9:02
9:02
109
10:51
11:01
143
13:24
13:24
56
14:20
14:34
60
15:34
ゴール地点
● コースタイム
(太地 / 湯川、0838/0841、JR)
湯川駅 0842 ― 二河川の手前 0844 ― 二河峠への山道の北入口0849 ― 二河峠 0900 ― 一旦林道へ 0910 ― 与根河池手前で車道横断 0916 ― 「與根河の池」の碑 0922 ― 国道バイパス下 0927 ― 市屋峠 0933 ― 市屋集落の奥 0940 ― 太田神社 0943 ― 市屋、太田川の橋(A) 0946 ― 浦神峠・八郎山分岐点(B) 0952 ― 中里集落で八郎峠方面へ 1003 ― 子抱地蔵 1020 ― トンネル前で山道へ 1025 ― 野葉ノ木 1037 ― 八郎峠(C) 1044 ― 八郎山 1051/1101 ― (C) 1107 ― 長谷橋 1147 ― 佐部ノ口、県道合流 1202 ― 上の宮踏切 1210 ― 紀伊田原駅 1225/昼食/1244 ― 国道県道分岐点 1256 ― 国道アンダーパス 1300 ― 遊歩道から国道へ 1312 ― ロケット発射場への分岐点 1316 ― JR跨線橋 1321 ― 清水峠西入口 1323 ― 清水峠 1331 ― 津波避難施設「希望の家」前 1348 ― 奥の谷踏切 1353 ― 紀伊浦神駅裏手 1355 ― 田無踏切 1357/1359 ― 林道から山道へ 1411 ― 浦神峠(休平) 1423/1433 ― 山道から林道へ 1445 ― 車通りのある道へ 1452 ― 1506 (B)― (A) 1512 ― 国道バイパスの交差点 1518 ― 国道42号の交差点 1523 ― 太地駅 1534

● 行動時間 6:52
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2022年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 自家用車
●今回の移動
(和歌山市内=太地駅)(太地駅0838=JR紀勢本線=湯川駅0841)
湯川駅―二河峠―市屋―八郎山―紀伊田原駅―清水峠―紀伊浦神駅―浦神峠―市屋―太地
(太地駅=和歌山市内)

●登山口へのアクセス
○JR太地駅
・JR紀勢本線の駅。特急も停車する。ただし、電車ではお昼前くらいにしか到着できない
・駅前に駐車場がある。特に断り書きもないので利用できるものと思われる

○JR湯川駅
・JR紀勢本線の駅。太地の東隣。普通列車のみ停車
・付近に駐車場は見当たらないが、駅前が広いので短時間であれば駐車もできると思われる。長時間利用はお奨めできない

○JR紀伊田原駅
・JR紀勢本線の駅。太地の西三つ手前。普通列車のみ停車
・付近に駐車場は見当たらず、駅前も狭いので一時駐車はともかくも長時間利用はお奨めできない
(いずれの記述も2022.2現在)
コース状況/
危険箇所等
●コース状況
○湯川駅〜二河峠〜与根河池〜市屋峠〜市屋集落
・湯川駅から二河峠への道の入口までは舗装路。その先は杉林の中のハイキングコース。二河峠の先で林道も経てまた山道となりやがて与根河池周りの遊歩道へ。遊歩道で池を巡り、やがて再び山道となって市屋峠に向かう。峠からは一気に下って市屋集落の奥に顔を出す
・分岐らしい分岐もなく、標示もしっかりとしている

○市屋集落〜中里集落〜八郎山〜佐部ノ口〜紀伊田原駅
・市屋集落から中里集落までは車道歩き。さらに中里集落から八郎山手前の子抱地蔵の先までも車道歩き。そこから八郎山を越え上田原集落に出るまでは山道。上田原集落から紀伊田原駅へは車道歩き
・浦神峠への道を分けてからは標示が少ない。地図やGPSにて照合しながら進んだほうがいい

○紀伊田原〜清水峠〜紀伊浦神駅〜浦神峠〜太地駅
・駅前から国道42号に進み、佐部ノ口に向かう県道を分けると一旦国道の南側に出る。そこから国道下をくぐる歩道を進み、遊歩道に出る。国道に並行する湿原脇の遊歩道を進む。やがて国道42号に合流するが、国道には歩道がなく車には注意を要する。JR線を越えて暫くで清水峠への西入口からは山道へ。清水峠を越え、東側に降りて来ると津波避難施設のところで視界が開ける。そこからは避難路として簡易舗装されており、歩きやすいその道を進むと紀伊浦神駅に出る。熊野古道を道なりに進むと紀伊浦神駅は経由せず、線路並行に駅裏を通り過ぎる。踏切前の道を山側へと進むと山に入り未舗装林道となる。さらに進むと古道が分岐し浦神峠に向かう。そこから再び林道と出会うまでが山道。その先は林道、県道、国道とずっと舗装路歩きが続く
(いずれの記述も2022.2現在)
その他周辺情報 ●買う、食べる
・太地駅、湯川駅、紀伊田原駅、さらには紀伊浦神駅も含め周辺には手頃に買い物できそうな商店は見当たらない。買い物はそれ以前に済ませておくべき
・食べるなら、太地駅500m先に「道の駅たいじ」がある

●日帰り温泉
・著名温泉地「紀伊勝浦」以外にも湯川などにも温泉があり、場所によっては日帰り入浴もできるようだ
(2022.2現在)
今日はここから。電車で一駅隣の湯川駅に行き、スタートです
【JR太地駅にて】
2022年02月23日 08:29撮影 by  ,
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2/23 8:29
今日はここから。電車で一駅隣の湯川駅に行き、スタートです
【JR太地駅にて】
太地町名物、クジラのポストです。駅前のほか道の駅にもあります
【JR太地駅にて】
2022年02月23日 08:31撮影 by  ,
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2/23 8:31
太地町名物、クジラのポストです。駅前のほか道の駅にもあります
【JR太地駅にて】
ホームにもクジラのペイントが。電車の右わきの津波表示もこの地域に特徴的です。電車はサイクルトレインマークです
【JR太地駅にて】
2022年02月23日 08:37撮影 by  ,
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2/23 8:37
ホームにもクジラのペイントが。電車の右わきの津波表示もこの地域に特徴的です。電車はサイクルトレインマークです
【JR太地駅にて】
湯川駅に到着です
【JR湯川駅にて】
2022年02月23日 08:41撮影 by  ,
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2/23 8:41
湯川駅に到着です
【JR湯川駅にて】
湯川駅は目の前に海が広がります。絶景です!
【JR湯川駅にて】
2022年02月23日 08:41撮影 by  ,
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2/23 8:41
湯川駅は目の前に海が広がります。絶景です!
【JR湯川駅にて】
駅を出ると国道42号。国道沿いに東に進むと、すぐに二河川に架かる橋りょうがあります。その手前から大辺路コースに合流です
【JR湯川駅〜二河峠〜与根河池】
2022年02月23日 08:44撮影 by  ,
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2/23 8:44
駅を出ると国道42号。国道沿いに東に進むと、すぐに二河川に架かる橋りょうがあります。その手前から大辺路コースに合流です
【JR湯川駅〜二河峠〜与根河池】
しばらく舗装路で川を遡る方向に進むと二河峠への入口があります
【JR湯川駅〜二河峠〜与根河池】
2022年02月23日 08:49撮影 by  ,
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2/23 8:49
しばらく舗装路で川を遡る方向に進むと二河峠への入口があります
【JR湯川駅〜二河峠〜与根河池】
杉林の道を行きます
【JR湯川駅〜二河峠〜与根河池】
2022年02月23日 08:51撮影 by  ,
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2/23 8:51
杉林の道を行きます
【JR湯川駅〜二河峠〜与根河池】
手作り感のある「熊野古道」標示
【JR湯川駅〜二河峠〜与根河池】
2022年02月23日 08:52撮影 by  ,
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2/23 8:52
手作り感のある「熊野古道」標示
【JR湯川駅〜二河峠〜与根河池】
道は河原状の地形を進みます。標高は大したことがないですが、山奥感が出てきました
【JR湯川駅〜二河峠〜与根河池】
2022年02月23日 08:55撮影 by  ,
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2/23 8:55
道は河原状の地形を進みます。標高は大したことがないですが、山奥感が出てきました
【JR湯川駅〜二河峠〜与根河池】
二河峠に到着。切通し形状になっています
【JR湯川駅〜二河峠〜与根河池】
2022年02月23日 09:00撮影 by  ,
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2/23 9:00
二河峠に到着。切通し形状になっています
【JR湯川駅〜二河峠〜与根河池】
反対斜面を見下ろすと、整備中の広がりが見えます。何を造るのでしょうか
【JR湯川駅〜二河峠〜与根河池】
2022年02月23日 09:03撮影 by  ,
2/23 9:03
反対斜面を見下ろすと、整備中の広がりが見えます。何を造るのでしょうか
【JR湯川駅〜二河峠〜与根河池】
しばらく、造成地の上部を進み、途中で造成地に降りていきます。奥地へと続く林道に吸収されます
【JR湯川駅〜二河峠〜与根河池】
2022年02月23日 09:14撮影 by  ,
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2/23 9:14
しばらく、造成地の上部を進み、途中で造成地に降りていきます。奥地へと続く林道に吸収されます
【JR湯川駅〜二河峠〜与根河池】
林道はほどなく終わり、また山道へ。それを下降すると与根河池手前で車道を横切ります
【与根河池周辺にて】
2022年02月23日 09:16撮影 by  ,
2/23 9:16
林道はほどなく終わり、また山道へ。それを下降すると与根河池手前で車道を横切ります
【与根河池周辺にて】
この季節だからか、池は空っぽです
【与根河池周辺にて】
2022年02月23日 09:20撮影 by  ,
2/23 9:20
この季節だからか、池は空っぽです
【与根河池周辺にて】
古道の誘導標示は少ないので地図を頼りに進みます。やがて輿根河池設立に係る碑が現れます。18世紀に造られたものなんですね
【与根河池周辺にて】
2022年02月23日 09:22撮影 by  ,
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2/23 9:22
古道の誘導標示は少ないので地図を頼りに進みます。やがて輿根河池設立に係る碑が現れます。18世紀に造られたものなんですね
【与根河池周辺にて】
さらに進むと再び山道へ。ほどなく国道バイパスをくぐります【与根河池〜市屋峠〜市屋の太田神社】
2022年02月23日 09:27撮影 by  ,
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2/23 9:27
さらに進むと再び山道へ。ほどなく国道バイパスをくぐります【与根河池〜市屋峠〜市屋の太田神社】
センリョウでしょうか
【与根河池〜市屋峠〜市屋の太田神社】
2022年02月23日 09:27撮影 by  ,
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2/23 9:27
センリョウでしょうか
【与根河池〜市屋峠〜市屋の太田神社】
珍しく分岐っぽい分岐です。熊野古道は折り返し気味に右手へと案内されていますのでそれに従います
【与根河池〜市屋峠〜市屋の太田神社】
2022年02月23日 09:30撮影 by  ,
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2/23 9:30
珍しく分岐っぽい分岐です。熊野古道は折り返し気味に右手へと案内されていますのでそれに従います
【与根河池〜市屋峠〜市屋の太田神社】
古い峠感のある市屋峠に到着しました
【与根河池〜市屋峠〜市屋の太田神社】
2022年02月23日 09:33撮影 by  ,
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2/23 9:33
古い峠感のある市屋峠に到着しました
【与根河池〜市屋峠〜市屋の太田神社】
峠のお地蔵さまです
【与根河池〜市屋峠〜市屋の太田神社】
2022年02月23日 09:34撮影 by  ,
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2/23 9:34
峠のお地蔵さまです
【与根河池〜市屋峠〜市屋の太田神社】
(振り返って撮影しています)
市屋の集落に降りてきました
【与根河池〜市屋峠〜市屋の太田神社】
2022年02月23日 09:40撮影 by  ,
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(振り返って撮影しています)
市屋の集落に降りてきました
【与根河池〜市屋峠〜市屋の太田神社】
すぐに休憩所があります。
動物さんがいっぱい置いてあるのはよくわかりませんが、トイレもあります
【与根河池〜市屋峠〜市屋の太田神社】
2022年02月23日 09:40撮影 by  ,
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すぐに休憩所があります。
動物さんがいっぱい置いてあるのはよくわかりませんが、トイレもあります
【与根河池〜市屋峠〜市屋の太田神社】
標示に従い右へと進みます
【与根河池〜市屋峠〜市屋の太田神社】
2022年02月23日 09:41撮影 by  ,
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標示に従い右へと進みます
【与根河池〜市屋峠〜市屋の太田神社】
すぐに太田神社が右側に現れます
【市屋の太田神社にて】
2022年02月23日 09:43撮影 by  ,
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すぐに太田神社が右側に現れます
【市屋の太田神社にて】
さらに道なりに進みます。やがて立派な県道にぶつかり右手へ。すぐにある左手の橋を渡ります
【市屋の太田神社〜中里〜八郎峠登り口の子抱地蔵】
2022年02月23日 09:46撮影 by  ,
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さらに道なりに進みます。やがて立派な県道にぶつかり右手へ。すぐにある左手の橋を渡ります
【市屋の太田神社〜中里〜八郎峠登り口の子抱地蔵】
ここも直進します。ここで左手に折れると浦神峠方面に行けます。帰りはそちらから来るはずです
【市屋の太田神社〜中里〜八郎峠登り口の子抱地蔵】
2022年02月23日 09:52撮影 by  ,
2/23 9:52
ここも直進します。ここで左手に折れると浦神峠方面に行けます。帰りはそちらから来るはずです
【市屋の太田神社〜中里〜八郎峠登り口の子抱地蔵】
還流丘陵とのこと。初めて知りましたが、堅い地面ならではの地形なんでしょう
【市屋の太田神社〜中里〜八郎峠登り口の子抱地蔵】
2022年02月23日 09:57撮影 by  ,
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2/23 9:57
還流丘陵とのこと。初めて知りましたが、堅い地面ならではの地形なんでしょう
【市屋の太田神社〜中里〜八郎峠登り口の子抱地蔵】
中里集落から八郎山を見ます。特徴的なものは感じません
【市屋の太田神社〜中里〜八郎峠登り口の子抱地蔵】
2022年02月23日 10:01撮影 by  ,
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2/23 10:01
中里集落から八郎山を見ます。特徴的なものは感じません
【市屋の太田神社〜中里〜八郎峠登り口の子抱地蔵】
中里で県道から左折。まだ立派な車道です。
その角に大辺路の八郎峠の案内標示があります
【市屋の太田神社〜中里〜八郎峠登り口の子抱地蔵】
2022年02月23日 10:03撮影 by  ,
2/23 10:03
中里で県道から左折。まだ立派な車道です。
その角に大辺路の八郎峠の案内標示があります
【市屋の太田神社〜中里〜八郎峠登り口の子抱地蔵】
標示の背後の集会所。簡素ではありますが歴史のある建物のようです【市屋の太田神社〜中里〜八郎峠登り口の子抱地蔵】
2022年02月23日 10:04撮影 by  ,
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2/23 10:04
標示の背後の集会所。簡素ではありますが歴史のある建物のようです【市屋の太田神社〜中里〜八郎峠登り口の子抱地蔵】
紅白の梅。もう咲き始めているんですね
【市屋の太田神社〜中里〜八郎峠登り口の子抱地蔵】
2022年02月23日 10:11撮影 by  ,
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2/23 10:11
紅白の梅。もう咲き始めているんですね
【市屋の太田神社〜中里〜八郎峠登り口の子抱地蔵】
道路工事中のあたりに子抱地蔵さま。新しい道の脇にひっそりと佇んでいらっしゃいました
【八郎峠登り口の子抱地蔵にて】
2022年02月23日 10:20撮影 by  ,
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2/23 10:20
道路工事中のあたりに子抱地蔵さま。新しい道の脇にひっそりと佇んでいらっしゃいました
【八郎峠登り口の子抱地蔵にて】
工事現場の脇を進みます。左手前方にはトンネルも見えています。右手の山肌にある道が峠への山道です
【子抱地蔵〜八郎山】
2022年02月23日 10:25撮影 by  ,
2/23 10:25
工事現場の脇を進みます。左手前方にはトンネルも見えています。右手の山肌にある道が峠への山道です
【子抱地蔵〜八郎山】
「野葉ノ木」とのこと。庄集落への道が分かれます
【子抱地蔵〜八郎山】
2022年02月23日 10:37撮影 by  ,
2/23 10:37
「野葉ノ木」とのこと。庄集落への道が分かれます
【子抱地蔵〜八郎山】
八郎峠に到着しました
【子抱地蔵〜八郎山】
2022年02月23日 10:44撮影 by  ,
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2/23 10:44
八郎峠に到着しました
【子抱地蔵〜八郎山】
峠にもお地蔵さま
【子抱地蔵〜八郎山】
2022年02月23日 10:44撮影 by  ,
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2/23 10:44
峠にもお地蔵さま
【子抱地蔵〜八郎山】
峠から山頂を目指し細い尾根を進みます
【子抱地蔵〜八郎山】
2022年02月23日 10:47撮影 by  ,
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2/23 10:47
峠から山頂を目指し細い尾根を進みます
【子抱地蔵〜八郎山】
最後は岩場の急登にロープもあります
【子抱地蔵〜八郎山】
2022年02月23日 10:50撮影 by  ,
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2/23 10:50
最後は岩場の急登にロープもあります
【子抱地蔵〜八郎山】
八郎山に到着【八郎山山頂にて】
2022年02月23日 10:51撮影 by  ,
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2/23 10:51
八郎山に到着【八郎山山頂にて】
北北東方面を見ます。峯山(左)から大雲取越え、光ヶ峯と続く山並みが堂々と聳えています。大雲と光の間、手前にあるのが妙法山です。ちなみに妙法山付近からは富士山が見えるとのこと
【八郎山山頂にて】
2022年02月23日 10:52撮影 by  ,
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2/23 10:52
北北東方面を見ます。峯山(左)から大雲取越え、光ヶ峯と続く山並みが堂々と聳えています。大雲と光の間、手前にあるのが妙法山です。ちなみに妙法山付近からは富士山が見えるとのこと
【八郎山山頂にて】
北面です
【八郎山山頂にて】
2022年02月23日 10:52撮影 by  ,
2/23 10:52
北面です
【八郎山山頂にて】
北西面です。大塔山系と思います
【八郎山山頂にて】
2022年02月23日 10:52撮影 by  ,
2/23 10:52
北西面です。大塔山系と思います
【八郎山山頂にて】
西面【八郎山山頂にて】
2022年02月23日 10:52撮影 by  ,
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西面【八郎山山頂にて】
南西面。海が見え始めます【八朗山山頂にて】
2022年02月23日 10:52撮影 by  ,
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南西面。海が見え始めます【八朗山山頂にて】
南南西。紀伊大島などが見えます
【八郎山山頂にて】
2022年02月23日 10:52撮影 by  ,
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南南西。紀伊大島などが見えます
【八郎山山頂にて】
【八郎山山頂にて】
2022年02月23日 10:52撮影 by  ,
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【八郎山山頂にて】
南面
【八郎山山頂にて】
2022年02月23日 10:52撮影 by  ,
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南面
【八郎山山頂にて】
南東面。勝浦の温泉も見えています
【八郎山山頂にて】
2022年02月23日 10:52撮影 by  ,
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南東面。勝浦の温泉も見えています
【八郎山山頂にて】
下降します。上部の尾根筋は手入れされています。頂上も、だから見通しが利くのかもしれません
【八郎山〜上田原〜紀伊田原駅】
2022年02月23日 11:01撮影 by  ,
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下降します。上部の尾根筋は手入れされています。頂上も、だから見通しが利くのかもしれません
【八郎山〜上田原〜紀伊田原駅】
(振り返って撮影しています)
二度ほど八郎山を見ることができます。こちら側からだと立派な山に見えます
【八郎山〜上田原〜紀伊田原駅】
2022年02月23日 11:30撮影 by  ,
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2/23 11:30
(振り返って撮影しています)
二度ほど八郎山を見ることができます。こちら側からだと立派な山に見えます
【八郎山〜上田原〜紀伊田原駅】
上田原に出てきました。長谷橋を渡ります
【八郎山〜上田原〜紀伊田原駅】
2022年02月23日 11:47撮影 by  ,
2/23 11:47
上田原に出てきました。長谷橋を渡ります
【八郎山〜上田原〜紀伊田原駅】
上の宮踏切を渡ります。直前に列車が行ってしまい見ることはできませんでした
【八郎山〜上田原〜紀伊田原駅】
2022年02月23日 12:10撮影 by  ,
2/23 12:10
上の宮踏切を渡ります。直前に列車が行ってしまい見ることはできませんでした
【八郎山〜上田原〜紀伊田原駅】
踏切を渡ると国道に合流します。ちょうど拡幅工事中
【八郎山〜上田原〜紀伊田原駅】
2022年02月23日 12:13撮影 by  ,
2/23 12:13
踏切を渡ると国道に合流します。ちょうど拡幅工事中
【八郎山〜上田原〜紀伊田原駅】
紀伊田原駅前にある木葉神社。「ねんねこ祭」が県の文化財とのこと
【八郎山〜上田原〜紀伊田原駅】
2022年02月23日 12:23撮影 by  ,
2/23 12:23
紀伊田原駅前にある木葉神社。「ねんねこ祭」が県の文化財とのこと
【八郎山〜上田原〜紀伊田原駅】
紀伊田原駅に到着。昼食にします
【紀伊田原駅にて】
2022年02月23日 12:43撮影 by  ,
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2/23 12:43
紀伊田原駅に到着。昼食にします
【紀伊田原駅にて】
駅前の片隅です。ここにも大辺路の案内表示があります
【紀伊田原駅にて】
2022年02月23日 12:25撮影 by  ,
2/23 12:25
駅前の片隅です。ここにも大辺路の案内表示があります
【紀伊田原駅にて】
駅前の標示に従い進んでみました。左折地点には大きな熊野古道看板が据えられています
【紀伊田原駅〜清水峠〜紀伊浦神駅】
2022年02月23日 12:46撮影 by  ,
2/23 12:46
駅前の標示に従い進んでみました。左折地点には大きな熊野古道看板が据えられています
【紀伊田原駅〜清水峠〜紀伊浦神駅】
先ほど県道で降りてきた地点の海側です。いったん国道42号の海側に出て、右手道なりに下降し、国道下をくぐって進みます
【紀伊田原駅〜清水峠〜紀伊浦神駅】
2022年02月23日 12:57撮影 by  ,
2/23 12:57
先ほど県道で降りてきた地点の海側です。いったん国道42号の海側に出て、右手道なりに下降し、国道下をくぐって進みます
【紀伊田原駅〜清水峠〜紀伊浦神駅】
意図不明のロープがありましたが、進んでみると行けました。湿原の脇の遊歩道です
【紀伊田原駅〜清水峠〜紀伊浦神駅】
2022年02月23日 13:05撮影 by  ,
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2/23 13:05
意図不明のロープがありましたが、進んでみると行けました。湿原の脇の遊歩道です
【紀伊田原駅〜清水峠〜紀伊浦神駅】
湿原越しにはJR線が走っています。ちょうど列車が来たらいいけど、そううまくはいきません
【紀伊田原駅〜清水峠〜紀伊浦神駅】
2022年02月23日 13:08撮影 by  ,
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2/23 13:08
湿原越しにはJR線が走っています。ちょうど列車が来たらいいけど、そううまくはいきません
【紀伊田原駅〜清水峠〜紀伊浦神駅】
国道に吸収されてしまいました。そこからしばらくは歩道がありません。横を飛ばしていくクルマに注意して歩きます
【紀伊田原駅〜清水峠〜紀伊浦神駅】
2022年02月23日 13:14撮影 by  ,
2/23 13:14
国道に吸収されてしまいました。そこからしばらくは歩道がありません。横を飛ばしていくクルマに注意して歩きます
【紀伊田原駅〜清水峠〜紀伊浦神駅】
串本ロケットの発射場への道が分岐しています。予定では年末には飛び立つとか
【紀伊田原駅〜清水峠〜紀伊浦神駅】
2022年02月23日 13:16撮影 by  ,
1
2/23 13:16
串本ロケットの発射場への道が分岐しています。予定では年末には飛び立つとか
【紀伊田原駅〜清水峠〜紀伊浦神駅】
JRの線路上を乗り越します
【紀伊田原駅〜清水峠〜紀伊浦神駅】
2022年02月23日 13:21撮影 by  ,
1
2/23 13:21
JRの線路上を乗り越します
【紀伊田原駅〜清水峠〜紀伊浦神駅】
やや進むと清水峠西口があります。ここから山道へ
【紀伊田原駅〜清水峠〜紀伊浦神駅】
2022年02月23日 13:23撮影 by  ,
1
2/23 13:23
やや進むと清水峠西口があります。ここから山道へ
【紀伊田原駅〜清水峠〜紀伊浦神駅】
この辺りは断片的に世界遺産登録されています。清水峠も遺産のうちです
【紀伊田原駅〜清水峠〜紀伊浦神駅】
2022年02月23日 13:24撮影 by  ,
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2/23 13:24
この辺りは断片的に世界遺産登録されています。清水峠も遺産のうちです
【紀伊田原駅〜清水峠〜紀伊浦神駅】
最初は緩やかに進みます
【紀伊田原駅〜清水峠〜紀伊浦神駅】
2022年02月23日 13:27撮影 by  ,
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2/23 13:27
最初は緩やかに進みます
【紀伊田原駅〜清水峠〜紀伊浦神駅】
と思ったら、ほとんど登り感なく峠に到着です
【紀伊田原駅〜清水峠〜紀伊浦神駅】
2022年02月23日 13:31撮影 by  ,
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2/23 13:31
と思ったら、ほとんど登り感なく峠に到着です
【紀伊田原駅〜清水峠〜紀伊浦神駅】
きれいな標示です。よく見ると手製です
【紀伊田原駅〜清水峠〜紀伊浦神駅】
2022年02月23日 13:31撮影 by  ,
2/23 13:31
きれいな標示です。よく見ると手製です
【紀伊田原駅〜清水峠〜紀伊浦神駅】
(振り返って撮影しています)
峠を越えると、いにしえの石段が残っています
【紀伊田原駅〜清水峠〜紀伊浦神駅】
2022年02月23日 13:33撮影 by  ,
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(振り返って撮影しています)
峠を越えると、いにしえの石段が残っています
【紀伊田原駅〜清水峠〜紀伊浦神駅】
山中をグネグネと進みます。突然視界が開けて【紀伊田原駅〜清水峠〜紀伊浦神駅】
2022年02月23日 13:48撮影 by  ,
2/23 13:48
山中をグネグネと進みます。突然視界が開けて【紀伊田原駅〜清水峠〜紀伊浦神駅】
避難路であるからなのか、手すりも付けられています【紀伊田原駅〜清水峠〜紀伊浦神駅】
2022年02月23日 13:49撮影 by  ,
2/23 13:49
避難路であるからなのか、手すりも付けられています【紀伊田原駅〜清水峠〜紀伊浦神駅】
奥の谷踏切前に出てきました。駅に立ち寄るつもりでしたが、熊野古道は駅裏の道へと案内されているので、駅はパスしました
【紀伊田原駅〜清水峠〜紀伊浦神駅】
2022年02月23日 13:53撮影 by  ,
2/23 13:53
奥の谷踏切前に出てきました。駅に立ち寄るつもりでしたが、熊野古道は駅裏の道へと案内されているので、駅はパスしました
【紀伊田原駅〜清水峠〜紀伊浦神駅】
ちょうど駅裏を通過します
【紀伊浦神駅裏手にて】
2022年02月23日 13:55撮影 by  ,
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2/23 13:55
ちょうど駅裏を通過します
【紀伊浦神駅裏手にて】
駅の東側、田無踏切まで小路は続いています
【紀伊浦神駅〜浦神峠〜太地駅】
2022年02月23日 13:57撮影 by  ,
2/23 13:57
駅の東側、田無踏切まで小路は続いています
【紀伊浦神駅〜浦神峠〜太地駅】
踏切前にある海蔵寺さんを覗くと…
【紀伊浦神駅〜浦神峠〜太地駅】
2022年02月23日 13:57撮影 by  ,
1
2/23 13:57
踏切前にある海蔵寺さんを覗くと…
【紀伊浦神駅〜浦神峠〜太地駅】
梅が花を咲かせていました。というか、すでに散り初めくらいです
【紀伊浦神駅〜浦神峠〜太地駅】
2022年02月23日 13:58撮影 by  ,
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2/23 13:58
梅が花を咲かせていました。というか、すでに散り初めくらいです
【紀伊浦神駅〜浦神峠〜太地駅】
田無踏切でちょうど”パンダくろしお”がやってきました。まさにパンダ顔です
【紀伊浦神駅〜浦神峠〜太地駅】
2022年02月23日 13:59撮影 by  ,
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2/23 13:59
田無踏切でちょうど”パンダくろしお”がやってきました。まさにパンダ顔です
【紀伊浦神駅〜浦神峠〜太地駅】
山側へと進むと、やがて未舗装路となります。さらに進むと林道から熊野古道が分かれます
【紀伊浦神駅〜浦神峠〜太地駅】
2022年02月23日 14:11撮影 by  ,
2/23 14:11
山側へと進むと、やがて未舗装路となります。さらに進むと林道から熊野古道が分かれます
【紀伊浦神駅〜浦神峠〜太地駅】
休平とあります。同時に浦神峠ともあります。確かに急な登坂を終えた平たい場所なのでもっともなお名前です【紀伊浦神駅〜浦神峠〜太地駅】
2022年02月23日 14:23撮影 by  ,
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2/23 14:23
休平とあります。同時に浦神峠ともあります。確かに急な登坂を終えた平たい場所なのでもっともなお名前です【紀伊浦神駅〜浦神峠〜太地駅】
(振り返って撮影しています)
ここも古い石段の痕跡が見られます
【紀伊浦神駅〜浦神峠〜太地駅】
2022年02月23日 14:35撮影 by  ,
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2/23 14:35
(振り返って撮影しています)
ここも古い石段の痕跡が見られます
【紀伊浦神駅〜浦神峠〜太地駅】
(振り返って撮影しています)
山道はここで終わり。林道に合流します。先ほど分かれた林道ですが、林道はトンネル崩落で通り抜けできないとのこと
【紀伊浦神駅〜浦神峠〜太地駅】
2022年02月23日 14:45撮影 by  ,
2/23 14:45
(振り返って撮影しています)
山道はここで終わり。林道に合流します。先ほど分かれた林道ですが、林道はトンネル崩落で通り抜けできないとのこと
【紀伊浦神駅〜浦神峠〜太地駅】
ここからは車通りも認められる道に合流です
【紀伊浦神駅〜浦神峠〜太地駅】
2022年02月23日 14:51撮影 by  ,
2/23 14:51
ここからは車通りも認められる道に合流です
【紀伊浦神駅〜浦神峠〜太地駅】
舗装路を行きますが、こういったところが却って迷いやすいように思います。だからなのか、しっかりと標示があります
【紀伊浦神駅〜浦神峠〜太地駅】
2022年02月23日 14:56撮影 by  ,
2/23 14:56
舗装路を行きますが、こういったところが却って迷いやすいように思います。だからなのか、しっかりと標示があります
【紀伊浦神駅〜浦神峠〜太地駅】
平たい道端に埋め込まれた三角点。この道の通ではないので詳しくは知りませんが、あまり見かけない光景に感じました
【紀伊浦神駅〜浦神峠〜太地駅】
2022年02月23日 14:58撮影 by  ,
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2/23 14:58
平たい道端に埋め込まれた三角点。この道の通ではないので詳しくは知りませんが、あまり見かけない光景に感じました
【紀伊浦神駅〜浦神峠〜太地駅】
最後は山際の歩行者道を行きます
【紀伊浦神駅〜浦神峠〜太地駅】
2022年02月23日 15:04撮影 by  ,
2/23 15:04
最後は山際の歩行者道を行きます
【紀伊浦神駅〜浦神峠〜太地駅】
朝は直進して中里から八朗峠を目指した分岐点。その分岐点まで帰ってきました
【紀伊浦神駅〜浦神峠〜太地駅】
2022年02月23日 15:06撮影 by  ,
2/23 15:06
朝は直進して中里から八朗峠を目指した分岐点。その分岐点まで帰ってきました
【紀伊浦神駅〜浦神峠〜太地駅】
県道にも忘れていないよとばかりに大辺路の標示が時々現れます
【紀伊浦神駅〜浦神峠〜太地駅】
2022年02月23日 15:11撮影 by  ,
2/23 15:11
県道にも忘れていないよとばかりに大辺路の標示が時々現れます
【紀伊浦神駅〜浦神峠〜太地駅】
朝は写真左手から現れました。今はこのまま道なりに進み太地駅を目指します
【紀伊浦神駅〜浦神峠〜太地駅】
2022年02月23日 15:12撮影 by  ,
2/23 15:12
朝は写真左手から現れました。今はこのまま道なりに進み太地駅を目指します
【紀伊浦神駅〜浦神峠〜太地駅】
最後の最後でようやく太地町に入ります。太地はクジラで有名な小さな町です
【紀伊浦神駅〜浦神峠〜太地駅】
2022年02月23日 15:31撮影 by  ,
2/23 15:31
最後の最後でようやく太地町に入ります。太地はクジラで有名な小さな町です
【紀伊浦神駅〜浦神峠〜太地駅】
朝クルマを下りた太地駅前に戻ってきました
【太地駅にて】
2022年02月23日 15:34撮影 by  ,
2/23 15:34
朝クルマを下りた太地駅前に戻ってきました
【太地駅にて】
番外編です。帰途、「ぶつぶつ川」に立ち寄りました
【那智勝浦町の玉の浦にて】
2022年02月23日 15:59撮影 by  ,
2/23 15:59
番外編です。帰途、「ぶつぶつ川」に立ち寄りました
【那智勝浦町の玉の浦にて】
写真の通り、日本で一番短い二級河川です。最長も和歌山県にある日高川で、ぶつぶつ川の一万倍以上の長さになります
【那智勝浦町の玉の浦にて】
2022年02月23日 16:00撮影 by  ,
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2/23 16:00
写真の通り、日本で一番短い二級河川です。最長も和歌山県にある日高川で、ぶつぶつ川の一万倍以上の長さになります
【那智勝浦町の玉の浦にて】
なんと川の端から端までが一枚の写真に入ってしまいます
【那智勝浦町の玉の浦にて】
2022年02月23日 16:00撮影 by  ,
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2/23 16:00
なんと川の端から端までが一枚の写真に入ってしまいます
【那智勝浦町の玉の浦にて】
源流点ですが、湧き水なんでしょうね。溜水のようにも見えてしまいますが…
【那智勝浦町の玉の浦にて】
2022年02月23日 16:01撮影 by  ,
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源流点ですが、湧き水なんでしょうね。溜水のようにも見えてしまいますが…
【那智勝浦町の玉の浦にて】

感想

 予定の多い2月唯一の山行き日。天気予報を見た結果、南に向かうことにした。風の強さが心配だったので潮岬は先送りし、八郎山を含むルートに行くこととした。この付近で熊野古道大辺路は二手に分かれており、八郎山を通る直線的なルートと起伏の少ない海沿いルートとがある。今回は紀伊田原駅を折り返し点として両ルートを周回することとした。
 朝和歌山を車で出て、ほぼ見込み通りに太地駅に到着。本数の少ないJRの普通列車に乗り、隣の湯川駅へ。今日はここが出発点。湯川駅から僅か歩いた二河川の橋の手前で熊野古道に合流する。しばらくは舗装路で二河川を遡るがほどなく山道の入口。二河峠へは植林帯を緩やかに上り尾根へと到達すると、まさに峠という風情の二河峠。峠で山の反対側が見えると、そこには山中には似つかわしくない広々とした工事現場。おそらく津波対策での施設移転か避難施設の建設だろうか、まだ建物の姿がないので何ができるのかは不明だが、古道の眼下というのはちょっと残念だ。
 建設現場の奥地の建物を過ぎ、再び山道を下降し与根河池へ。冬故か池はほぼ干上がっており、そのせいで池なのか川なのかも見分けがつかない。池を縫うように走る遊歩道を進みゆりの山温泉手前で市屋方面へと舵を切る。国道バイパスをくぐり峠へと登る。峠には地蔵がある。峠からは急な下りで一気に市屋の集落へ。廃屋もある小さな集落の並びの中に太田神社もある。川と同じ名前を持つくらいだが小さなお社だ。車道伝いに太田川を渡り、やがて浦神峠への道を分け、ついには中里集落ではこちらも分岐側へと進む。分岐点にある中里集会所は古い建物をリフォームしながら使っているようで風格がある。
 八郎山へと進むが、峠を越える車道を造っている最中のようで、ダンプカーなどが真横を行き交う。子抱地蔵を過ぎ工事現場を脇道で迂回しながら先へ。やがてまだ工事中のトンネルポータルを見ながら山道へ。直線的にずんずんと高度を上げる道を進むと意外にもすぐに八郎峠へ。本日一番高い峠だが、それでも標高180m程度だ。確かにすぐ着くはずだ。
 一旦古道を離れ八郎山山頂へ。急な痩せ尾根を進み山頂へ。なんと360度の展望だ。光ヶ峯、妙法山、大雲取越、峯山といった比較的近いところの高山ははっきりと分かるが、大塔山系はどれがどれだかわからない。勝浦から串本にかけての海が手近に見えるのも珍しく素晴らしい。
 まだ展望を楽しんでいてもよかったのだが、ちょうど後続のお二人が現れたので場所を明け渡して先へと進む。
 峠へと戻り、田原に向けて下降する。途中の標示すらあまりなく、視界が開けるのも一度きり。一気に下降した。
 上田原の集落からはまたもや車道歩き。佐部ノ口で古座から来る県道と合流し、国道42号へと向かう。踏切手前で踏切音と列車の通過音が聞こえる。少ない本数の列車が行ってしまったようだ。前回のように、要所要所で電車が来るといった幸運は続かないようだ。
 国道に出て紀伊田原駅へ。ほんとうは駅まで行く必要はないのだが、歩くルートが繋がるように駅までは歩くこととした。
 駅にて昼食。誰もいないと思ったら、駐車中の車の中にも人。駅舎の中にも電車時間を調べる人。この駅で3人も見かけるのは限られたタイミングを除けば滅多にないことだろう。それくらいに閑静なところだ。人はいても、独り占めの空間で昼食を摂ることはできるほどのことなので、予定通りに食べる。食べてからは先ほどの国道分岐点へと戻る。
 古道マップによると、堂道交差点付近は地下道や遊歩道を案内されており、道を見失いやすそうだ。
 駅からは北側歩道を使ってきたが、堂道交差点で南側へと渡ると遊歩道への案内をしている。案内通りに地下道をくぐり遊歩道を進む。遊歩道は国道と並行に着けられており、湿原を横目に見ながら進む。湿原の反対岸には線路が走っている。
 やがて遊歩道は尽きて国道へと合流するが、国道には残念ながら歩道がない。結構スピードの出た車が脇を通るがこちらは注意深く歩くよりない。そのままJRを乗り越し清水峠西口へ。
 そこからは山道へ。清水峠はさほどの標高でもないのですぐに着く。峠の東口側の石段は古のものが残っているようだ。
 山道は意想外に昇降しながら続いていき、やがて突然に視界が開けると津波避難小屋の前。避難小屋としているだけのことはあって、そこからは簡易舗装された細道を下降する。老人向けなのか、坂道には手すりも付けられている。
 降りきると奥の谷踏切。当初は紀伊浦神駅で一旦休憩のつもりだったが、現地の案内によると熊野古道は浦神駅前は通らず、駅の裏手の細道がそれであるようだ。その案内に従い駅を裏手からやり過ごし駅東にある田無踏切へ。一息入れていると、ちょうど踏切が降下。やがて「パンダくろしお」がやってきた。
 列車通過を見てから山側へと進む。林道のようだが、那智勝浦町へと抜けるトンネルが崩落していて車は通り抜けができないようだ。それを伝える標示には、わざわざ熊野古道で峠は越えられるといてある。丁寧な説明だ。
 崩落のためかどうかは判らないが車一台すら通らないその林道を進み、途中で熊野古道は山道へ。急な登りが暫く続き、飽きた頃に峠に到着。林道からの入口に示されていた「休平」もまさにここのことであったようだ。
 休平は標高約140m。そこからは一気に下り、先ほどの林道の那智勝浦町側で再び合流。あとは車道を歩きを続けて太地駅へ。帰りもちょうど電車が来る時間だった。

 帰り道で、玉の浦のぶつぶつ川に立ち寄り。名前にも興味を惹かれるが、長さが日本一短いというのが面白い。行ってみると、確かに一目の中に納まってしまう川だ。
 最長の二級河川も和歌山県にある。山深い和歌山、さすがに奥が深いと改めて思った。


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