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Yamareco

記録ID: 4050103
全員に公開
山滑走
谷川・武尊

谷川岳 一ノ倉沢 4ルンゼ スキー滑走

2022年03月05日(土) [日帰り]
情報量の目安: A
都道府県 群馬県 新潟県
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
08:01
距離
12.8km
登り
1,627m
下り
1,619m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:21
休憩
0:36
合計
7:57
距離 12.8km 登り 1,627m 下り 1,619m
3:51
25
スタート地点
4:16
4:17
48
5:05
5:05
28
6:05
6:06
31
6:37
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21
6:59
7:02
20
7:22
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12
7:34
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3
7:37
7:44
49
8:33
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19
8:53
8:57
1
8:58
9:19
66
10:26
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9
10:35
11
10:46
28
11:14
11:14
39
天候 快晴、稜線は微風。
過去天気図(気象庁) 2022年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
天神尾根は日射影響で固く、上部はクトー使用。オキの耳〜一ノ倉岳まではアイゼン、シートラ。
一ノ倉沢4ルンゼ(本谷)、一ノ倉岳ピークから落ちる顕著なライン。
8
一ノ倉沢4ルンゼ(本谷)、一ノ倉岳ピークから落ちる顕著なライン。
4時前に駐車場発
2022年03月05日 03:52撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
2
3/5 3:52
4時前に駐車場発
1時間程で天神平。まだ暗い
3
1時間程で天神平。まだ暗い
熊穴沢避難小屋通過、日の出。
2022年03月05日 06:13撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
2
3/5 6:13
熊穴沢避難小屋通過、日の出。
風もなく、素晴らしい朝。良い日になる気がする
2022年03月05日 06:25撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3
3/5 6:25
風もなく、素晴らしい朝。良い日になる気がする
天神尾根が桜色に染まって美しい。雪面は固く、クトーでも一部厳しい箇所があった
2022年03月05日 06:24撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
2
3/5 6:24
天神尾根が桜色に染まって美しい。雪面は固く、クトーでも一部厳しい箇所があった
谷川ピーク手前で小屋泊?の方々とスライド。ここまで3時間半程、順調
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谷川ピーク手前で小屋泊?の方々とスライド。ここまで3時間半程、順調
オキの耳を超えると一ノ倉沢が眼前に。4ルンゼは面ツルだが硬そうに見える
2022年03月05日 07:39撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
4
3/5 7:39
オキの耳を超えると一ノ倉沢が眼前に。4ルンゼは面ツルだが硬そうに見える
9時に一ノ倉ピーク。上部ブッシュ帯を偵察すると、雪面は思ったほど固くなく安定している
2022年03月05日 09:08撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3
3/5 9:08
9時に一ノ倉ピーク。上部ブッシュ帯を偵察すると、雪面は思ったほど固くなく安定している
ブッシュ帯の中からドロップ。上部は45°程、表層の雪は柔らかいが下に硬い層があり緊張する
2022年03月05日 09:41撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10
3/5 9:41
ブッシュ帯の中からドロップ。上部は45°程、表層の雪は柔らかいが下に硬い層があり緊張する
左に屈曲した当たりから少し斜度が緩み、雪が良くなった。気持ちの良い滑走
2022年03月05日 09:46撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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3/5 9:46
左に屈曲した当たりから少し斜度が緩み、雪が良くなった。気持ちの良い滑走
斜度は引き続きあるものの、斜面が広いのでありがたい
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斜度は引き続きあるものの、斜面が広いのでありがたい
右に屈曲しつつラインが狭くなり、上部からも見えたF4の氷瀑へ
2022年03月05日 09:48撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
4
3/5 9:48
右に屈曲しつつラインが狭くなり、上部からも見えたF4の氷瀑へ
氷瀑は露出していたが、左壁側の雪壁はしっかりと埋まっていた。ダブルアックスに切り替えて下降
2022年03月05日 10:01撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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3/5 10:01
氷瀑は露出していたが、左壁側の雪壁はしっかりと埋まっていた。ダブルアックスに切り替えて下降
この辺りから側壁の小さな雪崩が頻発する。狭い谷を抜けると、視界が開けクレバス帯へ。
2022年03月05日 10:25撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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3/5 10:25
この辺りから側壁の小さな雪崩が頻発する。狭い谷を抜けると、視界が開けクレバス帯へ。
クレバスの繋がっている箇所を縫うように。視界がない場合かなり厳しそう。
2022年03月05日 10:27撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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3/5 10:27
クレバスの繋がっている箇所を縫うように。視界がない場合かなり厳しそう。
最後は綺麗な雪面を一ノ倉沢出合まで。やや重い雪だが、気にならない。
2022年03月05日 10:31撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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3/5 10:31
最後は綺麗な雪面を一ノ倉沢出合まで。やや重い雪だが、気にならない。
滑走終了して出合にて。滑れて本当に良かった…👏
2022年03月05日 10:39撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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3/5 10:39
滑走終了して出合にて。滑れて本当に良かった…👏

感想

谷川岳の代名詞とも言える一ノ倉沢の大岩壁、その本谷である4ルンゼは夏季は沢登りの登攀対象になっているルート。
昨年から谷川(マチガ沢)に山スキーで何度か通う中で一ノ倉沢を滑ってみたいという想いが募り、今回トライしてきました。

今シーズンは例年より雪が多く、核心のF4や下部クレバス帯はコンディションが良いと想定。また3月で気温が上がっており、雪崩リスクを避けるため出来るだけ早い時間に滑走、一方で急斜のためある程度は日射が入った9時半頃のドロップを計画。

早朝4時前スタートで天神尾根経由でシールハイク、途中からはクトーが必要に。前日に日射が強く入り、雪面は天神尾根の南面側もかなり固いので4ルンゼ(南面向き)もコンディション微妙か。
7時半くらいにほぼ想定通り、谷川岳ピーク着。オキの耳から先は4ルンゼを偵察しながら一ノ倉岳までアイゼン・シートラ。下部に氷が出ているのが見え、やはりルンゼ内は雪が硬そうな様子。

一ノ倉ピークに着き、上部ブッシュ帯を偵察すると懸念した程は雪面も固くなく安定したコンディション。ドロップを決め、9時半過ぎに滑走開始。上部ブッシュ帯からしばらくは固い雪面も表層は緩んでおり、気をつけて落としてゆく。左に屈曲するあたりから雪が良くなりパウダーも残っていた。
F4は氷が一部出ていたが、滝左側に雪がしっかり付いており、ダブルアックスに切り替えてクライムダウン。喉の部分の雪は固く、斜度もかなりあるため滑走通過は難しいと思われる。(更に遅い時間であれば緩むか)
この辺りから両岸の側壁から小規模なスラフが何度か発生し、急いで通過する。

ルンゼを抜け本谷が開けるとクレバスが連続。1つ1つの幅は飛べる程なものの、深さはかなり深い(底は見えなかった)。繋がった部分を探しつつ通過し、1箇所はジャンプで超えた。

眼前にはもう一ノ倉沢出合が目前に見えており、アルパインの偵察の人影も見えた。後はもう気持ち良く滑走するだけ。日射で少し重くなった雪も気にならないくらい、プレッシャーから解放されて清々しい気分。あっという間に出合に付き、滑走完了。

今年はやはり雪が多く、持参した40mロープやスクリュー等のプロテクション類は使用すること無く概ねスムースに滑走出来た。下部はかなり日射でデロデロになって不安定だったので、ドロップはもう少し早い方が良いかも。クレバス部分もあるので視界は必須と感じました。

約6年前に登山を始めた時、はじめて登山靴を買って歩いたのが谷川から一ノ倉岳、蓬峠の縦走路でした。その時に目にした一ノ倉沢の岩壁を、今回当時と同じメンバーで滑ることが出来た事は言葉に出来ない嬉しさがありました。

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