不遇な山、七時雨山
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- GPS
- 05:10
- 距離
- 9.4km
- 登り
- 666m
- 下り
- 653m
コースタイム
天候 | 曇りときどき薄日、のち雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
七時雨鉱泉で風呂(八幡平市民以外430円)、食堂(ラーメン、そば、カレーくらい)あります。 |
写真
感想
七時雨山は不遇な山である。無雪期には多くの人が登りに来るのに、車道が冬季閉鎖になるとぱったりと人が来なくなる。長い林道歩きが人を遠ざけるのだと想像できる。自分も単調な林道歩きは辟易する方だ。昨冬は長い林道歩きを快適にするため、山スキーで寺田口から登ったが、林道の傾斜が緩くて、スキーでも下りはたいして楽ではなかった。
地図を眺めていたら、南峰から南に延びている尾根がある。これを登れば長い林道歩きをしなくても済むのではないかと考えたのである。
ここ岩手県北部は昨年末から週末毎に天気が悪くなる。天気が良い日は仕事のある日。毎日天気図とにらめっこしているが、全然自分の休日と登山日和の一致する日がこない。2月11日は少し移動性高気圧が張り出してくるようだ。快晴にはならないが、そう天気も悪くないだろうと判断した。でも出来るだけ日本海から離れた所が良いだろうと考え、いくつかの計画の中で、七時雨山の計画を実行に移すことにした。天気の結果からいえば、自分ではもう少し青空が広がると想像していたが予想が外れた。やはり天気を読むの難しい。
今回初めて山でGPS機能を使ってみた。FieldAccessの東北太平洋版は復興支援のため無料であり、ある程度内陸部までカバーされていて、七時雨山周辺も使えるのである。ちょっとセコイかもしれないが。そして使った感想であるが、スゲーの一言である。確かにGPSはパーティに1台あれば道迷いには安心だろう。でもGPSを持ったからといって、地図とコンパスはいらないということにはならないと思う。機械は壊れる可能性がゼロではないから。
地図を読む楽しさは、この山にはどういったルートだったら登れるかとか、気になった場所、例えば登山道から外れた小さな湿原記号を見つけて、どんなところだろうかと想像する。そしてルートを考えて実際に行ってみるとか、っていうのが自分にとっては山の楽しみのひとつですね。
で、今回のルートの感想は、って? 気になる方は行ってみてください。人の来ない冬に行けば七時雨山も喜ぶかもしれませんよ。
コメント
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おはようございます。ankotaさん、久しぶりです。
七時雨、行ったんですね。私も、いままで繁沢から2回冬に行きましたが、誰にも会わず独り占め、気持ちのよい山です。
GPS, もっていますが、あんまり見た事が無いですね。たまに見て、GPSの現在地点が動いているのに感動するくらいです。
最近は、たしかに週末は荒れた天気です。もう春ですね。春山はどこかに行くのですか?
こちらこそご無沙汰してました。年末年始の南アは良かったようですね。
パミールさんのところだと七時雨山は北側からの方が良いのでしょうね。私の所からは南側からが便利です。昨年の1月はパミールさんの登った3日前に登ってました。
もうGPSやビーコンなどの機器は登山の標準装備になっているんですね。昨冬は裏岩手の大深岳から三ツ石山に向かおうとしましたが、稜線に出たら秋田側からガスが上がってきて小畚山の方角を隠してしまい、30分くらい待ってましたが、なかなかガスが切れず戻ってきました。ここの鞍部は狭い割に地形が複雑なんですよ。GPSを持っていれば行けたと思いますが、撤退したことは別に残念でも何とも思いません。山では全神経を張り詰めて危険を回避しなければなりません。GPSは進行方向の危険地帯を示してくれないし、ビーコンは雪崩を止めてくれませんからね。もちろんこれら機器が無意味だとは思いません。
今週末も天気が悪そうですね。また天気図とにらめっこしながら次の山を考えています。今のところ日帰り圏内しか行けないので近場だけです。
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