雲竜渓谷。車上がれず まさかの市街スタート
- GPS
- 08:38
- 距離
- 21.9km
- 登り
- 1,491m
- 下り
- 1,502m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
早朝、除雪前だったので林道が前輪駆動(チェーン装着)の軽では上がれず 神橋そばの鉢石市営駐車場へ駐車。 ゲートからはトレースがばっちり。 雲竜瀑への高巻は雪の付き方悪かった。てか、トレースなくちょっち苦労。アイゼン、ピッケルが使えないと落ちるかもしれん。といった状況 |
写真
感想
前から雲竜の存在は知っていて行ってみたかったけど、
河原に降りた後の道が複雑って噂により一人で行くのはチョット・・・と行けずにいた。
大雪直後にどこか行く?と冗談で聞くと、祝日が仕事休みとのことで、雲竜に決めた♪
東北自動車道や日光宇都宮道路の路面状況が心配だったけど、
なんとかノーマルタイヤで走れる状態になっていた(感謝)
夜11時に上今市駅に到着し、車中泊。
足元が冷たく白金カイロをシュラフに投げ込んでウトウト・・・。
今回も毎度のように全然熟睡できなかったよ。
朝3時起床の予定なのに、相棒は起きず、15分経ってから起こしてみた。
4時くらいに登山口に向けて車を走らせる。
コンビニ寄ったけど、中華まんは準備中↓相棒テンションガタ落ち。
たまり漬けつるやでチェーンを付けて、林道へGO!
って気合十分だったのに、数100mで前に進まなくなり、後退。
敢え無く市営駐車場からスタート。
準備していたら、足の指がめっちゃ冷たい、凍傷になるんじゃないの?
と思ったが歩き始めたら全然問題なく。
林道歩きはとても長かったので、記憶から抹消しました。
氷の世界の渓谷歩きはめっちゃ楽しかった。
雲竜曝や胎内曝へは技量のない私は現地に行ってから判断と思っていたので
雲竜曝へのトラバースは1歩踏み込んだ時点で、危険と判断しました。
胎内曝へのトレースもなかったけど、試しに開拓してみた。
簡単なラッセルではなかったけど、慎重に歩を進めて大岩まで半分行ったところで
股下ラッセルから腹ラッセルまで深くなった時点で、戦意喪失。
行けたとしても賭け事であるので、安全を取って戻る。
12本爪アイゼンにも慣れたし、ガーミンGPSも使い方・位置精度が理解できた。
今回、大雪の後で氷も成長していたようだし、よい渓谷歩きになった。
渓谷に2時間ほどいたけど、林道歩きが6時間あったのは、記憶から抹消しておこう!
火曜日休みなんだけど どこか行かない?
硫黄、那須、雲竜、大菩薩、雲取山、日光社山、赤薙山…いろいろあるけど
じゃぁ、雲竜で。と、割りと軽いノリで行き先が決まる。
20:00 仕事終わりで回収してもらい 日光へ入ったのだが…
車が滝尾神社にすら辿り着けなかった(´・ω・`)
先週末の雪が除雪されず 轍がこんもりはっきり。軽の轍はなく腹すりズリズリタイヤも空転。
あらまぁ。前輪駆動の軽自動車では進めず鉢石市営駐車場へ
自販機もあり、無料で近くに公衆便所もあるので割といい。
そして、まさかの日光市街からのスタート。どっひゃぁ無駄に疲れるのぅ。
暗闇の中、山内を抜けていく。山内は東照宮付近の関係者の通勤やホテルがあるので
すでに除雪されていた。歩きやすい。林道に合流するとまた雪道になる。
はせさんにこのくらいならいける?と聞いてみるも怪しい。とのこと。
ほんなら無理しても仕方ないわな。
滝尾神社にはまだ駐車している車は見当たらなかった。そこからさらに進み
ゲート前に到着すると数台の車があり四駆ばかりだった。
装備を整え、登り方向のゲート脇を抜け道沿いに進んでいく。
三日前に雪がたんまり降っているというのにトレースは八ヶ岳のようにはっきりとついていた。
ここ数年の雲竜渓谷人気の高さがうかがえる。先月も遭難があったが
そろそろ落氷により大惨事が起きてもおかしくないなぁ(^_^;)
稲荷川展望台を過ぎると分岐があるのだが 分岐は小屋のある方への道を進む。
下り方向の道は雲竜へはいけない。日向砂防ダムへ行ってしまう。
先月の遭難はここを下り、曲り廊下へ行ってしまったのだろうなぁ。
元々目的だったのだろうか?50年以上前の情報だと林道ができる前は
曲り廊下の左岸を大高巻きして早川谷へと抜けたそうだ。
洞門岩からは早川谷ルートを選んだ。ここからアイゼン。まぁ、なくてもいいんだけど。
飽きてきたので気分を盛り上げるためにも装着。
早川谷ルートは渡渉や急な斜面の上り下りがあるので初心者は林道ルートで行くのがよいだろう。
時間は変わらないですしね。難所はない。
早川谷を奥まで詰めて(悪い渡渉多い。)小さい氷柱を見物してから林道終点へ上がった。
終点広場の階段は急!もぅ、階段というよりも坂だよ!坂!と毎度思う。
そこから広い河原を行くとすぐに『友知らず』へと到着。
ヤマレコなどで見た写真よりも氷が大きくなっている印象。
『ツバメ岩の大氷柱』は今年は2本しかなく それも小ぶりでしたが
今回初のはせさんは感激!うん。よかった。よかった。
だけれど、バンバカ落氷があり氷柱の下には入りたくない状態。
まだ、10時だというのに やはり太陽の力は偉大だ。
雲竜瀑はやはり細いままで滝壺へのトレースがなく。誰も取りついていないよう。
ふむ。雪の付きが薄そうな場所もあるけど いけそうだね。
取りついてみるとやっぱり雪が深かったり、つき方が悪かった。
初めのトラバース部分の後半が薄くてアックスとアイゼンをしっかりと利かせて進む。
この区間に入る前に、はせさんには無理と思う前に行ってねーといいた矢先に
ギブアップ宣言。まだ、難所の前だから下るのは問題ないだろう。と言うことで
ウチだけで滝壺を目指した。さて、トラバースを越えて滝壺に到着。
うん。ほっそーいwwwww
圧巻!!と言うには程遠い。初見ならば感動だろうけれど まぁさすがに
三度目となると この程度じゃ感動まではせんなぁ
下の広場に戻るとはせさんが予定していた先へ進んで戻ってきていた。
なにやら胎内滝に到着する前にかなり深いラッセルになったからあきらめたとのこと。
まぁ、溜まってる感じがあるしね。しゃーないしゃーない。
ウチも思ってたよりも高巻きで消耗したので今回はY字峡は諦めることに。
帰りは林道をひたすら市街まで歩いて帰りました。
12時を回っても雲竜を目指す方がいらっしゃいましたが…危ないので…
できれば12時には帰路につけるように計画してください。
林道の退避所への路上駐車はよくないなぁよくない。
滝尾神社がいっぱいになってしまったら鉢石市営駐車場、西参道市営駐車場を使いましょう!!
今回多数の退避所への路上駐車が見られました。車一台分の林道なのですれ違えなくなってしまいます。
退避所に止めたとて、市営駐車場との時間差は10分から15分程度。
山屋なら歩こうよ それくらい。
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