吹越烏帽子 縦走 吹越烏帽子〜御宿山〜八郎烏帽子

- GPS
- 30:56
- 距離
- 24.0km
- 登り
- 1,217m
- 下り
- 1,269m
コースタイム
07:44六ヶ所村大石運動公園
11:38吹越烏帽子
12:17P440
13:30P527.8
14:41P518
15:44御宿山
16:00天幕場所
2/23
06:00起床
07:50出発
09:00県道
09:49無名P
11:13八郎烏帽子
12:24県道P417
14:36国道338
| 天候 | 2/22快晴、無風 2/23曇り、無風 |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2014年02月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
| コース状況/ 危険箇所等 |
○道の状況 ・大石運動公園〜吹越烏帽子 スノーシューがほとんど沈まない、ただただ雪原を歩く。 林の中に入ると、登山靴が埋まるくらいの積雪。 吹越烏帽子から南東に延びる尾根へののぼりがかなり急。 吹越烏帽子へは東から細い尾根を上がります。 ・吹越烏帽子〜P440 吹越烏帽子から下りは、細尾根かつセッピが大きく張り出し慎重に進む必要あり。 降りきると、P440に向けて大きく方向が変わります。北西の支尾根に注意 P440間のコルは樹林帯で、雪の状態を見ると風も強いほうではなく、 天幕場所に適しています。 ・P440〜御宿山 P440とP527.8の中間の無名ピークの登りは、 急かつ太陽に熱せられて雪面の状態が悪く、 スノーシューの歯が利きませんでした。 雪の状態によってはもっとも雪崩の可能性が高い箇所。 左にトラバースして上がるのがよい。 無名PからP527.8は単純な尾根道、 ただし雪面を見ると、風紋ができており、天候によってはかなり風が強い場所と思われる。 P527.8過ぎるとまた大きく方向が変わります。 西に伸びる支尾根に注意(かなり惑わされそうな場所)。 下りきってからまた登り、今度は方角を東に向けます(ここは迷いそうではない)。 P518から東へ下る道、ここもかなり急。 また、方角も大きく変わるので注意(つい真っ直ぐ南の支尾根に行ってしまいそう) できるだけ北側を通り、北の斜面を意識すると正しいルートが分かりやすい。 ブロードなPを2つ過ぎ、東に向けば御宿山。 御宿山への登りも急、かつ雪がさらさらで登りつらかった。 主稜線上、御宿山への支尾根出会いあたりが天幕によい場所。 ・天幕場所〜県道179(P417) 激しいアップダウンはなく、方角の変化も無い。 稜線を歩けば県道に容易に着く。 太平洋が見下ろせながら歩けるのが良い感じ。 ・県道179〜八郎烏帽子 県道179を横浜町方面に進み、コル338付近から登ります。 県道179はふくらはぎまで埋まり、歩くのがつらい。 八郎烏帽子手前の無名Pも、八郎烏帽子もマツの樹林帯の中を進みます。 倒木が多く、迂回、踏み抜き等なかなか稜線通りに歩けないです。 また、八郎烏帽子は急な細尾根なので、 枝に引っかかるなどで転落に注意が必要です。 ・県道179〜国道338 県道はスノーシューが結構埋まり、日に照らされて雪が重いです。 忠実に県道をトレースするとかなり距離があります。 つづら折りを旨くショートカットすれば距離も短くなる。 また樹林帯のほうが雪がしまって歩きやすいです。 県道を進むと六ヶ所村泊地区に着きますが、 自分は下北交通バス停(やまいちホテル前)向かったため、 P211.6から東へ直進しました。 |
写真
感想
吹越烏帽子から北に延びる縦走路。
かつては整備されていたようだが、
吹越烏帽子山頂には「この先廃道」と掲示版がある。
むしろ好奇心をあおる危険な表示、
行くなら積雪期だなと思ってました。
去年同じ計画を立てて行ったが、途中で足が痛くて断念した山行。
今度こそはと心に決めて出発!
今回も積雪期のテント泊が初めてなので、
肩に食い込むザックのハーネスがきっつい。
ザックの重量は20kg程度だろうか…
(出発前にザック重量を確認しないことにしている)
さすがに日本酒四合ビン持っていくのはキツイと感じたので、
ペットボトルに入ったウィスキーにした。
ウィスキーは Alc/Weight レシオが高いね。うんうん
なるべく重量を抑えたはずなのに…
たった23gの忘れ物のせいで、
雲ひとつ無い青空の下、私は雪原で絶叫した。
出発2時間後、早い段階の発覚。
出発前日、忘れ物が無いように自作のチェックリストで二重確認している。
白菜、にんじん、えのき、もやし、スーパーで一人用にカットされた具材。
さらにつくねとうどん。
夕飯のメインディッシュは鍋である。
「エバラのぷちっと鍋」をご存知でしょうか?
一人用の使いきり濃縮鍋の素で、携帯に非常に便利。
これをうっかり忘れた。
携帯用補助バッテリー、無線機用予備バッテリー、ヘッデン用予備電池
こいつらより最も重要な鍋の素を忘れたー!
しかし、傷心のオイラを包む景色がそこにあった。
風力発電がある広い雪原はなかなか無い風景と思います。
吹越烏帽子からは遠くまで良く見渡せた。
東は太平洋、西に陸奥湾、その先の津軽半島、北はむつ市釜臥山。
2月にここまで天気が良いのは珍しく、季節の移り変わりを感じた。
吹越烏帽子からは初めてのルート。
視界がよければ迷う箇所はほとんどなく、
アップダウンもそれほど厳しくはない。
注意の必要な箇所をあえて言うならば以下の通り。
P440〜P527.8間の無名ピークの登りで雪崩の危険
P527.8過ぎの支尾根へルート間違え
P518の支尾根へルート間違え
と郎烏帽子の細尾根滑落
ジ道179ショートカット時の沢に入り込み
初めて冬のテント泊、
設営時、風が当たらない場所を優先したら、ちょっぴり傾斜のあるところしかなく整地に苦労した。
スノーシューで整地した後、竹ペグ埋めようとつぼ足でうろついたら、
せっかく整地した場所がでこぼこになり、しょんぼり…
スノーシューまたつけるのがいやで、そのままテント設営。
料理するときバーナーがグラつきビビリ鍋。
ビビった割に質素鍋。
テントを撤収するとき、竹ペグを埋めた雪面が思っていたより堅くなっていた。
スコップで周りの柔らかい雪から掘り出し、
竹ペグを雪の塊から探していたらスコップでかち割ってしまった。
もっと標高の高いところであれば、ペグ回収が不可能なこともあるのですかね。
ペグのコスパと環境負荷低減を考えなければ。
今回の山行はかなり満足。
しかし、今後もっと標高が高いところをターゲットにするなら、
また重量が増えるし、技術も必要。
ちょっとづつ前に進もう。
鍋が出来上がる待ちながら、
「鍋の素忘れたー」と彼女にメールしたら、
「お肉と野菜の力を信じて!きっと良い出汁が取れるわ」と帰ってきた。
お…おう!信じるぜ〜信じたぜ
結果、質素だったけど、とても旨かったぜ。
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