四ッ岳 ラストパウダーか?
- GPS
- 09:10
- 距離
- 13.3km
- 登り
- 1,624m
- 下り
- 1,615m
コースタイム
天候 | 曇り&晴れ 山頂強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
【駐車場〜大滝川渡渉点】 ・最初の急登は沢筋から登った。ガリの上に10〜15僂離僖Δ覇餤掘クトーで登ったがツボの方が安全、安心、早い。 ・渡渉点のSBしっかりしていた。台地へもモンキーでスキーのまま登る。 ・常にガリ上のパウ。ジグっても谷脚が滑るのでクトー着けっ放し。 【大滝川渡渉点〜トラバース(E2350付近)】 ・先行スキーヤーは沢沿いを進んだ様子。自分は尾根側に取付きラッセル。 ・2050くらいで先行者のトレースが右手に見えたので利用する。 ・尾根を2350まで進んで失敗。なぜか毎度このルートを取ってしまう。 【トラバース(E2350付近)〜四ッ岳山頂】 ・最初はスキーでトラバースできたが途中から下地がパウ+ガリ+ザラメで危険な状態。灌木を利用してシートラに換装しツボで斜面に張り付きダブルウィペットで突破。 ・下地が硬い所もあるので更に先の白樺を利用してアイゼン装着。 ・2370の安全地帯でスキーに換装。 ・山頂までガリとパウのミックス。 【滑走】 ・山頂直下はパウとガリのミックス。岩を避けながら慎重に。 ・大斜面はスキーヤーズライトの方がパウがある。 ・1800くらいで沢の右岸からのデブリあり。左岸はデロデロ流れる。 ・大滝川渡渉点へはスキーのまま下降出来るがツボが無難。 ・台地への登り返しも意地でシールで登ったがツボが無難。 ・最初の急登部は最頂部から沢筋に入ったが右岸から沢芯までは全てデロデロ流れた。 |
写真
感想
例年2月中旬から3月中旬までは仕事の繁忙期、今年は例年以上の多忙となった。
2月は地元でも降雪が多く、日々仕事の予定変更でバタバタ。加えて診療で初めて医者からガンかも?と言われメンタルがやられてしまった。検査の結果ガンでは無く安堵。
そんなこんなで1か月超スキーどころではなかったが、仕事も一段落したので休暇を取得し四ツ岳へ。前日までの降雪もありラストパウダーに期待した。
平湯キャンプ場駐車場に到着すると駐車車輛は1台。薄明るい5時20分過ぎ元気よくスタート。新雪ノートレースをプチラッセル。最初の急登手前で先行スキーヤーのトレース出現し、急登を沢筋からツボで直登していた。自分はクトー装着でジグりながら登ったが、ガリ上パウでクトーの効きが悪くジリジリと登って行く。ツボが正解ですね。
一旦クトーを外すが次の急登もシールだけでは登れず再度クトー装着。ここも先行スキーヤーはツボで登っていた。今日は全てクトーで突破してやると変な決心をする。
大滝川の渡渉は崩落地からシールのまま降りたが、クトー装着状態で滑るのが怖かった。SBは雪量豊富でしっかりしていた。SBを渡ってすぐの斜面から樹木の枝を掴みスキーのまま登り上げる。
台地に登り上げたら尾根から登る。1750m台地で少しアップダウンを作ってしまったので帰りは手漕ぎが入るな。その先で先行スキーヤーのトレースに乗る。暫くすると予定ルートより西寄りだったので1900mくらいから東寄りに独自ラッセルで進路を取る。ラッセルは踝下程度。相変わらず谷スキーがズリズリして疲れる。そして珍しく腹も減ってきた。ふと西を見ると先行者のトレースが見えたので再度便乗する。
2300mくらいでGPSを確認したら、いつものトラバースするルートだった。今回はこのルートを取らずに早い段階で沢から詰めたかった。
沢の段差を降りようとしたら20mくらい上部で先行者がシートラでトラバースをしていた。自分はスキーのままトラバ―スをする。パウ下のガリより下が柔らかく雪面がズレて安定しないので、50m進んだ先の灌木を拠り所にツボに換装。しっかりとブーツを蹴り込めば大丈夫そうなのでダブルウィペットを効かせてトラバース開始。30mくらい進むと下地も固くなり中々ブーツを蹴り込めなくなってきたので近くの白樺を拠り所に今度はアイゼン装着。前爪を効かせダブルウィペットで残り20mくらいをトラバースする。安全地帯まで進んだらスキー登行に換装。ここの100mくらいをトラバースするのに1時間も費やしてしまった。最初っからアイゼン装着で臨むべきだった。
大斜面をジグりながら登って行き、岩稜帯はパウとガリのミックスをクトーを効かせてガシガシ登る。
四ッ岳登頂〜。
山頂手前までほぼ無風だったが強風になった。ガスってはいないので眺望を楽しみパシャパシャしたら、一段下がった風下でシールを剥ぎ滑走準備をしてGO〜。
岩稜帯に向かって落として行く。多少ガリにも乗ってしまうがエッジの効きは良いので安心。岩を避けながらパウを繋いで慎重に滑る。
岩稜帯を抜けるとスキーヤーズレフトへ向かったが、パウとガリのミックスなのでライトへ方向転換。大斜面は、やや日射を受けているので少しもっさりしているが十分にパウ。樹林帯に入るとオープンバーンの面ツルも多くあり、雪質も良くめちゃめちゃ楽しい。沢筋に入れば3月下旬とは思えない雪質に歓喜し、シュプールを見返してニンマリする。今日は日射が少ないので標高を下げても雪は腐らずに残っていた。
1750mくらいで登りのトレースに合流。登行時にアップダウンを作ってしまったので若干手漕ぎで進む。渡渉点への下降もスキーのまま下りSBを渡ったらシールを着けて登り返し。変な所から取付いたのでシールで登るのに難儀したが意地でカニで登った。
最後の急斜面は沢筋の最上部からエントリーしたら速攻でデロデロ流れた。後はトレースに乗り駐車場までボブスレーで無事下山。
意地を張ってツボで登行せずシール&クトーでズリズリし、ルートミスでトラバースしたりと余計な時間が多かった。
久し振りの山スキーは下山したら脚は売り切れ状態でした。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
このシーズンに仕事の繁忙期とは、スキー愛好者にはなかなかですねw
最近レコ見て無かったんで、気になってたんですが、お元気で何よりでした。
ガンの疑いは命が縮みますね、脅かす医者ですね〜(笑)
お久し振りです。
今年は多くの降雪があり、厳冬期にパウ滑走をしたかったのですが。。。
2月は地元でも一晩で積雪25僂瞭もあり、週に何度も降雪がありました。
山でラッセルは出来ませんでしたが、仕事場、職場事務所、自宅で毎日の
ようにハンドラッセルしてましたよ。
これからは残雪期のザラメを多く楽しみたいですね。
因みにガンかも?と言われたのは、内臓循環器系では無く舌でした。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する