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Yamareco

記録ID: 4107572
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
九州・沖縄

白髪岳《九州百名山》

2022年03月20日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
04:18
距離
12.7km
登り
823m
下り
808m
歩くペース
とても速い
0.50.6
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:40
休憩
0:38
合計
4:18
距離 12.7km 登り 823m 下り 826m
6:40
18
第2炭山林道バス駐車場
6:58
7:01
38
7:39
9
P1374
7:48
12
8:00
8:07
25
8:32
8:36
32
9:08
9:10
10
9:20
9:22
26
P1304
9:48
10:05
15
陀来水岳
10:20
10:22
8
渡渉点
10:30
24
林道出合
10:54
10:55
3
10:58
第2炭山林道バス駐車場
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2022年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
あさぎり町上西から榎田大川筋林道を温迫峠を目指して走り第2炭山林道に入って林道ゲートが登山口
コース状況/
危険箇所等
国見山付近は低木帯
陀来水岳へは植生保護のネットの外を迂回しカヤの茂る中を行く
陀来水岳から林道への下山路は、もろく崩れやすい道
第2炭山林道バス駐車場
2022年03月20日 06:39撮影 by  ILCE-6500, SONY
3/20 6:39
第2炭山林道バス駐車場
猪ノ子伏(1,233m)山頂
3等三角点「猪ノ子伏」
2022年03月20日 06:58撮影 by  ILCE-6500, SONY
3/20 6:58
猪ノ子伏(1,233m)山頂
3等三角点「猪ノ子伏」
白髪岳自然環境保全地域の案内板
2022年03月20日 07:00撮影 by  ILCE-6500, SONY
3/20 7:00
白髪岳自然環境保全地域の案内板
冷え込み厳しく枝の先に出来た氷
2022年03月20日 07:13撮影 by  ILCE-6500, SONY
3/20 7:13
冷え込み厳しく枝の先に出来た氷
人の顔にも見えるサルノコシカケ
2022年03月20日 07:19撮影 by  ILCE-6500, SONY
1
3/20 7:19
人の顔にも見えるサルノコシカケ
「白髪岳はブナ群生地の南限です」
2022年03月20日 07:27撮影 by  ILCE-6500, SONY
3/20 7:27
「白髪岳はブナ群生地の南限です」
標高1,300mを超えると霧氷が見られた
2022年03月20日 07:36撮影 by  ILCE-6500, SONY
1
3/20 7:36
標高1,300mを超えると霧氷が見られた
南限の山毛欅林は霧氷で真っ白
2022年03月20日 07:36撮影 by  ILCE-6500, SONY
3/20 7:36
南限の山毛欅林は霧氷で真っ白
白髪岳(1,417m)も白くなり将に”白髪”の山
2022年03月20日 07:38撮影 by  ILCE-6500, SONY
1
3/20 7:38
白髪岳(1,417m)も白くなり将に”白髪”の山
P1391の手前に三池神社
2022年03月20日 07:46撮影 by  ILCE-6500, SONY
3/20 7:46
P1391の手前に三池神社
蛯の尻尾もしっかりと
2022年03月20日 07:51撮影 by  ILCE-6500, SONY
3/20 7:51
蛯の尻尾もしっかりと
元々は笹の茂る稜線だったようだ
2022年03月20日 07:54撮影 by  ILCE-6500, SONY
3/20 7:54
元々は笹の茂る稜線だったようだ
白髪岳(1,417m)山頂
1等三角点「白髪岳」がある
2022年03月20日 08:00撮影 by  ILCE-6500, SONY
3/20 8:00
白髪岳(1,417m)山頂
1等三角点「白髪岳」がある
山頂からは360°の展望
江代山(1,607m)
2022年03月20日 08:01撮影 by  ILCE-6500, SONY
3/20 8:01
山頂からは360°の展望
江代山(1,607m)
市房山(1,721m)
2022年03月20日 08:01撮影 by  ILCE-6500, SONY
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3/20 8:01
市房山(1,721m)
小白髪岳(1,183m)
2022年03月20日 08:01撮影 by  ILCE-6500, SONY
3/20 8:01
小白髪岳(1,183m)
国見山(1,229m)
2022年03月20日 08:11撮影 by  ILCE-6500, SONY
1
3/20 8:11
国見山(1,229m)
岩場が出現
2022年03月20日 08:21撮影 by  ILCE-6500, SONY
3/20 8:21
岩場が出現
国見山付近はバイケイソウの群落
2022年03月20日 08:27撮影 by  ILCE-6500, SONY
3/20 8:27
国見山付近はバイケイソウの群落
国見山(1,229m)山頂は樹林帯で展望なし
2022年03月20日 08:31撮影 by  ILCE-6500, SONY
3/20 8:31
国見山(1,229m)山頂は樹林帯で展望なし
白髪岳への登り返しは標高差200m余り
2022年03月20日 09:03撮影 by  ILCE-6500, SONY
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3/20 9:03
白髪岳への登り返しは標高差200m余り
1時間前は雲に覆われていた霧島連山が姿を現した
2022年03月20日 09:08撮影 by  ILCE-6500, SONY
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1時間前は雲に覆われていた霧島連山が姿を現した
陀来水山への指導標には「カヤの為歩行困難」とある
2022年03月20日 09:09撮影 by  ILCE-6500, SONY
3/20 9:09
陀来水山への指導標には「カヤの為歩行困難」とある
風が強く霧氷が落ち始めた
2022年03月20日 09:13撮影 by  ILCE-6500, SONY
1
3/20 9:13
風が強く霧氷が落ち始めた
P1304から白髪岳(1,417m)を望む
2022年03月20日 09:20撮影 by  ILCE-6500, SONY
3/20 9:20
P1304から白髪岳(1,417m)を望む
陀来水岳との鞍部から林道への下山路がある
2022年03月20日 09:40撮影 by  ILCE-6500, SONY
3/20 9:40
陀来水岳との鞍部から林道への下山路がある
林道への下山路から猪ノ子伏(1,233m)を見る
2022年03月20日 10:09撮影 by  ILCE-6500, SONY
3/20 10:09
林道への下山路から猪ノ子伏(1,233m)を見る
振り返ると陀来水岳(1,204m)
2022年03月20日 10:10撮影 by  ILCE-6500, SONY
3/20 10:10
振り返ると陀来水岳(1,204m)
撮影機器:

感想

 人吉から車を走らせ榎田大川筋林道に入ったが枝線の第2炭山林道は、カーナビの地図になく目的地設定に苦労した。炭山林道分岐で始めて「白髪岳6.2劬」の表示が現れた。第2炭山林道分岐にも「白髪岳→」の標識があった。これで安心と第2炭山林道をどんどん上がって行くと「バス駐車場 白髪岳の自然を守る山の会」と表示のあるスペースがあった。この先は落石があったりして走り難そうなので此の場所に駐車した。駐車地点は標高1,087mで寒い。
 登山準備を整え、さて登山道はと探すが何の表示もなく、林道跡があり尾根に沿って付けられているようなので辿って行くと尾根の両側に分かれてしまったので尾根に取付いた。下草も殆どなく問題なく猪ノ子伏(1,253m)に達した。3等三角点「猪ノ子伏」が設置され3方向から登山道があった。適当に登って来たが正規の登山道は別にあったようだ。これから進む登山道の他に北からの道もあったので地形図にある林道の谷から登ってくる点線道のようだ。
 此の山域は白髪岳自然環境保全地域に指定され保護活動が行われている。此の地は山毛欅の南限に位置し美しい群生林が見られる。樹木にはネームプレートが付けられ、ヒメシャラやツルアジサイ等、樹木の名前を教えてくれた。なだらかな稜線歩きから徐々に高度を上げてくると昨日厚い雲が掛かっていたのとの今朝の冷え込みで葉を落とした山毛欅林に霧氷が付き白い花を咲かせていた。P1374に乗り上がると白髪岳が視界に入り、益々美しい霧氷が山頂付近を包み将に白髪の山だった。稜線はまだらな樹木だけで開けていて気持ちよく歩くことができる。しっかりした祠の三池神社がP1391の手前にあった。
 P1391を越え最後の登りで白髪岳(1,417m)に達した。山頂からの展望は360°の眺めで江代山や米良三山、尾鈴山がしっかり見えた。霧島連山は残念ながら山頂部を雲が覆っていた。山頂には、1等三角点「白髪岳」が置かれ3方向に指導標があり、先ずは南東にある国見山(1,229m)に足を伸ばした。標高1,200mまで下っての登り返しなので帰りが辛そうだ。広い尾根をなだらかに下るので何処でも歩けてしまうので明確な踏み跡はない。標高 1,250m付近で珍しく岩場があり其を過ぎて暫くすると低木が密生したエリアとなり掻き分けて進んだ。こうなると歩くところは限られ道がしっかりしてきた。登り返しはバイケイソウの群生地で踏んづけないよう注意しながら進んだ。
 国見山(1,229m)山頂は、樹林帯で展望はなくすぐに引き返した。やはりピストンの帰りの登りは精神的にもキツイ。白髪岳に戻っても誰もいずP1374からの稜線にも人影はなかった。こんな素晴らしい山なのに誰も来ないとは勿体ない。振り返ると霧島連山の雲が薄れ高千穂峰は完全に露出し、韓国岳もかなり薄れて来た。指導標に従い西の尾根を下るが「カヤの為歩行困難」の注意書きがあった。振り返ると山頂の霧氷はまだ残っているが西尾根は風に吹かれて落ちだしている。P1304に到ると最後の白髪岳の勇姿を見て西へと下って行った。植生保護のフェンスを迂回してカヤの茂る稜線を下った。白髪岳分岐の指導標に書かれていた“歩行困難”の意味が分かったが斑に生えているのでそれほど問題はなかった。
 陀来水岳との鞍部に到ると林道への下山路が分岐し、50m程の登り返しで陀来水岳(1,204m)山頂に到った。3等三角点「陀来水」が置かれているが展望は得られなかった。栄養補給をして鞍部に戻り、林道への下山路を行くと柔らかい土が安定せず歩き難い。白髪岳から発する大淀川源流の谷を横断し、80m程対岸の斜面を急登し林道に乗り上がった。林道はまだ奥に続き大淀川源流の一滴まで行くことができるようだ。
林道を歩くと斜面が崩れ道に岩石の破片が幾つも転がり最早利用されていないようだった。軈て林道ゲートに達するとゲートの真ん前に車2台止められ、常識を疑いたくなった。そして此の場所が正規の登山口だった。駐車地点に戻ると車が3台増えていたが山中では誰とも会わなかった。今回の3日間の山行は全く人に会うことがなかった。コロナ禍では良しとすべきだろうが、少し寂しい。

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