熊野古道 伊勢路(伊勢神宮〜熊野速玉大社)3Days

2022年03月19日(土) ~ 2022年03月21日(月)

• GPS: 30:52
• 距離: 174km
• 登り: 4,515m
• 下り: 4,543m

コースタイム

1日目

• 山行: 10:24
• 休憩: 0:17
• 合計: 10:41

距離 72.0km 登り 896m 下り 723m

7:41 皇大神宮正宮
7:49 7:50 宇治橋
7:54 おかげ横丁
8:08 伊勢古市参宮街道資料館
8:28 8:31 豊受大神宮
8:56 8:57 渡会橋西詰
9:33 伊勢本街道/熊野街道分岐
9:35 田丸駅踏切
10:31 10:32 女鬼峠入口
10:39 10:42 轍跡
10:44 10:47 女鬼峠展望台
10:50 10:51 女鬼峠
11:53 バカ曲り
12:10 神瀬橋
12:18 殿様井戸
12:35 川添駅
13:18 13:19 大谷不動明王
14:47 三瀬坂峠
15:17 15:19 瀧原宮
17:00 高尾登山口
17:13 17:14 坂津登山口
17:57 大山内駅
18:22 梅ヶ谷駅

2日目

• 山行: 11:06
• 休憩: 0:34
• 合計: 11:40

距離 58.4km 登り 2,265m 下り 2,454m

6:33 梅ヶ谷駅
6:46 定坂公園
7:03 ツヅラト峠大紀町側登り口
7:14 7:18 ツヅラト峠
7:21 7:25 第二展望台
7:27 野面乱層積
7:43 ツヅラト峠紀北町側登り口
7:52 7:54 花広場
8:25 魚まち
8:37 長島造船
9:16 古里
9:27 若宮神社
9:41 9:45 三浦峠
9:53 9:54 熊ヶ谷橋
10:02 三野瀬駅
10:11 10:12 始神さくら広場
10:32 10:35 始神峠
10:55 宮谷池
11:03 始神峠東屋
11:09 馬瀬バス停
11:22 トロッコ道跡
12:14 相賀神社
12:18 高丸山登山口
12:39 12:40 馬越峠海山登り口
13:14 13:16 馬越峠
13:35 13:39 馬越公園
13:49 北川橋
14:04 14:05 やのはま道
14:22 八鬼山登山口
14:41 行き倒れ巡礼供養碑
14:47 籠立場
14:51 14:52 林道出合い
14:59 15:02 七曲がり
15:15 八鬼山桜茶屋一里塚
15:23 蓮華石と烏帽子石
15:30 九木峠
15:36 荒神堂
15:43 15:45 八鬼山
17:04 雁木付きの家
17:15 ヨコネ道
17:29 17:30 三木峠
17:54 羽後峠
18:13 賀田駅

3日目

• 山行: 8:07
• 休憩: 0:24
• 合計: 8:31

距離 43.5km 登り 1,377m 下り 1,376m

6:15 賀田駅
6:58 甫母峠
7:50 二木島
8:18 二木島峠
8:36 8:38 逢神坂峠
8:59 9:00 新鹿海岸
9:42 9:43 文字岩
9:59 10:01 大吹峠
10:19 大泊
10:23 熊野古道松本峠道 大泊登り口
10:34 10:41 松本峠
10:43 松本峠道展望台
10:47 10:48 熊野古道松本峠道 木本登り口
11:04 獅子巌
11:09 11:17 花の窟神社
12:54 12:55 跨線橋
13:31 紀宝町ウミガメ公園
13:58 首なし地蔵
14:44 14:45 熊野速玉大社
14:46 ゴール地点

天候

3日間とも晴れ時々曇り

アクセス

利用交通機関：

電車

スタート：近鉄鳥羽線「五十鈴川駅」
2日目スタート：JR紀勢線「梅ヶ谷駅」
3日目スタート：JR紀勢線「賀田駅」
ゴール：JR紀勢線「新宮駅」

コース状況／危険箇所等

全行程整備されており、危険箇所なし。
(2日目最後の羽後峠は、電車の時間の関係で不通過で、直下のトンネルを使っています。)

その他周辺情報

JR尾鷲駅前ビジネスホテルに２泊
※尾鷲駅を拠点に2日目・３日目のスタート地点まで電車移動

写真

3/19 7:51

伊勢神宮（内宮）で旅の安全祈願。ちょうど宇治橋鳥居と朝日がシンクロする中スタート。

3/19 7:55

まずは伊勢街道（古市参宮街道）を進みます。

3/19 8:32

伊勢神宮（外宮）を参拝。

3/19 9:06

熊野古道伊勢路には4�劼瓦箸防乎譴�ありました。目指す新宮まで162�劼良充─�

3/19 10:20

最初の峠「女鬼峠」を目指します。

3/19 10:51

女鬼峠は雰囲気ある切通し。

3/19 13:19

大谷不動明王。小さな社に小さな滝。小休憩。

3/19 14:38

三瀬坂峠へ向かいます。

3/19 14:48

三瀬坂峠を通過。

3/19 15:19

天照大神を祀る瀧原宮に立ち寄り。伊勢神宮と同じ空気感が漂っていました。

3/19 16:46

JR紀勢線と共に進みます。初日は梅ヶ谷駅まで。

3/20 7:04

2日目はツヅラト峠越えから。ここから世界遺産に指定されている区間が所々出てきます。

3/20 7:22

ツヅラト峠からの眺望。いよいよ伊勢から熊野に入ります。

3/20 7:30

野面乱層積み、崩れることなく道が保たれています。

3/20 7:44

ツヅラト峠の石畳。世界遺産指定区間。

3/20 9:10

峠を越えて海が見える古里の集落へ。

3/20 9:23

佐甫道展望台付近からの眺望。

3/20 9:48

三浦峠を越えて行きます。

3/20 10:17

ルート上には多くの幟や道標が立てられていました。

3/20 10:35

日本三景「松島」を思わせる眺望。始神峠付近。

3/20 10:46

シダシダな道が多かったです。

3/20 12:42

伊勢路で一番人気の馬越峠へ。多くのハイカーとすれ違いました。

3/20 12:53

雰囲気ある馬越峠へ向かう石畳の道。

3/20 13:16

馬越峠を越えて行きます。

3/20 13:30

雰囲気ある石畳の道が続きます。

3/20 13:32

尾鷲の街が眼下に見えました。

3/20 14:08

矢浜地区の熊野古道は、民家の間の細道を迷路のように通っていました。

3/20 14:56

伊勢路の最高点「八鬼山」（標高647m）を目指します。

3/20 15:01

難所七曲り。一気に標高を上げて行きます。

3/20 15:46

八鬼山頂に到着。

3/20 15:51

八鬼山頂を過ぎて桜の森広場からの眺望。

3/20 16:38

八鬼山からの下山中にある籠立場（街道通行中に籠を止めて休憩した場所）。

3/20 16:50

伊勢路最大の難所・八鬼山から無事下山。振り返って八鬼山方面。

3/20 17:41

三木峠・羽後峠エリアでは迷路のような猪垣（獣の侵入を防ぐために積まれた石垣）見られました。

3/21 6:22

3日目は前日のゴール地点：賀田駅からスタート。

3/21 6:31

曽根太郎・次郎坂で甫母峠へ向かいます。

3/21 6:44

行き倒れとなった方の慰霊碑。途中何箇所もあり、決して楽な旅路ではなかったのでしょう。合掌。

3/21 6:59

甫母峠を通過。

3/21 7:47

峠を越えて集落が見えてくるとホッとします。

3/21 7:51

伊勢路上にいることを確認。

3/21 8:10

二木島峠を向かいます。

3/21 9:17

トンネルを使えばすぐに次の集落へ行けますが、熊野古道はトンネルの上へと向かっています。

3/21 9:23

波田須の集落へ。人家の庭先を通るポイントもあるので、足早に通過。

3/21 9:25

鎌倉時代の石畳がある波田須の道。

3/21 9:33

存在感ある大木。絵になる集落風景が続きます。

3/21 10:28

いよいよ最後の峠「松本峠」へ向かう石畳の道。

3/21 10:38

松本峠展望台からの眺望。これから進む七里御浜を一望。

3/21 10:55

熊野市街地を進みます。

3/21 11:06

獅子巌。

3/21 11:14

日本最古の神社とも言われる花の窟神社。

3/21 11:19

イザナミノミコトの御陵でもある巨大な岩がご神体。拝殿も本殿もない原始的な形態をしています。

3/21 12:18

熊野の市街を抜けると、しばらく海岸線沿いを進んで行きます。

3/21 12:53

七里御浜で振り返ると、越えてきた山々が遠くに見えました。

3/21 13:59

ゴールの熊野速玉神社が近づいてくると、海岸線を離れ太平洋が一望できる高台の道を進みます。

3/21 14:19

ずっと目標としてきた標柱もこれが最後。あと2�劼泙任�ました。

3/21 14:37

熊野川を渡り、三重県から和歌山県へ。

3/21 14:43

熊野速玉大社に到着。

3/21 14:49

3日間無事に終えられた御礼と再訪できることをお願いして、今回の旅を終えました。

撮影機器：

SHV41 SHARP

感想

BATA5555

今回は熊野古道の伊勢路を伊勢から熊野へ、3日間かけて旅してみました。

古来より日本人の心の拠り所である伊勢神宮から、黄泉の国へ通じているとされた熊野へ向かう伊勢路には、人々のいろいろな想いや祈りが随所で満ちていて、生きているってことを、実感させてくれるような空気感が漂っていました。

伊勢路は、美しい自然の風景の中に、石畳、石仏、石碑や神社仏閣、人々の生活が溶け込み、すべてのものに神霊や霊魂が宿っているとする日本古来の宗教観を実感させてくれた、まさに信仰の道と言え、極上の旅をもたらしてくれました。