会津駒ヶ岳
- GPS
- 06:19
- 距離
- 12.6km
- 登り
- 1,254m
- 下り
- 1,250m
コースタイム
- 山行
- 5:09
- 休憩
- 1:08
- 合計
- 6:17
天候 | 快晴 山頂付近のみ微風。それ以外は無風。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
積雪はスキーをするには十分。雪質は全般にザラメで、つぼ足だと朝から潜る箇所が多かった。一部フィルムクラストやストップスノーもあった。 |
写真
感想
テニスコート近くの駐車場には5:28に到着。気温マイナス2℃と、この時期の檜枝岐村としては暖かめかもしれないが、最近暖かい陽気に慣れてしまったので寒く感じた。道中は道路が所々凍っていて、慎重な運転が必要だった。食事は既に途中の道の駅で済ませて来たので、残りの準備を手早く行って、5:38に行動開始。既に明るくライトは不要。少し国道を歩いた後夏の登山口へ通じる林道に入るが、この入口が雪壁のようになっていた。早朝で雪が硬いので、ステップは既にあったものの、滑りそうになる。慎重に上がって板を履きシール歩行開始。林道の雪は過去の同時期と比較しても多いように思う。今年はやはりどこも雪が多かったようだ。初めは林道を忠実に詰め、その後夏期の登山口の手前にある斜面に取り付く。例年ここでアイゼンに履き替えているのでそれに倣うも、先行者のトレースがなく、しかも雪が案外潜りやすくて苦労しながらの登りになる。雪が柔らかいならスキー+シールのままで登れば良かったかもしれない。同行のZさんも潜りながら苦労して登っている。二人とも汗をかきつつなんとか尾根に上がりひと安心。この時期尾根に上がった後雪割れが生じていることもあるが、今日の時点ではまだ見られなかった。とは言えしばらくシールで歩くには急な斜面が連続するので、アイゼン歩行を継続する。ヘリポート跡地付近まで上がると急斜面もなくなるので、ここで大休止しつつ、再度シール歩行の準備をする。ようやく背負っていたスキー板を下ろすことができた。ここからは比較的緩い斜面の連続。スキー+シールで特に問題なく距離と標高を稼いでいく。Zさんはここからスノーシューを履いていたが、途中で元のアイゼン歩行に戻していた。それほど潜らない雪質と判断したのだろう。積雪は相変わらず多く、どこでも登れるしどこでも滑れそう。しかし雪質は気温の上昇と日照により緩み始めていて、帰りの時間帯には湿気て重たくなりそうだった。
快晴無風の空の元進むと、左手側に燧ヶ岳が見えるようになってきた。今の時期にこの山に行くのは大変なので、5月になったらまたスキーで登りに行きたいと思う。更に進み森林限界を越えると、右手側に目指す会津駒ヶ岳の山頂方向が見えるようになってきた。見えてから山頂まで遠いので、ペースを乱さずに進む。樹林帯を出るとさすがに少し風が出てきたが、それでも火照った体を冷やすのにちょうど良い程度だった。このあたりからZさんが徐々に遅れ始めるが、ここまでくればあとは問題ないだろうと思い、先に進ませてもらう。駒の小屋は通り過ぎて最後の登りをこなす。山頂直下は一部硬い雪もあったが、それでもシールで登るうえで特に障害とはならなかった。9:32に無事会津駒ヶ岳の山頂に到着。4時間弱かかったが、久々の登山、久々の山スキーだったので良しとしよう。山頂からの眺めはやはり素晴らしく、今日は尾瀬の山や、新潟の山を一望できた。また、山頂の標識が完全に雪の下になっていて、全く見えない状態だった。天気快晴なので山頂を見落とすことはさすがになかったが、ガスが濃いときなどは困るかもしれない。積雪期に何度かスキーでこの山頂を踏んでいるが、山頂標が完全に雪に埋没していたのは今回が初めてかもしれない。山頂の景色を楽しんでいると、途中に荷物をデポして身軽になったZさんも上がってきた。睡眠不足のなかよく登ってきた。やればできる。
山頂はやはり無風とはいかなくて、微風が吹いていて少し寒さを感じたが、それでもジャケットを着てインナーグローブのみを着けていれば特に問題なかった。Zさんには座って休んでもらいつつ、自分は下りの準備をする。準備と休憩が終わった後、Zさんにはデポ地まで先に降りてもらい、それを追うように下山開始。山頂から滑ることができるのがこの山のいいところだと思う。雪質は思ったとおりザラメで、一部硬い雪もあったが氷ではなかったので滑る上で問題にはならなかった。Zさんと合流後駒の小屋まで歩き、ここで小休止後に再度滑走開始。一部ストップスノーがあって前にのめりそうになった。その後は快適ザラメ斜面が続いた。樹林帯に入っても快適な雪質は続いた。雪質が良いと余計な力が要らないためか、滑っていてもやはり楽だった。ところどころでZさんを待ちつつ滑り降りる。ぶなの林は樹間が適当で、ここもまた楽しかった。がしかし、標高が下がるとやはり湿気た雪が多くなり、重く感じるようになった。今日の気温と日照では致し方ない。転倒に注意しつつ下る。尾根は徐々に狭くなり、早朝に苦労して登った斜面に至る。ここは下りのほうが楽だった。Zさんはつぼ足アイゼンで下ったので、忠実に尾根に従ったところ、結構急なところで尾根から降りるハメになり苦労していた。結果論だけど、スキーの自分と一緒に降りてきたほうが楽だし安全だった。林道まで一緒に下り、ここから先はさすがに問題なかろうと思い先行させてもらう。つぼ足登山者の足跡でぼこぼこになった雪面を滑って国道との出合に到着。スキーを外し少し歩いて駐車場に11:54に到着。山中では見た人の数ほどはクルマは駐まっていなかったので、別の駐車場を利用したのかもしれない。後片付けをしていると、無事Zさんも到着。後半は沈む雪質に苦労したようだ。
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