薙刀山、日岸山
- GPS
- 08:48
- 距離
- 18.7km
- 登り
- 1,367m
- 下り
- 1,380m
コースタイム
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
薙刀山南面は雪割れ多く山頂へはシートラで笹薮を漕ぎ抜け、左側の段差の低い雪壁から登り上げた。 和田山牧場下の杉林は落葉や落枝が多くて滑り難く林道を滑走する方が楽だった。林道の雪割れは3か所ほどあった。 |
写真
感想
goedonさんの薙刀山のレコを眺めていた時、liliioさんから「薙刀山へ行きませんか」のLINE、即「行きたーい」で決まり。
ヒマだけは十分にあるので前日夕方、白山中居神社駐車場へ移動、由緒ある神社に参拝してから車中泊させて頂いた。
5時前にスキーを手に持って駐車場をスタート、小白山谷にかかる橋の手前でスキーを履き林道を進む。今朝はこの時期にしては冷え込みが厳しかったので雪面は固い。所々林道をショートカットし杉林の中を進む。
和田山牧場跡の縁へ登り上げると野伏ヶ岳が大きく現れる。今日の目的地薙刀山も見えるがまだ遠い。薙刀山山頂付近には大きな雪切れ、雪崩跡、クラックがある。両側をクラックに挟まれた間を登るのは避けたいな。雪切れしたところを突破するしかないか。
牧場跡を進み、雪に埋まった推高谷を渡り急坂を登って薙刀平へ出る。薙刀山が大分近づいてきた。
薙刀山山頂直下へ来ると雪切れは結構大きい。ここでシートラに形態変更し、念のためアイゼンもつけておく。
ここから薮に突入するもスキーやストックが下向きに生えたクマ笹に邪魔され中々上へ進まない。四苦八苦しようやく雪壁の下へ着いたが高さが2~3mほどあって登り口を探して右往左往、ようやく左側へ回り込んだ所から登り上げることができた。ここで20分は費やしてしまった。
薙刀山からの展望は素晴らしかった。登ってきて良かったと心から思う瞬間だ。山頂でのんびり1時間も過ごしてしまった。
十分満足し、これで下山かなとのんびり構えていたらliliioさんからまだ時間は早いし北面に素晴らしい斜面が待っていると甘く悩ましい誘い言葉。うーん(少し考える)、行きましょう!
まだ雪面は固くガリガリだったがいい斜面だった。
コルへ着くと、日岸山南面はザラメになっている。同じような甘い誘い言葉に負け、結局ここも登ることになった。
日岸山はすんなり登ることができた。山頂からは一段と近づいた別山など白山周辺の峰々に感動!
ここからの滑りはアッという間、ナイスザラメだった。
コルから3度目のシールを貼り薙刀山の肩へ登り返す。野伏ヶ岳山頂には大勢の登山者が見えるが薙刀山まで来る人は少ないようだ。
ここからの滑走もアッという間、もちろんナイスザラメ。
野伏ヶ岳の裾を巻き、推高谷を上手く斜滑降で横切り、牧場跡の池まで手漕ぎを交えて滑走し、巨木の近くで遅めのランチタイムをとる。
ここからはシールを貼るのも面倒だしツボ足でも沈まないのでシートラで牧場端まで移動。
ここで振り返り、これが最後だろうと野伏ヶ岳や薙刀山の姿をしっかり心に焼き付けた。
ここからは消化試合、杉林は杉の小枝や葉が散乱していて滑り難いので主に林道を滑り降りる。雪切れが途中3か所ほどあったが何とかスキーを脱がずに済ませた。大新橋から100mほど上でスキーを担ぎ、駐車場へ無事下山できました。
liliioさん今回も引率ありがとうございました。最高の山スキー行でした。
薙刀山からみたゲレンデのような日岸山へ行きたいと思っていた。できれば日岸山から北の谷を薙刀山末端まで滑り登り返すコースへも。薙刀山の頂上付近はクラックとブロック崩壊が凄い、今日は気温が低いから問題無し、頂上へ変なところからよじ登りる事を試みて20分間の藪漕ぎ格闘で体力消耗、ファントムさんが乗り上げる箇所を見つけてくれたので良かったけど、一人だったら諦めて帰ってたかも。薙刀山からカリカリの北面を滑り込み日岸山へ登りピークゲット、白山、別山、願教寺山、よもや太郎がドッカーんと見え感動の展望でした。南面の日岸山斜面はは最高のザラメで雄たけび滑走だった。薙刀平から推高谷を越え和田牧場跡でラ贅沢なランチタイム。てくてくシートラで末端まで歩き、和田牧場から下部は杉、杉、杉なので鼻がぐしょぐしょに。
薙刀山の展望も素晴らしくファントムさんは初の薙刀山で大展望に満足、腹一杯(腹一杯とのことだが登りもサクサク)とのお言葉であったが、だまくらかいて(笑、お付き合いただきました、同行ありがとうござました。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
今年の薙刀山のクラックはスゴイですよね。
雪は豊富なのでまだまだいけそうですが、
天気次第で一気に崩壊がすすみそうで恐ろしいです(;^_^A
レポ参考にさせていただきました、ありがとうございました。
本当に大きいクラックがたくさん、薙刀平から推高谷にも大きな雪崩痕がありました。今年は雪が多いですが、安全に楽しみたいと思ってます。背丈以上の密度高い藪を無駄にウロウロして1m登るだけで体力消耗、冬期限定の山と思い知りました。
コメントありがとうございます。そして薙刀山へ目を向けさせて頂き有難うございました。
あの崩壊部の凄さには驚かされました。goedonさんが行かれた時は視界もなく大変だったと思いますがこの日は天気が良かったので何とか登路を見つけることができました。
滑り降りた斜面も両側にクラックが入っていたのでそう遠くないうちに落ちるのでしょうね。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する