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Yamareco

記録ID: 4140560
全員に公開
山滑走
剱・立山

針ノ木峠越え〜黒部川横断〜大窓越え

2022年04月01日(金) ~ 2022年04月03日(日)
 - 拍手
moshikamesan その他2人
体力度
10
2~3泊以上が適当
GPS
32:38
距離
59.3km
登り
5,684m
下り
5,936m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
10:48
休憩
0:35
合計
11:23
5:35
80
日向山ゲート
6:55
6:55
288
11:43
12:18
55
13:13
13:13
6
13:19
13:19
49
14:08
14:08
170
16:58
中ノ谷出合
2日目
山行
9:41
休憩
1:04
合計
10:45
6:01
376
中ノ谷出合
12:17
12:37
29
13:06
13:27
114
15:21
15:41
12
15:53
15:53
5
15:58
15:59
21
16:20
16:21
5
16:26
16:26
3
16:29
16:29
5
16:34
16:35
2
16:37
16:37
9
16:46
宿泊地
3日目
山行
10:19
休憩
0:11
合計
10:30
5:37
6
宿泊地
5:43
5:43
103
7:26
7:27
26
7:53
7:54
379
14:13
14:15
101
15:56
15:59
0
15:59
16:00
0
16:00
16:00
0
16:00
16:03
3
16:06
16:06
1
16:07
16:07
0
16:07
ゴール地点
天候 晴れ/晴れ/晴れのちガス
過去天気図(気象庁) 2022年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス タクシー
日向山ゲートから扇沢までは雪なし(4/1)
馬場島まで除雪済み(4/3)
コース状況/
危険箇所等
今年は雪が多くて小黒部谷下部までの滑走チャンスと思いましたが、3月中旬の昇温による全層雪崩デブリのダメージが大きいですね。なかなか好条件に巡り会えずに残念。
予約できる山小屋
剱澤小屋
4/1 日向山ゲート
4/1 針ノ木雪渓下部の堰堤を越えていく。雪が多いです。
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4/1 針ノ木雪渓下部の堰堤を越えていく。雪が多いです。
4/1 針ノ木峠直下。
1
4/1 針ノ木峠直下。
4/1 針ノ木谷
4/1 狭い中間部ですが、スキーを脱がずに滑ることができた。
1
4/1 狭い中間部ですが、スキーを脱がずに滑ることができた。
4/1 蓮華岳からの本流との合流点。
4/1 蓮華岳からの本流との合流点。
4/1 黒部川に着いた!
2022年04月01日 14:15撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
4/1 14:15
4/1 黒部川に着いた!
2022年04月01日 14:18撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1
4/1 14:18
4/1 黒部川の徒渉。水はこんなものです。
3
4/1 黒部川の徒渉。水はこんなものです。
4/1 中ノ谷出合幕営地
1
4/1 中ノ谷出合幕営地
4/2 中ノ谷のゴルジュ。埋まっていました。
4/2 中ノ谷のゴルジュ。埋まっていました。
4/2 デブリ
4/2 中ノ谷を少し登ります。
4/2 中ノ谷を少し登ります。
4/2 P2056m西のコル
4/2 コルより御山谷
4/2 コルより御山谷
4/2 御山谷へ滑り降ります。
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4/2 御山谷へ滑り降ります。
4/2 一ノ越を目指して御山谷を登る
2022年04月02日 09:41撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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4/2 9:41
4/2 一ノ越を目指して御山谷を登る
2022年04月02日 10:31撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
4/2 10:31
4/2 一ノ越からの滑走。今回一番の斜面になった。
1
4/2 一ノ越からの滑走。今回一番の斜面になった。
4/2 雷鳥沢右岸尾根を登る。
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4/2 雷鳥沢右岸尾根を登る。
4/2 地獄谷の噴煙
4/2 白馬後立方面
4/2 剣沢を滑る。
4/2 長次郎谷出合。
4/2 長次郎谷出合。
4/2 二股上の幕営地
1
4/2 二股上の幕営地
4/2 星空がきれい。
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4/2 星空がきれい。
4/3 黒部別山
2022年04月03日 06:24撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
4/3 6:24
4/3 黒部別山
4/3 三の窓から小窓方面へ。
1
4/3 三の窓から小窓方面へ。
4/3 平の池へ。
4/3 八ツ峰
2022年04月03日 07:08撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
4/3 7:08
4/3 八ツ峰
4/3 大窓。この後登り返すとは思いもせずに通過。
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4/3 大窓。この後登り返すとは思いもせずに通過。
4/3 小黒部谷を下っていく。だんだんデブリが出てきます。
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4/3 小黒部谷を下っていく。だんだんデブリが出てきます。
4/3 小黒部谷ゴルジュ入り口。
4/3 小黒部谷ゴルジュ入り口。
4/3 とうとうデブリ帯を歩いて下るが...
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4/3 とうとうデブリ帯を歩いて下るが...
4/3 小黒部谷1000m付近。沢が割れている。下降をあきらめました。
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4/3 小黒部谷1000m付近。沢が割れている。下降をあきらめました。
4/3 小黒部谷の登り返し
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4/3 小黒部谷の登り返し
4/3 大窓を目指して登る。
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4/3 大窓を目指して登る。
4/3 大窓下の雪庇を慎重に越える。
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4/3 大窓下の雪庇を慎重に越える。
4/3 中仙人谷はほとんどガスの中で、写真は撮らず。
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4/3 中仙人谷はほとんどガスの中で、写真は撮らず。
4/3 白萩川
4/3 馬場島。山岳警備隊の皆さん、ありがとうございました。
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4/3 馬場島。山岳警備隊の皆さん、ありがとうございました。

感想

4/1 昨年より扇沢付近の雪は多い。毎年つらくなる針ノ木雪渓の登り。クラストの上に数センチの新雪が乗っているが、気温が低くて状況は安定している。針ノ木峠からの展望は良い。下りはじめはカリカリ、徐々に緩んで快適な滑走。1900m前後のゴルジュはほぼ埋まっていて、スキーを一度も脱がずに黒部湖に着いた。徒渉は例年並み。中ノ谷出合で泊。

4/2 中ノ谷ゴルジュは埋まっている。堅雪の狭い急斜面をなんとかシールで通過。中ノ谷を少し登り、北側の尾根をコルから越えて、御山谷へ滑り込む。あとはぽかぽかの陽気の広い谷の中、ひたすら足を動かす。一ノ越からの富山側の展望はいつも爽快だが、今回は先が遠い。室堂への下りも出だしは堅いが、その後は楽しい滑走。雷鳥沢下からこの日3回目のシール登高、登り終えた時はもうクタクタだった。剱沢はすでに日が落ち、堅雪の上まだらに残るウインドスラブを拾いながら滑る。二股手前で泊。夜は星空が美しい。

4/3 明け方にかなり強い風が吹くが、夜明け前に収まる。二股まで滑ってシール登高。三ノ窓雪渓の登りは、背後には黒部別山。小窓雪渓から平の池への登りは、徐々に裏剣が姿を見せる。贅沢な時間。後ろからスキーパーティー5人が登ってきて小窓に入っていく(立山川経由のワンデイと馬場島で聞く)。池ノ平小屋から見る小黒部谷は思ったより荒れていて、両岸からのデブリが気になる。しばらくは小黒部谷の快適な滑走、大窓を横目に見ながら下っていくと、本谷に達する左岸支流からのデブリが増える。1350mから最初の核心部のゴルジュ帯にはいるが、土がまじる巨大なブロックが広く谷を埋める。スキーを脱いで歩くが、1000mで沢割れ。この先で谷は広くなるが、もう速度は出ないだろう。下降を諦めて大窓に転身、つらい1200mの登り返し。雪庇を慎重に越えて大窓に到着すると、ガスが湧いてホワイトアウト。視界がない中仙人谷の滑走は、すぐにデブリ帯になって苦行。池ノ谷出合以降は視界が晴れて、馬場島まで余韻を楽しむ滑走。警備隊に挨拶。この下は昨日除雪完了したそうだ。

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