烏ヶ山(南西尾根〜南峰直下にて撤退)
![情報量の目安: S](https://yamareco.info/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
![都道府県](/modules/yamainfo/images/icon_japan_white.png)
- GPS
- 06:02
- 距離
- 5.7km
- 登り
- 736m
- 下り
- 732m
コースタイム
09:36 第2リフト上部→尾根取付き
10:00 1201mピーク
11:32 南峰取付地点
12:48→撤退
14:05 第2リフト上部→木谷コース下山
14:28 駐車場帰着
合計時間: 6時間2分
合計距離: 5.73km
累積標高(上り): 733m
累積標高(下り): 723m
天候 | 晴れ時々ガス 尾根上は風速〜10m/s程度 奥大山スキー場気温−8℃(車載温度計08:00時時点) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
△魯丱螢─璽轡腑鵐襦璽箸任后 要事前準備、地図、コンパス必携。 装備適宜。  ̄大山スキー場〜女良谷コース〜第2リフト上部 スキー場の中を歩かせて頂く。 スキー、スノーボード客の迷惑にならないように注意。 木谷コースも同様です(下山時に使用)。 尾根取付き〜1201mピーク〜南峰下部 南峰直下までは比較的ルートは分かり易いが、 1201mピークから少し先の東へ転進する箇所は注意(境界の標識あり)。 雪庇が発達しており、十分な注意が必要。 パトロールの方より: 「雪庇を崩すとスキー場内での雪崩に繋がるため、慎重に歩いて呉れ」との事。 尾根終点の南峰直下から南峰への登りは非常に急峻であり、転滑落に要注意。 また雪崩の危険性が高く、積雪の状態には最大限の警戒が必要です。 この日は弱層テストを繰り返しながら登りましたが、 草付手前辺りで下層に大きなクラックがあったため、撤退しました。 |
写真
感想
2年前に新小屋峠コースから登った際( http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-179510.html )に、南嶺から奥大山へ伸びる尾根;南西尾根が気になっていました。
今回は、tolchopさんと挑戦してきました。
当初は、8日を予定するもあまり天気がよくなく、11日に変更。朝はよく晴れていて最高のコンディションと心躍らせていましたが、前日までに降った新雪に悩まされることになります。
平日とあって人もまばらなスキー場を最終リフトまで。所々でスキー場の職員さんにアドバイスとアテンションをいただきます。どうやら木谷(北西)から蛇谷(南東)に方向に風が抜けるようで、木谷側はクラストし蛇谷側は雪庇が発達しているとのこと。木谷側を歩くと楽だよと教えていただきました。
実際に歩いてみるとその差は顕著で、木谷側はクラストしてアイゼンが必要なくらい、蛇谷側は膝下まではまる上に巨大な雪庇がせり出していました。
ひさしぶりにスノーシューではなくワカンジキで挑みましたが、セッティングが定まらず、最初からアイゼンの方がよかったかも・・・
距離的には大したことないルートですが、前日の畑仕事で筋肉痛になっていたため、なかなかペースが上がらずtolさんにはご迷惑をおかけしました。3時間で壁への取り付きへ。
クラスとしていてピッケルをガシガシ突き立てて登っていくのを想定していましたが、腰まで嵌る新雪。これはこれで滑落の危険がなく安心して登れますが、なかなか先に進みません。
灌木が生えている地点まで登ると傾斜50°くらい。何度目かの弱層テストをしてみると新雪層の下にザラメ雪の層。少し振動を与えると表層がゴロリと転がりました。これはやばいなーと思ってよく見るとザラメ雪の層にも巨大なクラックが・・・ここで撤退を決めました。
帰路は木谷経由も考えましたが素直に往路を戻りました。
また、課題が一つ増えましたね。
今冬季の目標の一つ、
烏ヶ山 南西尾根へ行きました。
今回は山仲間のglaybe2さんと二人。
当日は晴れていましたが、
前日まで雪が降っており、コンディションとしては今一つ。
人目を気にしながらスキー場を上がり、
パトロールの方からアドバイスを頂きながら目的の尾根に取付く。
左に大山本峰が観える。
稜線上は風が強いようだ。雪が舞っている。
正面に烏ヶ山が見え出すと俄かに上空にガスがかかり始める。
それにしてもこの眺めは素晴らしい。
やはりこの山域は別格だ。
上空をヘリが行き来している。
恐らく遭難事故の件だろう。
嵌まり込みは思った程ではなく、
締まっていて歩きやすかったものの、
問題は南峰直下から。
斜度が上がり、吹き溜まった雪が行く手を遮る。
40mほど登った所で
降り積もった雪の下層に大きなクラックを確認。
これ以上は危険と判断、ここで撤退を決定。
これだから雪山は難しい。
しかし最後の登攀箇所、非常に楽しそうでした(私見)。
烏ヶ山 南西尾根、また挑んでみたいと思います。
最後に。
今回の遭難事故で亡くなられた方々に、
心よりご冥福をお祈り致します。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する