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Yamareco

記録ID: 415098
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
大山・蒜山

烏ヶ山(南西尾根〜南峰直下にて撤退)

2014年03月11日(火) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
06:02
距離
5.7km
登り
736m
下り
732m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

08:30 奥大山スキー場出発→女良谷(めらだに)コースへ
09:36 第2リフト上部→尾根取付き
10:00 1201mピーク
11:32 南峰取付地点
12:48→撤退
14:05 第2リフト上部→木谷コース下山
14:28 駐車場帰着

合計時間: 6時間2分
合計距離: 5.73km
累積標高(上り): 733m
累積標高(下り): 723m
天候 晴れ時々ガス
尾根上は風速〜10m/s程度

奥大山スキー場気温−8℃(車載温度計08:00時時点)
過去天気図(気象庁) 2014年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
奥大山スキー場に駐車
コース状況/
危険箇所等
△魯丱螢─璽轡腑鵐襦璽箸任后
要事前準備、地図、コンパス必携。
装備適宜。

 ̄大山スキー場〜女良谷コース〜第2リフト上部
スキー場の中を歩かせて頂く。
スキー、スノーボード客の迷惑にならないように注意。
木谷コースも同様です(下山時に使用)。

尾根取付き〜1201mピーク〜南峰下部
南峰直下までは比較的ルートは分かり易いが、
1201mピークから少し先の東へ転進する箇所は注意(境界の標識あり)。
雪庇が発達しており、十分な注意が必要。

パトロールの方より:
「雪庇を崩すとスキー場内での雪崩に繋がるため、慎重に歩いて呉れ」との事。

尾根終点の南峰直下から南峰への登りは非常に急峻であり、転滑落に要注意。
また雪崩の危険性が高く、積雪の状態には最大限の警戒が必要です。
この日は弱層テストを繰り返しながら登りましたが、
草付手前辺りで下層に大きなクラックがあったため、撤退しました。
上蒜山道の駅にて。
当初8日を予定していたが、天候を見て計画を変更して正解だった。
と、この時は思っていた・・・(g)
2014年03月15日 11:45撮影 by  GR DIGITAL 3 , RICOH
3/15 11:45
上蒜山道の駅にて。
当初8日を予定していたが、天候を見て計画を変更して正解だった。
と、この時は思っていた・・・(g)
2014年03月15日 11:45撮影 by  GR DIGITAL 3 , RICOH
3/15 11:45
大山本峰を望む(t)
2014年03月11日 07:49撮影 by  DSC-HX9V , SONY
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3/11 7:49
大山本峰を望む(t)
槍ヶ峰
稜線は風が強いようだ。(t)
2014年03月14日 01:10撮影 by  DSC-HX9V , SONY
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3/14 1:10
槍ヶ峰
稜線は風が強いようだ。(t)
女良谷コースを上がる。(t)
2014年03月11日 08:45撮影 by  DSC-HX9V , SONY
3/11 8:45
女良谷コースを上がる。(t)
まだ誰も滑ってない。(g)
2014年03月15日 11:45撮影 by  GR DIGITAL 3 , RICOH
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3/15 11:45
まだ誰も滑ってない。(g)
長い長いコースだ。(t)
2014年03月11日 09:20撮影 by  DSC-HX9V , SONY
3/11 9:20
長い長いコースだ。(t)
平日の早朝だけあってスノボ客も数人。(g)
2014年03月15日 11:46撮影 by  GR DIGITAL 3 , RICOH
3/15 11:46
平日の早朝だけあってスノボ客も数人。(g)
過去、雪崩が起きた所。
パトロールの方にアドバイス頂く。(t)
2014年03月11日 09:31撮影 by  DSC-HX9V , SONY
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3/11 9:31
過去、雪崩が起きた所。
パトロールの方にアドバイス頂く。(t)
第2リフト上部へ到着(t)
2014年03月11日 09:35撮影 by  DSC-HX9V , SONY
3/11 9:35
第2リフト上部へ到着(t)
南西尾根取付き地点(t)
2014年03月11日 09:36撮影 by  DSC-HX9V , SONY
3/11 9:36
南西尾根取付き地点(t)
2014年03月15日 11:46撮影 by  GR DIGITAL 3 , RICOH
3/15 11:46
スキー場の監視カメラが先にある。
雪庇を崩さないように...。(t)
2014年03月11日 09:56撮影 by  DSC-HX9V , SONY
3/11 9:56
スキー場の監視カメラが先にある。
雪庇を崩さないように...。(t)
右の谷が女良谷(g)
2014年03月15日 11:46撮影 by  GR DIGITAL 3 , RICOH
3/15 11:46
右の谷が女良谷(g)
2014年03月15日 11:47撮影 by  GR DIGITAL 3 , RICOH
3/15 11:47
正面は蛇谷。
雪庇が緩んでいるようで鈍い音を立てて崩れた。(g)
2014年03月15日 11:47撮影 by  GR DIGITAL 3 , RICOH
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3/15 11:47
正面は蛇谷。
雪庇が緩んでいるようで鈍い音を立てて崩れた。(g)
2014年03月15日 11:47撮影 by  GR DIGITAL 3 , RICOH
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烏ヶ山が姿を現す。(t)
2014年03月11日 10:26撮影 by  DSC-HX9V , SONY
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3/11 10:26
烏ヶ山が姿を現す。(t)
異形の山だ。
禍々しささえ感じる。(t)
2014年03月11日 10:29撮影 by  DSC-HX9V , SONY
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3/11 10:29
異形の山だ。
禍々しささえ感じる。(t)
左が本峰
右が南峰(t)
2014年03月11日 10:30撮影 by  DSC-HX9V , SONY
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3/11 10:30
左が本峰
右が南峰(t)
2014年03月15日 11:48撮影 by  GR DIGITAL 3 , RICOH
3/15 11:48
2014年03月15日 11:48撮影 by  GR DIGITAL 3 , RICOH
3/15 11:48
2014年03月15日 11:48撮影 by  GR DIGITAL 3 , RICOH
3/15 11:48
南峰直下に到着。
ここで準備を整える。(t)
2014年03月11日 11:32撮影 by  DSC-HX9V , SONY
3/11 11:32
南峰直下に到着。
ここで準備を整える。(t)
正面の灌木を縫って進む計画(g)
2014年03月15日 11:51撮影 by  GR DIGITAL 3 , RICOH
3/15 11:51
正面の灌木を縫って進む計画(g)
右側の谷では、蛇が大きな口を開けて待っている。(g)
2014年03月15日 11:49撮影 by  GR DIGITAL 3 , RICOH
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3/15 11:49
右側の谷では、蛇が大きな口を開けて待っている。(g)
2014年03月15日 11:50撮影 by  GR DIGITAL 3 , RICOH
3/15 11:50
トラバース→取り付きも大変そう(g)
2014年03月15日 11:50撮影 by  GR DIGITAL 3 , RICOH
3/15 11:50
トラバース→取り付きも大変そう(g)
カーラ谷コースの登山道尾根(g)
2014年03月15日 11:50撮影 by  GR DIGITAL 3 , RICOH
3/15 11:50
カーラ谷コースの登山道尾根(g)
歩いてきた尾根を振り返る。(t)
2014年03月11日 12:32撮影 by  DSC-HX9V , SONY
3/11 12:32
歩いてきた尾根を振り返る。(t)
まずtolさんが先行
クラストしていることを期待していたがずっぽり嵌る。(g)
2014年03月15日 11:51撮影 by  GR DIGITAL 3 , RICOH
3/15 11:51
まずtolさんが先行
クラストしていることを期待していたがずっぽり嵌る。(g)
先頭交代(g)
雪が緩く、嵌まり込みが酷い。
アリジゴクはこんなだろうか。(t)
2014年03月11日 12:32撮影 by  DSC-HX9V , SONY
3/11 12:32
先頭交代(g)
雪が緩く、嵌まり込みが酷い。
アリジゴクはこんなだろうか。(t)
2014年03月15日 11:51撮影 by  GR DIGITAL 3 , RICOH
3/15 11:51
足元に人がいるみたいに見える。(g)
2014年03月15日 11:52撮影 by  GR DIGITAL 3 , RICOH
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3/15 11:52
足元に人がいるみたいに見える。(g)
灌木があるところまで登りついた。(g)
2014年03月15日 11:52撮影 by  GR DIGITAL 3 , RICOH
3/15 11:52
灌木があるところまで登りついた。(g)
ここで撤退を決める。(t)
2014年03月11日 12:45撮影 by  DSC-HX9V , SONY
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3/11 12:45
ここで撤退を決める。(t)
斜度はこれくらい。(t)
2014年03月11日 12:45撮影 by  DSC-HX9V , SONY
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3/11 12:45
斜度はこれくらい。(t)
新雪の下にザラメ雪の層。弱層テストをすると上層が簡単に雪崩れる。
さらにザラメ雪の層には・・・(g)
2014年03月15日 11:58撮影 by  GR DIGITAL 3 , RICOH
3/15 11:58
新雪の下にザラメ雪の層。弱層テストをすると上層が簡単に雪崩れる。
さらにザラメ雪の層には・・・(g)
奥に大きなクラックが見える。(t)
2014年03月11日 12:48撮影 by  DSC-HX9V , SONY
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3/11 12:48
奥に大きなクラックが見える。(t)
2014年03月15日 11:58撮影 by  GR DIGITAL 3 , RICOH
3/15 11:58
ピントが手前の木に合っていた(汗)t
2014年03月11日 12:51撮影 by  DSC-HX9V , SONY
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3/11 12:51
ピントが手前の木に合っていた(汗)t
2014年03月15日 11:59撮影 by  GR DIGITAL 3 , RICOH
3/15 11:59
本日の核心部を振り返る。
行けない事は無さそうだが...。
コンディション次第か。(t)
2014年03月11日 13:36撮影 by  DSC-HX9V , SONY
3/11 13:36
本日の核心部を振り返る。
行けない事は無さそうだが...。
コンディション次第か。(t)
2014年03月15日 11:59撮影 by  GR DIGITAL 3 , RICOH
3/15 11:59
2014年03月15日 12:00撮影 by  GR DIGITAL 3 , RICOH
3/15 12:00
2014年03月15日 12:00撮影 by  GR DIGITAL 3 , RICOH
3/15 12:00
スキー場まで戻る。
ほっとする。(t)
2014年03月11日 14:05撮影 by  DSC-HX9V , SONY
3/11 14:05
スキー場まで戻る。
ほっとする。(t)
ぐれさん→ヒップソリ
私(tolchop)→スノーショベル
木谷コースへドロップ(?)
2014年03月11日 14:15撮影 by  DSC-HX9V , SONY
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3/11 14:15
ぐれさん→ヒップソリ
私(tolchop)→スノーショベル
木谷コースへドロップ(?)

感想

2年前に新小屋峠コースから登った際( http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-179510.html )に、南嶺から奥大山へ伸びる尾根;南西尾根が気になっていました。
今回は、tolchopさんと挑戦してきました。
当初は、8日を予定するもあまり天気がよくなく、11日に変更。朝はよく晴れていて最高のコンディションと心躍らせていましたが、前日までに降った新雪に悩まされることになります。
平日とあって人もまばらなスキー場を最終リフトまで。所々でスキー場の職員さんにアドバイスとアテンションをいただきます。どうやら木谷(北西)から蛇谷(南東)に方向に風が抜けるようで、木谷側はクラストし蛇谷側は雪庇が発達しているとのこと。木谷側を歩くと楽だよと教えていただきました。
実際に歩いてみるとその差は顕著で、木谷側はクラストしてアイゼンが必要なくらい、蛇谷側は膝下まではまる上に巨大な雪庇がせり出していました。
ひさしぶりにスノーシューではなくワカンジキで挑みましたが、セッティングが定まらず、最初からアイゼンの方がよかったかも・・・
距離的には大したことないルートですが、前日の畑仕事で筋肉痛になっていたため、なかなかペースが上がらずtolさんにはご迷惑をおかけしました。3時間で壁への取り付きへ。
クラスとしていてピッケルをガシガシ突き立てて登っていくのを想定していましたが、腰まで嵌る新雪。これはこれで滑落の危険がなく安心して登れますが、なかなか先に進みません。
灌木が生えている地点まで登ると傾斜50°くらい。何度目かの弱層テストをしてみると新雪層の下にザラメ雪の層。少し振動を与えると表層がゴロリと転がりました。これはやばいなーと思ってよく見るとザラメ雪の層にも巨大なクラックが・・・ここで撤退を決めました。
帰路は木谷経由も考えましたが素直に往路を戻りました。
また、課題が一つ増えましたね。

今冬季の目標の一つ、
烏ヶ山 南西尾根へ行きました。
今回は山仲間のglaybe2さんと二人。

当日は晴れていましたが、
前日まで雪が降っており、コンディションとしては今一つ。
人目を気にしながらスキー場を上がり、
パトロールの方からアドバイスを頂きながら目的の尾根に取付く。

左に大山本峰が観える。
稜線上は風が強いようだ。雪が舞っている。
正面に烏ヶ山が見え出すと俄かに上空にガスがかかり始める。
それにしてもこの眺めは素晴らしい。
やはりこの山域は別格だ。
上空をヘリが行き来している。
恐らく遭難事故の件だろう。

嵌まり込みは思った程ではなく、
締まっていて歩きやすかったものの、
問題は南峰直下から。
斜度が上がり、吹き溜まった雪が行く手を遮る。

40mほど登った所で
降り積もった雪の下層に大きなクラックを確認。
これ以上は危険と判断、ここで撤退を決定。

これだから雪山は難しい。

しかし最後の登攀箇所、非常に楽しそうでした(私見)。
烏ヶ山 南西尾根、また挑んでみたいと思います。


最後に。
今回の遭難事故で亡くなられた方々に、
心よりご冥福をお祈り致します。

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