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記録ID: 4155070
全員に公開
ハイキング
霊仙・伊吹・藤原

藤原岳 〜 花盛りの孫太尾根を登って、福寿草に会いに

2022年04月09日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
07:20
距離
10.7km
登り
1,160m
下り
1,163m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:07
休憩
1:08
合計
7:15
距離 10.7km 登り 1,160m 下り 1,163m
7:45
41
8:26
8:27
47
9:14
9:15
48
10:03
11:01
42
11:43
11:44
28
12:12
12:18
44
13:02
13:03
55
13:58
山の麓の雑貨と喫茶 マイハウス
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2022年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
駐車場:喫茶マイハウス前の臨時駐車場
※ 孫太尾根登山口のそばにある墓地前の空きスペースは混雑するそうなので、初めからここを目指しました。孫太尾根が人気ルートになって、駐車場問題が起こりつつあり、そんな中、マイハウスさんと地主さんの協力で春限定?で臨時駐車場を開設してくださっています。
コース状況/
危険箇所等
危険箇所は特になし。
その他周辺情報 山の麓の雑貨と喫茶 マイハウス:駐車場のお礼に下山後、寄りたかったんですが、土曜は営業していませんでした。。
青川沿いから今回目指す藤原岳方面を見渡して。一番奥に少しだけ見えるピークが山頂ですね。
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青川沿いから今回目指す藤原岳方面を見渡して。一番奥に少しだけ見えるピークが山頂ですね。
車を停めた喫茶「マイハウス」前の臨時駐車場の前は桜が満開でした。
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車を停めた喫茶「マイハウス」前の臨時駐車場の前は桜が満開でした。
原っぱにヤギさんが放牧されていました。しっかりポージングしてくれました 笑
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原っぱにヤギさんが放牧されていました。しっかりポージングしてくれました 笑
「マイハウス」は古民家カフェ&雑貨店で、地元猟師さんのジビエ料理も。花の時期だけですが、地主さんに協力いただいて臨時駐車場を開設していただいているとのこと。ありがたいです。民家の庭先を抜けて孫太尾根へ。
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「マイハウス」は古民家カフェ&雑貨店で、地元猟師さんのジビエ料理も。花の時期だけですが、地主さんに協力いただいて臨時駐車場を開設していただいているとのこと。ありがたいです。民家の庭先を抜けて孫太尾根へ。
10分ほどで正規の登山道(墓地前の登山口のすぐ先)に合流します。序盤からしっかり標高を稼いで行きます。
10分ほどで正規の登山道(墓地前の登山口のすぐ先)に合流します。序盤からしっかり標高を稼いで行きます。
ひと登りして孫太尾根に乗ると、鈴鹿らしい石灰岩の風景が現れます。
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ひと登りして孫太尾根に乗ると、鈴鹿らしい石灰岩の風景が現れます。
青川の向こうに竜ヶ岳と藤原岳を結ぶ県境尾根が見えます。帰りは県境尾根の治田峠から青川へ下ることも考えたけど、数年前の豪雨で荒れて通行止めになっているとのこと。
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青川の向こうに竜ヶ岳と藤原岳を結ぶ県境尾根が見えます。帰りは県境尾根の治田峠から青川へ下ることも考えたけど、数年前の豪雨で荒れて通行止めになっているとのこと。
本日最初の花はタチツボスミレ。朝陽を浴びて気持ち良さそう。
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本日最初の花はタチツボスミレ。朝陽を浴びて気持ち良さそう。
1時間でたいぶ登って来ました。桑名方面と思いますが、逆光で眩しいです。
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1時間でたいぶ登って来ました。桑名方面と思いますが、逆光で眩しいです。
丸山でちょっと休憩。孫太尾根は難路(破線)となっていましたが、ここ数年で整備が進んだとのこと。看板も随所にあり、不安はありません。
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丸山でちょっと休憩。孫太尾根は難路(破線)となっていましたが、ここ数年で整備が進んだとのこと。看板も随所にあり、不安はありません。
丸山を過ぎると一気に花が増えます。まずはミスミソウ。雪割草ですね。四方に伸びていて元気です。
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丸山を過ぎると一気に花が増えます。まずはミスミソウ。雪割草ですね。四方に伸びていて元気です。
こちらはミノコバイモ。絶滅危惧種だそうです。花の内側の方が斑紋が濃いですね。下向きに控えめに咲く姿が可愛いです。
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こちらはミノコバイモ。絶滅危惧種だそうです。花の内側の方が斑紋が濃いですね。下向きに控えめに咲く姿が可愛いです。
ヒロハノアマナ。なんかハワイ語みたいな名前 笑
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ヒロハノアマナ。なんかハワイ語みたいな名前 笑
孫太尾根にまだ新緑はありませんが、木々の間から青空が覗いて気持ちのいい山登りです。
孫太尾根にまだ新緑はありませんが、木々の間から青空が覗いて気持ちのいい山登りです。
向かいの山肌は石灰石の採掘でこういう姿。自然と文明の対峙、と言っては大袈裟ですかね。こんな形でも山の恵みをいただいているんですね。
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向かいの山肌は石灰石の採掘でこういう姿。自然と文明の対峙、と言っては大袈裟ですかね。こんな形でも山の恵みをいただいているんですね。
木々が開けて藤原岳の山頂が見えました。まだ距離はありますね。
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木々が開けて藤原岳の山頂が見えました。まだ距離はありますね。
孫太尾根はいくつかピークがあって、数ヶ所では巻き道が付けられています。どのピークも眺望があるわけでもないですが、行きはなんとなくすべてのピークを踏んでいきます。
孫太尾根はいくつかピークがあって、数ヶ所では巻き道が付けられています。どのピークも眺望があるわけでもないですが、行きはなんとなくすべてのピークを踏んでいきます。
「草木」というピーク。ちょっと面白い名前。由来は、字の通り「草や木がたくさん生えている」ってことなのかな??
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「草木」というピーク。ちょっと面白い名前。由来は、字の通り「草や木がたくさん生えている」ってことなのかな??
明るい尾根道を行きます。
明るい尾根道を行きます。
毛がモフモフのこの子の名前は?
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毛がモフモフのこの子の名前は?
多志田山に近づくとまだ残雪がありました。木々の間から藤原岳のピークも見えます。
多志田山に近づくとまだ残雪がありました。木々の間から藤原岳のピークも見えます。
存在感のあったブナの巨木。新緑を待って、今は力を蓄えている感じ。
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存在感のあったブナの巨木。新緑を待って、今は力を蓄えている感じ。
頭上には宿り木。
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頭上には宿り木。
多志田山の登りに掛かる前の穏やかな尾根道。新緑や紅葉の時期にも歩いてみたくなる道です。
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多志田山の登りに掛かる前の穏やかな尾根道。新緑や紅葉の時期にも歩いてみたくなる道です。
小さな小さな芽吹き。
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小さな小さな芽吹き。
スタートから2時間半で多志田山に到着。ここで県境尾根と合流で、藤原岳手前、最後のピークです。
スタートから2時間半で多志田山に到着。ここで県境尾根と合流で、藤原岳手前、最後のピークです。
ここで小休止。最近のお気に入りはナッツとじゃがりこのトレイルミックス。
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ここで小休止。最近のお気に入りはナッツとじゃがりこのトレイルミックス。
多志田山からは少し雪道。今年は雪山をお休みしてしまったので、久しぶりの雪を踏む感覚がなんだか楽しいです。
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多志田山からは少し雪道。今年は雪山をお休みしてしまったので、久しぶりの雪を踏む感覚がなんだか楽しいです。
藤原岳に向けて、もうすぐ最後の登り。結構きつそうです。でも、あの斜面で福寿草が待っています。
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藤原岳に向けて、もうすぐ最後の登り。結構きつそうです。でも、あの斜面で福寿草が待っています。
最後の登りに入るとバイケイソウの芽がニョキニョキと。
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最後の登りに入るとバイケイソウの芽がニョキニョキと。
セツブンソウを発見。小さくて可憐な花です。
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セツブンソウを発見。小さくて可憐な花です。
石灰岩の混ざる急斜面を登って行くと…
石灰岩の混ざる急斜面を登って行くと…
いよいよ福寿草の登場です。
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いよいよ福寿草の登場です。
春の陽を浴びて輝くように咲く福寿草。やっぱりこの黄色には元気をもらえる気がします。
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春の陽を浴びて輝くように咲く福寿草。やっぱりこの黄色には元気をもらえる気がします。
身を寄せ合うように咲く姿が可愛い。
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身を寄せ合うように咲く姿が可愛い。
横顔も素敵。
みんなで上を向いて、春を謳います。
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みんなで上を向いて、春を謳います。
まだ少し眠たい感じ?
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まだ少し眠たい感じ?
最後にてるてる坊主と記念撮影。色んな表情の福寿草に出会えて、なんだか温かい気持ちになれました。
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最後にてるてる坊主と記念撮影。色んな表情の福寿草に出会えて、なんだか温かい気持ちになれました。
福寿草の咲く急斜面を抜けて、眺望が開けます。背後には竜ヶ岳と、そのさらに奥には御在所岳や雨乞岳の姿。
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福寿草の咲く急斜面を抜けて、眺望が開けます。背後には竜ヶ岳と、そのさらに奥には御在所岳や雨乞岳の姿。
この石灰岩の斜面を登り切れば、山頂のカルスト台地が待っています。
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この石灰岩の斜面を登り切れば、山頂のカルスト台地が待っています。
広々と平らなカルスト地形が続いています。遠くの眺望は春霞で見えなく残念です。
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広々と平らなカルスト地形が続いています。遠くの眺望は春霞で見えなく残念です。
藤原岳のピークにたくさんの人が見えます。大貝戸から登って来る人が多いですからね。
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藤原岳のピークにたくさんの人が見えます。大貝戸から登って来る人が多いですからね。
スタートから3時間半で藤原岳に登頂です。看板の背景は御池岳。
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スタートから3時間半で藤原岳に登頂です。看板の背景は御池岳。
山頂は人が多いので、少し先まで進んで昼休憩とします。正面は藤原山荘方面に広がるカルスト台地。
山頂は人が多いので、少し先まで進んで昼休憩とします。正面は藤原山荘方面に広がるカルスト台地。
その奥には霞んでしまっていますが、伊吹山。
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その奥には霞んでしまっていますが、伊吹山。
御池岳と天狗岩を見渡せるこの場所でランチにします。ちなみに天狗岩の方がこちらよりも標高が30mほど高く、藤原岳の最高点になっています。
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御池岳と天狗岩を見渡せるこの場所でランチにします。ちなみに天狗岩の方がこちらよりも標高が30mほど高く、藤原岳の最高点になっています。
腰を下ろそうとしたら、周囲には可愛らしいセツブンソウが。踏まないように気をつけないと。
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腰を下ろそうとしたら、周囲には可愛らしいセツブンソウが。踏まないように気をつけないと。
本日のメニューはサラダチキンとネギの参鶏湯(サムゲダン)。写真では見えていないけど、もち麦も入れています。市販のスープを使ったけど、めちゃ美味しかったです。
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本日のメニューはサラダチキンとネギの参鶏湯(サムゲダン)。写真では見えていないけど、もち麦も入れています。市販のスープを使ったけど、めちゃ美味しかったです。
デザートは苺大福です。
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デザートは苺大福です。
昼休憩の後、ピークに戻って下山開始です。県境尾根はところどころ残雪が見えますね。今年はかなり雪が多かったようですし。いつか竜ヶ岳からルートを繋いでみたいです。
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昼休憩の後、ピークに戻って下山開始です。県境尾根はところどころ残雪が見えますね。今年はかなり雪が多かったようですし。いつか竜ヶ岳からルートを繋いでみたいです。
カルスト台地を横目に進みます。
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カルスト台地を横目に進みます。
これから下る孫太尾根を見下ろして。
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これから下る孫太尾根を見下ろして。
再び福寿草の群生地に。急斜面で頑張って咲いています。
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再び福寿草の群生地に。急斜面で頑張って咲いています。
少し寝坊してしまった福寿草。もうみんな元気に咲いているよ、なんて声を掛けてみたり 笑。
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少し寝坊してしまった福寿草。もうみんな元気に咲いているよ、なんて声を掛けてみたり 笑。
福寿草に混ざって、ヒロハノアマナたちも。
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福寿草に混ざって、ヒロハノアマナたちも。
なんか五戦隊みたいな福寿草。きれいに隊列を組んでいました。
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なんか五戦隊みたいな福寿草。きれいに隊列を組んでいました。
孫太尾根は “難路” と記されていますが、整備が進んで特に危険な場所はないです。花がたくさんで、春はおすすめのルートです。
孫太尾根は “難路” と記されていますが、整備が進んで特に危険な場所はないです。花がたくさんで、春はおすすめのルートです。
藤原岳に別れを告げます。
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藤原岳に別れを告げます。
帰りは予告どおり?巻き道をふんだんに使って、少しでも楽をします。花を探しながら行きます。
帰りは予告どおり?巻き道をふんだんに使って、少しでも楽をします。花を探しながら行きます。
起きかけのミヤマカタバミ。
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起きかけのミヤマカタバミ。
ミヤマカタバミとヒロハノアマナの競演。
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ミヤマカタバミとヒロハノアマナの競演。
タチツボスミレの群落がありました。
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タチツボスミレの群落がありました。
セントウソウ。
スハマソウ?かな。
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スハマソウ?かな。
ミヤマカタバミ
丸山を過ぎて、あとは淡々と下ります。5ヶ月ぶりの登山で、だいぶ足と膝がやられています…。
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丸山を過ぎて、あとは淡々と下ります。5ヶ月ぶりの登山で、だいぶ足と膝がやられています…。
カタクリが少しだけ。
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カタクリが少しだけ。
ヤマザクラ。
マイハウス前の駐車場に帰還。しだれ桜が綺麗でした。
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マイハウス前の駐車場に帰還。しだれ桜が綺麗でした。

感想

今シーズンは雪山をお休みしてしまったので、5ヶ月ぶりの登山。新緑にはまだ早いので、春の花を探しに行こう、で選んだのは藤原岳。以前にも福寿草目当てで木和田尾から大貝戸へ周回したことがあるけど、今回は南東側に伸びる孫太尾根を登ります。今回も福寿草が主役ですが、その他にもたくさんの花に出会えました。

この孫太尾根、地図だと破線になっていたりするのですが、近年、整備されたようで、特に危険な箇所はなし。その分、人気が出てきて、駐車場が問題になっています。登山口そばの墓所の空きスペース(使わせてもらっている位置づけ)はキャパ不足。そんな中、近くで古民家カフェなどをやられている「マイハウス」さんが、地主さんと協力されて、春限定でお店の前に臨時駐車場を開設してくださっています。ありがたく使わさせていただきました。

孫太尾根は花盛り。多志田山まではいくつかのピークを踏みながら、多少のアップダウンが続く道ですが、随所で春の小さな花がたくさん咲いていました。多志田山を過ぎて藤原岳に登る最後の急斜面で福寿草が登場。寄り合い咲く姿、上を向いて春を謳うような姿、どれも可愛くて元気をもらえたような気持ちになりました。

ブログもぜひ↓
稜線に吹く風のむこうへ
https://ridgeline-wind.hatenablog.com/entry/fujiwara/220409

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