安達太良山
- GPS
- 04:15
- 距離
- 9.7km
- 登り
- 895m
- 下り
- 899m
コースタイム
0945あだたら高原スキー場-1015スキー場トップ-1055五葉松平の標識-1115薬師岳の標識
-1150仙女平分岐-1230安達太良山頂直下1240-1300大休止1315-1350スキー場トップ-1400スキー場
天候 | 2014/3/1(土) 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2014年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
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コース状況/ 危険箇所等 |
◇あだたら高原スキー場 今シーズンはゴンドラリフト運行休止で、スキー場トップへは1回券\450が2枚必要です。 登山者は、1本目:ブルーラインリフト 2本目:ゴールドラインリフト スキーは、1本目:オレンジ/ブルー 2本目:ゴールドライン となります。 2本目に間違ってバイオレットラインに乗ってしまい、リフト係の方のご厚意に甘えるようなことは二度とあってはなりません(^^; ◇コース状況 ・スキー場トップ〜ゴンドラ山頂駅付近 概ねゴンドラ山頂駅の方向を目指します。テープマーキング多い。トレースもたくさん着いていました。 ゴンドラ山頂駅手前は左に寄りすぎると雪庇を踏み抜いて崖を落っこちるでしょう。 ・ゴンドラ山頂駅〜安達太良山 なだらかな稜線沿いで、見通しが利けば山頂へ一直線ですが、ガスると稜線がはっきりしないので危険。旗竿がつけてあります。 安達太良山頂手前はブッシュが多く出ていました。 五葉松平はヤブが濃く、低速ツリーランを楽しむ感じです。 |
写真
感想
3月第一日曜の冬山レスキュー講習@安達太良山にあわせて、前もって安達太良入りして宴会山行など楽しんできた。今年はERUさんより岳温泉前夜祭のお誘いをいただき、例年通り前日から安達太良入り。
以前から安達太良を山スキーで楽しんでみたいとずっと思っていて、ちょうどいい機会なので決行。安達太良山スキーは箕輪方面がメジャーだが、初めて&単独ということでスキー場から入ってスキー場に戻るコースを設定した。核心は烏川に入れるかどうか。こればかりは行ってみなければわからない世界で、入念な記録調査とともに当日を迎えた。
寝不足と気合い不足で遅い出発。岳温泉のファ○マでノンビリとコーヒーなどいただきながら、とっくにリフトは動き出したタイミングでスキー場到着。あたたかい。上部は完全にガスに覆われている。スキー場は賑やかで、最下部のチビッコ用動く歩道も盛況だ。リフト2本で最上部に行けそうと読んでいたが、念のためどのリフトに乗ればよいのかチケット売り場のおねえさんに訊いてみる。「一回券2枚」とお願いすると自動的に登山者に分類されるらしく、スキー板も履いてますというと、オレンジでもブルーでも大丈夫、2本目はゴールドです、と、とても親切に教えてくださる。ありがとうございます。
さあ今季初の山スキー。所謂オフピステの山スキー単独は実は初めて。勝手知ったる安達太良、ヌルいコース、初の単独山スキー、の余裕と緊張の入り混じる心境のままリフト1本目終了。チケット売り場のおねえさんに教えられたとおり、左手にトラバースしていくとリフト乗り場発見。2枚目の一回券準備万端で華麗に乗り場に滑り込む。「どーもー」と余裕かまして乗車後にふと見ると「ここはバイオレットです」の文字。たしかおねえさんに「ゴールドです!!」と云われたような・・・ええー!!!10m後方を振り返りリフトおじさんに「ゴールドじゃないんですね!!まちがえたー!!」と叫ぶも「しょうがないねー」の返答。はい、そのとおりです・・・・加齢とともに思い込み先行型のミスが増えていく。今回もまさにそう。あぁ情けない・・・・・・間違えたものはしょうがないので、あらためてゴールドリフトに向かい、1回分の現金支払いでなんとかしようと考え、滑り降りる。よく見ればバイオレットのすぐ先にゴールドリフト乗り場が。減速しつつリフト乗り場に近づくと声をかけてくるおじさんが。「さっきの人でしょー?バイオレットの降り場で捕まえるように連絡したんだけどシューッて行っちゃったんだって?下で待ってたんだよ」と。S○Jの日の丸マークのキャップのおじさんは、ゴールドリフト乗り場まで同行してくださり、口添えしてくださった。当然なんだけど現金乗車は不可能で、ゲレンデ最下部まで降りてあらためてリフト券購入の必要があり、それでは大変だろうから・・・・とのこと。
本当に、ほんとうに、どうもありがとうございます。ご厚意に心から感謝します。
色々ありながら2本目のゴールドリフトを降り、あだたら高原スキー場最上部へ到着。シールを貼る。そのまま斜面に取付く。入山者の大半はスノーシューらしく、急角度のトレースが残っている。合わせる必要もないので、無理のない角度でジグを切りながら登る。多くのテープマーキングに導かれてひとのぼりすると、見通しのきく位置に出る。曇天ながら視界は良い。やがてゴンドラ山頂駅・薬師岳方面が見渡せるようになる。ここからは五葉松平のダラダラとした登りになるが、平らで立木の多い地形なのでガスると方角を失いそうだ。今日は視界もよく、明瞭なトレースがずっと続いていて、意外と誰もいなくて野鳥の声と自分のブーツと金具の当たるカンカンの音に、あぁー山スキーだ・・・幸せだな〜、の思いにあふれる。右方向へショートカットしようかと少し考えたが、まず夏道沿いのトレースをGPSに残しておいて、下りのときにトラバースにしようと思いとどまる。
五葉松平の標識を過ぎ、さらにひとのぼりで薬師岳の標識。「ほんとうの空」の標識。昨年秋の烏川遡行の帰り道に通過した筈だが、まったく記憶と一致しない。右折気味に、安達太良山方面への稜線に乗る。ここからは微妙なアップダウンを繰り返す。ここでアップダウンってことは、下りでシールを剥がした状態でも登ることもあるってことだね。右手方向につづく緩やかな稜線の先に見えるポコポコは安達太良山頂だろうか?
仙女平分岐に近づく。人がいる。今朝9時に出発してくろがね小屋方面から来て山頂踏んできた、と、はやーっ!よくよく話をきいてみると、来週末の○○○゛○ー○○゛○ツアーのガイドさんだそうで、雪の状態確認に偵察に来られたそうだ。当日はくろがね小屋70名予約とのこと。大手ツアーのガイドさんは大変そうだ。登山技術以外のところで消耗しそうなイメージ。がんばってくださいね、と別れる。
徐々に標高を稼ぐ。烏川源頭部か見えてきた。人の声がする。立ち止まってみると、源頭部に滑り込む集団が!スキー、テレマーク、ボード、スキー。混成部隊かな?気持ちよさそう!!躊躇なく烏川に入ってるように見えるけど、その後どうするんだろう???
その後も若干の登山者とすれちがいつつ、安達太良山頂に近づいていく。灌木も徐々に減り、カリカリとエビの尻尾が増えてくる。傾斜が緩いのでシールで十分登高できる。登山靴だったらそろそろアイゼンだろうな。
今日は最初からピークハント無しのつもりで、引き返し時刻を12:30と決めていた。岩の露出が増えてきて、完全にガスってきたので、今日はここで打ち止め。小休止して引き返す。
烏川どうしよう。源頭部の大斜面はとりあえず行っておこう。登山道から左に逸れ、一枚バーンに飛び込む。気持ちいいーーー!!!だがすぐに登山道に上がる。デジカメ画像で見る烏側右岸はブッシュが濃く、沢は埋まっていたとしても登り返し地点がはっきりせず、苦労しそうな予感。時間的にも出発が遅く余裕もあまりないので、冒険しないほうがよさそう。地形図を睨み、登り返ししなくてすむように微妙に左にトラバースしながらスキー場を目指す方針とする。
五葉松平、以前は立木も低く山スキーに最適なところだったそうだ。木は成長し、今では濃いめのツリーラン。足首上のほどほどに軽い積雪の緩斜面はコントロールもきいて、木のあいだを楽しく滑降する。珍しく兎の足跡のみならず本体がピョコピョコと駆けていく姿にも遭遇。すぐに登山道に合流する。あっという間だったなー。
登山道をゆっくり降っていると、スキーをザックにつけた二人組が向かってくる(ように見えた)。おお、山スキーヤーだ。さっそくお尋ねしてみる。
自分「烏川って滑れるかどうかご存知ですか?」
二人組「ああ、今滑ってきたところ」
自分「え!ええーーっ!!!もしかして源頭部から混成部隊で滑り込んでた人たちですか?バッチリ見てましたよ」
二人組「え!見てたの?あれはにわかパーティで自分らは二人組。」
自分「失礼ですが、地元でいらっしゃるのでしょうか?」
この幸運な出会いのお相手は、あだたら山の会のS木さん、K藤さん。
烏川は、埋まっていればずっと下まで降れるそうだが、今日は予想外に穴があって、たぶんEL1300あたりから上がってきたようだ。「タイミングがあえば一緒に行けばよかったのにねー」とS木さん。ありがとうございます(^^)
このあと、僅かな距離だったがスキー場への極楽コースへ先導してくださった。微妙に夏道を外れただけの山スキーに正直物足りなさを感じていたところ、最後の最後でヒャッホー!な思いをさせていただき、よい締めくくりとなった。ゴールドライン降り場へバッチリでて、ここでお二人に御礼申し上げ、スキー場をのんびりと降りた。
帰宅後にWeb検索。あだたら山の会は、安達太良山の登山道整備や遭難救助など行っているようだ。一年前の遭難救助でも活躍され、自分が歩いたあちこちのコース整備も行っておられる。S木さんは遭難救助で表彰もされている。
魅力ある安達太良山を、安全に楽しむことができているのも、あだたら山の会のご尽力があってこそ、ということを知り、気さくにお話して短時間だけど同行してくださったお二人を思い出して、本当にありがたく、嬉しい気持ちになった。
楽しい思いとともに岳の湯へ。
勝田あゆみ山好会の重鎮オジサマたちと過ごす「前夜祭」は、極上の鴨鍋(鴨肉に焼き目をつけ、出た油で白ネギの半分を炒めつけ、鴨肉のダシを堪能するあっさり醤油味)と際限ないアルコール地獄(天国?)で、ちょっと楽しすぎてバチが当たりそうなほどあまりにも楽しい夜でした・・・・ERUさまホントにありがとうございました。
翌日の冬山レスキュー講習へ続く。
こんばんは。
いつもながら、楽しく読み応えのあるレポ拝見させていただきました。
中原ツアーの前の週でしたか。こちらは、その日は猫魔から雄国沼・雄国山経由でラビスパ裏磐梯温泉へのツアーでした。
安達太良本山へは今シーズンは天気と週末の休みが合わず、行けずじまいで終わりそうです。
烏沢源頭から沢の中の滑りはしばらくは一枚バーンで、くろがね小屋方面へ滑る振り子沢と並ぶ好滑降ルートです。烏沢左岸から右岸へ渡るポイントを間違わなければ、五葉松平へは往路と同じです。
次回の山行のレポも今から楽しみに待っています。
ちなみに、昨日の西大巓山頂では「山で会えたら」さんご夫婦に偶然再会しましたよ。
みどぽんさん、こんにちは!コメントありがとうございます
お礼遅くなってスミマセン
烏川源頭〜沢筋情報、ありがたや〜〜!!
やはり、源頭部→左岸→右岸って感じなんですね。「渡るポイント」さえわかっていれば・・・
でも渡るポイントをまだ知らないので、今回入らなかった判断は正解と思うことにします。
来シーズンには渡渉ポイントをちゃんと調べてリベンジしたいです!!!
西大巓レポ拝見しました。皆さん、「山で会えたら」ていうか「山で会いすぎ」じゃないでしょうか
こんばんは。結局、昨日、山スキー2日目の女子を連れて安達太良山に行ってきました。ややMなルートどりでした。ヤマレコにUPの予定はないので、概要はHPでご覧ください。
なお、GPSのトラックデーターカシミールで見れますので、今後の参考にしたいときは、メールで添付しますので、メールください。
みどぽんさんこんばんは!
反応遅くてホント申し訳ございません
直メールさせていただきました!
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