大室山 - 椿から周回。ノートレースはいいんだけど、いいんだけど雪はグズグズです。


- GPS
- 08:34
- 距離
- 9.8km
- 登り
- 1,174m
- 下り
- 1,166m
コースタイム
- 山行
- 7:39
- 休憩
- 0:55
- 合計
- 8:34
08:04 尾根取り付き
08:52 P943
11:15 雨乞石
12:12 大室山
12:37 犬越路分岐
13:16 破風口
13:45 前大室
14:00 田代沢分岐
(14:55-15:55 ランチ)
16:16 駐車場所
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
1000mより上には、まだたっぷり雪がありますが、雪質がユルユルなので終始壺足歩行を強いられます。(30Cm〜80Cm) 特に危険な場所はありませんが、雪がズルズルなので、急斜面では注意が必要です。特に下りやトラバースでは、足場を固めながら一歩一歩確実に進んだ方が良いでしょう。 |
写真
感想
今日は、久しぶりの丹沢です。と言っても、南から登ると斜面はドロドロかもしれないし、なんとか道志に車で入れるようになったみたいなので、道志の椿を起点とした周回を計画しました。
このルートは、偶然にも1週間前にotafukuさんに先を越されてしまいましたが、昨晩(?)の降雪もあり、ほとんどノートレース状態で、苦労を楽しむことができました。
大変なこと(一気に最高点まで登ること)を先に片付けて、長い下りの楽しみを後半に取っておきたい、ということから大室山を先に登ることにしました。
スタート前、身支度をしているところで、なんとミニパトに横付けされました。(驚)まさか駐車違反?
以下、主なやり取り。
警「登山ですか?」
私「はい、そうですが。。。」
警「実は、遭難がありまして・・・」
私「え?昨日とかですか?」
警「いや、3日で、滝壺に落ちて既にお亡くなりになっています。」
私「あぁ、そうなんですか。。。(3日前に起きたという意味?)」
警「雪山スキーとか、やるんですか?」
私「いえ、普通に歩くだけです。」
警「そうですか、気を付けてくださいね。」
私「はい、ありがとうございます。」
遭難かぁ。スキーでコースを外したのかなぁ。この辺の滝って七滝?
ご冥福をお祈りします。私も十分気を付けます。
尾根取り付き前に、2度ほど分岐を行き過ぎたりしましたが、無事尾根に乗りスタート。
始めは新雪が薄っすら残っている程度でしたが、標高を上げるにつれて、残雪、新雪共に厚みを増してきて、結局は壺足歩行となりました。雪が締って固ければ、10Cm程度の新雪はむしろ気持ち良かったのでしょうが、どこまで登っても雪はグズグズで、今日もまた壺製造の山歩きとなりました。
それでも、こんな山歩きも今期3回目なので、精神状態は割と余裕でした。進みが遅いからといってそれが何だ、という感じです。別に急ぐ理由は無いではないかと。前回、前々回以上に、雪山を楽しめたと思います。
大室山山頂直前では、別ルートのスノーシューのトレースを見つけましたが、あえて合流せず壺足のまま登頂しました。もっとも、合流したところで、やっぱり壺を作ったかもしれないですけど。
スノーシューのトレースは、山頂までで引き返していたので、前大室までもノートレースを覚悟して進んだところ、なんと犬越路分岐から一人の足跡がありました。犬越路から登って来て、大室山には寄らずに前大室に向かったようです。アイゼン、ストック無しみたいでした。(まぁ、今日はアイゼンは余り効果ないですけど。)
それにしてもこんな状況の中では特に、先行者の足跡を辿り、コース取りや時々ズッポリはまった跡を見ると、見てはいけないものを見てしまったようなナンカ妙な感じです。私も、後ろから来る人のことを考えると変な踏み跡は残せないなぁ、などとしょうもないことを考えました。でもお陰様で、壺を利用させてもらったり、逆に避けさせてもらったり、前大室までを安全に進むことができました。ありがとうございました。
そうそう、前大室へ登り始めた頃、北西方向からヘリが飛んで来ました。どこかで何かあったのかなぁと見ていると、あろうことか目の前でホバリングし、椿沢上流付近で徐々に高度を下げ視界から消えました。爆音は続いているので、ヘリがソコにいることはわかります。消えてから10分?いや20分?、上昇してきたヘリが再び視界に入ったかと思うと、今度は北方向に飛び去って行きました。
考え過ぎかもしれませんが、私は即座に朝のミニパトの件を思い出しました。考えてみれば、最近遭難があったからといって、注意喚起だけのために警官が出動するだろうか。もしかして、遺体収容???
勝手な想像でしかありませんが、そんなことを考え、思わず合掌させられたヘリの挙動でした。
下山した尾根は、登った尾根に比べ、全体的には木が多く直進できない場所が少し多かったような気がします。笹や低木が埋もれているせいで、予想以上に沈んだりもしました。また、午後になったこともあり雪は更に緩み、急斜面では沈んだ後で更に下方に滑るので、結構大変でした。
考えてみれば、早や3月も後半。もちろん雪山もいいですが、桜開花の知らせも届きそうな時期なので、この際早く融けて欲しいものです。でもアノ量では、北斜面はまだ当分消えそうもないですね。グズグズも嫌だし、ドロドロも嫌だし。。。。さて次はどこを歩こうか・・・悩みます。
コメント
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こんばんは。
丹沢のこの方面は公共交通機関を利用する僕にはなかなか行けない所なので、
写真を見るといろいろイメージが膨らんできます
事故があったようで残念ですね
事前にそのような話を聞いて緊張などはなかったですか!?
僕らも気を付けて歩かないとと思います
おつかれさまでした。
hiroumiさん、こんばんは。
道志は車で2時間くらいかかりますが、静かな南北の山並みを歩ける拠点として結構好きです。でも公共交通機関だと、確かに厳しいですね。バスも走ってはいるようですが、ビックリするほど少なかったと思います。
遭難事故って、思っている以上に多く起きているのかもしれませんね。今回あったらしい件も、ネットで探してみましたが、それらしいものは見つかりませんでした。
> 事前にそのような話を聞いて緊張などはなかったですか!?
当然ながら、全体としては危険なことをする(している)という自覚が無いので、特に緊張とか不安などは感じませんでしたが、慣れとかその時々での判断によって重大な結果を招く可能性が常にある、ということを改めて思い起こさせてもらいました。
私は、「楽しいことをやって死ぬんだったら本望だ。」などとは断じて言いません 。
Kinoeさん こんばんは。
「登る登る詐欺」じゃないですが、コメント欄で土曜日に行きますと書いたものの、この週末は土曜も日曜も急用で山には行けずじまいでした。
先週半ばに降った雨が山では雪になっていたようですね。3月半ばでこの積雪量は記憶にありません。この状態の北尾根をツボ足で4時間で登られたのはすごいと思います。ワカンを使われていれば1時間はタイムを短縮できたのではないでしょうか。
3月末に再度計画をしていますが、その頃は雪解け直後で悲惨な状態になっていそうです。
camp747さん、こんばんは。
あれー、そうだったんですか。
実は私も土曜に用事ができたんですが、それを何とか日曜に変えてもらって行ったんですけどねぇ、って嘘です。
これから先、雪が完全に融けるまでは、間違いなく悲惨な状態でしょうね。
ワカンやスノーシューで楽しむ人をどうこう言うつもりは毛頭ありませんが、今のところ私は、自身の足にこだわっていこうと思っています。
camp747さんとは、山の嗜好が似ているようなので、またいつかどこかでお会いすることがありそうです。その際は、是非声を掛けてください。
コメントありがとうございました。
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