杁差岳(↑出ト平↓西俣)

2022年04月10日(日) [日帰り]

• GPS: 12:45
• 距離: 19.5km
• 登り: 2,299m
• 下り: 2,285m

コースタイム

日帰り

• 山行: 12:01
• 休憩: 0:43
• 合計: 12:44

距離 19.5km 登り 2,299m 下り 2,297m

2:51 梅花皮荘
4:50 4:51 西俣ノ峰
9:58 10:11 朳差岳
10:19 10:20 朳差小屋
10:56 10:58 鉾立峰
11:33 11:34 大石山の分岐
11:44 11:45 大石山
12:12 12:28 頼母木小屋
13:20 13:21 大ドミ
13:39 13:40 枯松峰
14:18 14:24 西俣ノ峰
15:35 梅花皮荘

2:51 梅花皮荘
4:50 西俣ノ峰
5:21 上ノ境
5:50 出ト平尾根取りつき
10:01 エブリ差岳
11:44 大石山
12:12 頼母木小屋
15:35 梅花皮荘

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

コース状況／危険箇所等

出ト平尾根は中盤以降、危険箇所が多数あります(主にクラックの処理)。とくに今期はお薦め出来ません。

※追記:雪面の亀裂が数多く、しかも深いのは多雪に加えて3/16東北地方地震の影響もあるのではないか？という見解を大々先輩からいただきました。
月山スキー場の事故のこともありますし、他山域でもクラックには充分御注意下さい。

その他周辺情報

日帰り温泉:梅花皮荘@500(受付17:00まで)

写真

4/10 4:48

いつもの様に約2時間で西俣ノ峰

4/10 5:01

まずは上ノ境へ下る

4/10 5:19

その途中で日が昇るのも予定通り(o)
まだ余裕があるので日の出を楽しむ(s)

4/10 5:32

適当な所から東俣川へ。稼いだ高度を吐き出す

4/10 5:33

頼母木山方面も晴れていた

4/10 5:42

中央が出ト平尾根、前回の敗退から3週間。その時に比べ随分地が出ている

4/10 5:47

降りてきた尾根は下部が悪いので途中で左の雪渓へ(o)
stp一生懸命降っております(s)

4/10 5:48

隣の沢筋にはデブリが(o)
振り返って撮影(s)

4/10 5:48

東俣川のこの辺りはまだ雪で埋め尽くされているので、どこでも渡れる。やや下流や、流れの強いところでは口を開けたところも

4/10 5:49

出ト平尾根は目の前だ(o)
この辺りとても居心地の良い場所でした(s)
長居は無用です(o)

4/10 5:57

緩やかな所を選んで取りつく(o)
ようし、頑張るぞう(s)

4/10 6:15

序盤は藪漕ぎもあるが、人か獣か踏み跡はついている(o)
久しぶりの藪漕ぎでワタシャあたふたよ(s)

4/10 6:20

しばらくはちょっと急なだけの普通な尾根(o)
こんな感じがずっと続いてたらなぁ…(s)

4/10 6:24

前回の撤退地点辺りに差し掛かる

4/10 6:26

標高点・803付近の大割れ

4/10 6:28

さてどうしよ

4/10 6:30

osmは突っ張りで通過(o)
私脚短いから無理〜(s)

4/10 6:31

stpは上端へ誘導(o)
いやぁ通れて良かった(s)

4/10 6:57

950m
歩くラインの選択肢が限られてくる(o)
あちこちに割れ目ちゃんが…(s)

4/10 7:17

急登は続く(o)
ワシ頑張ってる(s)

4/10 7:23

1100m
段々と凶悪な様相

4/10 7:29

壁歩きに

4/10 7:46

また突っ張り

4/10 7:51

ここは割れ目を広げて通過(o)
ちょっと崩して奥へ進んで素早く脱出(s)

4/10 8:04

悪いところばかり、イヤになってきた…。

4/10 8:13

1250m
藪が出ている区間はむしろ安心(o)
薮がこんなに愛しいとは…(s)

4/10 8:18

1280m
露岩は枝を掴んで直登。悪場はもう終わりかな？と期待する

4/10 8:32

1350m
ところが露岩を越えた先、北からの尾根との合流部が核心だった

右も左も逃げ場は無い

4/10 8:34

どうすっかな…。

4/10 8:37

一度割れ目に入って、右の壁を地道に崩す。所要30分程度

4/10 9:03

ルート工作終えたら素早く這い上がる。この向こうは短い急斜面で、落ちたらアウト

4/10 9:03

落ちるなよ…(o)
とにかく真剣に登ってます(s)

4/10 9:04

その先もまだ安心は出来ない(o)
割れ目の深さが益々深くなってきました(s)

4/10 9:05

近づく稜線を励みに

4/10 9:08

右にも逃げづらいので結局こういう所を歩く羽目になる

4/10 9:17

1400m
それでも尾根が広くなってきた(o)
割れ目に注意しながら、あちこちある薄い箇所を回避しながら進む(s)

4/10 9:20

振り返る。登ってきた出ト平尾根の向こうに枯松山と大境山。背景に朝日連峰

4/10 9:36

見える小ピークは入リ平尾根との合流点

4/10 9:36

主稜線が目線の高さに

4/10 9:37

1470m
ようやく人心地つく

stp選手も生き返っただろう(o)
涙目なってました(s)

4/10 9:42

大石山、鉾立峰

4/10 9:43

あれが杁差山頂

4/10 9:51

1600m
権内尾根コースと合流、主稜線は平和な顔

4/10 9:55

まだ池塘は雪の下(o)
山頂の標柱が見えますね(s)

4/10 9:56

ゆっくりどうぞ(o)
ゆっくり行きます(s)

4/10 9:58

杁差岳山頂。結局、所要時間は西俣まわりと変わらなかった

4/10 10:05

小屋の前は池。中には入らず一休み(o)
ドアの前にある雪がカチコチで開きませんでした(s)

2階の鍵は開いているか確認するひと(o)
開いてまーす、ちなみにトイレも大丈夫(s)

4/10 10:18

予定は入リ平尾根下山だったが、精魂尽き果てたのでオーソドックスな西俣ルートへ(o)
もうね、ヘトヘトでした(s)

4/10 10:21

さようなら。またイチゲの頃に来ます

4/10 10:29

鉾立へ

4/10 10:42

この辺りから見る杁差好きだな(o)
私も(s)

4/10 10:55

休まず大石へ

4/10 11:29

二王子、まだまだ白い

4/10 11:44

主稜線の安心感を満喫中

4/10 12:12

頼母木小屋で大休止

4/10 12:27

上の鍵かけて出発。随分雪は減った

4/10 12:34

杁差、またな

4/10 12:36

頼母木の山頂は巻いていこう

4/10 12:54

得意のやつ(o)
シリセーード！！(s)

4/10 13:02

大斜面には無数のトレースがあった。西俣は大賑わい

4/10 13:47

枯松峰辺りから、遠くなった杁差岳

4/10 13:47

平和を噛みしめ、西俣史上最もダラダラ下る

4/10 14:21

午後の陰影は遅い下山のたのしみ

4/10 14:55

地の出たところにはイワウチワが沢山(o)
カタクリも咲いてましたね(s)

4/10 15:26

無事生還。いや今回は精神的に疲れました…(o)
濃厚な一日でした…(s)

撮影機器：

TG-850 OLYMPUS IMAGING CORP.

TG-5 OLYMPUS CORPORATION

F-52A FUJITSU

感想

osm310

出ト平が難しいとは聞いていたが、これ程とは…。安心して歩けるところが見当たらないような局面が連続して、とにかく気が休まらない。
飯豊連峰には時期を変えてまた歩いてみたいというところが沢山ありますが、この尾根だけは勘弁。

さとぴー

stpです。
デト平…行く前に人様の記録を探せどあまり見つからず、半ば不安なまま挑みましたが、不安的中。行けども行けども大なり小なりの割れ目が次々と出てきて、何処を歩いたらよいやら…緊張の連続でした。稜線は美しく高まった心拍を抑えてくれましたが、精神的疲労感は下山するまで付き纏いました。やー…ほんと無事生還出来て良かった…相棒のo氏にはいつもながらですが感謝＆お疲れ様でございました。

コメント

fudebako

杁の手前の斜面から大沢へ落ちてゆく景色が絶景でした。
今日は雪が黄ばんでしまっていましたが10日前はさぞ良かったことかと。
ここへ行かねば見ることのできない景色でした。

次の宿題を少し偵察してきたので来期を楽しみに。

osm310

この日は足元ばっかり見て、景色をたのしむ余裕ゼロでした。例年はこれ程大割れしないとの事、来年気が向いたらまた行ってみるつもりです。
こちらも偵察というか、極楽山行く前の週に白○山を色んな沢から目指しましたが、どこもリスキーで結局ダメ。また宿題持ち越しですよ、とほほ。

fudebako

雪が多かったせいなのか？西俣尾根も一部で例年通りのルートが取れなかったです。

そのあたりは旬が短い印象なので沢山の宿題があります。
秋頃に藪100％で行く手もあります。

osm310

藪で行くなら泡の湯側からですかね。イッツアゴー沢は途中までかなりいい感じでしたが、落ちきってない雪塊と壮大なデブリの組み合わせにビビってバックオーライです。
夏はアブ天国っぽいから秋に再訪も良いかもしれませんね。