朝日軍道の末端を歩く(東大鳥ダム〜茶畑山〜猿倉山周回)
- GPS
- 11:17
- 距離
- 27.0km
- 登り
- 2,016m
- 下り
- 2,018m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
「東大鳥ダム〜マタギ小屋」 東大鳥ダムで通行止め。蘇岡発電所までは除雪済でした。発電所以降は雪の上を歩けるが、先週まであったスノーブリッジは消えている。渡渉できないので、斜面を高巻いて回避する。 「マタギ小屋〜茶畑山」 700m辺りまで地面が出ている。雨量計があるので、普通の登山道のように歩きやすい。700m以降は雪が現れる。茶畑山まで危険個所はないが、広大な雪原なので視界の悪い場合は要注意。 「茶畑山〜柴倉山〜葛城山」 P1,243前後だけ藪が出ているが、僅かな区間のため問題ない。 ひたすたアップダウンが続いて、平地の横移動は殆どありませんでした。 「葛城山〜高安山」 しっかり下ってからの登り返しなので、体力を奪われる。 「兜岩」 地形図を見ると3方向は断崖。東斜面をトラバースしてから登ったが、雪の付き方次第で難易度は変わります。尾根への復帰も一度下まで降りてから登り返した方が安全。 「兜岩〜猿倉山」 小さいアップダウンが続く 「猿倉山〜東大鳥ダム」 700m以降は完全に雪が消えるので、藪漕ぎとなる。 ログが無いので、自分で適当に尾根を選んで降りたが、完全なる失敗…P710から、かなり急な細尾根で苦戦する。等高線を見ればわかる事だが、1本お隣の尾根も同じようなものだろう。 |
写真
感想
以前から数少ない朝日軍道の記録を調べていたが、先週登った茶畑山から稜線を見てしまうと、なんとしても歩きたくなってくる。
無雪期に藪漕ぎとなると2泊以上は必要になるが、残雪期だと茶畑で折り返せば、日帰りできそうな距離です。
朝日軍道は1,598年に開削された全長65キロにおよぶ長井葉山から続くルートで、今回は茶畑から庄内地方へと降りる末端ルートを歩いてきました。(現在は道の形跡なし)
無雪期に藪を濃いで踏破するとなると二泊以上は必要になるので、今期ラストチャンスの残雪を狙って歩いてきました。
午前4時前に東大鳥ダム前からスタート。僅か1週間で雪融けは更に進み、先週とは別のルートのように沢が現れている。
しかし残雪はまだまだあるので、泡滝ダムまで入れるようになるのは、いつになることやら…
雪はカリカリに締まっていて、歩きやすく前回よりもペースが早く4時間で茶畑まで到達。
このルート、茶畑山から眺める稜線は穏やかに見えるが、とにかくアップダウンが激しい…特に鞍部まで落とされて登り返す、高安山への登りがキツかった。
懸念していた兜岩は、想像通りの難所で雪の付きかたによっては、上がれないのでは?というくらいの絶壁でした。
馬がここを歩けるわけがないので、かなり下まで降りてから大きく迂回して、尾根に復帰したのだろうか?
登山道の無い猿倉山からの下山が今回一番の難所です。雪は消え藪を漕いで、適当な尾根を降りているので、このログはあてにならず危険なので使用なさらないようご注意を。
400年以上も前に、馬を引いて長井葉山から猿倉山まで歩いたとはホントに信じがたい。山の移動はここまでで、更に平地を庄内地方までわらじで?歩いたのだから、先人たちは凄すぎる。。
コメント
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久々にこちらにも登場ですね。
朝日軍道ですか。昔の古道を辿る旅としては魅了溢れるルートで素晴らしいですね。
今は中々歩く人はいないと思いますが、この時期でも普通は一泊な気がします(笑)
下山時のルートですが、私なら地形図を見る限りではfisさんが予定してた2本のルートの下側のP819から614経由ですかねぇ。
でも下部は藪でしょうから、私も途中から灌木ターザンで適当に下りるかもしれません。
高安山や兜岩の記録は滅多にお目にかからないので貴重な記録だと思います。朝日のコアなファンは多いので、そんな多くの方々に見てももらいたい記録ですね。
難ルート踏破お疲れ様でした😁
ここの記録は極端に少ないので、参考になるかと思いアップしてみました。
標高の高い茶畑山から低い方への縦走なので、楽勝かと思いきや、中々のアップダウンでした…
逆回りも考えていたので、してたらと思うとゾッとしますよ
下山ルートは、やはり下ですよね。私も下で考えていたのですが、現地で尾根を見下ろすと、上の方がキレイに雪が繋がっていたので、楽しようとついつい…結果、大ハズレでした。
等高線の通り710からは超細尾根の激下りでしたが、藪で掴む物には困らず何とか下りれました。
日頃、一般ルートが殆どの私は、読図が苦手なんですよ…
色々ありましたが、歴史あるルートを走破できて満足です。
「馬がこの急坂を登れんのか?」とか「わらじで靴擦れしないのか?」とかブツブツ言いながら歩いてましたよ
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