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Yamareco

記録ID: 1134661
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
朝日・出羽三山

朝日連峰 朝日軍道 2017年GW

2017年05月02日(火) ~ 2017年05月08日(月)
 - 拍手
山人 その他1人
GPS
113:28
距離
69.2km
登り
4,568m
下り
4,225m

コースタイム

1日目
山行
7:10
休憩
0:00
合計
7:10
9:10
310
道の駅月山
14:20
120
谷地幅
16:20
宿泊地
2日目
山行
10:40
休憩
0:30
合計
11:10
5:20
380
スタート地点
11:40
110
13:30
14:00
150
八久和峠
16:30
宿泊地
3日目
山行
7:40
休憩
4:00
合計
11:40
5:30
0
宿泊地
5:30
9:10
250
猿倉山
13:20
13:40
210
17:10
宿泊地
4日目
山行
10:00
休憩
0:30
合計
10:30
5:30
10
幕営地
5:40
180
葛城山
8:40
200
芝倉山
12:00
12:30
180
15:30
30
16:00
宿泊地
5日目
山行
5:30
休憩
0:10
合計
5:40
4:20
0
宿泊地
4:20
30
4:50
5:00
40
7:30
90
9:00
60
10:00
6日目
山行
7:10
休憩
1:50
合計
9:00
6:30
80
7:50
60
8:50
10:30
10
10:40
50
11:30
40
12:10
20
12:50
10
大朝日岳
13:00
13:10
90
大朝日小屋
14:40
50
7日目
山行
6:50
休憩
0:20
合計
7:10
5:00
120
7:00
130
9:10
9:30
160
12:10
根子
天候 5/2〜5/5晴れ、5/6風雨、5/7ガスのち晴れ(終日強風)、5/8晴れのちくもり(終日強風)
過去天気図(気象庁) 2017年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス タクシー
夜行バスで鶴岡駅、路線バスで落合まで。
そこからタクシーで月山道の駅。1950円
コース状況/
危険箇所等
・1日目、2日目となだらかな地形が続くので常に現在地確認を怠らないこと
・1日目、稜線に上がるまで長い間藪漕ぎした
あとは所々出ていた程度。長くて30分程度だったような気がする。
月山道の駅
長瀞橋 標高157m
林道終点から枝尾根を登り稜線へ
重荷でヤブが長く大変だった
2
林道終点から枝尾根を登り稜線へ
重荷でヤブが長く大変だった
稜線に出れば芽吹いたブナ世界
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稜線に出れば芽吹いたブナ世界
残雪をひろって進む
1
残雪をひろって進む
谷地幅。字の如く広々。雪が溶けるとどのような状態か気になる
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谷地幅。字の如く広々。雪が溶けるとどのような状態か気になる
1000m未満でもこの残雪
1
1000m未満でもこの残雪
1日目、天場では沢を降りて水をとる。
写真の所では汲むことが出来ず、さらに下流に下りた。
あぶない水汲みでした。
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1日目、天場では沢を降りて水をとる。
写真の所では汲むことが出来ず、さらに下流に下りた。
あぶない水汲みでした。
1日目天場。
902mPより
八久和ダムが見えてきた
3
八久和ダムが見えてきた
八久和山が近づく
1
八久和山が近づく
八久和峠へ向かって刈り払いがしてあった。
2
八久和峠へ向かって刈り払いがしてあった。
八久和峠
2日目 天場
気持ちの良い樹林帯
気持ちの良い樹林帯
残雪を使い急な尾根を登る
後方は八久和山
1
残雪を使い急な尾根を登る
後方は八久和山
猿倉山へ
もうすぐで猿倉山
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もうすぐで猿倉山
山頂は平ら
兜岩の登場
ブナブナ
高安山を目指す
山頂より赤見堂岳方面
3
山頂より赤見堂岳方面
山頂より以東岳へ続く尾根
5
山頂より以東岳へ続く尾根
ブナブナ
美しい雪堤
3日目天場
高安山を振り返る
3
高安山を振り返る
巨大な塊に見える
奥は戸立山、茶畑山方面
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巨大な塊に見える
奥は戸立山、茶畑山方面
左 芝倉山
右 茶畑山
手前 二重稜線ぽい
2
左 芝倉山
右 茶畑山
手前 二重稜線ぽい
芝倉山へ登り
茶畑山が近づく
芝倉山山頂
茶畑山 山頂近く
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茶畑山 山頂近く
戸立山へ
山頂より 振り返る
6
山頂より 振り返る
以東岳が見えた
4日目天場
5日目朝日
モコモコさんと戸立山
7
モコモコさんと戸立山
狐穴小屋 前の水場チョロチョロ
7
狐穴小屋 前の水場チョロチョロ
小屋後ろはドバドバ
2
小屋後ろはドバドバ
6日目 ガスと強風の中、竜門小屋へ
2
6日目 ガスと強風の中、竜門小屋へ
竜門小屋の水場はまだ出てない
1
竜門小屋の水場はまだ出てない
大朝日岳山頂
山頂より祝瓶山方面
5
山頂より祝瓶山方面
小朝日岳
葉山方面
拡大 祝瓶山
西朝日岳
大朝日岳 かっこいい
14
大朝日岳 かっこいい
竜門小屋
7日目 竜門山より
5
7日目 竜門山より
主稜線に別れを告げる
2
主稜線に別れを告げる
また来ます
以東岳と二ッ石尾根
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以東岳と二ッ石尾根
ゴロビツ
ゴロビツ
もう少し
日暮沢小屋
林道歩き
もうすぐ根子集落だ。
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もうすぐ根子集落だ。

装備

備考 食料品、お酒などのデポはしていません。

感想

112号線の月山道の駅から八久和峠を越えて長井葉山までの計画でした。
5月6日(6日目)、5月7日(7日目)と強風の為、葉山までの縦走を断念しました。それでも5月6日に大朝日岳の山頂を踏めたことで一区切りつけたことで大満足でした。
帰宅後、ニュースで強風の影響で山火事やその他の事故があったと知り、判断は間違いではなかったと思います。
同じルートまたの機会はもうありませんが、茶畑山から南方面の山々は静かで、大きなブナがひっそりと佇む素敵な場所でした。

1日目 快晴
夜行バスで鶴岡へ。夜行バスでもらった優待券で、東京第一ホテル鶴岡で朝食バイキングを腹一杯に食べる。バスで落合まで行く。予約していたタクシーで月山道の駅へ。
快晴無風。国道112号を少し鶴岡方面へ戻り、「谷地幅」の地名の林道へ入る。
しっかり手入れされている。林道終点から地形図では道があるが実際にはない。適当な枝尾根を強引に登り稜線へ。
 稜線はまぶしいばかりの芽吹いたブナ。なだらかな尾根をしばらく行くと「谷地幅」。広く平らだ。雪がなくなるとどうなるのだろう?
 さらに足を伸ばして902mP手前の鞍部で幕営。沢音がするので沢を下り水を採る。割れている滝からのちょいと危険な水取りでした。

2日目 快晴
早朝からアイゼンを着けて行くが、902mPの先は藪でアイゼンを外したり暑くなってきたので服を脱いだりで時間を取られる。
雪面になったらすぐに藪だったりしてなかなか進まない。八久和山は稜線から外れた場所にあるので巻いてしまった。というより疲れて行きたくないので先に進みたかったのが本音。
八久和山のことは忘れて前進。この辺りは地形が複雑。942Pより南西へ延びる尾根を下るルート。尾根乗る手前の小さな鞍部で水が取れた。尾根に乗ると刈り払いされていた。予想外で助かる。一気に八久和峠へ。峠の林道はしっかりと出ていた。車も2台通っていった。ハンターだろうか?峠の側溝でも水が取れた。
林道を八久和ダム方面へ少し下り、773P南の鞍部より728mPへ延びる尾根を辿る。
 728mPの先で力尽き幕営。

3日目 快晴
3日目にしていよいよ名前のある山に登ることが出来る。猿倉山の直下は急で藪が出ていた。山頂は平で、行く先にこれまた以前から「兜岩」が見える。誰が名付けたのか本当に素晴らしい。
高安山を越えるとようやく朝日連峰の一員になれたようで嬉しい。兜岩を巻き終えた先のブナと高安山を下った先にあるブナは素敵だった。途中の西側の小沢で水が取れた。目標は葛城山だったが届かず手前で幕営。

4日目 快晴
連日の晴天。葛城山は特徴のない山。いつの間にか過ぎていた。鞍部まで下って芝倉山までは長い。茶畑山方面の眺めが素晴らしい。
芝倉山の先の1243Pで藪にいじめられる。茶畑山の登りも堪える。山頂では男女二人パーティに出会う。
ここからトレースがある。なんだかうれしいような寂しい気持ちが入り交じる。気持ちを切り替えて、戸立山山頂付近でただならぬ雰囲気の単独の男性と出会う。祝瓶山から3日目とのこと。色々と情報交換。
 三角峰を過ぎると風当たりが強いので手前で幕営。携帯で天気を見てみると明日は朝から雨でおまけに風も強い予報。モコモコさんと相談して2時起き、日の出とともに出発することにする。

5日目 くもり後雨ガス強風
4:20分に出発する頃には遠くまで見渡せた。これはなんとか風雨から逃げ切れるかと思ったが甘かった。
 オツボ峰あたりで捕まり上下雨具装着。以東岳に着く頃にはガス。風雨のなかようやく狐穴小屋へ。小屋手前の雪渓で迷いGPSを出して小屋に逃げ込んだ。
 管理人の安達さんが一人。大変お世話になりました。我々の為にストーブを出していただき、お陰で身も心も温まりました。夜は我々と3人で宴会。お酒も頂き嬉しい限り。本当にお世話になりましたありがとうございました。

6日目 ガス強風
6:30に出発。「寒江山付近は風が強いよ!」とよく言われるが身をもって体験。本当に強いよ。南寒江山を過ぎてしばらくで、管理人の安達さんが追いついてきた。先行していただく。竜門小屋手前も雪渓が残っており、ガスっていると迷う。安達さんに先行していただき助かりました。
 安達さんは日暮沢へ下山。我々は今後の相談会議。色々と話し合った結果。葉山までの縦走は諦める。モコモコさん小屋で水作り留守番。山人が大朝日岳ピストンということになった。
 10時頃になるとガスが晴れてきた。ほぼ空身の荷物でもこの風は堪える。デカザックならどれほど抵抗を受けるだろう。一人、大朝日岳の山頂に立ち今回の山旅の区切りを付けた。大朝日小屋へ入りスマホで天気を見てみる。明日も天気は良いが風速24mぐらいの風が一日続くようだ。諦めもついた。
 後は、気をつけてモコモコさんが待つ竜門小屋へ戻った。竜門小屋は貸し切り、残った食材で酒で二人で乾杯して、お互いの労をねぎらった。

7日目 快晴強風午後よりくもり
竜門山から貸し切りの朝日連峰を眺める。強風は相変わらずだが最終日は快晴。朝日連峰のにくい演出。大朝日岳方面、以東岳方面の景色を堪能しながら日暮沢小屋まで下った。
 あとはのんびり道草をしながら根子へ向かった。

追記 静かな朝日連峰でした。管理人さんを除いて出会った方は3人だけでした。

2017年5月14日17:00
HP「山人小屋」にて詳細なレポをUPしました。
こちらからどうぞ!
http://yamamoko.omiki.com/20170502asahi/20170502asahi.htm

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コメント

毎度豪快な山行で
yama&mokomokoさん、こんばんわ

毎度、豪快な山行に舌を巻いて拝見しました。
5/6(土)はお近くだったのですね と言っても4時間かかりますが
危ない水汲みは有ったようですが、雪庇踏み抜きは無かったようで、安心しました

次回、どこかの小屋でご一緒した際は、詳細教えてください。
楽しみにしています
2017/5/9 23:48
Re: 毎度豪快な山行で
snafkin さん、こんばんは!
コメントありがとうございます。

朝から晩まで歩け歩けで、一日一日があっという間に過ぎていきます。
これが長期縦走の醍醐味でしょうか!

5月6日はやや遠いニアミスですね。なかなかお会いできず残念です。
休憩時間が長いのとモコモコ係数を合わせると我々の場合は6時間ほどの距離といった
ところでしょうか。

全行程を通して、初日の水汲みが一番危なかったかも知れません。

どこかの小屋でお会いできるのを楽しみにしてます。
2017/5/10 22:01
惜しかったですね。
お疲れ様でした。朝日軍道、全山惜しかったですね。「ただならぬ単独男性」のアサギリのヤマグチです 。あの日は戸立山から降りたカール状に幕営して、翌日は迷うことなく大鳥池登山口に着きタクシーで鶴岡に出て帰京しました。一昨年の会津朝日全山、昨年の栂海新道、今年の朝日連峰と充実した山でした。山屋ですからオリジナリティにこだわりたいです。またどこかで逢えたら良いですね。
2017/5/10 14:11
Re: 惜しかったですね。
asagiri76 さん、こんばんは!

コメントありがとうございます。
思った通り「ただならぬ単独男性」でしたね。会津朝日全山、栂海新道と本当に味のある山に登っていますね。

大朝日岳山頂から見た葉山を眺め、一区切りつけました。
それでも悔しいです。装備の軽量化、体力、天候、気力、そのどれか一つでも欠けてたら達成出来ないルートでした。さらに修行が必要なようです。
また、違ったルート、視点から良いラインを引けたらと思います。

どこかでお会いできる気がします。楽しみにしております。
2017/5/10 22:21
言葉が追いつきません
yamamokomokoさん ご無沙汰いたしております。

今年は雪がなかなか締まらず柔らかいと感じていました。
そのような時の高畠から飯坂も凄かったですけど、今回も凄いですね。
何と言ったら良いのか。言葉が全然追いつきません。

近くにお越しの節は、お知らせくださいな。
とても一緒には歩けませんが、コース途中で お待ち申し上げたいと思います。
(*^^)v
2017/5/11 22:12
Re: 言葉が追いつきません
maki2015 さん、こんばんは!

天候に恵まれて大朝日岳までなんとか足を伸ばすことができました。
我々はなんと言うか分かりませんが、体の隅々まで「山菌」に毒されているようです。
長期渡って山に入り続けて体をいじめないと気が済まない病のようです。
これは山で清めのお酒を飲むしか治らない不思議な菌なようです。
結局は山に行くしかありません。

というわけで、朝日連峰通いは続きそうです。
これからもよろしくお願いします。
2017/5/12 20:43
道刈りをしました。
ご無沙汰しましてお久しぶりです。
朝日軍道の縦走記録を興味深く拝見しました。いつも行程をしっかりと説明されて、要所写真も良いですね。
体力無くこんなに歩けないですが、何か同行している様な気持ちになります。

2019年、2020年と山形県の委託で葉山〜中沢峰間(朝日軍道)の道刈りをしました。ご参考 2020/10/11 長井葉山〜中沢峰間に看板取付け
https://ameblo.jp/kumanoyama093/entry-12631402006.html
御影森山〜中沢峰間は朝日町担当で、道刈り済みです。
おらが在所の山に又おいで下さい。その時はブログコメントに情報下さい。 okusan 
2021/2/19 9:52
Re: 道刈りをしました。
okusan093 さん、こんばんわ!
週末は、外出してましたため返信遅れまして申し訳ありません。
過去レポ遊びに来て下さり、ありがとうございます。
我ながら独創的なラインを辿ったと、思い出深くとても満足している記録です。

2019年10月より朝日連峰からは、コロナ等の諸事情により
遠ざかっていますが、朝日連峰はいつも頭の片隅にあり常に訪れたい山域です。

葉山〜大朝日岳ルート、okusan093 さんの作業を想像しながら、歩ける日が来ることを待ち遠しく思います。登山道整備お疲れ様でした。
2021/2/22 20:57
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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