記録ID: 4191335
全員に公開
山滑走
尾瀬・奥利根
平ヶ岳
2022年04月09日(土) ~
2022年04月11日(月)
![情報量の目安: B](https://yamareco.org/themes/bootstrap3/img/detail_level_B2.png)
![都道府県](/modules/yamainfo/images/icon_japan_white.png)
![](https://yamareco.org/include/imgresize.php?maxsize=90&crop=1&fname=%2Fuploads%2Fypc7023d93fc09bbc.jpg)
- GPS
- 56:00
- 距離
- 52.3km
- 登り
- 2,205m
- 下り
- 2,190m
コースタイム
1日目
- 山行
- 7:30
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 7:30
2日目
- 山行
- 12:30
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 12:30
6:00
240分
猫又川二俣
18:30
猫又川二俣
3日目
- 山行
- 6:15
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 6:15
3月に黒姫行った帰りに関越のSAで別の山行行ってたうちの会のKちゃんにばったり会い、しばらく会ってなかったのもあり山話に花が咲く。
春に平ヶ岳行きたいねとなったので、Kちゃん誘って山行企画。
いかんせん、平日、有給とっての3連休なので、他の会員に声かけても捕まらない。
女子2人だけの女子山行になるかと思ったが、直前の会の飲みでO氏が行きたいというので、O氏の参加が決まった。
O氏はBCデビュー戦となった。
(平ヶ岳がBCデビューってなかなかないよね!?)
■4/9(土)
道の駅「白沢」で前夜泊。もはや、沼田来た時の定番前泊地。
栃木から来るKちゃんとも道の駅で待ち合わせ。
尾瀬第二駐車場に駐車して出発。
久々のフル装備、ずっしりくる・・・。
津奈木橋にデポしてあるチャリ多数と思ったら、鳩待峠にもチャリ多数。
天気がいいので、この日は至仏山は大繁盛だったようだ。
鳩待峠から一旦下るが、BCデビューのO氏は重い装備での下りに苦戦。こけまくる。
猫又川二俣まではまだ雪もそれなりにあるので、特に苦労することもなく、スノーブリッジを数回渡って着くことができた。
二俣より先は、概ね、沢は雪で埋まっていた。
二俣かその先の1460m地点の二俣でBCを張ろうかと思っていたが、猫俣川二俣でBCを張ることにした。
ちょうどすぐ右側がそこだけ積雪が少なく、難なく沢に降りれたので、水の確保が楽だった。
(他のところは、沢まで高さ1〜1.5mくらいありそうだった)
夜は、Kちゃんが家で仕込んできたチキンカレー。
ボリューム満点でおいしかった。
■4/10(日)
平ヶ岳までは主に下記2ルートがある。
.侫織泪紳瑤留Υ瀏根からススヶ峰、J.P(1911m)を経て行くルート
▲錺訛瑤版又川右俣の中間にある尾根から〜大白沢山とJ.P間のコル、J.P(1911m)を経て行くルート
どちらで行くか直前まで悩んだが、登りは,離襦璽箸諒が楽そう。
下りは△諒が水平距離の移動が少なくて済む、
ということから、登りは,離襦璽函下りは時間により,△砲靴茲Δ箸覆辰拭
フタマタ沢の右岸尾根への取り付きは、東側から取り付いた。
朝はまだ硬いので、クトーをつけて登る。
Kちゃんは、G3のクトー使ってるけど、よく外れるから、今日は持って来てない、アイゼンで登ると言って、急斜面をアイゼンで登ってた。
O氏は初めてのクトー使用なので、私が比較的斜度がゆるくて登りやすそうなところを登って、フォロー。
初めてだが、あまり怖がることもなくがんがん登ってくるので、これにはKちゃんと私もガッツあるね〜と拍手。
尾根も超快適で気持ちいい。
しばらくはクトー付けたまま登っていたが、気がつくと右足のクトーが外れてた!!
つい、さっきまでは付いてたから、その辺にあるはず!ということで、しばらく捜索。
2、3分ほど下ったところに転がっていた。
危ない、危ない。無くすところだった・・・。
G3のクトー、外れやすい方向でちょっと力がかかると、すぐロック開放されて外れるから要注意ですな。。
ススヶ峰からの下りは尾根が狭い上で、樹林帯を滑らないといけないので、山慣れしてないと大変かも。
シールつけたままだとかえって危ないし、行動が遅くなりそうなので、シールを外して滑る。
J.Pとのコルから再び、シールをつけて、あとはずっとつけっぱなしだった。
J.Pまでは想定では3〜4時間くらいと見ていたが、とにかく暑いので休憩をこまめにとったのと、山での滑りに慣れてないメンバーもいるので、4時間以上かかってしまった。
途中、暑すぎて熱中症になるかと思った・・・。
水分も2Lでは足りないので、雪でかさ増ししてごくごく。
J.Pまで来ると平ヶ岳が見えるが、水平距離ではまだだいぶ先。
遥かなる平ヶ岳。。。
下山のことも考えると13時くらいには平ヶ岳に登頂したいが、Kちゃんも私もこのペースだと予定通り行けるか少し不安になった。
白沢山への上りでは深いグライドクラックがあったので、東側の樹林にルートをとった。
13時頃、平ヶ岳登頂!
お天気にめぐまれて一発で登れて嬉しい!!
思わず、Kちゃんとやったねの握手。
名前のとおり、平ヶ岳の頂上はだだっ広かった。
越後三山の眺めが素晴らしかった。
のんびり休憩して、下山開始。
来た道を戻るが、下山も長いし、まだまだ気が緩められない。
平ヶ岳直下はナイスザラメで気持ちいい〜。
1936mあたりまで滑り、あとはススヶ峰までずっとシールは付けたまま。
帰りも小さいアップダウンがあり疲れた体にこたえる〜。
どうにか日没前までにススヶ峰まで来て、一安心。
シールを外して滑るが、山での滑りに慣れていないO氏が怖がってなかなか降りてこない・・・。
Kちゃん、O氏、私の順番でフォローしつつ滑り降り、最後はヘッデン下山。
BCデビューのメンツもいたけど、事故なく下山できてよかった!
夜は、生姜焼きどんぶり。
疲れた体に生姜のきいたお肉がよいねー。
ただ、長丁場で久々に疲れたのに酒飲んだのがよくなかったのか、食べてる最中に喘息発作起こして、そのままダウン。
まだまだ喘息と付き合いながら山やるには研究が必要そうだ・・・。
■4/11(月)
この日は下山のみなので、のんびり起床して出発。
土日ともに天気がよかったので、往きに使ったスノーブリッジもだいぶ融けていたが、何とか使えた。
最終日も相変わらず暑いので、のんびり歩いては休憩して景色を楽しみながら鳩待峠へ。
鳩待峠からは津奈木橋すぎたあたりくらいからふきのとうがあったので、ふきのとうを取りながらてくてく下山。
長い林道歩きもだいぶ気が紛れた。
あと1時間くらいで駐車場くらいの距離のところで、林道の途中で土木工事をやってた土木事務所のお姉さんが声をかけてくれて、車に乗せてくれた。ラッキー♪
温泉で汗を流して、群馬のローカル焼肉屋「あおぞら」で打ち上げ。
あそこ、ランチより夜の方が美味しいわね〜。
最近は、同じ会の仲間も出産育児で引退したりで、会でテント担いで雪山は最近は全くやらないので、久々に充実した山行できた上に、山スキー仲間も増やせて満足。
Kちゃんは数年前のGWに一緒に劔岳女子山行行った仲間だが、また他の友達も誘って女子山行やりたいねと話した。
夏は源次郎尾根、前穂高北尾根、冬・春は火打山澄川とか黒部横断とか。
一緒に楽しめる山仲間がいてくれることに感謝。
■余談
J.Pから先に先行者のトレースあるなと思ったら、前の会でお世話になったKさんのトレースだった。
ちょうど、同日に上記△離襦璽箸妊▲織奪したらしい。
Kさんは平ヶ岳から滑って、景鶴山にも行ったようだが、向こうは向こうで、平ヶ岳からのピストンの戻りでさっき通ったばかりの3人分のトレースがあるなぁ〜と思ったらしく、ニアミスだった。
まさかの知人とはうけた。
Kさんの記録↓
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4165571.html
春に平ヶ岳行きたいねとなったので、Kちゃん誘って山行企画。
いかんせん、平日、有給とっての3連休なので、他の会員に声かけても捕まらない。
女子2人だけの女子山行になるかと思ったが、直前の会の飲みでO氏が行きたいというので、O氏の参加が決まった。
O氏はBCデビュー戦となった。
(平ヶ岳がBCデビューってなかなかないよね!?)
■4/9(土)
道の駅「白沢」で前夜泊。もはや、沼田来た時の定番前泊地。
栃木から来るKちゃんとも道の駅で待ち合わせ。
尾瀬第二駐車場に駐車して出発。
久々のフル装備、ずっしりくる・・・。
津奈木橋にデポしてあるチャリ多数と思ったら、鳩待峠にもチャリ多数。
天気がいいので、この日は至仏山は大繁盛だったようだ。
鳩待峠から一旦下るが、BCデビューのO氏は重い装備での下りに苦戦。こけまくる。
猫又川二俣まではまだ雪もそれなりにあるので、特に苦労することもなく、スノーブリッジを数回渡って着くことができた。
二俣より先は、概ね、沢は雪で埋まっていた。
二俣かその先の1460m地点の二俣でBCを張ろうかと思っていたが、猫俣川二俣でBCを張ることにした。
ちょうどすぐ右側がそこだけ積雪が少なく、難なく沢に降りれたので、水の確保が楽だった。
(他のところは、沢まで高さ1〜1.5mくらいありそうだった)
夜は、Kちゃんが家で仕込んできたチキンカレー。
ボリューム満点でおいしかった。
■4/10(日)
平ヶ岳までは主に下記2ルートがある。
.侫織泪紳瑤留Υ瀏根からススヶ峰、J.P(1911m)を経て行くルート
▲錺訛瑤版又川右俣の中間にある尾根から〜大白沢山とJ.P間のコル、J.P(1911m)を経て行くルート
どちらで行くか直前まで悩んだが、登りは,離襦璽箸諒が楽そう。
下りは△諒が水平距離の移動が少なくて済む、
ということから、登りは,離襦璽函下りは時間により,△砲靴茲Δ箸覆辰拭
フタマタ沢の右岸尾根への取り付きは、東側から取り付いた。
朝はまだ硬いので、クトーをつけて登る。
Kちゃんは、G3のクトー使ってるけど、よく外れるから、今日は持って来てない、アイゼンで登ると言って、急斜面をアイゼンで登ってた。
O氏は初めてのクトー使用なので、私が比較的斜度がゆるくて登りやすそうなところを登って、フォロー。
初めてだが、あまり怖がることもなくがんがん登ってくるので、これにはKちゃんと私もガッツあるね〜と拍手。
尾根も超快適で気持ちいい。
しばらくはクトー付けたまま登っていたが、気がつくと右足のクトーが外れてた!!
つい、さっきまでは付いてたから、その辺にあるはず!ということで、しばらく捜索。
2、3分ほど下ったところに転がっていた。
危ない、危ない。無くすところだった・・・。
G3のクトー、外れやすい方向でちょっと力がかかると、すぐロック開放されて外れるから要注意ですな。。
ススヶ峰からの下りは尾根が狭い上で、樹林帯を滑らないといけないので、山慣れしてないと大変かも。
シールつけたままだとかえって危ないし、行動が遅くなりそうなので、シールを外して滑る。
J.Pとのコルから再び、シールをつけて、あとはずっとつけっぱなしだった。
J.Pまでは想定では3〜4時間くらいと見ていたが、とにかく暑いので休憩をこまめにとったのと、山での滑りに慣れてないメンバーもいるので、4時間以上かかってしまった。
途中、暑すぎて熱中症になるかと思った・・・。
水分も2Lでは足りないので、雪でかさ増ししてごくごく。
J.Pまで来ると平ヶ岳が見えるが、水平距離ではまだだいぶ先。
遥かなる平ヶ岳。。。
下山のことも考えると13時くらいには平ヶ岳に登頂したいが、Kちゃんも私もこのペースだと予定通り行けるか少し不安になった。
白沢山への上りでは深いグライドクラックがあったので、東側の樹林にルートをとった。
13時頃、平ヶ岳登頂!
お天気にめぐまれて一発で登れて嬉しい!!
思わず、Kちゃんとやったねの握手。
名前のとおり、平ヶ岳の頂上はだだっ広かった。
越後三山の眺めが素晴らしかった。
のんびり休憩して、下山開始。
来た道を戻るが、下山も長いし、まだまだ気が緩められない。
平ヶ岳直下はナイスザラメで気持ちいい〜。
1936mあたりまで滑り、あとはススヶ峰までずっとシールは付けたまま。
帰りも小さいアップダウンがあり疲れた体にこたえる〜。
どうにか日没前までにススヶ峰まで来て、一安心。
シールを外して滑るが、山での滑りに慣れていないO氏が怖がってなかなか降りてこない・・・。
Kちゃん、O氏、私の順番でフォローしつつ滑り降り、最後はヘッデン下山。
BCデビューのメンツもいたけど、事故なく下山できてよかった!
夜は、生姜焼きどんぶり。
疲れた体に生姜のきいたお肉がよいねー。
ただ、長丁場で久々に疲れたのに酒飲んだのがよくなかったのか、食べてる最中に喘息発作起こして、そのままダウン。
まだまだ喘息と付き合いながら山やるには研究が必要そうだ・・・。
■4/11(月)
この日は下山のみなので、のんびり起床して出発。
土日ともに天気がよかったので、往きに使ったスノーブリッジもだいぶ融けていたが、何とか使えた。
最終日も相変わらず暑いので、のんびり歩いては休憩して景色を楽しみながら鳩待峠へ。
鳩待峠からは津奈木橋すぎたあたりくらいからふきのとうがあったので、ふきのとうを取りながらてくてく下山。
長い林道歩きもだいぶ気が紛れた。
あと1時間くらいで駐車場くらいの距離のところで、林道の途中で土木工事をやってた土木事務所のお姉さんが声をかけてくれて、車に乗せてくれた。ラッキー♪
温泉で汗を流して、群馬のローカル焼肉屋「あおぞら」で打ち上げ。
あそこ、ランチより夜の方が美味しいわね〜。
最近は、同じ会の仲間も出産育児で引退したりで、会でテント担いで雪山は最近は全くやらないので、久々に充実した山行できた上に、山スキー仲間も増やせて満足。
Kちゃんは数年前のGWに一緒に劔岳女子山行行った仲間だが、また他の友達も誘って女子山行やりたいねと話した。
夏は源次郎尾根、前穂高北尾根、冬・春は火打山澄川とか黒部横断とか。
一緒に楽しめる山仲間がいてくれることに感謝。
■余談
J.Pから先に先行者のトレースあるなと思ったら、前の会でお世話になったKさんのトレースだった。
ちょうど、同日に上記△離襦璽箸妊▲織奪したらしい。
Kさんは平ヶ岳から滑って、景鶴山にも行ったようだが、向こうは向こうで、平ヶ岳からのピストンの戻りでさっき通ったばかりの3人分のトレースがあるなぁ〜と思ったらしく、ニアミスだった。
まさかの知人とはうけた。
Kさんの記録↓
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4165571.html
天候 | 4/9(土) 快晴・無風 4/10(日) 快晴・無風 4/11(月) 晴れ・無風 とにかく、あちー |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・この時期は無料 ・トイレは冬季閉鎖で使用不可 道の駅「尾瀬かたしな」とかで済ませておいた方がいい |
コース状況/ 危険箇所等 |
■戸倉〜鳩待峠 鳩待峠まで除雪済み。 ■鳩待峠〜猫又川二俣 山の鼻より先は、何回かスノーブリッジを渡る。 時期的に雪がまだかなりあるので、渡渉に困ることはなかった。 ■猫又川二俣〜平ヶ岳 ・猫又川二又より上流は概ね、雪で埋まっている。 今回の場合、猫又川二俣の先の二俣(ワル沢とフタマタ沢の二俣の手前)(1460m)まで行くと、完全に埋まってて水がとれなかったので、当初の計画どおり、幕営地は二俣で正解だった。 ・フタマタ沢右岸尾根の取り付きから尾根に乗ってしばらくは、クトー使用。 ・ススヶ峰からの下りは狭い上に、樹林帯を滑るので、山での滑りに慣れている必要あり ・白沢山への上りで、深いグライドクラックがあり。 ■参考 「ハイグレード山スキー最新ルート集」岳人編集部編 「日本バックカントリー・オール」パウダーガイド編集部 |
その他周辺情報 | ■日帰り温泉:道の駅「白沢」 望郷の湯 ・料金:大人 2時間 580円 ・営業時間:午前10時〜午後9時 ・公式HP:http://www.boukyou.com/ |
写真
装備
個人装備 |
・10mロープ
スリング等<br /> ※使用なし<br /> ※軽量化のため30mロープは携行せず
|
---|
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:487人
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する