雲一つ無し快晴の阿弥陀岳〜赤岳
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- GPS
- 29:58
- 距離
- 22.9km
- 登り
- 2,351m
- 下り
- 2,367m
コースタイム
天候 | 21曇り 22快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
*八ヶ岳山荘駐車場〜美濃戸山荘・沢筋まで降りる下り坂は凍ってスリップ注意 ・美濃戸山荘はクローズ注意 有料トイレ使用可能 *北沢・雪量多し7〜8の小橋を渡り返し赤岳鉱泉テン場へ 橋は一人ずつ歩行のこと *行者小屋〜中岳のコル・冬道ルート雪量多し *中岳のコル〜阿弥陀岳・最大斜度細心の注意が必用 Wアックス登攀かアンザイレンが理想 *中岳〜文三郎道分岐〜ガレ場の連続 足元注意 *文三郎道分岐〜赤岳 登攀する人下降する人多し譲り合って滑落注意 下山後は原村の「もみの湯」0266-74-2911 500円 17時以降300円 |
写真
感想
去年暮れに登りながらも吹雪のため敗退した。その時痛めた膝も治療すること2ヶ月余り。不安を抱きながらも連休は、絶好の山行日と決めている私にとって家でのんびりは許されないこと。今回久しぶりのバディー(前会社のY村君)を組んで装備食材、役割分担で単独行よりはるかに精神的に楽でした。
赤岳鉱泉小屋、雪中テン泊は北ア乗鞍岳3年ぶりのテン泊である。
積雪時は安全性の面から北沢コースを取るようにしている。赤岳鉱泉小屋の野営地はシラビソの中にサイトがあり自然の中に共生している。設営後しばしの山談義に花が咲きY村君が持参したチリ産赤ワイン フルボディで乾杯。ふだん無口の相棒も乗って来た、次回はどこへ、来たばっかりなのに良かった山、思った以上にがっかりの山。等々
ディナーはビーフシチュー、定番魚肉ソーセージ、野菜代替の茎わかめ、20時就寝。翌日4時起床朝食豚汁にブルーベリーマフィンを戴く。アタックザックに行動食、カメラ等詰め込み出発。 行者小屋のテントサイトも混んでいる阿弥陀岳に登る冬道は2,3のパーティしか入っていない。このコースは雪崩で過去に犠牲者が出ておりアイゼンが効いている時間に通過したい。稜線に日が差しダケカンバの影が美しい。
中岳のコルで一休み後阿弥陀岳を目指す。山岳信仰名の付く山は多いが阿弥陀岳はたぶん此処のみではないだろうか?今回阿弥陀如来座像(石仏)は雪に埋もれ拝顔は出来なかった。バッカスチョコ・アーリータイムを奉納、お流れを頂く(笑)。360°の展望に感動し癒された。さあこれから中岳経由主峰赤岳を目指す。下りの阿弥陀の直線急降下は細心の注意どころ一歩間違えればサヨナラ!
中岳はナイフリッジの箇所あれど慎重に行動すれば心配に及ばず。文三郎道分岐まではガレ場あり風の通り抜け場所でもあり着雪薄い。赤岳直下アンザイレン登降者多し。赤岳山頂弥栄碑はエビのシッポによる造形美あり。地蔵尾根下りは最初の20分は慎重に後は快適な樹氷越しの景観が良い。いつの間にか樹林帯となって元の行者小屋へ帰着。再びテントサイトに到着、撤収開始「来た時よりも美しく、残すものは感謝のみ」。 大腿四頭筋に快い疲れを感じ、暮れに果たせなかった達成感とけだるさを味わって林道を降りたのでした「樅の湯」に入って無事に山行を終えたことを相棒と分かち合った。
麗嶺
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