奥穂高岳 白出沢-扇沢
- GPS
- 13:29
- 距離
- 19.2km
- 登り
- 2,504m
- 下り
- 2,103m
コースタイム
- 山行
- 11:29
- 休憩
- 2:00
- 合計
- 13:29
過去天気図(気象庁) | 2022年04月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
新穂高から奥穂高をつないだ周回を予定していたが雪のコンディションと天気の都合で上高地へ抜けることに
新穂高スタート、雪は全然なく、少しスキー歩行したが切り替えが面倒なので全く無駄だった
白出沢へは夏道に取り付いたが、ここも雪が少なく時間がかかる
沢を覗いたら雪があったので沢底を歩くことに
滝手前までくると落石ゴロゴロ、早朝の通過中にも落石の音が、
過去にも落石事故があるのでなかなか怖い谷だ
夏道がよくわからず沢を詰めていく
最後は右手の細いルンゼを詰めたらなんとか滝を巻いて尾根に出た
そこから少し笹を藪漕ぎして白出沢に復帰、
雪は固くて斜度があるが今日は板の担ぎが多いので
なるべくシール・クトーで登る
しかし、小屋手前は斜度がさらにきつくなってシートラ
穂高岳山荘は小屋前を除雪して小屋開け準備中だった
奥穂高山頂をめざす
はしご鎖は出ていたので夏道と同じ雰囲気
ルンゼ状の雪斜面を少し登る、滑落を受け止めるネットは設置されていた
あとは夏道と急斜面の雪のトラバースを1回こなして山頂ゴール
さあ扇沢へ滑り込む
雪はガッチガチで緊張した、1ターン1ターンが命がけ、
急斜面で落差があるため転んだら止まらずに猛スピードで岩か雪にぶつかるだろう
デブリ跡と溝でかなりリスキーになってきた
少し下れば雪がやわらかくなるかと思ったが
アイゼンに変えて雪がやわらかくなるまで下降、
ルンゼの入り口まで歩くことになった
体感では温度は高いので雪は緩むかと思ったが甘かった
ルンゼ内も雪の流れた溝がいくつもできていてターンできる雪面はない
途中でキックターンした時にバランスを崩して転倒、
30mほど滑落してなんとか右足のスキー板が雪面に刺さって停止できた
もう少しのところで沢内に転がっていた岩にぶつかるところだった
左膝が軽く捻挫したようだ、無理せずすべり降りる
あとは慎重に扇沢を抜けた、滑りは全く楽しくなく雪コンディションの悪さから危険な行為だった
まあこういう日もあるが、もっと安全意識を高めて危険行動を控えることを心がけたい
岳沢小屋で反省会をして、上高地へ下る
森に入る手前で雨が当たってきた
森の木が傘になってくれる ありがたい
上高地はまあまあ人がいたがバスはソーシャルディスタンスが保てる人の量だった
平湯で乗り換えて新穂高ゴール
元気に帰ってこれたことに感謝
先週の抜戸沢もそうでしたが今シーズンの北アルプス南部の急斜面は雪面のコンディションが悪いですね
急な気温上昇によって溝が多い印象です
水が汲めないから雪から作る準備してガス多めに持っていこう
槍にいくなら、
東鎌尾根は雪で槍手前が辛いと思う
無理せず槍沢に下りてから槍目指してもいい
上高地線は落石で今は通行止め、4月中に直す予定
新穂高から双六行って西鎌尾根もおすすめ
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