針ノ木岳 It's a fine day
- GPS
- 06:31
- 距離
- 11.5km
- 登り
- 1,478m
- 下り
- 1,506m
コースタイム
- 山行
- 5:03
- 休憩
- 1:29
- 合計
- 6:32
天候 | fine day |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
【登山口〜最終堰堤】 ・早々に雪は出てくるがシートラてくてく。 ・最終堰堤手前の藪突破は無い。 【最終堰堤〜マヤクボ沢出合】 ・シール登行に換装。 ・こんなにフラットな雪渓は初めて。 【マヤクボ沢出合〜マヤクボのコル・針ノ木岳】 ・出合でクトー装着。ジグる時は新雪下の雪が締まっているので新雪でジグった。 ・E2540で雪の緩み待ち。 ・マヤクボのコル上部(E2700)からシートラ。 ・アイゼンは不使用だが一部5m程度のトラバースが嫌らしい。 【針ノ木岳〜E2770】 ・針ノ木峠側の急斜面の南西側に雪付きがあればスキーで降りれるが、岩が露出していたのでアイゼン装着でクライムダウン。 【滑走】 ・マヤクボカールのスキーヤーズライトは少し硬く、やや引っ掛かるのでレフトへ移動。レフトは快適だった。 ・E2540から下のマヤクボ沢は少し緩み過ぎだが快適。 ・出合からの雪渓も凹凸少なく快適。 ・最終堰堤から先も右岸を観光センター裏の橋まで藪滑走できる。 ※E1530で橋を渡り左岸を歩いても時間は変わらないかも。。。 |
写真
感想
今シーズンの針ノ木雪渓は状態が良いとの噂を聞く。それなら自分も肖ろうと針ノ木岳に行く事にした。
前日は気温が低く降雨があるので標高が上がれば雪かな。自宅を3時過ぎに出発し、運が良ければ無料駐車場に〜なんて考えていた。5時30分頃に無料駐車場に入るが満車。やっぱりね。下の無料駐車場に駐車する。
準備を済ませ6時10分頃、スキーを担ぎ道路を歩いて行く。登山道入口から元気よくスタート。
右岸を見ると雪が繋がっているので帰りは観光センター裏までスキーで帰ろう。
早々に雪が出てくるが最終堰堤まではツボで行く。蓮華大沢手前の藪突破も無く最終堰堤を越えてシール登行に換装する。雪渓はフラットな状態で所々に新雪がある。この雪は登行時には団子となり、滑走時には掴んでくる悪い奴だ。
マヤクボ沢出合手前で新しいデブリがあり、大きなスノーブロックもあった。出会いをマヤクボ沢方面に少し登り藪を背にしてエネ補給とクトー装着。いつものように出だしは直登して行きE2360からジグりながらマヤクボカール底まで登る。
E2540の大岩で緩み待ちの休憩をしていると後続のテレマーカさん到着。一緒にお喋りしながら40分くらい緩み待ちをしたらマヤクボのコルに向かう。
最低鞍部より針ノ木岳側へ30m程高度を上げた辺りで稜線へ乗り上げシートラで夏道を登る。登山道に少しの残雪はあるが、アイゼンを装着する程ではなさそう。一部5m程の雪付きのトラバースがあり慎重に歩を進める。凍っていたらアイゼン装着必須です。
針ノ木岳登頂〜。
やや風はあるが寒くはないのでパシャパシャと360°の眺望を楽しむ。今日は富士山まで見えた。山頂写真は登山者さんに撮ってもらいました。ありがとうございます。
滑走は直登ルンゼかマヤクボカールか。直登ルンゼはヤマレコを始める前に滑ったので4年前の事。大量にスラフが流れた記憶がある。下部の状況が判らないのでマヤクボカールからの滑走とする。
先ずは山頂から峠寄りの急斜面上までツボで行く。急斜面上部から左手のカール方面を覗くと下部に登山者がいるのでトラバースは出来ない。昨年は急斜面の右側から降りたが、今年は雪が付いていないので滑れない。戻って直ルンから滑ろうかとも思ったが、アイゼンを装着して急斜面をクライムダウンする事とした。降りたらスキーに換装しGO〜。
マヤクボカールのスキーヤーズライトを大回りで落とす。あれっ引っ掛かるぞ。充分に緩んでいると思ったがライトは緩み不十分でした。レフトへ移動すると緩んでいるので、小回りで快適に落として行く。E2540からマヤクボ沢出合までは少し緩み過ぎだが、出合の上部から右側の峠方面にトラバ気味に滑走して行くとフィルムクラストでいい感じにシュプールを刻める。ノドのデブリを横断し面ツルを滑る。ここもフィルムクラストで快適でした。
今年の雪渓は凹凸も少なく地雷も少ない。そして今日は雪も緩んでいる。そりゃ〜快適でしょう。標高差1100mを20分で滑ると最終堰堤。そこからも右岸をトラバース気味に滑っていくと一回だけ堰堤に行く手を阻まれる。少々ツボで登り堰堤を越えたら鬱陶しい藪の中を高度を下げ過ぎないように滑る(歩く?)。観光センター裏の橋の袂まで雪は繋がっていた。スキーを担いで橋を渡り駐車場まで600mテクテクしたら無事下山。
今までで一番きれいな針ノ木雪渓の滑走だった。
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