大峰奥駆道をつなぐテント泊 太尾登山口〜釈迦ヶ岳〜天狗山〜涅槃岳〜阿須迦利岳〜持経ノ宿〜平治ノ宿 ピストン
- GPS
- 18:20
- 距離
- 31.8km
- 登り
- 2,861m
- 下り
- 2,868m
コースタイム
- 山行
- 8:14
- 休憩
- 1:13
- 合計
- 9:27
- 山行
- 8:09
- 休憩
- 0:38
- 合計
- 8:47
初日は、次の日があるぞと考えてペースをおさえた。
2日目は前半は無理せず、深仙宿からペースを上げようと考えていたが、意外と深仙宿〜千丈平のトラバースががしがし高度を上げる道で、あまりペース上がらず。
天候 | 初日:晴れ。風強く、登山道には氷が張っていたり、霜柱が立っていたり。登山口で5℃、釈迦ヶ岳山頂で3℃、深仙宿7℃、太古ノ辻あたりから暖かくなり10℃、嫁越峠で13℃、以降日中はそのくらいの気温。 2日目:出発時は3℃、比較的早く気温が上がり持経ノ宿で6℃、奥守岳13℃、ひなたはそのくらいの気温で歩いていると暑かった。風は前日よりは弱かった。 |
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過去天気図(気象庁) | 2022年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
2日目戻ってきたときには路駐もそれなりにありました。 トイレは改修工事終了していてしっかりと使えます。 ここに至る長い林道、以前よりはましだった気がしますが落石多数、一部崩落個所もありました。ファミリーで来られている方を見るとうちの家族も連れて来たいけれど、車酔いする人は無理だろうなぁと思いとどまっています。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
太尾登山口〜釈迦ヶ岳:迷うようなところもなく歩きやすい道です。最後ちょっと急ではあります。 釈迦ヶ岳〜深仙宿:急坂があるので滑らないように注意です。 深仙宿〜太古ノ辻:大日岳を過ぎたところから細いトラバースです。大日岳は今回パスしましたが、巻き道を行く方が安全です。 太古ノ辻〜天狗山:蘇莫岳(そばくさだけ)を過ぎた後の岩場に注意です。今回は乾いていましたが濡れていると滑りやすく歩きにくいです。あと、復路で長い登りをしんどく感じるポイントです。 天狗山〜持経ノ宿:ひたすら長い。水場がないので注意。証誠無漏岳あたりでは鎖場あり、短いですが慎重に。 持経ノ宿〜平治ノ宿:持経ノ宿で水を汲みおいてくださっていました。また、コーラ、ビールの販売があり、みかんももらいました。とても甘くおいしく感謝です。トイレもあり助かります。持経ノ宿からちょっとだけ舗装道路を歩きます。舗装道路の分岐を少し直進すると平らなところがあってテントを張れるらしいです。 平治ノ宿:トイレはあるにはありますが、手動水洗式ということで、トイレ小屋の外にあるドラム缶から水を汲んできて自分で流します。しかし、先人のモノが流されずに堆積しているので全然流れません。外からロックをかけられるけれども、中からはかけられないようになっているのも、私が使い方を理解できないだけかもしれないですが、不安。 深仙宿〜千丈平のトラバース:道は細いですが特に危険個所なし。登らないで済むと勝手に思い込んでいたけれどもがんがん登る道でした。 |
写真
装備
MYアイテム |
sharks74
重量:-kg
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個人装備 |
バーサライトジャケット
エバーブレスフォトンパンツ
Bitihorn Superlight Down900 Jacket
Light Alpha Tights
ソックス
レイングローブ
ゲイター
サングラス
ヘッドライト
予備ヘッドライト
Lunar Solo
UL Pad15+
ダウンハガー800 #3
エスケープヴィヴィ
エマージェンシーブランケット
銀マット
手ぬぐい
バーナー
ガス缶
クッカー
箸
スプーン
浄水器
日焼け止め
虫よけ
歯ブラシ
ティッシュ
携帯トイレ
トイレットペーパー
マルチツール
笛
熊鈴
ファーストエイド
モバイルバッテリー
カメラ
iPhone
地形図
腕時計
コンパス
計画書
財布
|
備考 | ●装備 ・山と道Three、水込で11.6kg。 ・麦茶0.5L+水1.0L+湯0.5L=2.0L持参。 ・初日は気温低い時間が長く、飲んだのは0.3Lほど。 ・2日目は0.7Lほど飲んだ。持経ノ宿で0.3Lほどいただいた。 ●行動時の服装 ・スキンメッシュ ・Primino 140 Zip Neck ・100% Merino Hoody・・・往路は着っぱなし、復路は蘇莫岳で脱いだ。 ・フロウラップフーディ・・・往路は嫁越峠で、復路は持経ノ宿で脱いだ。 ・コアノパンツ・・・初日序盤は気温が低かったので良かったが、10℃を超えるとこれは暑すぎる。もっと薄手のにして、寒ければレインパンツを履くようにすればよかった。 ・トレッキンググローブ ・ネックウォーマー ・スキンメッシュソックス・・・初めて履いてみた。いつもは後半にソックスが湿って摩擦を感じるが、今回はそれを感じなかったので役に立ったと思う。 ・RLメリノアルパイン ・キネシスプロGTX ・帽子 ●就寝時の服装 ・行動着+ダウンジャケット+Light Alpha Tights ・シュラフ#3+エスケープヴィヴィ ・夜間に2〜3℃まで下がると予想されたので寒さ対策で上記のようにした。結果、ぽかぽかでぐっすり眠れたのだけれども、過剰な装備だった。 ※今回のように行動時3〜13℃、就寝時最低3℃という条件では、次のようにするのが良かったと思う。低温予報は分かっていたことなのに、不安になって直前に荷物を増やしてしまって反省。 ・コアノパンツ→もっと薄手のパンツ ・ダウンジャケット(185g)は省略。ウール2枚重ねで十分暖かい。 ・ヴィヴィ(238g)も省略。それで寒ければレインウェアやエマージェンシーシートを活用。 |
感想
日帰りで少しずつ大峰奥駆道をつないできたが、どうしても子守岳〜平治ノ宿は日帰りでは行けない。そういうわけで大峰で初のテント泊。
2〜3℃までテント場の気温が下がるということで不安になり防寒装備を見直したが、今思うと過剰な装備だった。ぐっすり寝られたので良かったけど。
大峰奥駆道を一気に歩こうという人の多いことに驚いた。会う人の多くが歩き通す人で、私のようにピストンする人は他にお目にかからなかった。南奥駆はアクセスが難しいので、必然的にスルーハイクする人の比率が多くなるということか。
皆さん装備はまちまちで、大きなザックでゆっくり歩く人、小さなザックで2泊くらいで歩き通してしまおうという人、どちらもすごいの一言です。
私はと言えば、初日はいろいろなことを考えながら歩いた。
家族のことが7〜8割で、あとは最近チームを離れたバスケのこと、仕事のこと。
阿須迦利岳の登り下りでなんだかいろんな気持ちの整理がついて、心が洗われたって感じた。
2日目は山を歩くことそのものに集中できた。
最後の方は、早く下山して家族と晩御飯を食べようの一心でちょっと雑な歩き方をしてしまったけれども。
天候に恵まれてたくさん写真を撮った。
しかし、PLフィルターのサイズを間違えて持ってきてしまったのは痛恨。
それと、北奥駆ほどでかい岩が出てくるとかではないので、広角ズームよりも標準ズームを選ぶ方が良かったかも。
ともかく、山と向き合うだけでなく、自分の心とも身体とも向き合うことができて、出会った人たちと言葉を交わすこともできて、貴重な山歩きができた。
私に関わってくれる皆さんに感謝です。
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