まだまだ雪山 小遠見山
- GPS
- --:--
- 距離
- 4.2km
- 登り
- 409m
- 下り
- 487m
コースタイム
天候 | 青空と雲の入り混じり 時々突風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
アルプス展望リフトを降りて直ぐ、スノーシューを装着します。昨日の雪で真白です。地蔵の頭を巻いて急な山肌を登り尾根に登ります。先行者はいませんのでクラブ岳代表葛谷さんがラッセルし、5人があとに続きます。 やせ尾根の雪庇は右についたり左についたりしています。状況を見定めながらルートを決めて登ります。時々突風が襲ってきて、その都度耐風姿勢で凌ぎ、風が弱まったのを見て再び登り始めます。 尾根を真っすぐ登ります。スノーシューが滑って、登りづらい急な場所が一箇所あります。膝で階段を作りながら身を持ち上げます。ここを下る時は慎重に。 一ノ背髪を過ぎるとやや下り、二ノ背髪の手前も急登です。二ノ背髪からは、五竜を眺めながら快適に歩きます。雪庇を避けて歩き、スノーシューでも時々踏み抜きます。 小遠見山頂は風の吹きっさらしです。少し下った遠見尾根の分岐で昼食としました。 下りはアルプス展望リフトを利用することは出来ません。ゲレンデを横断する時は要注意です。 木崎湖温泉「ゆーぷる木崎湖」で汗を流しました。 |
写真
感想
葛谷さんにお誘いを受け、久しぶりにクラブ岳に参加しました。メンバーは山県市のFさん、岐阜市のKさん、名古屋市のOさん、一宮のO女史と、いずれも顔見知りの女性です。
数日前の天気予報ではこの日は雨マークと雲マークがついていましたが、昨日は雨マークがとれて雲とお陽さんマークに変わっていました。冬型の気象配置で冬に舞い戻ると注意を喚起しています。高層天気図500hPaを見てみますとー36℃はカムチャッカ止まりです。冬型とは云え今は春、ハードシェルは必要無いと、カッパで登ることにしました。上手くいくと後立山連峰が見えるかも、わくわく。
テレキャビンとアルプス展望リフトを乗り継いで、標高1610m地点から登り始めます。昨日降ったのでしょう、新雪で真白です。最初からスノーシューを履き、葛谷さんを先頭に隊列を組みます。新雪にトレースは無く、足首上程度のラッセルです。じきに汗が出始め、長袖を一枚脱ぎます。雲に覆われていますが、少しづつ青空も出始めます。時間はたっぷりあります。青空が広がってくるのを期待して、何度も立ち止まって登ります。
見返り坂、振り返ると、雨飾山、高妻山、戸隠山、飯縄山が連なって見えます。その南には、菅平、根子岳も見えます。雨飾の奥には頸城三山がちらっと姿を現します。谷を挟んだ八方尾根には雲がかかり、唐松岳は見えません。行く手に真っ白な尾根の登りが続いています。雪庇が延びています、ここはまだまだ冬山です。やがて五竜が姿を現し、頂上直下にはっきりと武田菱が張り付いているのが見えます。稜線上では何度も突風に見舞われ、耐風姿勢を余儀なくされます。ここは北アルプス、景色だけでなく、強風にも感激!!
小遠見山頂、青空が広がってきましたが雪煙りが舞い上がっています。雪煙りの向こうに、五竜から続く稜線、V字型に切れ込んだ八峰キレット、雲に覆われた鹿島槍、その左に爺ヶ岳、う〜ん、良い。とは云っても風が強い。少し下り、風を避けて昼食とします。後立山の峰々を眺めながらの昼食、なんと贅沢なひと時。
名残惜しんで下りにかかります。下りは早い。やせ尾根の急降下ではちょと緊張。見返り坂、最後の下降。広い斜面をそれぞれが自分のトレースをつけて下ります。これぞスノーシューの醍醐味です。
季節はまた変わるけど・・・、まだまだ春山を楽しめそうです。
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