御池岳 無念途中撤退!春の吹雪に負けました。
- GPS
- 06:19
- 距離
- 13.5km
- 登り
- 1,321m
- 下り
- 1,318m
コースタイム
天候 | 雨のち晴れ時々曇り。標高が上がって霰、雹、雪、吹雪。 尾根は風も強かったです。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
白瀬峠手前の雪が積もっていないところまでは道は滑りやすいがはっきりしてます。 雪が積もってからは所々の赤テープがたより。昨晩の雪の為、トレースなし。 沢の所で、ルートミス。違う尾根に登り、鉄塔の所から登山道方面にトラバース。 薄い新雪の下に木の葉があり、滑りまくる。尻セード三昧。 白瀬峠からは尾根道で迷いませんが、7合目の案内板より道が分らなくなり、また違う尾根方面に進む。またまたトラバースして何とか戻る。 山頂に向かう登り地点でタイムアップ。 下山時はほとんど登って来たときの自分の足跡も雪で消滅。 チェーンスパイクではすぐ足裏に雪が固まり歩きにくい。 雪道が終わると、木の葉と泥の滑りやすい道が続く。 全体的に注意が必要。 |
写真
感想
天気予報は午後から崩れそうなので、少し早めに家を出ました。
今日は御池岳に向かいます。
4月に入ったので、雪も山頂付近だけかな?
念のためにアイゼンは持っていくけど、ウールの手袋はいいかな。
そんな軽い気持ちで、何か花でも見れればと車を進めました。
登山口に着いても、途中から降っていた雨は止まず。
とりあえず一服していると、突然雨が止んで晴れだしました。
シメシメ。また雨が降り出す前に登って下りてこようとスタートです。
まだこの時でも雪山に登るとの思いは少なかったです。
標高が650M程度まで来ると、何か白いものが舞ってます。
雪?降るの?
見上げると山肌には結構雪がありそう。
昨日の雨は、山では雪だったのか。
ぼちぼち、この辺で考えが甘かった事に気がつきました。
でも一応、最低の対応準備で来ているのでそのまま進みます。
風も強くなり、雪も段々降って来ました。
完全な雪道になると、登山道がはっきり分らなくなって来て、
赤テープや木の赤い印を探しながら登ります。
ちょっと尾根に上る感じの所を上がると、その先は沢に切れ落ちてました。
見渡しても赤い印は無し。
じゃあ、この手前の尾根を登るんだな。
でも、この判断が間違ってました。
結構登ってからGPSを見ると違う方向に登ってます。
(あの時、下でもっと調べれば良かった。)
でも、後の祭り状態。
とりあえず上の尾根まで登りきってどうするか考える事にしました。
尾根まで登る途中の小屋や、登った所の鉄塔等の人工物には何故か癒されましたが、
登山道にはどうやって戻るか?
さっきの沢の上から向こう側に出るには少し下って斜面をトラバースしていくか。
雪が積もっているから出来ることです。
尻セードを楽しみながら向かいますが、途中からトラバースするにも薄い雪の下の木の葉が滑る滑る。
何とか進むと、本当に薄い細い道っぽいものもあって何とか進めました。
GPSで確認して登山道に結構近づいたと思ったら、登山者の方がチラッと見えました。
あと少しだ。
で、何とか登山道復帰。
そこからすぐに白瀬峠でした。
先程の登山者グループも休憩されてました。
先にスタートされ、途中で道を譲っていただいた方々でした。
雪道で途中から足跡が無くなっていたので心配していたといっていただき、感激です。
すいませんでした。
藤原岳に向かわれるという事で、ここでお別れです。
さあ、一人で御池岳にスタート。
雪は段々強くなって来ますが、尾根道だったので何とか進軍できます。
結構歩いて来たと思った時に7合目の案内板。
えっ、まだ七合目。まだ3合あるの。
でも、何とか気を取り直して登りに掛かります。
ここからが赤い印も案内板も見当たらず、とにかく上に登ります。
またまた、ここで失敗。
ここもある程度登ってGPSで確認すると尾根が違う。このままでは御池岳に着かないや。
軌道修正して何とかヤマレコでゲットしておいたルートに戻りましたが、本当にここが正しいルートかは
もはや分りません。
少し下って沢を渡り、多分ここから登りきらないと山頂には着かないや。
最初の道を間違えた時に、結構体力を使いながら11時30分で着かない場合は戻る事に決めてました。
今は11時13分。後、17分ではとても無理。雪も結構降ってます。
決断です。
無念のリタイヤ。
とりあえず、暖かいカップヌードルカレーミニで栄養補給してから下山します。
下山も登りのルートまで戻るのに一苦労。
チェーンスパイクは新雪だと数歩で足裏に雪の塊が。
アイゼンにしても同じだとそのまま進みますが、滑りながら何とか尾根道まで這い上がりました。
薄っすらですが、自分の登りの足跡を見つけて一安心。
でも、すぐに雪で足跡は消えてましたが。
途中から早くも両足の太ももが筋肉痛になってくるは、雪道が終わっても木の葉や泥で滑りまくるは。
何とか息も絶え絶えながらも無事、下山しました。
雪山の怖さ、春山の怖さ、山の怖さを改めて思い知らされました。
山をなめちゃいけないな!
帰ってから道具を洗っていたら、レインウェアのパンツのお尻が大きく破れてました。
どこで破ったのかな?
本当にお疲れ様でした。
コメント
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今回の行程で撤退は正解だと思います。私は前日藤原岳に登り、天候の変化にうまく対応できました。この様子だと今日は荒れるのではないかと思ってました。新雪でコースはわからなくなるし、視界不良が重なれれば尚更です。又次回があります。楽しんで山行を楽しんでください。
sireotokoさん。始めまして。
いつも山行記録見させていただいてます。
無理に登っても、帰り道が心配なので撤退しました。
自分でも正解と思ってます。
下山後、駐車地でお会いしたグループも途中から戻られたそうです。
雪が無くなってから、リベンジしたいです。
ハラハラドキドキして読ませていただきました。
それはそれで面白かったのですが、登山道依存の登り方を止めたら良いのではないか、と思いましたが。どうでしょう・・・。
floartcloudさん。初めまして。
初心者の臆病者ですので、まだまだ登山道にたっぷり依存しております。
特に雪山では、技量がございません。
もう少し経験させていただいてから考えます。
ありがとうございました。
6日は、予想外の冬の天気でしたね。
迷いながらの山行、お疲れ様でした。
実はわたしも当日にkeijiharaさんと同じく木和田尾から御池岳に行こうと思っていたのですが、登山口に向かう途中は雨降り・お山は新雪をかぶっていたので、二番目の候補に考えていた聖宝寺道から藤原岳そして下山路は木和田尾に変更しました。
しかし、藤原岳では吹雪のような天気で、頭蛇ヶ平まで行くのも大変そうだったので、結局大貝戸道でそのまま下山しました。
改めて、天気が安定し雪の心配がない季節に、keijiharaさんのヤマレコも参考にして、御池岳を目指したいと思います。
Mt_JUN1さん。初めまして。
白瀬峠で藤原岳に向かうことも考えましたが、距離は長そうだったのでそのまま御池岳に向かいました。
私も早いうちに(もちろん雪が無くなってから)リベンジしたいと思ってます。
初めまして。
登り口は白瀬峠登山口となっていますが、尾根通しで頭陀ヶ平へ行く人も多いルートです。
もう4月になれば大概雪は無いでしょうが今年は天候が変ですね。
木和田尾の途中で坂本谷(通行不可)ルートが合流する付近で白瀬峠方面へも分岐しますが、トラバース気味なので雪が有れば難しいだろうと思えます。
あと赤テープに頼るのは程々に…参考にする程度が無難だと思います。
nakato932さん。初めまして。
御教示、ありがとうございます。
本当ですね。
赤テープに頼らなくてもルートファインディング出来るようになりたいです。
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