イドンナップ岳北西面イドンナップの沢
- GPS
- 32:00
- 距離
- 21.5km
- 登り
- 1,673m
- 下り
- 1,675m
コースタイム
7/12:出発(5:45)→左股よりイドンナップ最高点(10:50〜11:30)→右股下りC1着(15:00)→林道戻り(16:30)→北電ゲート戻り(17:30)
天候 | 7/11 曇りのち小雨 7/12 曇り時々晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2009年07月の天気図 |
アクセス | |
ファイル |
(更新時刻:2009/07/16 22:07)
|
写真
感想
バイエルに聞けば、今年は南日高を中心に残雪が多いらしく、ゴルジュや函滝がことごとく埋まっているようだ。がっかりである。
静内の日高南部森林管理署で鍵を借り、奥新冠の北電ゲートまで車で入ることができた。事前に申請しておけば、土日でもすんなりと借りれるので便利だ。北電は全然だめ。
北電ゲートから1時間ほど歩いて、対岸の支沢から新冠川に降りる。
イドンナップの沢に入ると、水温が冷たく増水気味。
二股までは河原が続く。二股の右岸側にC1。早々と焚き火を起こし、ごろりと横になる。酔いが回るころ雨降りとなり、タープに移る。
2日目は晴れ間を待ち、ゆっくりと出る。水量の多い左股を登路に採る。チャートの巨岩帯が続く。コンタ760に2段の滝、その先の850に核心の函滝がある。
意欲まんまんのバイエルが直登を試みる。が、飛沫をまともに浴び、低体温症で敗退。気を取り直して左岸の泥壁にルートを拓く。バイエルの「明日なき暴走」。ザイル1ピッチ、1hほどかかって抜ける。
コンタ1100mからは急な雪渓が源流部まで続く。地図上では函状となっているが、雪渓の下はおそらくガレが続くだろう。
イドンナップの最高点は、地図上の三角点より北東側にある。ポンイドンナップ側のなだらかな斜面は、冬に絶好のスキー開拓ができそう。頂上までは1本南のサツナイ沢から尾根沿いに夏道がついているようだ。
下りの沢は右股。上部の急な雪渓を沢靴のグリセードで降りると、コンタ1040mにY字の滝がある。上段12m直瀑をアップザイレンで降り、下部3mはクライムダウンとへつりで抜ける。両岸立っているので、登りにとれば結構な高捲きとなるだろう。
下部は巨岩と倒木の多い沢。熊の足跡も多い。
新冠川に出て沐浴の後、林道に登り返して下山。
今年第一弾の沢だったが、記録にない沢を行くのはやはり楽しい。
南日高は雪の量が異常とのことだが、北はまだましな気がする。
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