⁂ 2022.4.17 ⁂
=前回の概要=
kanoさんをリーダーとする3人のチーム。活動初めはアカヤシオが見頃の鹿岳。kanoさんが21年前に登ったニノ岳へのアルパインルートへ。(二ノ岳側より展望地を撮影)
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4/17 13:52
⁂ 2022.4.17 ⁂
=前回の概要=
kanoさんをリーダーとする3人のチーム。活動初めはアカヤシオが見頃の鹿岳。kanoさんが21年前に登ったニノ岳へのアルパインルートへ。(二ノ岳側より展望地を撮影)
登山道を外れ取り付き部。昔 kanoさんは滝から登ったのだが、ヌメリが酷く悪いため滝の右から取り付いた。動く岩、抜ける岩が多い。2ヶ所支点を取り2つ目は練習のためカムを使った。
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4/17 9:27
登山道を外れ取り付き部。昔 kanoさんは滝から登ったのだが、ヌメリが酷く悪いため滝の右から取り付いた。動く岩、抜ける岩が多い。2ヶ所支点を取り2つ目は練習のためカムを使った。
沢筋のルンゼ左岸でとった1P目。続いて2Pへ。ルンゼの上方は水が滴り岩が黒く滑った。右の松の方へ登り支点を取った。
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4/17 10:09
沢筋のルンゼ左岸でとった1P目。続いて2Pへ。ルンゼの上方は水が滴り岩が黒く滑った。右の松の方へ登り支点を取った。
2P目の終了点。前回の時よりも ロープも散らかさずに束ねられるようになった。
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2P目の終了点。前回の時よりも ロープも散らかさずに束ねられるようになった。
3P目は藪枝が邪魔をする。
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3P目は藪枝が邪魔をする。
4P目。ここは高度感がある。終了点は大きな立木。以後は尾根歩きレベルとなりロープを引きずりながらのマルチピッチ。2回ローテすると 登山道と合流してしまった。
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4/17 11:22
4P目。ここは高度感がある。終了点は大きな立木。以後は尾根歩きレベルとなりロープを引きずりながらのマルチピッチ。2回ローテすると 登山道と合流してしまった。
目的のルートにならず悔しがるkanoさん。
次回のチャレンジを約束し、それでも十分楽しい1日となった。
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12/11 14:41
目的のルートにならず悔しがるkanoさん。
次回のチャレンジを約束し、それでも十分楽しい1日となった。
✳✳ 2022.5.15 ✳✳
ひと月前の感覚が残るうちに再チャレンジを計画。アカヤシオの時期が去った鹿岳は閑散としていた。
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5/15 7:38
✳✳ 2022.5.15 ✳✳
ひと月前の感覚が残るうちに再チャレンジを計画。アカヤシオの時期が去った鹿岳は閑散としていた。
登山道を反れて取り付き地点へ。
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5/15 8:42
登山道を反れて取り付き地点へ。
昨日の雨で、沢には水の音が聞こえる程の水量が流れていた。
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5/15 8:47
昨日の雨で、沢には水の音が聞こえる程の水量が流れていた。
今回は取り付き部を巻くことにした。落石しやすい急斜面を登って行くと、
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5/15 8:53
今回は取り付き部を巻くことにした。落石しやすい急斜面を登って行くと、
前回、2P目終了点の松の木に出た。
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5/15 9:03
前回、2P目終了点の松の木に出た。
前回の1P・2Pを巻いたので、この藪枝が多い3P目が 今回の1P目となる。
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5/15 9:36
前回の1P・2Pを巻いたので、この藪枝が多い3P目が 今回の1P目となる。
次の高度感がある2P目 (前回の4P目)
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5/15 9:48
次の高度感がある2P目 (前回の4P目)
この後、枝がうるさい所を通リ抜ける。
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5/15 9:55
この後、枝がうるさい所を通リ抜ける。
前回は40m2本だったので、もう少し上の足場のいい大きな立木に支点を取ったが、今回は30mのためその手前でピッチを切った。ルンゼ寄りのため前方の様子がある程度わかった。
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5/15 10:10
前回は40m2本だったので、もう少し上の足場のいい大きな立木に支点を取ったが、今回は30mのためその手前でピッチを切った。ルンゼ寄りのため前方の様子がある程度わかった。
ルンゼに下り前回とは違うルートに入った。kanoさんが、まず右を偵察に行ったが右は良くない。ロープを引いたままDと左へ。
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5/15 10:26
ルンゼに下り前回とは違うルートに入った。kanoさんが、まず右を偵察に行ったが右は良くない。ロープを引いたままDと左へ。
ここから先は崖というところまで左へ進み、良さそうな所から取り付いた。
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5/15 10:33
ここから先は崖というところまで左へ進み、良さそうな所から取り付いた。
「もっと右のルートがいいんじゃないか」という声がかかる。人によって登りやすいと感じる所は違うようだ。ここは我が道を行き、二つ目の支点を取る。
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5/15 10:38
「もっと右のルートがいいんじゃないか」という声がかかる。人によって登りやすいと感じる所は違うようだ。ここは我が道を行き、二つ目の支点を取る。
「ここからは楽勝だよ〜」
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5/15 10:38
「ここからは楽勝だよ〜」
あの立木を3P目の終了点にした。
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5/15 10:43
あの立木を3P目の終了点にした。
kanoさん
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5/15 10:47
kanoさん
ここまでくれば一息つける。
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5/15 10:52
ここまでくれば一息つける。
Dも終了
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5/15 10:55
Dも終了
次は1区間ロープを引っ張って歩く
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5/15 10:57
次は1区間ロープを引っ張って歩く
大岩にぶつかったところでロープをまとめるkanoさんのもとへPが辿り着く。
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5/15 11:07
大岩にぶつかったところでロープをまとめるkanoさんのもとへPが辿り着く。
kanoさんが右へ偵察にいくも
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5/15 11:10
kanoさんが右へ偵察にいくも
正面 一段上にある大きな岩の 3mほどのクラックから登ることに。(このクラックを見て ルートが正しいことを確信した)
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5/15 11:11
正面 一段上にある大きな岩の 3mほどのクラックから登ることに。(このクラックを見て ルートが正しいことを確信した)
狩野さんがリードで行くがクラックの上方にある倒木が邪魔をして登れない。
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5/15 11:26
狩野さんがリードで行くがクラックの上方にある倒木が邪魔をして登れない。
Pもセルフを外し参戦。最悪リフトでと考えた。
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5/15 11:34
Pもセルフを外し参戦。最悪リフトでと考えた。
力ずくで 左足から半身を倒木に引っ掻けることができた。カラビナを付けた180スリングをにカラビを前方の木に投げて巻き付け、引き寄せて這い上がった。登った上はテラスになっていた。
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5/15 11:40
力ずくで 左足から半身を倒木に引っ掻けることができた。カラビナを付けた180スリングをにカラビを前方の木に投げて巻き付け、引き寄せて這い上がった。登った上はテラスになっていた。
自分についている黄色いロープをFixしたが、結局 kanoさんは少し右のカンテから自力で登った。Dも同じルートで登ってきた。
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5/15 11:50
自分についている黄色いロープをFixしたが、結局 kanoさんは少し右のカンテから自力で登った。Dも同じルートで登ってきた。
テラスを進むと体がすっぽり入るほどのチムニーが現れた。
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5/15 12:16
テラスを進むと体がすっぽり入るほどのチムニーが現れた。
チムニー内は足場がなくリュックが引っ掛かる。身体全体をチムニーに入れてしまうと登れない。片足を壁面に出して、足場をDに補助をしてもらい出だしを突破。
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5/15 12:18
チムニー内は足場がなくリュックが引っ掛かる。身体全体をチムニーに入れてしまうと登れない。片足を壁面に出して、足場をDに補助をしてもらい出だしを突破。
草付きまで進み支点をとる。
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草付きまで進み支点をとる。
縁の下の力持ちに徹した ビレイ係のD。実はこの時 ヒルが背中で成長していることに気付く余地もなかった。
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縁の下の力持ちに徹した ビレイ係のD。実はこの時 ヒルが背中で成長していることに気付く余地もなかった。
4P目小さなテラス状の終了点。
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5/15 12:23
4P目小さなテラス状の終了点。
kanoさんとDが残置ハーケンを発見。しかし、この上にも周りにもこの1本以外は見当たらなかった。1本のハーケンに思いを馳せる2人
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kanoさんとDが残置ハーケンを発見。しかし、この上にも周りにもこの1本以外は見当たらなかった。1本のハーケンに思いを馳せる2人
kanoさん チムニー突破
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5/15 12:27
kanoさん チムニー突破
ホッとできる場所まで到達。後ろには一ノ岳。
3
5/15 12:29
ホッとできる場所まで到達。後ろには一ノ岳。
5P目を眺める。20cmほどのクラックが斜めに伸びている。核心はこの5P目となった。
2
5/15 12:32
5P目を眺める。20cmほどのクラックが斜めに伸びている。核心はこの5P目となった。
リードはクライミングシューズに履き替える。足場が悪く狭い場所なのでロープに足が乗っているが靴はとても綺麗な状態。
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リードはクライミングシューズに履き替える。足場が悪く狭い場所なのでロープに足が乗っているが靴はとても綺麗な状態。
kanoさんのアドバイスで早々に1つ目の支点を取った。クライミングシューズはとても登りやすい。
3
kanoさんのアドバイスで早々に1つ目の支点を取った。クライミングシューズはとても登りやすい。
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クラックの核心後はチムニー
2
クラックの核心後はチムニー
最後の支点はカムを使った。チムニーを抜けると展望が広がる。
5
5/15 12:57
最後の支点はカムを使った。チムニーを抜けると展望が広がる。
一ノ岳と四ツ又山が眼下に
1
5/15 12:59
一ノ岳と四ツ又山が眼下に
後方もすごい高度感
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5/15 12:59
後方もすごい高度感
そして前方には目的のニノ岳直結の展望地がすぐそこに見えた。
1
5/15 12:59
そして前方には目的のニノ岳直結の展望地がすぐそこに見えた。
大きな岩に240スリングを引掛け補強もしたが、これだとロープが岩に擦れてしまう。
2
5/15 13:02
大きな岩に240スリングを引掛け補強もしたが、これだとロープが岩に擦れてしまう。
少し戻って、最後に乗り上げたところの動かない岩を支点に使った。
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5/15 13:12
少し戻って、最後に乗り上げたところの動かない岩を支点に使った。
沢靴のkanoさん。核心越えをするところ。
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5/15 13:16
沢靴のkanoさん。核心越えをするところ。
突破
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5/15 13:17
突破
続いてDもスタート。沢靴で難儀しながらもゴール。
3
続いてDもスタート。沢靴で難儀しながらもゴール。
前回の悔しさがあり、喜びはひとしお。3人で力を合わせての登頂は満足感がある。kanoさんもやりたいはずなのに、リードをさせていただきありがとうございました。
m(_ _)m
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5/15 13:46
前回の悔しさがあり、喜びはひとしお。3人で力を合わせての登頂は満足感がある。kanoさんもやりたいはずなのに、リードをさせていただきありがとうございました。
m(_ _)m
山は、ピンク紫のアカヤシオからバトンタッチした 朱色の山ツツジが彩りをつける。
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5/15 14:27
山は、ピンク紫のアカヤシオからバトンタッチした 朱色の山ツツジが彩りをつける。
鹿岳山頂。木々岩峠登山口へ出る周回ルートで下山し、途中の見晴らしの良い展望地でルートを眺めよう。
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5/15 14:28
鹿岳山頂。木々岩峠登山口へ出る周回ルートで下山し、途中の見晴らしの良い展望地でルートを眺めよう。
展望地から詰めた岩峰を眺める。ルートは奥に隠れ側面が見えている。赤=倒木が邪魔したクラック後のテラス。青=チムニーの取り付き。 黄=最終ピッチのクラック岩壁の取り付き とkanoさんが解説してくれた。
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5/15 14:37
展望地から詰めた岩峰を眺める。ルートは奥に隠れ側面が見えている。赤=倒木が邪魔したクラック後のテラス。青=チムニーの取り付き。 黄=最終ピッチのクラック岩壁の取り付き とkanoさんが解説してくれた。
この後、話に夢中になり過ぎ うっかりと高原降下点を通り過ぎてしまい少しだけ引き返した。木々岩峠登山口からは車道歩きで駐車場へ。
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5/15 14:53
この後、話に夢中になり過ぎ うっかりと高原降下点を通り過ぎてしまい少しだけ引き返した。木々岩峠登山口からは車道歩きで駐車場へ。
こんばんは ご無沙汰しております。
すごい人だなと思っていましたがやっぱりすごいです。
それもトっプも行くんですね。写真を見ているだけで、えっ!!てなります。
ここ数年ザイルを使うところへも行っていないので、確保の仕方も忘れてしまいました。
今後のご活躍も楽しみにしていますが、無理をせず頑張ってください。
kuroyu
今晩は。お久しぶりです。
嬉しいコメントをありがとうございます。
デジブックの頃の私も、アルパインでリードを、かろうじて
任せてもらえるまでになりました。
ルートを考えて初めに登るのと、テンション付きで確保されて登るのでは
面白さが桁外れです。そして得るものも多いです。
だから「やらせてもらっている」ことに感謝する気持ちを大切にしています。
kuroyuさんは 山には登られていないんですか?
あの頃の 味のあるモノクロ写真を思い出します。
レコ見たいです。気が向いたら挙げて下さいね。
コメント とても嬉しかったです。
ありがとうございました。
自分も鹿岳二ノ岳南稜が、気になっており装備と画像を集めていた所
ここにたどり着きました ここは開拓かな〜と思っていましたが、
もうすでに20数年前に行かれた方がいらしたんですね
取り付きも、一般道から曲がる所もここかな?と思っていた所だったのでなんとなくうれしいです
麓や一ノ岳、三ノ岳から見る二ノ岳南稜
はエグく見え、所々テラスやクラックが有るのは確認していたのですが なかなか痺れそうですね
西上州では御守り程度に考えていたカムが使えたのが興味深かったです
ps、古い話で恐縮ですが、雪の日の桧沢岳北西稜は当時、読んでいて非常に痺れました(*´Д`)
3人を代表して返信をさせていただきます。
キラさんチームで活躍しているtakemichiさんのレコは以前より拝見していました。
それにkanoさんとも繋がりがあるのでしょうか。
この暑い夏の時期は、西上州シーズン到来に備え、資料集めから計画を
いくつも練っている最中ですね。
No38などの画像を見ると お分かりのように難易度の上がってくる上部については
妙義のような脆い岩質ではなくカムは有効でした。
数少ない記録のひとつとしてさらっと参考になれば嬉しいです。
取り付きにある滝ですが(No10)kanoさんが20年前に行った時は
リーダーがここから登ったそうです(クライミングシューズだったかな?)
その時は水が枯れ気味だったそうですが?! 是非狙ってみてくださいね。
レコに興味を持っていただき、コメントまで下さりありがとうございました。
これからも、ご活躍を楽しみにしています。
キラさんにもよろしくお伝えください。
P.S 雪の桧沢岳北西稜のこと嬉しかったです。私も懐かしくて見直してしまいました。あの頃は右も左もわからず、ただただ冒険要素の強い藪岩が楽しくて楽しくてたまらない 一番よかった時代です。
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