氷上山 海を眺望する美しき信仰の山

2022年05月19日(木) [日帰り]

• GPS: 03:19
• 距離: 9.1km
• 登り: 720m
• 下り: 706m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:00
• 休憩: 0:18
• 合計: 3:18

8:30 玉ノ湯登山口
9:18 9:18 氷上山玉ノ湯コース水場
9:51 9:54 祈祷ヶ原
10:15 10:29 氷上山
10:45 10:45 祈祷ヶ原
11:10 11:11 氷上山玉ノ湯コース水場
11:45 11:45 玉ノ湯登山口
11:48 ゴール地点

天候

快晴　風も少なく快適

アクセス

利用交通機関：

自家用車

玉乃湯入り口の駐車場利用　数台可能

コース状況／危険箇所等

作業道をしばらく登り、車道を渡って林道を少し進み、道標箇所から杉林に入る。そこから登山道となりしばらく急登を続けると尾根にとりつく。
美しい広葉樹の森をゆるく登っていく。西の御殿から少し下って進むと祈禱ヶ原。中央コースと合流する。そこから緩く登ると山頂に着く。

その他周辺情報

玉乃湯温泉は日帰り入浴可　大人600円

写真

5/19 8:31

玉乃湯の手前登山口前に駐車スペース。早い時間だと玉乃湯もやっていないので、近くにトイレはない。事前に済ませたほうが良い。

5/19 8:32

こんな幅広道を行く

5/19 8:35

ヤマハタザオの白い花が咲いていた

5/19 8:37

この花は何でしょう。ムラサキケマンの白花のような雰囲気です。ネットで調べるとシロヤブケマンというのがあります。この種もなかなか奥が深い。

5/19 8:43

しばらく行くと車道を横切る。その先林道を進む。

5/19 8:47

林道から登山道に入り、沢を渡る。大きく枝分かれをした木がある。

5/19 8:51

このネコノメソウは初めて見るが、マルバネコノメソウかな

5/19 8:51

茎葉が円形、花は緑色で平開する

5/19 9:00

氷玉の木。何の木か杉に囲まれた大木です。

5/19 9:05

続いて一本杉。大木は少ないのかな。この樹の足元が水場になっている。

5/19 9:18

傾斜が緩んで尾根にとりつくと五合目。ミヤコザサに覆われた林床が新緑と相まって美しい。

5/19 9:20

広葉樹の森の中にはヤマツツジが花を付けている

5/19 9:27

一面緑に染まる美しい登山道

5/19 9:40

森が切れて広く笹原が広がる場所があった

5/19 9:40

ゆったりとした氷上山の山頂が見える

5/19 9:47

ヤマツツジの紅は鮮やかだ

5/19 9:48

西の御殿、理訓許多（りくさた）神社

5/19 9:53

野芝の生えた祈禱ヶ原に出ると避難小屋　登奈孝子（となこし）荘が建っていた

5/19 9:54

内部は綺麗に整頓されている。機会があれば泊まってみたい小屋だ。

5/19 9:54

道具もそろっている

5/19 10:00

祈禱ヶ原の端から陸前高田の町や唐桑半島を望む

5/19 10:01

ヤマツツジが盛りを迎えようとしている

5/19 10:07

登山道途中の岩に上がってみた

5/19 10:07

津波で大きく変貌した高田の全貌が見える

5/19 10:17

東の御殿　衣太手（きぬたて）神社

5/19 10:17

一面に辺りをうずめてヤマハタザオ

5/19 10:21

山頂の躑躅はこれからが見ごろ。奥は五葉山。

5/19 10:22

山頂からかろうじて海が見えた。焼石や栗駒山も肉眼ではうっすら見えたが、カメラでとらえることはできなかった。

5/19 10:27

周りをヤマツツジに囲まれてトウゴクミツバツツジがひっそりと。

5/19 10:31

オオヤマフスマ

5/19 10:32

ミツバツチグリかな

5/19 10:39

シュッとした姿のヤマハタザオ

5/19 10:39

帰り道で中の御殿　登奈孝子（となこし）神社に立ち寄り

5/19 10:39

フデリンドウの青が素敵

5/19 10:55

5/19 11:24

ニリンソウの三人兄弟

5/19 11:30

ズダヤクシュ

5/19 11:34

ラショウモンカズラ

5/19 11:44

コンロンソウ

撮影機器：

OM-D E-M10 Mark II ボディ オリンパス

LUMIX DC-G9 ボディ パナソニック

感想

yonejiy

前日、唐桑のみちのく潮風トレイルを歩いて、今日は気仙沼大島のトレイルを歩こうかと考えていました。しかし前日の歩行距離が長く、足先にも不安が出たし、海の美しい景色をずっと見ていたら、なんとなく山も歩きたくなって、氷上山を歩くことにしました。
実はそれほど印象深い山でもなかったのですが、歩いてみると中腹から上のミヤコザサに覆われた広葉樹林帯がとても美しく、ため息をつきながら歩いていました。躑躅も咲き始め、徳仙丈などに及ばなくても、ツツジの紅越しの海の風景も趣のあるものでした。
地質的に日本では最古級という4億5千万年前の花崗岩でできており、日高見あるいは火の神が転じたとも言われる名前を持つ名山です。
三柱の神の祀られた山頂付近は、宗教的な聖地を感じさせる厳かな雰囲気にあふれています。
初めての花にも出会い、充実した二日間の旅を締めくくりました