鳳凰山(青木鉱泉〜ドンドコ沢〜鳳凰小屋〜観音岳〜薬師岳〜中道〜青木鉱泉)
- GPS
- 32:00
- 距離
- 15.5km
- 登り
- 2,198m
- 下り
- 2,205m
コースタイム
10/5:鳳凰小屋(6:20)〜鞍部(7:05-7:20)〜観音岳(7:40-8:00)〜薬師岳(8:25-9:00)〜林道横断(11:15)〜林道終点(11:50)〜青木鉱泉(12:25)
過去天気図(気象庁) | 2008年10月の天気図 |
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アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
百名山は36座目。
今回はメンバーが4名もいて目的地決めもなかなか大変。それぞれの住んでいるところとか、体力とかいろいろな条件を考えないといけません。空木、木曽駒や常念も候補になりましたが、最終的に最も軽いコースだからという理由で鳳凰に決定。本当は夜叉神から縦走したいところでしたが、マイカー利用の便も良い青木鉱泉からの周回コースを選びました。
1人の車に乗せてもらって自宅を出たのが5時少し前。相模湖ICから韮崎ICを経て、国道20号から林道へ入って行きます。一部未舗装でしたがほとんどは良好な舗装でした。青木鉱泉へ8時に到着です。駐車場は半分ほど埋まっておりなかなか賑わっています。宿泊施設で駐車料金1,500円を支払い、登山届を出し、準備運動とトイレを済ませていよいよ出発。
最初は緩い登りが続きますが、小さな沢をいくつか渡ると一気に傾斜がきつくなります。頑張って登ると滝がちらほら。豪快な景色が広がっています。
ここからきつくはなりますがすごい急というわけでもなくまずまずの登りが続きます。五色滝を過ぎると大分道は楽になり、目の前が開けました。オベリスクを望みながら、沢に沿ってしばらく登ると鳳凰小屋に到着です。
水が豊富でとても助かります。小屋の前はいすとテーブルもたくさん用意されていますが、それがいっぱいになるくらいの賑いです。まだ時間もあるので地蔵岳を空身で目指しました。小屋にあったマップに、地蔵岳まで40分とあったのですぐ着くだろうと勇んで登っていきます。林の中のきつい登りを進みますが、快調快調。樹林を抜けて目の前が一気に開け、目指すオベリスクが現れました。興奮度もさらにあがり、鼻息荒く上を目指すのですがここから足元が一変し砂地の登りになります。しかも粒が非常に細かく踏むと沈んでいくようなところで高度がなかなか稼げません。さらに傾斜がとんでもなく急になってきます。これ着かないんじゃないのというような不安に駆られましたが、あきらめずに足を前に出してたら何とか賽の河原に登ることが出来ました。
これがあるということはここが2760メートルなんでしょうね。オベリスクはここよりずっと高いから2800は越えてるのかな。それにしてもオベリスクのてっぺん登っている人けっこういましたね。フィックスロープは大丈夫なんでしょうか。
やがてガスも晴れ申し分のない眺めになってきました。
景色を堪能してもどったらもう4時近くになってました。登りは空身で40分以上、下りは25分くらいでした。小屋の夕食はカレー。お代わり自由が嬉しい。かなり辛目で疲れに効きそうです。
翌朝。天気予報では曇りとなってましたが嬉しい誤算で晴れてます。観音岳近道の登りから始まります。昨日の地蔵の登り同様傾斜はきつい。ただし砂地ではなく登りやすい道です。途中から見られるダケカンバの黄葉が疲れた体を癒してくれます。やがて樹林を抜け、花崗岩の道をしばらく登ると鞍部に出ました。西方に聳える北岳、後方のオベリスクが圧倒的な存在感です。
特にきついところもなく観音岳登頂。360°の展望です。
ごった返す観音岳を後にし、薬師岳へ移動。花崗岩の美しい稜線漫歩です。非常に広い薬師岳山頂。北岳バットレスが正面に迫ります。このような風景を見てると自然への畏敬の気持ちが自然と湧いてきますね。
名残惜しいですが下山開始です。中道コースはとにかく下り一辺倒。前半は特に急傾斜の道ですが、間もなく御座石を通過し、その後はそこそこの傾斜の道になります。周りが針葉樹からササになり、林道を一旦横断し再び登山道へ。ジグザグに下っていくとやっと林道まで戻ってきました。しばらく歩くと河原に出て川を右岸から左岸へ渡り、青木鉱泉へ到着。
青木鉱泉の風呂は込んでそうだったのでとりあえず移動。韮崎の町まで戻って白山温泉で入浴(600円)。今回は体力的にも余裕があり天候にも恵まれ最高でした。
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