能郷白山 サンカヨウはギリギリシースルー
- GPS
- 07:55
- 距離
- 18.6km
- 登り
- 1,586m
- 下り
- 1,569m
コースタイム
- 山行
- 7:22
- 休憩
- 0:32
- 合計
- 7:54
天候 | 雨後晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
5:10着で3台目。下山時は20台くらい ※もう1つの登山口の温見峠に関しては、国道157号線の根尾大河原〜温見峠が通行止めなので、岐阜県から温見峠へは行けません。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■車止めゲート〜登山口 3.5kmの林道歩きになります。前半は舗装路で、途中から砂利道や崩壊した舗装路になります。前半の舗装路では2,3個所の洗い越しがあります。飛び石はありますが注意が必要です。 ■登山口〜2合目 急登区間になります。急登といってもよじ登るほどのものではありません。雨上がりでも問題なく登れます。 ■2合目〜能郷白山山頂 比較的緩やかな稜線歩きや尾根歩きになります。山頂手前に雪渓が残っています。山頂方面は雪のない右側を巻いて登れます。奥の院へは15m程度雪渓を歩く必要があるので慎重に進みましょう。 ■能郷白山山頂〜コロンブスピーク(P1492) 時々雪渓が残っています。また、雪解けで泥濘もあります。 【追記】山頂〜臥龍ダケカンバ間で私の通った約10分後にガオーさん目撃情報あり!おそろしや〜。 |
その他周辺情報 | うすずみ温泉四季彩館 道の駅うすずみ桜の里・ねおの向かい側にあります。 入浴料金850円ですが、受付に能郷白山へ行ったことを伝えると500円に割引になります。登山者の味方! ※山頂での自撮り写真を見せる必要がありますので撮っておきましょう。 |
写真
感想
先週のGen-chansanさん、woodtableさん/ayachan0611さんの鉢伏山のシースルーサンカヨウレコを見て猛烈にシースルーサンカヨウに会いたくなりました。
幸い?週末天気が悪くなる予報となっていたので、シースルーサンカヨウを狙った山行計画を立てることにしました。
といってもサンカヨウ生息地の知識がゼロであったので、調査から始まりました。三重県には・・・無い!東海地方でようやくヒット。3件ほどピックアップしました。全て岐阜県北部ですね。
候補 能郷白山
愛知・三重県側から最も近いけど、最も歩行距離が長い。さらにサンカヨウエリアは山頂をさらに超えた場所にありそう。
なお、温見峠からは最短距離で行けるけど、酷道157号線の岐阜県側が通行止めらしい。
ヤマレコには未掲載もYAMAPに掲載あり。
候補◆大日ヶ岳
ひるがの高原から。適度な歩行距離。サンカヨウの数が少ない?
ヤマレコにいくつか記録が掲載あり。
候補:天生(あもう)湿原
愛知・三重県側から最も遠いけど、最も歩行距離が短い。
今年未掲載で、ここはシーズンはまだ?
迷いましたが、能郷白山に行くことに。
サンカヨウの性質から、当日よりも前日に雨が降っていた方が望ましいので、日曜日に行くことにして、詳細をどうするか思案しました。
能郷白山の登山道は能郷谷(南側)と温見峠(北側)の2個所。
能郷谷・・・山頂まで8.5km/標高差1237m/家から下道でも2時間ちょいで到着
温見峠・・・山頂まで2.3km/標高差567m/家から高速使っても4時間弱くらいかかる?
また、サンカヨウ生息地は山頂から温見峠に近い側あるので、歩く時間を考えたら温見峠からが楽です。通常なら温見峠はもっと早く到着できるはずなのですが、国道157号線の温見峠から岐阜県側が落石で通行止め情報あり、登山口まで迂回するとなるととんでもなく時間がかかってしまうので、能郷谷から行くことに。
あとは天候がどのように変わるかが問題なのですが、私mitchiroには以下の願望があるのです。
.掘璽好襦璽汽鵐ヨウに会いたい
△任癲△任れば雨に降られずに歩きたい
山頂からの眺望も見たい
おいコラmithiro、これ無理に決まってるやん?と総ツッコミを受けそうなのですが、私なりのシミュレーションがあるのです。
雨が上がる頃の時間に出発 ⇒ 雨は上がっていても霧がかかっていて湿度100%を維持 ⇒ サンカヨウに到着、鑑賞/撮影 ⇒ 霧が晴れて山頂の眺望を堪能
雨が降っていなくても朝霧がかかっていたら、それでもシースルーになるという話もあるので期待しているのです。
後は雨雲情報とにらめっこしながら過ごします。雨が早々に上がる場合は、できるだけ早い時間に到着する必要があり、最速の場合3:30スタートを想定したので、夜のうちに近くまで行こうと思い、0時に近くの道の駅に到着。ただ、その時点で雨が上がるのは明け方までかかりそうということで、最速路線は無くなり、仮眠後の起床は4時半とすることに。起床後雨雲チェック。scwでは7時に雨雲無くなるとの予報。Yahoo雨雲レーダーでは雨上がるのが10時。え?どっちだ?現状雨が降り続けている中、登山口駐車地へ移動。5:10頃到着した時には雨が強くなっているのでしばらく様子見するも、これ以上待っているのはまずそうだと判断し、準備にとりかかる。雨具着用して万全の準備をして6時前スタート。ところがスタート直後に雨がやみ、山頂方面を見ると青空が見え始めている。
山の天気は変わるのが早く、晴れていたと思っても急に雨が降ってくる。そして逆も然り。林道歩きの最中に立ち込めていた雲がどんどんなくなっていき、登山道ではブナの新緑を太陽が明るく照らしている。この時点でシースルーは無理そうだなと半ば諦めて、能郷白山の気持ちのいい登山歩きを楽しむことにします。とはいえ、最善を尽くすべく歩くペースは早めを維持し最短でサンカヨウ生息地を目指します。道中のお花やブナ林や稜線を撮影しつつ山頂には1番手で到着。なお、山頂手前にsumi8848さんが去年報告していた個所にはやはりサンカヨウは見当たりませんでした。
目指すサンカヨウ生息地は、コロンブスピーク手前のサンカヨウ庭プレート付近。山頂からの道中で温見峠から来たお姉さん2人組にサンカヨウの有無を尋ねます。
「プレートはありましたけど、お花は・・・ピンクのお花はありました」
m「いえ、白いお花です」
「白いお花は見当たりませんでしたねぇ。終わっちゃったんですかね?」
m「えええええええ!?」
もはやシースルーどころかサンカヨウ自体も見ることができないのか?
祈るような気持ちで進んでいたら、サンカヨウは・・・あった!
白くてシースルーじゃなくなっているけど、サンカヨウに会えて良かった!
花や葉っぱは濡れていたけど、シースルーではありませんでした。しばらく撮影した後にふと奥の藪の方にポツンとあったサンカヨウは・・・ん?シースルー?
ガラス細工のような透明度はなかったものの、透けています。ギリギリのレベルですが、何とかシースルーサンカヨウが見つかりました!
その後コロンブスピーク(P1492)のピークを踏みに行き、コロンブスピークから100mほど下ったところにもサンカヨウが生息していそうなのですが、サンカヨウに会えて満足したので引き返すことにします。その後サンカヨウ生息地でサンカヨウを愛でながら昼食。他にも温見峠から来た人と遭遇しましたが、サンカヨウ?何ソレ?状態だったので、サンカヨウ目当てで能郷白山に来ている人は少ないのかな?
サンカヨウだけでなくたくさんの花も見ることができますし、新緑のブナ林や、気持ちのいい稜線や尾根歩きを楽しむことができることができ、サンカヨウ以外にも魅力のある山まだと思います。今日は雨上がりにもかかわらず、30人以上の人と遭遇したので人気のある山だと思います。
今日は上で挙げたわがままな願望を全て叶えることができ、大満足の山行となりました。
コメント
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コロンブスピークまで行かれたんですね。
私は山頂でいっぱいいっぱいでした💦
シースルーサンカヨウが見られてよかったですね❤️
昨年の6月初旬の雨の日に籾糠山に行ったら、たくさん見られましたよ。
ちょっと遠いけどおすすめです😊
やはり雨上がりよりガッツリ雨の中の方が透明度は高そうですね。
naoruu達の去年の天生湿原・籾糠山のレコ見ました。透明度の高いサンカヨウが素敵ですね!
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