三国山と赤坂山を若狭側から周回☆ブナとトチワールドの古道巡り


- GPS
- 06:13
- 距離
- 11.1km
- 登り
- 724m
- 下り
- 715m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
■折戸谷の林道終点から新庄乗越まではトチの巨木が群生している。取り付きは広い鬱蒼とした湿地帯となっていて複数の支谷や中州がある。最も左の谷に入るのが正解。本谷に入ると古いマーキングが散見される。源頭部はV字の深い谷になっているので右岸の尾根をよじ登る。 ■三国山の北尾根には古道がある。稜線に乗れば迷うことはない。ブナ林が秀悦。三国山以降は整備された登山道。 ■粟柄峠からは歩きやすい粟柄古道がある。雰囲気のある古道はブナやトチノキを縫う様に進む。カエデもあって紅葉期は素晴らしい。 |
写真
感想
2週間ぶりの登山はどこへ行こうか、アクセスに時間を取られない江若国境の三国山から赤坂山を思いつく。野坂岳と三国山の間の最低鞍部である新庄乗越からの周回コースを考える。
折戸谷林道登山口の少し上手の余地に駐車して林道を詰めていく。左側の谷川からの瀬音が心地よい。サワグルミの高木の中にトチノキが混じり林立している。上流に進むにつれトチノキは巨木が目立つようになる。昨夜の降雨で樹木からは露が滴り落ちている。林道が整備されているのは巡視路取付きまで、その先は激しく陥没している。
林道終点地は広い平地となっているが植林杉で鬱陶しい。複数の支谷や中洲が現れ複雑な地形となっている。しばらく彷徨って北端の谷に入ると古いマーキングが現れる。昨夜の雨のせいだろうか谷には細い水流がある。狭い渓谷を遡上して行くと最後に切り立った校の谷が現れる。オーバーハングしているので登るのは無理だ。右岸の尾根に強引によじ登って稜線に上がることが出来た。
慣れない沢登りでどっと疲れが出る。新庄乗り越しでしばらく休憩したら三国山の北尾根に取付く。九十九折れの古道を上がって行くと綺麗なブナ林の尾根となる。更に高度を上げると二基の鉄塔が現れ尾根はなだらかになる。稜線はブナ林で小さなアップダウンを繰返す。三国山に飛び出ると2名の登山者がおられた。私が樹間から現れたので驚かれたようだ。昨冬に来た時には全ての樹々が埋まっていたのが嘘のようだ。灌木で展望は今ひとつ、狭い山頂に更に登山者が増えるので先を急ぐ。
明王の禿へは稜線の東側を迂回するのでショートカットを試みるが灌木の藪に嫌気が差して引き返す。明王の禿でゆっくりランチタイムとする。時折り通過する登山者がいるくらいだ。青空が広がって陽射しは強いがそよ風が汗を乾かしてくれて気持ちがよい。明王の禿のモアイ像にご挨拶して登り返すと赤坂山は20人ぐらいの登山者で大賑わいだ。大日岳の新設鉄塔が大御影山と同じくらいの高さに見えるので200m以上あるのだろう。異様な高さに憤りを覚えてしまう。
さて後は登り返しのない道を下るだけだ。粟柄古道の若狭側は堀割れた路だが実に雰囲気の良いお気に入りの古道だ。他の古道は歩きにくいがここは落葉フカフカ、苔むす堀切り、歩きやすく楽しい古道なのだ。ブナはもちろんのこと多数のトチノキも目を楽しませてくれる。急斜面の九十九折れが始まると林道が見え始めた。紅葉期にも再訪をしてみたいものだ。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する