羊蹄山BC(真狩コース〜父釜滑走)
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- GPS
- 05:10
- 距離
- 9.8km
- 登り
- 1,595m
- 下り
- 1,594m
コースタイム
【総行動時間:5時間5分】
天候 | 快晴! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
飛行機
羊蹄山の真狩コースは真狩村の羊蹄自然公園が登山口となる。 千歳空港から国道276号線で約2時間半程度。 羊蹄自然公園の駐車場はキャンプ場も併設していて広い。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■コース状況 ・登山口から雪がついているので最初からスキーでハイクアップできる。 ・1400mを過ぎた辺りから傾斜が厳しくなってきたのでつぼ足に切り替えた。 ・アイゼン、ピッケルは使用しなかったが、父釜の登りではあった方がいいかもしれない。 ・真狩コースの雪は上から下まで極上ザラメ雪で最後まで気持ちよく滑れた。 ・父釜はパックされたシュカブラが残っており、滑りにくい。 |
写真
感想
北海道遠征の2日目となる今日はいよいよ羊蹄山へ登る日だ。
前日宿泊したニセコワイスホテルの露天風呂で朝風呂に浸かりながら朝日を浴びる羊蹄山を眺めて気合を入れる。
ホテルの朝食は7時スタートとなっていて少し遅いと感じながらも、雪が緩むので丁度いいか・・・などと思考をめぐらせる。
素早くホテルをチェックアウトするとニセコから真狩の登山口を目指す。
駐車場に着くと既に10台ほどの車が停まっていて、数人の登山者、スキーヤーが準備をしているところだった。
駐車場脇の登山口から雪があったので最初からスキーでハイクアップする。
最初は(多分)夏道に沿って樹林帯を登る。
樹林帯に朝日が差して気持ちの良いハイキングとなった。
途中何人かの登山者や団体と会いながら高度を稼いでいく。
樹林帯を抜けると山頂を見据えながらの直登となる。
この感覚はまさしく富士山。
蝦夷富士と呼ばれるだけのことはあり、形も登っている最中の感覚も良く似ている。
頂上がすぐそこに見えるのになかなか近づかない現象。
標高も1400mを超えるとスキーハイクより担いで登ったほうが早そうだったのでつぼ足歩行に切り替える。
数日前までは気温が低かったようだがこの日は風もなく気温も高かったため外輪山まで終始ザラメ雪。
早くも滑走タイムが待ち遠しい。
外輪山に着くと避難小屋で前泊したという2人のスキーヤーと1人のボーダーがいた。
2人のスキーヤーは既に父釜を滑ったらしく、あまりコンディションはよくないとのこと。
まあでもせっかく来たんだからとりあえず釜の底まで滑ってみよう。
ウィンドパックされたスラブとアイスバーンが快適な滑走を妨げる。
真狩ピークから父釜へ下るということは、北斜面を滑ることになるため当然緩むのも遅い。
卒なく釜の底まで降りると周囲の外輪山が自分を取り囲んでいる。
ローマのコロッセウムで戦っているときの光景はこんな感じだったのかな?等と場違いなことを考える。
再び釜を登り返して外輪山に戻る。
登ってきたルートを滑っても良いのだが、登山者も多いので別ルートを探る。
外輪山から丁度避難小屋あたりを目指して登ってきたルートの少し西側を滑ることにする。
そして本格的にドロップイン!
頂上部から極上のザラメだ。
そして人もいない。(厳密には犬を連れたボーダーが一人登ってきていたけど)
途中雪庇が張り出している危険な沢があったので注意深く尾根沿いを滑ると、そこから先は極楽ツリーラン。
BC用ワックスがよく効いていて滑る滑る。
最後はゲーム感覚で密林を滑り抜けてゴール。
いやー、今回もとことん楽しませてもらいました。
千歳空港から小松空港に向けて飛び立ったとき、まだ日が落ちたばかりの空に羊蹄山のシルエットが浮かびあがっていた。
まるで別れを惜しんでくれているような、そんな気がした。
絶対また来よう、そう誓った。
まさに富士山。いや、富士山よりきれいな円錐。
天気もよかったんやねぇ。
時間も金もないので北海道は無理かな(^_^;)
5月は白山連れてってや。玉入れ遊びの合間を縫ってスケジューリングしまっせ〜(^^)v
北海道進出いいですね。ゴールデンウィークの混雑する前に行かれたタイミングもいいですね。北海道の百名山はいくつもあるので、どう攻略していくか悩ましいところです。今回のsanchan33さんの記事、とても参考になりました。ありがとうございます。
yamachan、こんばんは。
蝦夷富士ほど富士の名にふさわしい郷土富士はないのではないかと思いました。
山容も、登った感じも、滑った感じもよく似ているし、そして恐らくは地元の人に慕われている感じも同じなのではないかと想像できます。
北海道の山は本州のそれとは毛色が違っていいですね。
時間は玉入れやめればできるでしょう。
金は僕よりあるでしょう(笑)
白山はせっかく行くなら泊りがいいと思いますが、こればっかりはタイミングなので調整させてください。
5月は穂高、富士山、鳥海山とミッションが目白押しなので(笑)
shibayanさん、こんばんは。
今週は蔵王と月山でしたね。
両方とも行きたいと思っている山ですが、月山はたぶん鳥海山のついでになってしまいそうです。
GWは公共交通機関を使いたくないので、今回のこの空いているタイミングで北海道に行けたことは本当によかったと思っています。
北海道のBCは時間もお金もかかるので一筋縄ではいかなさそうですね。
とりあえず、直近の目標としては利尻山を滑ってみたいと思っています!
でも来年以降ですけどね。
こちらがメインだったんですね。
半月湖からか真狩からか悩んだのですが、いつもホテルから見える半月湖にしました
真狩からは直登ってわかってるので次回チャンスがあったら!
ところでBCワックスとは、今回の時期に合わせたいつもと違う温度域が高めのワックスってことでしょうか?
私、春スキーにあわせたワックスを持ってないのでやっぱり違うのかなと思案中でしたので、参考にと思って
chusakaiさん、コメントありがとうございます。
waxですが、hike No4というものを使ってます。
ベースとトップと合わせてます。
また3回ほどしか使っていませんが、明らかに滑走性が良くなったのと、ストップスノーで引っかかることがなくなりました。
(ストップスノーに出くわしてないだけかもしれませんが)
少し割高なのが難点ですが、BCは命もかかっているのでケチらないようにしています(笑)
半月湖とか、他のコースも機会があれば滑ってみたいと思います。
ではまた。
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