無限なる山 大無間山に挑む
- GPS
- 11:24
- 距離
- 17.7km
- 登り
- 2,287m
- 下り
- 2,276m
コースタイム
- 山行
- 10:35
- 休憩
- 0:41
- 合計
- 11:16
天候 | 曇 時々 晴れ 時々 霧 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
田代登山口から往復12時間近くかかりました。 長い道のりなのでそれなりの覚悟して臨む必要があります。 特に、小無間避難小屋から小無間山までの間が一番の核心部。 鋸歯(P3~P1)は岩場と激しいアップダウンの連続で行きも帰りも体力を消耗します。鋸歯を越えると例の有名な大崩壊地ですが、不安定なナイフリッジの区間は想像していたよりも短かったです。しかし大崩壊地の先も油断はできず、小無間山に向かって足場の悪い超急斜面が続きます(ここは登りより下りの方がより危険です)。 踏み跡は時々不明瞭な場所がありますが定期的にGPSを確認しながら歩いたので道迷いの不安はそれほどありませんでした。と言いつつ、下山中に最後の最後(雷段付近)で登山道とは別の尾根に入り込む痛恨のミスを犯しましたが5分もしないうちに異変に気付いてルートを修正できたので大事には至りませんでした💦 |
写真
感想
昨年の池口岳に続いて2回目の南アルプス深南部へ。
今回は無限…、無間…、大無間…、その名を口にしただけで緊張してしまう深南部のボス的存在、大無間山に挑んできました。
前夜のうちに井川入りしたものの深夜に降り始めた雨が予想以上に長引いて、夜が明けても完全には降りやまず、これは登らずに撤退かな?(心の声…やっぱり怖いから大無間山から逃げたい😇)などと思い始めていた矢先に雨が降りやみ、予定より1時間以上遅い午前5時半に田代登山口を出発。往復11時間半の無限に長く険しい道のりが始まりました。
小無間小屋までは思っていたより登山道もしっかりしていて意外にサクサク登れてしまい2時間ちょっとで到着できたので、これは思ったより簡単に登頂できるのでは?とナメた考えをしていた矢先、ここからが難所の連続でした。大無間山がそんなに甘いはずがないですよね😓
「コース状況」の欄で列記した通り、鋸歯の激しいアップダウン、かの有名な大崩壊地、そしてえげつない超急勾配など、難所に次々と行く手を阻まれてもうお腹いっぱい状態に。すべての難所を通過して小無間山に到着した時点で私のHPは完全に尽きかけていました😇
ただ、小無間山から先は急勾配や岩場はなくなり、美しい苔とシラビソ林に癒されながら歩いたおかげで徐々にHPも回復していき、無事に大無間山まで辿り着くことができました。(ちなみに、同じ道のりを辿って下山するので帰り道ではもう一度HPを根こそぎ吸い取られることになりましたw)
多くの方が記録に残されている通り、大無間山の頂上は深い樹林帯の中で展望はありません。道中も展望が効く場所は全体3%くらいと言われていますが、今日に関しては途中で深い霧も出ていたので展望が効いていたのは1%もなかったと思います。
それでもアドベンチャーの世界のような登山道を踏破して大無間山に登頂できた今回の山行は100%の達成感を味わうことができて最高に楽しかったです。
大無間山への無限なる険しい道のり…、もう二度と歩きたくないかと問われれば全くそんなことはありません。あの大崩壊地が完全に崩れてしまう前にこの山をもう一度訪れ、今度は今回見逃した残り2%の展望をリベンジしに行きたいと思います🥰
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