今が登り時の春山 「恵那山」 (三河高原最高峰)
- GPS
- 07:40
- 距離
- 11.4km
- 登り
- 1,134m
- 下り
- 1,121m
コースタイム
●恵那山山頂小屋<EL.2,191m>8:48〜恵那山三角点<EL.2,189.8m>8:58/9:21 〜8合目(9:41) 〜 1864m地点 (10:14) 〜広河原登山口<EL.1,253m>12:10 〜駐車場<EL.1,140m>12:44
天候 | 晴(薄曇り) 山頂での気温16℃ |
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過去天気図(気象庁) | 2014年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
中央自動車道(上り) 園原ICより約10分 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・中央自動車道 飯田山本IC より 駐車場の間にコンビニは3軒有り。 ただし、 園原IC からは駐車場の間にコンビニは無いので注意すること。 ・トイレは恵那山山頂小屋付近に有り。 ・雪庇には注意すること。下りで登山道から外れないように注意。 ・[熊除け鈴」も この季節は必需品。 ・登山ポストは駐車場と登山口に有り。 |
写真
感想
今シーズン初めての投稿です。
恵那山の尾根沿い急斜面の雪道は、気温が低く雪が溶け始める8時前に登ることをお薦めします。簡単に登れます。
毎年、シーズン初の山行は下山時の急激な気圧の変化による高山病なのか、頭痛、吐き気が伴い気分が悪くなることがあります。今回も下山時に症状が現れMr.K氏にはご迷惑をかけました。
●恵那山は中央アルプスか?
中央アルプスの範囲について、いろいろな考え方があるようですが、地形、地質から見ると恵那山は中央アルプスの山ではないと思っていましたが、
「日本の地形5 中部 東京大学出版会P.165 恵那山」では
『登山ガイドなどでも中央アルプスとして恵那山までを含めている。恵那山は独立峰でなく、三河高原の最北西部に位置し、最高隆起部である。(1995.松島信幸)』
さらに松島信幸先生(理学博士、伊那谷自然友の会常任委員、飯田市美術博物館顧問)は「伊那谷の自然 第131号(2007年6月1日)伊那谷自然友の会」に詳しく記載しています。
『恵那山(2191m)は、シーズンを迎えると登山者が列をなして登るようになった。最大の要因は深田久弥による「日本百名山」のだからである。中京方面からの登山者が多い。
「日本百名山」をひもとくと、冒頭に島崎藤村の「夜明け前jの一節が紹介されている。藤村は「遠く美濃の平野の方へ落ちている大きな傾斜・・・・」と表現している。恵那山は東海の平原に向かつて大きく傾斜していく最高地点である。美濃三河高原の北西端の頂点に位置する山である。東海へ向かつてゆったりと傾斜していく巨大な山塊が恵那山の山容であり、風格ともいえる。中学時代、先輩に読めといわれ「夜明け前」の大作にいどんだ。恵那山の記述がくり返しあった記憶が想い出される。
ところで、伊能忠敬の「大日本沿岸実測図」によると美濃・尾張より恵那山の方位の計測線が7本描かれている。位置の確定に恵那山が主要な目標になっている。
東山道で知られる神坂峠の北に富士見台(1569 m)がある。神坂峠から大平峠までの問、伊那谷と美濃・木曽とを結ぶ峠道が五筋知られている。
富士山が見えないのに富士見台といわれる理由は謎である。
古来より国の東西を分けてきた神坂峠から大平峠間の低い山なみは、風が越える道でもある。伊那谷ヘ吹き込んでくる風の峠である。
恵那山と富士見台の位置は木曽山脈(中央アルプス)と三河高原地塊との接合域にあたる。
だから、恵郡山は中央アルプスの山ではない。』
四ヶ月ぶりの山行でした。
今回も計画、山行、ヤマレコ投稿とjj0jvl氏にはお世話になりました
シーズン最初の山行には手ごろな山で感覚を取り戻すには最適でした。
残雪、そして久しぶりの山の感触に感化されながら登ることができました。
次はドウダンツツジの咲くころに登りたいと思います。
おはようございます。
恵那山は,結構お気に入りの山なので,
各方面から登っています。
私としては中央アルプス最南端かなと思っていましたが,
三河高原なんですね。
大川入山や長者峰の延長のようですね。
何にせよ,南信州は好きなエリアなので,
これからもお邪魔します
よろしくお願いします
totok 様 こんばんは。
コメントありがとうございます。
中央アルプスの南端、摺古木山からの景色でも、大平峠から南の山地は別の山のように映ります。
気象庁の雨量レーダーで雨域の移動を見ても、大平峠〜富士見台の間を雨域が通り抜けるのがわかります。
島崎藤村が恵那山は「遠く美濃の平野の方へ落ちている大きな傾斜・・・・」と表現しているとおりだと思います。
今年も南、中央アルプス、伊那山地を中心に登る予定です。
どこかでお会いするかもしれません。よろしくお願いします。
まいど(^_^)ノ
Mr.K氏から恵那山行くよって聞いていたのですが、親戚の引っ越しの片付けでスケジュール合わずでした。
今シーズンもよろしくお願いします。
jj0ant 様 こんばんは。
今シーズンもよろしくお願いします。
次は、傘山、烏帽子岳はいかがですか。
恵那山はまだまだ残雪豊富ですね。
またこの時期は登山道の展望も大きく開けるんですね。
同じ日に伊那北端?の山にお邪魔して、展望を楽しんできました。
今年も度々お邪魔したいと思っています。
onetotani 様 こんばんは。
コメントありがとうございます。
このコースの残雪は遠くより確認でき、笹が邪魔しないので簡単に登れるため好きな季節です。
晩秋の恵那山も魅力的です。
是非、三河高原の恵那山へお越し下さい。
久々の投稿、さすが地質の専門家らしい解説で興味深く拝見しました
摺古木山の麓に「中央アルプス最南端」という標識がありましたね。
私は富士見台や大川入山など、レコの山域登録ではいつも「中央アルプス」としております。
北アや南アと比べ、あまりにも中アが短くてかわいそうなので
大きな地図で見れば塩尻から高嶺山あたりまでが、ひとつの連続した高地にも見えるので。
あとレコの検索とか一覧で見たときに見栄えがするっていうのもあります
「アルプス」という言葉自体が新しいものですが、その概念も変化していくかもしれません。
nucchi 様 こんばんは。
コメントありがとうございます。
地質の解説は、松島信幸先生(理学博士、伊那谷自然友の会常任委員、飯田市美術博物館顧問)の「伊那谷の自然 第131号(2007年6月1日)伊那谷自然友の会」を引用させていただきました。
山域の区分けは文化面的なものでも分けられると思います。例えば県境。平谷村高嶺山までとか。
恵那山は一般的に認知されている「中央アルプス」でも良いと思います。
ただし、木曽の御嶽山は中央アルプスではないと思うのですが。
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