記録ID: 434152
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積雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科
硫黄岳(残雪の八ヶ岳)
2014年04月26日(土) [日帰り]
長野県
- GPS
- --:--
- 距離
- 7.6km
- 登り
- 794m
- 下り
- 793m
コースタイム
(上り)桜平(1900m)-オーレン小屋(2330m)-夏沢峠(2400m)-硫黄岳(2760m)
(3時間35分)
(下り)硫黄岳(2760m)-夏沢峠(2400m)-オーレン小屋(2330m)-桜平(1900m)
(1時間55分)
4/26(土)5:55 桜平出発
6:30夏沢鉱泉-7:30オーレン小屋-8:00夏沢峠-(10分休憩)-9:30硫黄岳
(50分休憩)
10:20硫黄岳出発
11:10夏沢峠-11:25オーレン小屋-11:55夏沢鉱泉-12:15桜平
(3時間35分)
(下り)硫黄岳(2760m)-夏沢峠(2400m)-オーレン小屋(2330m)-桜平(1900m)
(1時間55分)
4/26(土)5:55 桜平出発
6:30夏沢鉱泉-7:30オーレン小屋-8:00夏沢峠-(10分休憩)-9:30硫黄岳
(50分休憩)
10:20硫黄岳出発
11:10夏沢峠-11:25オーレン小屋-11:55夏沢鉱泉-12:15桜平
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2014年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ナビで「唐沢鉱泉」をセット、手動で少し南の「桜平」付近に修正 高速優先 174km 横浜〜相模湖IC 42km 相模湖IC〜小渕沢IC 103km ※高速 小渕沢IC〜桜平 29km (行き)4/25(金)20:00横浜発-24:00唐沢鉱泉手前の標識着(4時間) (帰り)4/26(土)14:00河原の湯-19:30横浜着(5.5時間) ※今回は、早めに到着し、仮眠することに(4時間車中で仮眠) 車に常備している寝袋を利用、明け方はかなり冷え込みプラス毛布で過ごす ※帰りは、立ち寄り湯(河原の湯)からの出発 一般道利用、韮崎付近で混雑したが、土曜日なのに大きな渋滞はなかった ■高速(行きのみ) 相模湖→小淵沢 (103km) 21:55(IN) 22:51(OUT) \2,880(通常料金) ■駐車場 場所:桜平、金額:無料、規模:40台(4/25(金)24:00到着時駐車なし) ※駐車場の看板はあったが、積雪で利用できず 桜平付近の駐車スペースを利用(数台分のスペースあり) 道路状況:「唐沢鉱泉」の看板(桜平との分岐)から6kmはダート 危険な個所:ダートは悪路、「唐沢鉱泉」の看板から5km付近からは 特に危険。轍(わだち)もひどく、車底を何度もぶつける ※一部ダートに積雪あり 桜平分岐から5kmの少し登り個所で、タイヤが空転、前へ進めず ここで車を止めて徒歩で桜平を目指すか、近所の唐沢鉱泉に目的地変更するか 迷ったが、深夜ひとりで心細くなり、唐沢鉱泉に変更 なんとかUターンし、戻ることに ところが、戻りの少し登りで、再び空転、立ち往生 とその時、前からライト、車が来た。鉢合わせだ 車を降り、状況を説明、この場を脱出するためにチェーン装着するので 待って頂くことに 東京から来られた同年くらいのおじさん3人組だった。 仲間ができたことで心細さがなくなり、チェーン装着するのだから、 再決断、前へ進むことに。。乗り越えた チェーン装着で前へ進めたこと知らせるために徒歩でおじさん3人組へ戻ると あちらもチェーン装着中。初めてのこと、苦戦されていました。 ノーマルタイヤでセダン、同じように車底擦っていたとのこと、勝手に仲間意識 が湧いてくる。しかし、あちらは3人。。心強かっただのうな。。。 チェーン装着をみんなで確認し、私は先に進むことに 1km程でようやく桜平に到着。25:00になっていた。 ※駐車場はどこ? 駐車場の看板はあったが、積雪ではっきり場所がわからなかった まわりは真っ暗。登りの先? チェーン装着していたが、進めなかった あまり無理もせず、付近の駐車スペースに止め、3人組が来るのを待つことに しばらくすると来られた、同じ駐車スペースに横並びになり、朝を待った。 ------------------------------------------------------ ▼自動車ルート検索 http://www.navitime.co.jp/drive/ |
コース状況/ 危険箇所等 |
■コース状況 【桜平〜夏沢鉱泉】 がちがちの雪道 登山道の標識に従ったが、沢沿いの道?を進むがトレースなし、心配になり戻る 車道(キャタピラのあと)を進むことに。ほどなく夏沢鉱泉に到着 キャタピラ車があった 【夏沢鉱泉〜オーレン小屋】 なだらかな山道に突入 ここでアイゼン装着。以降、桜平に戻るまで常時装着。 快適な雪道、トレース頼りに進む 【オーレン小屋】 オーレン小屋に到着。硫黄岳(赤石の頭経由)と夏沢峠の分岐。 ここから硫黄岳を眺めながら、どちらを選択するか考えていると、小屋の中から ご主人と思われる方で出てきてくれた。 気さくに会話頂き、「赤石の頭」付近は、積雪も多く、なだれに注意が必要と 教えてくれた。この時期は、夏沢峠経由で硫黄岳を目指すのが良いとのこと アドバイス大変助かった 硫黄岳と横岳目指していること告げると、横岳の手前「カニのよこばい」付近は 雪も多く、様子見ながらの行動を心がけるよう注意頂いた 尚、オーレン小屋は、本日(4/26)がオープン初日で、私が通行人1号とのこと 少しうれしくなった 【オーレン小屋〜夏沢峠】 夏沢峠までは、快適な雪山ハイキング。 天気も良く、心地良い 【夏沢峠〜硫黄岳】 ここからが本格的な登り 雪に埋もれたオレンジ色の杭とトレースを頼りにに登ります 雪面は、ジグザグに登れば良いが、中には直登のトレースもあり、従うと 体力を消耗する しばらく登ると背後に天狗岳が。。双耳峰であることがよくわかる 去年の同時期に登った山、あの峰を歩いたのかと、なつかしく思う 上部一部は、雪が解けている部分もあり、岩、石の上をアイゼンで走破することに 歩きにくく注意が必要 急登で立ち休憩を繰り返しながら進むとだんだん景色が雄大に ケルンが立ち並ぶようになると左手に爆裂火口が目に入る 頂上はもうすぐ 【硫黄岳】 夏沢峠から硫黄岳を目指すと、登頂と同時に南八ヶ岳の山々の眺望がドーン来て大感動 地図を広げ山の名前。。。一番高いのが赤岳、その左が横岳、右に阿弥陀岳、他にたくさん すこし霞んだ向うに南アルプス なんと素晴らしい(少し涙ぐむ) 北方面は 蓼科山、霧ヶ峰 頂上は広く、今日は風も穏やか、何時間でも眺めていたい、そんな体験でした 【硫黄岳〜夏沢峠〜夏沢鉱泉〜桜平】 横岳は次回ということで下山します。 雪面は、ジグザグに、慎重に 夏沢峠からは、心地良い雪道ハイキング ■注意個所 1.残雪期なので凍結(ツルツルも何か所もあり) アイゼン必要(今回10本爪利用。4本は厳しいかも) 2.夏沢峠から硫黄岳の雪面 滑落注意 ピッケルがあれば ■道迷い 特になし 桜平から夏沢鉱泉までは、この時期車道が良い ■水場 1.オーレン小屋 ■装備 (身につけるもの) アウター、ダウン、長袖、長ズボン、帽子、ネックウォーマー、手袋(冬用)、下着 トレッキング靴下、シューズ、首かけタオル、ザック(40-55リットル)、 時計(方位計、高度計つき) (ザック中) ・レインウェア、着替え一式 ・行動食一式(カロリーメイト、ゼリー飲料、キャラメル) ※昼食は、おにぎり2個、おやつにカロリーメイト、ゼリー飲料 ・その他一式(防寒アルミシート、ザックカバー、救急セット 手まわしライト、アイゼン)、サバイバルナイフ ・水(2000リリットル)※200ミリリットル利用 ・カメラ ・地図 ※この時期 冬用装備を持参(ダウン、耳あてつきキャップ、冬用グローブ、アイゼン) ※ダウンは利用せず、ヒートテック上下着用 ■立ち寄り湯 河原の湯(\400,一部無料のロッカーあり) 内風呂・サウナ、無色無臭、シャンプーあり、 無料休憩所 ※きれい、清潔な温泉 管理がしっかりしている様子 湯船の上澄みから循環する仕組みもあり、お湯がとにかくきれい 混雑もなく心地良い、また利用したい ------------------------------------------------------ ▼オーレン小屋 http://www.o-ren.net/ ▼河原の湯 http://www.city.chino.lg.jp/www/contents/1000000761000/index.html ▼登山保険 ※利用せず |
写真
感想
■出会った人
・東京からの3人組
桜平までの道中で共に苦労した同年代のおじさん3人組
真夜中で心細かった時に出会えて大変助かりました
皆さんに出会わなければ戻っていました
・オーレン小屋のご主人
気さくにお話頂いた小屋のご主人
いろいろアドバイス頂きました
オーレン小屋には風呂もあります
今度利用させていただきます
・夏沢峠で出会ったお父さん
本沢温泉から
夏沢峠で出会い先に出発したが、途中登りであっという間に抜かれ
頂上まだまだな段階でこちらは登り、お父さんは下り
超絶健脚なお父さん
色違いの同じシューズだったのが、ちょっぴりうれしい
・頂上で出会ったご夫妻
ご夫婦ともにスーパーマン
旦那さんは、3000m級全制覇、奥さんは、海外有名どころの経験も豊富とのこと
赤岳鉱泉から
前日は、諏訪湖付近で宿泊、今日はペンション泊とのこと
ご夫婦でうらやましい
・滋賀からのお兄さん
出張のついでによく登山も楽しむお兄さん
学生時代の経験もあるようだが、テント買って、本日オーレン小屋で初利用とのこと
テント泊うらやましい
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「滋賀からのお兄さん」ですが、そこそこ「おじさん」なんです。
お話しして硫黄岳での感動が伝わってきました。私が行った頃には雲が多くなってきましたが。
桜平までのダート大変でしたね。私もチェーン持参すれば良かったです。
テントもいいですよ!今回購入する際に各社比較し、せっかくなのでヤマノートに載せました。1人用でよければご参考までに。
無事のご帰還お疲れ様でした、天気に恵まれてほんと良かったですね。
私達も行くか戻るか迷っていたので大変助かりました、ありがとうございます。
それにしても夜中あの林道を1人で走るとは、いやぁ〜ご無事で何よりでした。
これからも楽しい山行ができるといいですね。
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