肝を冷やした美浜トレイル🐻大御影山から抜土へブナ回廊を周回
- GPS
- 05:36
- 距離
- 8.8km
- 登り
- 856m
- 下り
- 504m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・松屋大権現登山口からは道標が所々にある。しかし踏み跡不明瞭で急登の難路。登山口には大権現まで40分とあるが無理でしょう ・松屋大権現から大御影山は明瞭な登山道が有る(美浜トレイル)。大御影から抜土は整備された登山道でブナ回廊が続く(高島トレイル/美浜トレイル) |
写真
感想
美浜町新庄地区松屋の美浜トレイルで大御影山〜抜土の周回コースを思いつく。粟柄谷林道は長い下りとなるが、舗装されているので自転車で問題ないだろう。抜土の鉄扉に自転車を括り付け、松屋地蔵大権現岳登山口からスタートする。
いきなり粟柄谷の渡渉があるが立派な橋が掛けられてある。平地に養蜂のための箱が数十個並べられていた。熊に狙われないように電柵が設けられている。橋を渡ると道が判然としない。しばらく下流に進むとテープがある。
薄い踏み跡を頼りに急傾斜をジグを切って登って行く。苔むしたケヤキの大樹が何本もある。何度も道を見失いGPSのお世話になる。ca.400mでは急斜面をトラバースするようにテープが導いている。ズルズル滑りながら主尾根に乗り換えると方向が定まり安堵する。
もうすぐ山頂台地に乗り上げようかという所で、20mほど前方に黒い動く物があることに気付く。体長50cmぐらいの子熊だ。首を振りながら右へ横切ったのだ。少し左に避けて巻きながら慎重に山頂台地に乗る。母熊はいないかと見まわし笛を吹く。もう親離れしているのかも知れない。肝を冷やして汗も引いてしまった。
松尾大権現岳に到着してお茶を飲んでひと息つく。ここから大御影までは分かりやすい道があるので安心だ。再び急登のノロ尾に取付くと、いつものブナの大樹が出迎えてくれる。ここから先はP812までブナ林が続くので急登も苦にならない。P812からはカエデとブナの疎林帯を緩やかに上って行く。東側の展望が開けて大谷山から三国山までの稜線が見える。江美国境の上谷山から伊吹山までの稜線も見えるようになる。霞があり白山は見えない。
大御影山の手前にノロ尾の高(頭)と呼ばれる広い台地がある。ここはブナの高木の疎林帯となっていて下生えもない。陽射しが遮られてそよ風も吹いて心地よい。腰を下ろしてランチタイムとする。カツサンドと麦茶で至福のひと時を過ごす。ここでは熊に遭遇したことなんかもう忘れていた。マザーツリーにご挨拶してから大御影山へ向かう。
白谷コースからの古道に出合い、低い草木に覆われた風衝地帯を歩いていると爽快感が込み上げてくる。反射板の所で高島トレイルと合流ぬして直ぐに大御影山山頂に到着だ。山頂には誰も居ない。花の季節が過ぎたからだろうか。樹木の葉が生繁って展望はよくない。三重嶽が南に見えるだけだ。
抜土に向かって下山を始める。途中でツアーと思しき十数人のパーティーとすれ違う。もう昼を過ぎているので遠方から来られたのではないだろうか。この稜線はブナ一色といっても過言ではない。抜土まで緩やかに下りながら素晴らしいブナ回廊を楽しむことが出来る。イワカガミの晩生の花が一本咲き残っていた。
抜土に着地すると朝にはなかった福井ナンバーの車が停められている。大谷山へ向かわれたのだろう。後は自転車でアスファルト路を下って行く。ブレーキの修理をしてもらったので快適に下れた。花を見たり、落石を除去したりしながら長い林道を30分かけて車に帰還した。
コメント
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Hama_Yanさんはこの日は大黒山へ行かれたのでお休みだったのですね。意外でした。
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