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Yamareco

記録ID: 4344501
全員に公開
ハイキング
北陸

肝を冷やした美浜トレイル🐻大御影山から抜土へブナ回廊を周回

2022年05月29日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
05:36
距離
8.8km
登り
856m
下り
504m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:45
休憩
0:51
合計
5:36
8:28
86
スタート地点
9:54
10:02
92
11:34
12:15
18
ノロ尾の高(頭)
12:33
12:35
40
13:15
46
14:01
3
14:04
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2022年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 自転車
抜土に自転車をデポ。粟柄谷林道は県境まで舗装路、落石が所々にある。
コース状況/
危険箇所等
・松屋大権現登山口からは道標が所々にある。しかし踏み跡不明瞭で急登の難路。登山口には大権現まで40分とあるが無理でしょう
・松屋大権現から大御影山は明瞭な登山道が有る(美浜トレイル)。大御影から抜土は整備された登山道でブナ回廊が続く(高島トレイル/美浜トレイル)
美浜トレイルの松屋大権現登山口
2022年05月29日 08:31撮影 by  DSC-HX60V, SONY
1
5/29 8:31
美浜トレイルの松屋大権現登山口
茂みの中に小さな花、ムラサキサギゴケ
2022年05月29日 08:34撮影 by  DSC-HX60V, SONY
2
5/29 8:34
茂みの中に小さな花、ムラサキサギゴケ
粟柄谷川を渡る。立派な橋で助かる。
2022年05月29日 08:36撮影 by  DSC-HX60V, SONY
5/29 8:36
粟柄谷川を渡る。立派な橋で助かる。
美浜トレイルの道標。踏み跡薄く、獣道が入り混じって分かりにくい。
2022年05月29日 08:47撮影 by  DSC-HX60V, SONY
1
5/29 8:47
美浜トレイルの道標。踏み跡薄く、獣道が入り混じって分かりにくい。
ケヤキの大樹
2022年05月29日 08:53撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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5/29 8:53
ケヤキの大樹
江若国境の抜土方面
2022年05月29日 08:55撮影 by  DSC-HX60V, SONY
5/29 8:55
江若国境の抜土方面
カエデの大樹、45度の斜面をジグを切って上がって行く
2022年05月29日 09:00撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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5/29 9:00
カエデの大樹、45度の斜面をジグを切って上がって行く
トラバースして尾根を乗り換える。薄い踏み跡。
2022年05月29日 09:21撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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5/29 9:21
トラバースして尾根を乗り換える。薄い踏み跡。
欅の巨樹、幹回り4m越えていようか
2022年05月29日 09:24撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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5/29 9:24
欅の巨樹、幹回り4m越えていようか
トレイルとは名ばかりで、ほとんど歩かれていないようだ。
2022年05月29日 09:34撮影 by  DSC-HX60V, SONY
5/29 9:34
トレイルとは名ばかりで、ほとんど歩かれていないようだ。
20m先に黒い動く物がいる。子熊だ!右に消えたが母熊がいないか警戒する。
2022年05月29日 09:53撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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5/29 9:53
20m先に黒い動く物がいる。子熊だ!右に消えたが母熊がいないか警戒する。
笛を吹き、辺りを見回しながら松屋大権現に登頂。三角点は無い。
2022年05月29日 09:59撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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5/29 9:59
笛を吹き、辺りを見回しながら松屋大権現に登頂。三角点は無い。
アブラチャン。油分が多くよく燃える。
2022年05月29日 10:09撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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5/29 10:09
アブラチャン。油分が多くよく燃える。
池がある
2022年05月29日 10:11撮影 by  DSC-HX60V, SONY
5/29 10:11
池がある
モリアオガエルの卵だ
2022年05月29日 10:11撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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5/29 10:11
モリアオガエルの卵だ
大きな杉の木
2022年05月29日 10:23撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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5/29 10:23
大きな杉の木
再び急登が始まるとブナの巨樹が迎えてくれる
2022年05月29日 10:28撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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5/29 10:28
再び急登が始まるとブナの巨樹が迎えてくれる
ブナ林に突入 ca.750m
2022年05月29日 10:52撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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5/29 10:52
ブナ林に突入 ca.750m
カエデの低木疎林となって明るくなる
2022年05月29日 11:00撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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5/29 11:00
カエデの低木疎林となって明るくなる
寒風(左)、大谷山(右)
2022年05月29日 11:08撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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5/29 11:08
寒風(左)、大谷山(右)
ブナの疎林帯
2022年05月29日 11:14撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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5/29 11:14
ブナの疎林帯
手前の稜線は三国山〜大谷山、奥には横山岳、金糞〜伊吹山
2022年05月29日 11:21撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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5/29 11:21
手前の稜線は三国山〜大谷山、奥には横山岳、金糞〜伊吹山
大御影山方面
2022年05月29日 11:23撮影 by  DSC-HX60V, SONY
5/29 11:23
大御影山方面
琵琶湖が見えている
2022年05月29日 11:25撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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5/29 11:25
琵琶湖が見えている
株立ちのブナ
2022年05月29日 11:31撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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5/29 11:31
株立ちのブナ
ノロ尾の高(頭)に到着
2022年05月29日 11:34撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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5/29 11:34
ノロ尾の高(頭)に到着
高木のブナの疎林が素晴らしい処
2022年05月29日 11:36撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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5/29 11:36
高木のブナの疎林が素晴らしい処
ここでゆっくりとランチタイム
2022年05月29日 11:37撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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5/29 11:37
ここでゆっくりとランチタイム
食後に広いノロ尾の高を散策
2022年05月29日 12:13撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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5/29 12:13
食後に広いノロ尾の高を散策
巨樹達
2022年05月29日 12:15撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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5/29 12:15
巨樹達
一際めだつ大樹はここのシンボルツリーだ
2022年05月29日 12:17撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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5/29 12:17
一際めだつ大樹はここのシンボルツリーだ
年中風が通る風衝地
2022年05月29日 12:20撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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5/29 12:20
年中風が通る風衝地
右にうっすらと青葉山を望む
2022年05月29日 12:22撮影 by  DSC-HX60V, SONY
5/29 12:22
右にうっすらと青葉山を望む
振り返ってノロ尾の高(頭)
2022年05月29日 12:23撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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5/29 12:23
振り返ってノロ尾の高(頭)
大御影山と反射板
2022年05月29日 12:24撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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5/29 12:24
大御影山と反射板
雲谷山と背後には若狭湾
2022年05月29日 12:26撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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5/29 12:26
雲谷山と背後には若狭湾
能登俣谷白谷コースの古道に出合う
2022年05月29日 12:31撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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5/29 12:31
能登俣谷白谷コースの古道に出合う
高島トレイルと合流
2022年05月29日 12:35撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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5/29 12:35
高島トレイルと合流
大御影山に到着
2022年05月29日 12:38撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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5/29 12:38
大御影山に到着
武奈ヶ岳(左)と三重嶽(右)
2022年05月29日 12:41撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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5/29 12:41
武奈ヶ岳(左)と三重嶽(右)
江若国境尾根のブナ林を縫う様に進んで行く
2022年05月29日 12:47撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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5/29 12:47
江若国境尾根のブナ林を縫う様に進んで行く
快適なトレイル
2022年05月29日 12:52撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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5/29 12:52
快適なトレイル
気持ちのよいブナ林が続く
2022年05月29日 12:58撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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5/29 12:58
気持ちのよいブナ林が続く
晩生のイワカガミ
2022年05月29日 13:12撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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5/29 13:12
晩生のイワカガミ
ビラデストとの分岐点を左へ
2022年05月29日 13:17撮影 by  DSC-HX60V, SONY
5/29 13:17
ビラデストとの分岐点を左へ
古道の名残
2022年05月29日 13:32撮影 by  DSC-HX60V, SONY
5/29 13:32
古道の名残
ブナの純林
2022年05月29日 13:35撮影 by  DSC-HX60V, SONY
5/29 13:35
ブナの純林
トクワカソウの群生地
2022年05月29日 13:39撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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5/29 13:39
トクワカソウの群生地
河内林道に着地
2022年05月29日 13:54撮影 by  DSC-HX60V, SONY
5/29 13:54
河内林道に着地
タニウツギ
2022年05月29日 13:54撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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5/29 13:54
タニウツギ
抜土に到着。ヘルメット装着して自転車で林道を下る。
2022年05月29日 13:56撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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5/29 13:56
抜土に到着。ヘルメット装着して自転車で林道を下る。
上りに使った松屋大権現の東尾根。
2022年05月29日 14:07撮影 by  DSC-HX60V, SONY
5/29 14:07
上りに使った松屋大権現の東尾根。
輪行中に落石処理
2022年05月29日 14:26撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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5/29 14:26
輪行中に落石処理
傍らにヤブデマリ
2022年05月29日 14:29撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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5/29 14:29
傍らにヤブデマリ
庄部谷山黒谷林道の先は通行止めとのこと。
2022年05月29日 14:44撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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5/29 14:44
庄部谷山黒谷林道の先は通行止めとのこと。
粟柄関所跡ではコアジサイがいい匂いを放っていた
2022年05月29日 14:45撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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5/29 14:45
粟柄関所跡ではコアジサイがいい匂いを放っていた
撮影機器:

感想

美浜町新庄地区松屋の美浜トレイルで大御影山〜抜土の周回コースを思いつく。粟柄谷林道は長い下りとなるが、舗装されているので自転車で問題ないだろう。抜土の鉄扉に自転車を括り付け、松屋地蔵大権現岳登山口からスタートする。

いきなり粟柄谷の渡渉があるが立派な橋が掛けられてある。平地に養蜂のための箱が数十個並べられていた。熊に狙われないように電柵が設けられている。橋を渡ると道が判然としない。しばらく下流に進むとテープがある。

薄い踏み跡を頼りに急傾斜をジグを切って登って行く。苔むしたケヤキの大樹が何本もある。何度も道を見失いGPSのお世話になる。ca.400mでは急斜面をトラバースするようにテープが導いている。ズルズル滑りながら主尾根に乗り換えると方向が定まり安堵する。

もうすぐ山頂台地に乗り上げようかという所で、20mほど前方に黒い動く物があることに気付く。体長50cmぐらいの子熊だ。首を振りながら右へ横切ったのだ。少し左に避けて巻きながら慎重に山頂台地に乗る。母熊はいないかと見まわし笛を吹く。もう親離れしているのかも知れない。肝を冷やして汗も引いてしまった。

松尾大権現岳に到着してお茶を飲んでひと息つく。ここから大御影までは分かりやすい道があるので安心だ。再び急登のノロ尾に取付くと、いつものブナの大樹が出迎えてくれる。ここから先はP812までブナ林が続くので急登も苦にならない。P812からはカエデとブナの疎林帯を緩やかに上って行く。東側の展望が開けて大谷山から三国山までの稜線が見える。江美国境の上谷山から伊吹山までの稜線も見えるようになる。霞があり白山は見えない。

大御影山の手前にノロ尾の高(頭)と呼ばれる広い台地がある。ここはブナの高木の疎林帯となっていて下生えもない。陽射しが遮られてそよ風も吹いて心地よい。腰を下ろしてランチタイムとする。カツサンドと麦茶で至福のひと時を過ごす。ここでは熊に遭遇したことなんかもう忘れていた。マザーツリーにご挨拶してから大御影山へ向かう。

白谷コースからの古道に出合い、低い草木に覆われた風衝地帯を歩いていると爽快感が込み上げてくる。反射板の所で高島トレイルと合流ぬして直ぐに大御影山山頂に到着だ。山頂には誰も居ない。花の季節が過ぎたからだろうか。樹木の葉が生繁って展望はよくない。三重嶽が南に見えるだけだ。

抜土に向かって下山を始める。途中でツアーと思しき十数人のパーティーとすれ違う。もう昼を過ぎているので遠方から来られたのではないだろうか。この稜線はブナ一色といっても過言ではない。抜土まで緩やかに下りながら素晴らしいブナ回廊を楽しむことが出来る。イワカガミの晩生の花が一本咲き残っていた。

抜土に着地すると朝にはなかった福井ナンバーの車が停められている。大谷山へ向かわれたのだろう。後は自転車でアスファルト路を下って行く。ブレーキの修理をしてもらったので快適に下れた。花を見たり、落石を除去したりしながら長い林道を30分かけて車に帰還した。

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コメント

素晴らしい山行ですね。私は動物好きなので動物園以外のクマも見てみたい気がしますが、一人登山の途中でかなりの驚きだったと思います。母グマに会わずに良かったですネ。
2022/5/31 10:40
子熊なら対処できそうですが、親熊はごめん被りたいものです。以前に粟柄古道でグルルーと呻きゴエを聞いたときには身の毛が弥立つ思いでした。
Hama_Yanさんはこの日は大黒山へ行かれたのでお休みだったのですね。意外でした。
2022/5/31 14:49
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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