将堅小屋でテント泊 唐松尾山と和名倉山に登る。(忘れ物多すぎ)
- GPS
- 16:11
- 距離
- 34.6km
- 登り
- 2,509m
- 下り
- 2,510m
コースタイム
- 山行
- 5:25
- 休憩
- 1:12
- 合計
- 6:37
- 山行
- 7:32
- 休憩
- 2:00
- 合計
- 9:32
天候 | 晴れ 両日共に気温が高かった。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
その他周辺情報 | 柳沢峠駐車場 大菩薩の湯 道の駅「どうし」 厚木PA |
写真
感想
この週末、土曜日は職場の行事のため出勤し、日曜月曜の休日となった。天気はどちらも良く晴れそうで行楽日和、山にもたくさんの人が入ると思われる。そんな中私が狙った山が和名倉山・唐松尾山である。
2週間前に笠取小屋にて初めてのテント泊を経験した私は、良い水が出るという将堅小屋でテント泊をしてこの2山に登ろうとしたのだった。
和名倉山はずっと行きたいと思っていた山で、その山頂表示は2週間前に一緒に宴会を行ったkazu5000さんが2018年に作ったものだ。それを見たい見たいと以前から思っていたのだが、とうとうその時がやってきたのだ。また、二百名山や関東百名山や埼玉県の山などさまざまな観点で名山とされている山だ。
唐松尾山は、笠取山などの稜線の中では1番高い山だ。雲取よりも飛龍よりも和名倉よりも高い。そして、私にとっては県別リスト山梨県の山の一座であり、ここに登ると残り5座、制覇がまた一つ近づく。来年あたりに達成できるといいかなと思っている。
前日は職場の行事が終わってから車を走らせ、塩山市内で買い物を済ませ柳沢峠にて車中泊、朝起きてすぐに登山口たる民宿みはらしに向かったのである。
5時台に到着したがもう最後の一台になっていた。土曜日からのテント泊の車も多いと思われる。5時半ごろ私はスタートをした。
将堅小屋までの道は、基本軽自動車が通ることができる幅がある。小屋を通らずに直接尾根に向かう道もあるが、私は小屋に向かう。その分岐で私は朝食のコッペパンを食べた。この一個で夕食まで腹はもった。
意外と将堅小屋までは時間がかかる。標高は500m上げ、距離は5kmを超える。登り2時間半で小屋に着く。宿帳に記入して小屋番さんに1000円を渡す。どうやら小屋番さんは10時には帰宅するらしい。後で登山者に「10時過ぎてから来たんだったら払わなくてもよかったのに。」とも言われたが、素直に1000円払った方が気分良く登れると思った。
テントを設営し、サブザックでさらに標高を上げる。山の神土に着いたところで携帯電話をチェックする。ここは、ドコモのホーム書かれている「電波が届く場所」なのだ。見ると、携帯電話のバッテリーは50%代になっていて、サブザックにバッテリーを入れ忘れたことを思い出した。
これでは、今から和名倉山に行っても電池切れを起こす可能性が大きい。即座に日程を入れ替え、1日目に唐松尾山、2日目に和名倉山に登ることとした。
唐松尾山への道は花がいっぱいあった。いずれも今年初花となったキバナノコマノツメやミヤマカタバミなどの心を動かされ、着々と山頂を目指す。西御殿岩にも行こうかとも思ったが今回はパス、怪我したくないもん。かくして私は山頂に着いた、静かな山頂はまさに「静かなる山」だった。
しばしの時間を過ごし、来た道を戻る。私とスライドしていった男女ペアが西御殿岩方面から降ってきたところと分岐で出会った。唐松尾山方面に戻ろうとしているのかと思うと、将堅峠に向かうのだという、ここの分岐の看板は見るのが難しい、将堅峠方面から来たのであれば見えるのだがそれ以外の方面からは難しい、見やすい表示が求められているのではないかと思う。
小屋に着いた頃、どんどんたくさんの人がテント場に戻ってきており、撤収作業を行なっていた。楽しかったんだろうなあ、明日の今頃は私も撤収作業をしているのだろうなあと思い、話に参加する。
主に飛龍山の話になった。私は、丹波山から登るか三条の湯を考えていたが、話を聞くとここ将堅峠から登るのが1番楽だという。甲斐百山の一座である竜喰山と共にもう一度テント泊で狙いたいと思った。
時間がある、電波はない、今回は車の中にあった本をそのまま突っ込んできた。「戦争めし7巻」「インパール作戦」、この2冊の読書に費やす。特に、インパール作戦に関する本は面白かった。地元の部族、市民などの当時の考えや宣撫について、インド軍創立やチャンドラ・ボースの暗躍など今まで書かれていないこと、新たな研究で分かったことが書かれていた。
4時に夕食作り、今回はパスタを作るためにメスティンを用意した。パスタを茹で、和えるパスタソース蟹トマトクリームを混ぜ、パルメザンチーズをかけた一品、その後にお湯を沸かしカップスープほうれん草ポタージュを入れ、サトウのご飯をとさらにパルメザンチーズを混ぜて熱したリゾットという食事になった。
残念ながら昨日詰め直したフォアローゼスを車に忘れてきたのは残念、山のテント場での休肝日になった。
食べて、テントに入って読書の続き、19時ごろ読み終わる。その後の記憶はない。どうやら寝付いたようだ。
起きたのは3時45分ごろ、アラームが鳴るのが4時、それを止め、荷物を確認してスタートした。電池は100%、モバイルバッテリーも持った。本当は朝食に袋入りラーメンとサトウのご飯を用意していたが調理ができなかった。夕食で使った割り箸を折ってしまった後で予備の箸を忘れたことに気づいたからだ。今思うと、水もポカリの粉を入れておけばよかったのだ、5月の猛暑は考えずに塩飴も用意しなかった。1リットル半の水を持って出発した。
山の神土からしばらくは笹区間、刈ってはあるが谷側に向かって笹が落ちており濡れていれば難しいと思われる。幸いにも前日も当日も降水はないので通りやすかった。
いくつかのピークをへずり、西仙波にたどり着いた。ここでプロテインチョコを1本水と共に胃に放り込む。本日最初の固形物だ。下って登って東仙波、ここは視界が開ける、これから行く尾根、来た尾根、遠くには和名倉山の勇姿が見える。そこを私は一気に駆け下った。
それにしても長い、登ったり下ったりを繰り返す、そしてシャクナゲのトンネルの連発、いい山道だこと。そして、ワイヤーなどここが林業で人がいっぱい集まっていた頃の遺産が残っている。しみじみとした雰囲気を感じていた。
この日は平日である、「ああ、今の時間だったら家を出る頃か。」「職場について準備している頃か」そんな8時前に和名倉山に到着した。
この山は2週間前に一緒に宴会を行ったkazu5000さんが作った山頂表示がある。ずっと見たかったのだが、ようやく実物を見ることができてよかった。いい雰囲気の山頂でコッペパン一つを水で胃に流し込む。きっとまたパワーが出てくるはずだ。
最初の異変は来た道を戻る東仙波直前である。左太腿の攣り、東仙波でゆっくり水を飲む。残りは600mlほどだ。なんとかチビチビ飲みながらテントまで辿り着きたい。山の神土まで辿り着ければ、もう問題ない。そこまでの笹原でどれだけ頑張れるかだ。
結局、山の神土までで350ml程の水を残していた。あとは水分を取らず小屋まで戻り、ペットボトル2本分一気に水を胃に流し込んだ。次第と体が生き返るような気がした。
1時間かけてテント撤収と出会った人との話しに興じ、重い荷物を持って道路を下った。やっぱり5km程標高差は500m程ある。車にたどり着くと車内に放置してあったジャスミン茶を1本ゆっくりと飲み、車を出した。
大菩薩の湯がやっているのは知っていたのでそこで温泉に入ることとするが、温泉のロビーでまた右足と脇腹が攣ってしまった。温泉よりも先に塩分が欲しくて食堂でほうとうを食べた、味噌の塩分が体に効いてきて、その後は攣らずに帰宅することができた。
同志道経由で21時ごろ帰宅、9%ストロング1本で眠気が来てしまい、あっという間にベッドに轟沈した。疲れたけど、いい山に登った、いい連休だった。
今回は一人でテント設営や撤収もでき2山登ることもできたが、忘れ物も多かった。
(1)1日目のサブザックにモバイルバッテリーを入れ忘れたために、初日に和名倉山に登る予定が2日目になった。
(2)割り箸を夕食で折ってしまったために箸がなくなり、朝食用に用意していた袋入りラーメン+サトウのご飯が食べられなかった。
(3)ペットボトルに移し替えていたフォアローゼスを車に忘れ、まさかのアルコールなしの休肝日になった。
(4)塩熱飴を忘れ、2日目に筋肉の攣り・熱中症?の症状が出た。
天気も良く最高の唐松尾山・和名倉山だった様子が伝わってきました。
テントにザックを置き、軽く作戦とはさすがです。
将堅峠から飛竜山に行きたいですね。
hamburg
テントを一人で設営できるだろうか?前回はkazu5000さんに手伝ってもらったので。ここが不安でしたが、何とか一人でやり遂げました。
今回は、テント場までしか重い荷物を担ぎませんでしたが、結構な人々は重い荷物を持って次から次と歩いている様子、それはきついなあと思っています。
テント場から軽装備でピストンが私にはあっているような気がしています。
飛竜、将堅峠からが一番近いようです。ぜひ行きたいですね。
aideieiでした。
おー早速テン泊山行でしたか!
しっかし一番大事なものを車に忘れちゃったんですか〜それはあまりにも悲しい・・
私も同じパターンで早く和名倉山行かないとな・・
subaru5272
せっかく買ったので、涼しいうちに一つ行きたいと思っていました。夜は、結構冷え込みましたがシュラフの中は暖かく、熟睡でした。
和名倉山、遠くて遠くていい山でした。ぜひ行かれてください。
aideieiでした。
和名倉山登頂、お疲れさまでした〜&おめでとうございます(・∀・)
しかも、早速のテント泊で素敵な山旅になりましたね(お酒を忘れちゃったのは残念無念!)。
さて、西御殿岩へのルートは然程危なくありませんから、次の機会に是非とも訪れてくださいまし。360°の絶景に気絶しそうになりますよ( ̄▽ ̄)
実は以前、私も重いテン泊装備を言い訳にしてスルーしてしまったのですが、半袖隊長から「それは勿体ない」と教えていただき、別途登りに行きましたの (^_^;)
テント泊で読書なんて最高のひとときですね!お酒があれば、より充実したでしょうに (T_T) ← ひつこくてごめんちゃい。
てか、土日は将監小屋のテン場は満員御礼だったようですから、日月のテン泊で良かったかもです。
もし機会があれば、眺望の無い二瀬尾根からの和名倉山も楽しいですよぉ。再び和名倉山に登りたくなった際には是非ともお知らせくださいませ。その際には、ご一緒させてください (^_^)v
晴天の唐松尾山と和名倉山、お疲れさまでした〜 (^▽^)ノ
看板設置レコなどまた一通り読ませていただきました。実物を見られて感無量です。
2日目は誰にも会わずに静かな往復になりました。でも、笹原などすれ違いが厳しい区間もありましたので、よかったと思っています。土曜日が出勤で、日月の連休だったのもよかったのかもしれません。この日のテントは私ともう一張のみでした。
アルコールは、忘れて幸運だったのかもしれません。2日目の和名倉が相当ハードでしたので。飲みすぎた次の日で猛暑だったら、ヘリに乗っていたかもしれないと思っています。
aideieiでした。
ソロテン泊とは、既に上級者入りですね〜
和名倉の看板にいたずら書きするといいことがあるらしいですよ〜
でも山で休肝日とは・・ちょっとあり得ませんね(笑)
せっかく買ったテントなので使わなければいけないでしょう、と思っていました。それであれば、どう使ったら効果的かということを考えた案でした。
将堅小屋で宿泊し、サブザックで2山往復する、こういうプランが使えそうです。同じ将堅小屋に泊まり、竜喰山(甲斐百山)、と飛龍山(関東百名山他・・・)をダブルピストンする計画を立てています。まあ、今年のうちに実施するか来年に回すかは分かりませんが。
それ以外にも、いいテント場と山行候補があれば教えてください。
aideieiでした。次回は、テント場で飲むぞ!!
私もあのテン泊飲み会の後、軽量テント、軽量シュラフ、軽量マット購入して、軽量化と小型化を図りましたが、まだテント泊行ってません、。行かなくては、、。今回のaiさんの真似をして、将堅小屋行こうかな?って思いました。
飛竜行きたいです!
でわ、天気予報見ながら、平日に行ってみます
muttyann
せっかく買ったので行ってみました。唐松尾山と和名倉山と2つの目的があったので便利だなあと思いましたどちらかだけなら日帰りでいいかも。でも、ここから行くことができる山が多いんですよね。
途中まで登って荷物を解き2つ行けるテント場を探してみたいところです。
将堅小屋へのアクセスは、車が便利です。ぜひ行ってみてください。水が美味しく、たくさん出ていました。
aideieiでした。
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