上越国境縦断!!白毛門〜巻機山


- GPS
- 31:12
- 距離
- 37.9km
- 登り
- 3,104m
- 下り
- 3,160m
コースタイム
05:15 土合駅
08:00 松ノ木沢ノ頭
09:15 白毛門
10:15 笠ヶ岳
12:05 朝日岳
12:30 ジャンクションピーク
13:50 大烏帽子山
15:25 檜倉山(泊)
■27日(日)/檜倉山〜巻機山〜清水バス停
04:55 檜倉山
06:25 柄沢山
07:40 米子頭山
09:30 巻機山
10:05 前巻機山
11:10 五合目
11:55 桜坂駐車場
12:30 清水バス停
天候 | 26日:快晴![]() 27日:快晴 ![]() |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
![]() ■帰り ![]() ![]() |
コース状況/ 危険箇所等 |
■土合駅〜白毛門 とにかく登り登り登り…。西黒尾根よりキツイ印象。 山頂手前がクラックだらけで、ルートを見極めて登る必要あり。 ■白毛門〜朝日岳 白毛門の登りで体力を使い切り、あまり記憶に無い…。 朝日岳への道のりも、クラックを避け度々藪の中に入ることも。 またこの頃には雪が腐りさらに体力を削られる。 ■ジャンクションピーク〜檜倉山 トレースは明瞭にありました。 クラックや腐り雪を避け藪の中へ入ること多々。 これまでと違うのは、ヤブの中に入ると本当に道がないこと。 時には強引に道をつないでいきます。 踏抜きも多発し、時には足が着かない穴に落ちることも。 精神的にもかなりやられていました。 ■檜倉山〜巻機山 前日の腐り雪の教訓を活かし、早立ちして朝のうちに距離を伸ばすことに。 巻機山まで順調にいけました。 ■巻機山〜桜坂駐車場 前巻機山からは急な下りでスリッピーになっていました。 腐り雪の印象しかありません。 |
写真
感想
南北に伸びる真っ直ぐな稜線。
残雪期だけの限定ルート。
このルートに惹かれました。
およそ2週間前に谷川岳〜茂倉岳への国境越えも
快調にこなせたため、大丈夫だろうと思って今回の縦走に望みました。
結果「キツかった…」のひとこと。
初日の雪が腐り始めてからは、とにかく辛いツライつらい。
一歩踏み出しても、戻される、落とされる、繰り返し繰り返す、
心が折れそうでした…。
まず、白毛門の急登。想像以上でした。
白毛門自体も初めてでしたが、西黒尾根以上でしょ、これは。
白毛門を過ぎても調子があがらず、このペースで今日檜倉山へ辿り着けるのか、
着いたとしても、翌日巻機山へ行けるのか。
何度も引き返そうか、清水峠あたりで一泊して土樽へ降ろうか、
とかなり弱気になっていました。
ジャンクションピークからは、バリエーションルート。
登山道ではない登山道をゆくのは今回が初めて。
クラックを避け、露出した藪を掻き分けて進むこともしばしば。
雪道に戻れば、踏み抜きの恐怖と隣合わせ。ジレンマとの格闘。
大烏帽子山に何とか辿り着き山頂でひと休み。
せっかくここまで来たんだから、あとひと峰がんばろうと。
途中ソロの方に道を譲り、その方の踏跡をトレース。
してるのに、自分は踏み抜くなんてこともしばしば。
体が重く、一歩、一歩、体重を乗せての歩行のためでしょうか。
それでも踏み出せば辿り着くもんです。
あんなに遠くに見えていたのに、馬蹄形の稜線は遥にみえるところまで。
登山て不思議です。
檜倉山山頂は雪が溶け、池塘も露出していました。
そのまわりは草原状になっており宿に最適。
手早くテントをはり、横になりながらせっせと水作り。
そのまま夕食を摂り、夕暮れ前に就寝となりました。
朝の雪がしまっているうちに距離を稼ごうと、
日の出とともにスタートしました。
やはりこれが正解。昨日までズルズルだった雪面が締まり、
サクサク距離を稼げました。
2日目はバスの時間を気にする必要があります。
清水13:45発のバスに乗る必要があります。これしか選択肢がありません。
18時台にもありますが、これでは土合までJRで帰れず。
清水から約5キロ歩いて沢口まで行ってバスで帰る方法、タクシーもありますが、
体力かお金が必要になりますので。
2日目も快晴に恵まれシャツ一枚でOKでした。
米子頭山に着く頃にはだいぶグズグズ状態でしたが、
あとひと峰、バスには間に合うという安心感からか、
精神的にだいぶ楽でした。
とりあえず巻機山に着いて一安心。
ピークを目指して登ってくる方とたくさんすれ違いました。
腐り雪を登ってゆく姿を尻目に、重力に身を任せ転がるり落ちるように
駆け下りました。
巻機山の登山口となる清水の辺りは、桜が見頃を迎えていました。
立派な鯉のぼりがかかっているお宅もあり、桜と鯉のぼりが同じ時期に
楽しめるのが印象的でした。
バスの終点は六日町駅。
中学校のスキー教室で来た以来だなぁなんて思いながら、
感慨深い気持ちになりました。
あんなにキツかったのに、気持ちがだんだん薄れ、次はどこ行こうかと
考えてしまう。
登山て不思議です。
コメント
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檜倉山お泊りソロ3人の一番ビリを歩いていた者です。もう記録UPですか!歩くのもレポートも早いですね。
私は、桜坂Pに13時少し前について歩き出したら、親切な山スキーヤーの方に拾われてJR石打駅まで乗せていただきました。
もうお一人の方も強かったですねぇ。
いま61歳ですが、5〜6年前から登山を再開させました。もう少し山登りを続けようと思っています。
では、またどこかでお会いできるといいですね。とても一緒に歩けませんが・・。
お疲れ様でした。
この言葉が相応しい山行だった気がします。
檜倉山、本当に良いテン場でしたね。
天気も良かったし、ヘロヘロじゃなかったら、のんびり景色を眺めたりゆっくりしたかったです。また行きたいかと問われると、即答できませんが…。
2日目は、バスの時間もあるし、朝のうちに距離を伸ばしたい気持ちから、アップペースとわかっていても、がむしゃらにいきました。あれが限界です…。
> もうお一人の方も強かったですねぇ。
ですよねぇ。初日なんて私よりも1時間30分も後にスタートしているのに、大烏帽子山で追い越されました。
谷川連峰の素晴らしさを改めて実感しています。
どこかでお会いした際は、こちらこそよろしくお願いします。
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