埼玉県境(馬立沢→矢久峠)の端っこで熊とバトル
- GPS
- 15:31
- 距離
- 22.5km
- 登り
- 1,591m
- 下り
- 1,548m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2014年04月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
日本中央バスは非常に本数が少ないので、要注意。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
不動橋の集落を抜けるとダム湖沿いの道は砂利、四輪駆動推奨。 馬立沢出合からは途中まで舗装されているが、林道が右に反れる。 沢沿いには昔使われていたような雰囲気の砂利の林道の痕跡がある程度。 地図上の終点から沢歩きとなるが、難易度は問題なし。 二俣があり本線は左ではあるが、植林されている中尾根を登る。 竹ノ芽山の周辺は藪がひどい。坂丸と矢久の間に熊の糞と足跡があった。 小型ではあるが、遭遇しないようにしていただきたい。 全体的にルートミスし易く私はGPSさまさまの結果になった。 矢久峠から青梨集落への薄い破線ルートは、 上部は半荒廃(林道作業道を当てに下った)、下部は完全荒廃! 距離は長いが林道歩きが無難。もしくは坂丸峠に戻り、小平に下りる。 |
写真
感想
埼玉県境歩き、本当は熊が本格活動する前に行きたかったが
この時期になってしまい、熊に威嚇されたり、真新しい糞を見たり、ガッツリ足跡も見たりと
ホイッスル鳴らしながら、歩いてきました。
まず、馬立沢の遡上はレベル的には、テープは全くないものの、
両神尾の内沢(荒廃)よりも楽かなと。
沢が二俣になっていて、流れが細い枝沢らしき右を先に確認して、
やっぱり左が本流だねって、戻ろうとしたら、
中尾根の向こうから姿は見えないがガルルと熊の威嚇が聞こえた。
距離は30mくらいだろうか。
熊すずを付けているのに、何故私の場合逃げてくれないのでしょう。
今回のために用意した耳鳴りするほどのホイッスルやパーティー用クラッカーを鳴らしても
威嚇の唸りは変わらず、本流には近づかずに、本流を避けて右側の植林斜面を登った。
沢を振り返る勇気または余裕など全くなかった。
尾根への直下は勾配が尋常ではなく、ザレていたので慎重にルート取りした。
尾根に上がれば、踏み跡バッチリ、テープまでもあった。アンテナの整備で使っているのか?
塚山山頂はテレビアンテナしかなく、寄らなくても良かったかなと思った。
竹ノ芽山の直下はヒドイ藪、杉の手入れが全然されていないので、枝が本当にウルサイ。
そして、山頂は道迷いが頻発する箇所として認識していたが、
慎重さに欠けていたため、なぜか北尾根を下ってしまった。
リカバーしようと回り込んだが逆方向だったりして、
林道に出なかったら、どうなっていたものか。(反省)
その後すぐに、1度だけルートミスをしているが、
ピークを過ぎた後は必ずGPSを確認するよう心がけていたので、数十mで戻れた。
父不見山付近は一般登山道なので、ハイカーやトレランに出会うと思ったが
単独ベテラン1名、男女ペア1組だけであった。まぁアクセス悪いから仕方ないか。
坂丸峠を過ぎると、再び「非一般登山道」となるが、踏み跡明瞭な稜線歩き。
しかし、真新しい熊の糞があり、中型犬程度の踏み跡もあり、ホイッスル全開で歩く。
矢久峠からは楽な下山と考えていたが、なかなかの荒れ方で、地図にない林道があったりで
林業の作業道を歩いて高度を下げた。
下部なれば道は安定するかと期待していたが、入り口は丸太で封鎖され、仕方なく林道をひた歩いた。
集落を抜けて、バス停の時刻表を見てビックリ、なんと次のバスは1時間40分後である。
とりあえず、道の駅まで歩けば時間を潰せて、携帯の電波も安定しているだろうと思い、車道歩き30分ほど。
道の駅にあるレストランに熊の剥製があった。
秩父の個体はやっぱり小柄なのね。
それでも怖いものに代わりはないけど。
翌日は矢久峠まで車で上がり、二子山まで歩く予定であったが
今回のルートで体力と足の筋力を使い果たしたのと、
熊との遭遇がさらに高くなること、単独であることから、今回はここまでとなった。
コメント
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お疲れさまでした。なかなか手ごわく面白い藪山だったと思います。塚山の熊、子連れでしょうね。この熊の足跡は見たことあります。矢久から二子山の間はこの辺では最も熊の活動が活発ですので気をつけてけてください。
正直、yamadaisukiさんの情報がなかったら、
藪と大岩トラバースで半泣きになっていたと思いますし、
翌日も無理に突っ込んで熊に出くわしていたんじゃないかと思っています。
塚山の熊はそうですね、きっと子連れ母熊だったのでしょう、
奥多摩・三頭山でも母熊は逃げてくれなかった経験があるので、
少しは冷静で居られましたが、一瞬撤退も考えました。
若干、西上州の魅力に取り付かれつつあります。
付き合えなくてごめんね_(^^;)ゞ
石祠が多くてけっこう信仰を集めた道だったんだね。ちょっとそそられるかも(笑)
ツキノワグマは草食らしいけど、それでも怖いもんは怖いよね。
そんな怖い山域を単独で。。。 ホントお疲れさま〜
石祠がしっかり残っているって歴史を大切にしていて、素晴らしいことですよね。
秩父と神流の物流や交通の峠道だったからでしょう。
ツキノワグマ、雑食でっせ♪
死んだ肉を食うらしいので、死んだフリは逆効果という話。
まぁ、秩父の熊は小型だし、基本逃げてくれますから。。。
夜行性だから、朝7時までは活動時間みたいです。
単独の方が神経研ぎ澄ませることも出来て、
微かな鳴き声や痕跡・においが把握できるっていう利点はあるけど
何か遭った時を考えると、本当は避けた方が良かったのでしょう。
次は、帳付−赤岩峠を狙いますよー!!!
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