根場から鬼ヶ岳〜鍵掛〜王岳 周回
- GPS
- --:--
- 距離
- 12.4km
- 登り
- 1,323m
- 下り
- 1,320m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
下山後GPSログを誤って消去してしまったのでルートは手書き。 鬼ヶ岳から鍵掛の間は痩せ尾根や岩稜帯が続くが特に危険というレベルではない。 今回王岳から根場への下山ルートは山と高原の地図はおろか国土地理院地形図にも記載されていない。 私自身も他の方のヤマレコの記事でこのルートを知った。 山と高原の地図に記載されたルートは、王岳から根場へ標識に従って下り、尾根の途中で左の沢へ下り、ガレた沢沿いから砂防ダムを経て林道を下るルートである。 今回歩いたコースは尾根で左折せず、木で行き止まりを示された道をそのまままっすぐ下ってゆくのだが、標識はないものの適所に赤いテープがつけられ踏跡も明瞭である。 両方のコースを実際に歩いてみて、こちらの方がはるかに歩き良い道なのだが、一般に紹介されていない理由が何かあるのだろうか?? もし私有地等を通るため通行禁止ならばご容赦願いたいが、そうではないなら疲れた足にはこちらの下りの方がはるかに歩き良かった。 |
写真
感想
ゴールデンウィーク連荘登山三日目の27日は西湖畔の根場から雪頭ヶ岳を経て鬼ヶ岳に登り、節刀ヶ岳を往復して鬼ヶ岳に戻り鍵掛峠から根場に下る周回ルートを計画。
これは昨年12月15日に根場から鍵掛峠〜王岳を周回するコースを歩いており、今回は節刀ヶ岳から鍵掛峠の途切れた線をつなぐという意味もあり、こういうルート設定とした。
2時に起床して3時に宿を出立。御坂トンネルを抜け河口湖北岸から西湖畔の根場に4時過ぎに到着。
車の温度計では到着時の西湖の気温は1.5度とかなり冷え込んでいる。
根場のいやしの里登山者用駐車場に車を止めて4時半前に登山開始。
キャンプ場の脇の道を進み砂防ダムを抜けると登山道へ。
さすがに三日連荘登山、歩き出しの腰痛はいつもよりもひどくふくらはぎや太腿はパンパンでこの日もスタートからダブルストック。
登山道は当初、沢沿いの岩のごろつく植林帯を進むが、やがてカラマツ林に代わると尾根筋へ出る。
ここでソロの男性に追い抜かれる。
ジグザグの急坂を登ると照葉樹林へと変わり、チェックポイントの『ブナの原生林』の標識を過ぎると巨石が現れる。
樹間左手に鬼ヶ岳から鍵掛峠に至る稜線が見えるようになると一登りで見晴らしのいい草付の斜面に飛び出す。
正面に遮るもののないまるで巨大な壁紙のような富士山が現れる。
この富士の大きさこそ御坂の醍醐味だ。
いったん斜面西側の樹林帯を回り込むと雪頭ヶ岳。
こちらも富士の大展望台で、富士の右手には毛無山から朝霧高原、さらに右手には王岳と背後に南アルプスが一望できる。
樹林の中を軽く下り、名物のアルミのはしごを登れば鬼ヶ岳山頂。
富士山こそ雪頭ヶ岳の後ろに半身姿となるが、それ以外は360度の大パノラマ。
甲斐駒から白峰三山、塩見、荒川、赤石、聖と続く南アルプスを文字通り端から端まで一望でき、さらに南には七面山や山伏まで見ることができる。
北には霞の彼方に八ツがうっすらと浮かび、金峰から国師、甲武信に至る奥秩父、大菩薩連嶺、東には三ツ峠から続く御坂の山並みが続く。
10分ほどかけて写真を撮りまくった後、線つなぎのため金山から節刀ヶ岳入口まで足を延ばす。
ちょうど金山で前方から来られたソロの男性とすれ違いしばし歓談。
前日笹子から本社ヶ丸に登られ2泊3日で天子まで歩かれる予定とのこと。
共にヤマレコユーザーということでIDの交換をさせていただいた。
1時間ちょいで鬼ヶ岳に戻るがまだ無人。
素晴らしい眺望を貸切で堪能しながら軽い食事とコーヒーブレイク。
やがてちらほら登って来られた皆さんと話が弾み、素晴らしい眺望になかなか立ち去りがたく気がつけば1時間20分も居座り。
歩くよりもしゃべりの方が長いのは我が家ではよくあるパターンだ。
さすがにこれ以上居座ると根が生えてしまいそうで、10時15分に鍵掛峠に向けて再出発。
鍵掛峠へは痩せ尾根や岩場が続くものの、慎重に歩けば全く問題なく、左手に富士を見ながらの楽しいコースだ。
鍵掛峠から王岳は昨年歩いていいるので、線つなぎという意味ではここで根場に下りてもよかったが、せっかくの好天、好展望、このまま下りるのはもったいなく思い王岳まで足を延ばすことに。
鍵掛峠の先は大雪のせいで灌木が登山道にかぶさる箇所が多く半袖で歩くと両腕が切傷だらけになってしまった。
12時半に王岳に到着するがこちらも無人。
昼を過ぎても遮るもののない素晴らしい眺めにのんびり45分休憩。
この間十二ヶ岳から縦走して来られたソロの男性が通過したのみで『本当にゴールデンウィークなの?』と思わせる静かな山頂。
1時半を過ぎて腰を上げ根場へ下山開始。
12月には山と高原の地図に載っている沢沿いから砂防ダムを下るコースを下ったが、今回はヤマレコで知った尾根上をそのまま下るコースへ。
国土地理院地形図にも載っていない道だが、踏跡は明瞭、随所に赤テープが巻かれこれに従えば問題ない。
むしろガレた沢筋を下る正規ルートに比べたらこちらの方がはるかに歩きやすい。
山頂から1時間半弱でいやしの里駐車場の西側にある小さな神社の脇に飛び出した。
25,26日いずれも午前のうちから雲が出たのに対して、この日は終日快晴。
雪頭ヶ岳からの富士山、鬼ヶ岳からの大展望、おまけの王ヶ岳からの富士山と十分すぎる一日。
これで上野原から西湖まで線がつながった。
翌28日は本来の予定では麓から毛無山に登る予定だったが、天気予報があまりよくないので精進湖から五湖山経由で王岳への往復に変更し、線を精進湖まで伸ばすことに。
下山後は笛吹市の宿に戻り大河ドラマを見た後9時過ぎには寝入ってしまった。
4月累計
合計距離:92.72km
累積標高(上り):7289m
累積標高(下り):7128m
match1128さん、cafemikitaさん、
レコにコメントははじめまして、かな。
金山手前で少しお話させてもらったShuMaeです。
楽しいキャラとお話、大変ありがとうございました。
ご夫婦で登られてるのはうらやましいなー、と思っていました。当方、このところ同級生ハイクなぞぬかしておりますが、基本単独が多いので・・・。
いや、当方、節刀ヶ岳の山頂にいるころ、鬼ヶ岳の方から大声で楽しそうに歩かれてる方の声が聞こえてきて、いややっぱりmatch1128さんだったんだなってお話させていただいた後に思ってました。楽しそうでいいですよね。
しかし、鬼が岳に戻られてから、王岳まで歩かれたのですね。その辺で私は熱波にやられぎみでボケーっとなってました。
前後ともニアミスなルートだったようですが、1度でもお会いできてよかったです。
またどこかでお会いできる日を楽しみにしています。
実は鬼ヶ岳〜金山にかけては些細なことで嫁と言い合いになりプチ喧嘩をしていました。
たのしそうに話をしてたのではなく大声で怒鳴りあっていたのです。笑
この日は大気が澄んで、終日、眺望が好かったですね。
拙者は、富士山を東側から眺めておりました。
いやしの里から節刀ヶ岳への道は、数年前の秋に歩いたので、懐かしく拝見。
その前に雪頭ヶ岳もあったのでややこしかったな。
なんとShuMaeさんに遭遇されたんですね。
ShuMaeさんのレコのタイトルと地図を見て、近くだなぁとは思っていたのですが
隊長
隊長コメントありがとうございます。
南アルプス、八ツのほか、写真は撮りませんでしたが奥秩父から大菩薩連嶺も一望できました。4月でこれだけ見れれば満点ですよね。
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