精進湖から女坂峠〜王岳 往復
- GPS
- 07:33
- 距離
- 12.6km
- 登り
- 1,077m
- 下り
- 1,065m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特に危険な場所はない 数ヶ所笹がうるさい場所がある 大雪のせいで随所で灌木が登山道を覆っている |
写真
感想
ゴールデンウィーク連荘登山4日目の28日はそれまでの三日間の晴れ予報から一転曇りの予報。
当初は麓から毛無山に登り、稜線を北上して端足峠から東海自然歩道で麓に戻る周回コースを予定していたが、天気予報がいまいちなのと、さすがに連日の疲れで足と腰に不具合が出始めたこともあり、精進湖から王岳への往復コースに変更。
前日よりも1時間遅い3時に起床、4時に宿を出て精進ブルーラインで精進湖へ。
登山口そばの湖畔の駐車場に車を止める。
曇り空のせいか前日ほどの冷え込みはないものの、それでも気温は5度と肌寒い朝だ。
まずは精進湖北側の精進集落を北に進むが、ここはかつての中道往還の宿場町だけあって古の面影が残る家並みとなっている。
人家が切れ巨大堰堤の手前に登山届ポストが置かれている。
二つの巨大堰堤を高巻きすると、沢から離れ岩がごろつく登山道となる。
道幅は広く緩やかにジグザグを切りながら高度を上げてゆくが、随所残る石垣がかつての主要街道だった名残となっている。
登山口から1時間弱で女坂峠に到着。
他の古くからの峠道同様、石仏が置かれているがなぜか首がない。
また峠の東側には、人の手が入った平坦地があり、かつてこの道が人馬の往来でにぎわっていたころ、ここに茶屋が置かれていたであろうことを推察させる。
峠を右折して稜線を一登りで露岩の展望台に着く。
ここで初めて富士山が姿を現すが、この日は生憎の曇り空でモノトーンの富士である。
五湖山までは見晴らしの利く稜線を進むが、高度を上げるにつれピラミッドのような美しい王岳が徐々に大きくなり、背後には南アルプスの稜線が姿を現す。
五湖山はその名とは異なり樹林が伸び展望は利かない。
少しがっかり。
五湖山から先は小さな登降を繰り返す稜線歩きが続くが、大雪の影響で随所で灌木が登山道にかぶさり、前日の王岳同様半袖で歩くと腕が切傷だらけになる。
また一部で熊笹が背丈ほど伸び、笹漕ぎを余儀なくされる。
五湖山から1時間弱でチェックポイントのコブ、さらに登降を経て横沢ノ頭に着く。
山と高原の地図では横沢ノ頭からは西側の展望が開けるような表記がされているが、実際には展望はない。
ここから王岳山頂までは標高差160メートル強の登りとなるが、ここは木の根や岩にしがみつきながらの手足総動員の激登り。
やっと登り切ると二日続けての王岳山頂。
昨日と異なり色彩のないモノトーンの富士だが、まるで墨絵のようなそれは、カラーの富士に引けを取らない美しさだ。
富士山が見えた感動は、日本人に生まれた喜びを最も体現できる瞬間だろう。
誰もいない山頂に1時間弱滞在ののち往路を戻る。
ところが王岳からの急坂を下り切ったあたりから腰と左足に激痛が走るようになる。
過去三日間には全くなかった痛みでやはり4連荘は身体に厳しいのか?
歩いては座り込み、歩いては座り込みの繰り返しで何とか駐車場までたどり着いた。
天気は曇りでハナから展望は期待していなかったが、モノトーンの世界とはいえ、富士山のみならず、南アルプスや八ツまで眺めることができて大満足。
最後は腰痛でヘロヘロになってしまったが4日連続の山行を無事終えられた充足感は大きい。
下山後はパノラマ台や竜ヶ岳の登山口を確認した後、宿に帰還。
最終29日も予報は曇りで、登ろうと思えば登れないことはなかったが腰の具合を考慮して最終日はそのまま帰宅することにした。
連休後半戦は今のところ好天の予報となっている。
3日から6日にかけてもやはり同じ笛吹の『楽せりな』に宿泊して、三方分山や天子山塊方面に足を延ばそうと考えている。
なお4日合わせて
合計距離 57.76キロ
累積標高 上り 4437メートル 下り4305メートル
これはヘルニア持ちにとっては十分すぎる内容だと自己満足。
またこれで上野原から精進湖まで線をつなぐことができた。
何とか年内には寄居から田貫湖までの線をつなぎたいと思っている。
4月の累積
合計距離:105.32 km
累積標高(上り):8113m
累積標高(下り):7965m
match1128さん、cafemikitaさん、
翌日は精進湖から王岳ピストンでしたか
私もその朝6時半前まで精進湖(のキャンプ場)にいたので、ニアミスでしたね、残念。
しかし、王岳の”あの”急登を行かれたとはサスガ!私は下りながら、ここ登ったらアウトだよな、なぞと思っておりました。腰痛と格闘されたみたいですが、すばらしいです。
4日の合計と、4月の累計は、とても腰痛持ちの方の記録とは思えませんね。
重ザックを避けての日帰り登山とはいえ、これだけ連登記録も頭が下がる思いです。
本来の計画通り麓から毛無山に登って北上すれば、もう一度お会いできたんですが、さすがに毛無の1000メートルの標高差を登るのは精神的にも肉体的にも無理でした。
でも地図では楽そうに見えた王岳の往復ですが、実際は小さな登降の繰り返しと最後の劇登り、かなりきつかったです。
4日間のヤマレコ拝見させて頂きました。
当初、4日間のヤマレコを携帯で拝見していたのですが、あまりの景色 の美しさに、PCを開いて大きい画面で二度見してしまいました。 只々見とれるばかりです。。。うらやましい。(タメ息)
後半戦のヤマレコも楽しみにしています。
notgoalphさん、コメントありがとうございます。
幸いお天気に恵まれたので毎日富士山を堪能することができました。
機会があればぜひこちら方面へもお越しください。
富士山見るなら晩秋から初冬がおすすめです。
この四日間で御坂山塊の線が随分とつながりましたね(*^^)v
でも今日は、matchさんにしては珍しい山頂ピストン。
拙者、上野原を起点とすると、笹子まで。
まだまだですね。
上野原から隣の藤野駅までつなぐと、展望が開けそうだな
隊長
梅雨入りまでに奥多摩と朝霧高原をつなげたいんですが。
当初は大菩薩から雲取経由の王道でつなごうと思っていましたが、今年は雪が多いので権現山と笹尾根をつないで奥多摩三山〜奥多摩駅に伸ばそうと目論んでいます。
私は高尾と丹沢が空白なんですが、夏はやっぱり上信越方面に行っちゃいそう。
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