【くじゅう連山】ミヤマキリシマ咲く山上の楽園

2022年06月03日(金) ~ 2022年06月04日(土)

• GPS: 12:43
• 距離: 23.4km
• 登り: 1,567m
• 下り: 1,872m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:08
• 休憩: 0:32
• 合計: 4:40

距離 10.2km 登り 657m 下り 756m

11:03 牧ノ戸峠
11:11 11:12 第一展望所
11:26 沓掛山
11:53 11:58 ブロッコリーの丘
12:13 12:14 扇ヶ鼻分岐
12:23 星生山分岐
12:47 12:48 久住山避難小屋
12:49 久住分れ
13:10 13:12 天狗ヶ城
13:22 13:30 九重山
14:01 14:12 久住山
14:28 14:29 久住分れ
14:36 14:38 久住山避難小屋
14:41 久住分れ
15:04 北千里浜
15:08 諏蛾守越分岐
15:34 法華院温泉
15:43 坊ガツル

2日目

• 山行: 6:11
• 休憩: 1:50
• 合計: 8:01

距離 13.2km 登り 917m 下り 1,125m

5:11 坊ガツル
5:26 5:27 宇土山
6:17 6:19 段原
6:20 大船山避難小屋
6:35 6:52 大船山
7:04 大船山避難小屋
7:08 7:09 段原
7:17 7:20 北大船山
7:59 8:06 大戸越
8:43 9:08 平治岳
9:33 9:37 大戸越
10:13 11:03 坊ガツル
11:45 雨ヶ池越
12:14 指山自然観察路分岐
13:12 長者原

天候

2日間とも快晴

アクセス

利用交通機関：

バス 飛行機

往路
羽田空港6:20（JAL）→熊本空港8:05
熊本空港（レンタカー）→長者原
長者原10:41（九重コミュニティバス）→牧ノ戸峠10:51
※九重コミュニティバスは平日、土曜日、日曜・祝日でダイヤが異なるため要確認
復路
長者原（レンタカー）→熊本空港
熊本空港19:50（JAL）→羽田空港21:30

コース状況／危険箇所等

全体的に整備されていてルートも分かりやすいですが、火山特有のガレた岩や石で歩きにくいところが多かったです。
北大船山〜大戸越：特にガレ場の急坂で滑りやすい。
平治岳上部：登山者が多く、登山道も狭いので、登り下りのすれ違いの渋滞でなかなか進めなかったです。

その他周辺情報

坊ガツルキャンプ場：無料、約1,500張、水あり、トイレあり（ペーパーは無し）
日帰り温泉：法華院温泉山荘（500円→JAF会員で半額250円）
　　　　　　九重星生ホテル山恵の湯（1,000円）
下山後のスイーツ：ミルクランドファーム

写真

6/3 7:48

行きの飛行機の窓から、これから登るくじゅう連山
早くも期待が高まります

6/3 10:55

長者原の駐車場にレンタカーを停めて、コミュニティバスで登山口の牧ノ峠へ

6/3 11:03

ここからスタート
初めてのくじゅう登山にワクワクします

6/3 11:09

最初はコンクリートの登り
これが下山だったら結構足にきそうです

6/3 11:22

火山の山らしく、大きな岩がゴロゴロ
ミヤマキリシマもぽつぽつと咲いています

6/3 11:28

沓掛山
スタートして30分足らずでこの稜線感

6/3 11:47

右手に見えるのは扇ヶ鼻かな
初めての山域なので地図を見て確認しながら進みます

6/3 12:00

箱庭のような中を進みます
なだらかでこんな景色の中、自然と笑みがこぼれます

6/3 12:12

そんなに甘くはありません
石がゴロゴロした歩きにくい急登もあります

6/3 12:14

歩いてきた道を振り返る
緑の中にミヤマキリシマのピンクがぽつぽつあって、これもまた綺麗

6/3 12:24

星生山は登らずに巻いていきました

6/3 12:27

なだらかに広がる西千里ヶ浜に出ると目の前に主峰の久住山

6/3 12:35

久住山を背景にミヤマキリシマ

6/3 12:38

久住分れ
トイレと避難小屋があります
ここに荷物をデポして、中岳、久住山を目指します

6/3 12:40

くじゅう分れから見る久住山は鋭利な三角形で、くじゅうの代表にふさわしい山容

6/3 12:59

先ずは天狗ヶ城へ

6/3 13:12

天狗ヶ城山頂

6/3 13:13

いったん鞍部に下って、正面の中岳へ

6/3 13:18

御池を挟んで見る久住山は先ほどとだいぶ形が違います

6/3 13:21

中岳への最後の登りは大岩を乗り越えながら

6/3 13:27

くじゅう連山の最高峰・中岳山頂
九州本土の最高地点でもあります
左下にちょこっと坊ガツルと、明日登る大船山、平治岳
平治岳の山頂付近はピンク色に染まっていて、明日が楽しみ

6/3 13:28

いくつもの山が連なるくじゅうならではの景色

6/3 13:39

御池のほとりまで降りて、先ほど登った天狗ヶ城を見上げる

6/3 14:02

久住山山頂
360度の展望

6/3 14:11

先ほど登ってきた天狗ヶ城と中岳

6/3 14:16

久住山の南東斜面はミヤマキリシマが点在していて綺麗です

6/3 14:40

久住分れに戻り、今夜の宿泊地・坊ガツルへ

6/3 14:44

北千里ヶ浜への急な下り
岩がゴロゴロしていて歩きにくい

6/3 15:02

火山を感じる風景

6/3 15:04

北千里ヶ浜
この辺りで誰にも会わなくなってしまい、心細くなりました

6/3 15:19

坊ガツルまでまだ結構下ります

6/3 15:34

法華院温泉の裏に出てきました

6/3 15:36

坊ガツルキャンプ場にはすでにテントが沢山

6/3 16:46

テント設営後、法華院温泉でひと風呂
山の中で温泉に入れるなんて最高です

6/3 16:43

何と！自販機までありました

6/3 17:00

草の上に寝転んで過ごせます

6/3 18:15

今回は軽量化のため、アルファ米とフリーズドライのカレーとスープ

6/4 5:08

2日目
今日も良い天気です
テントを張ったまま、大船山、平治岳へ

6/4 5:14

先ずは大船山へと向かいます

6/4 5:31

薄暗い樹林帯を黙々と登ります
そういえば昨日はほとんど樹林帯とかなかったです

6/4 5:54

開けたところで、朝日を受けた中岳など

6/4 6:15

段原で稜線に出ます
大船山まではあと一息

6/4 6:37

大船山山頂

6/4 6:38

北側には猫耳の由布岳

6/4 6:41

霞んでいるけれども、くじゅうの奥には阿蘇山
遠く祖母山も薄っすらと見えました

6/4 6:42

昨日歩いた辺り

6/4 6:42

眼下に坊ガツルと三俣山

6/4 6:50

段原から北大船山、平治岳方面はミヤマキリシマのピンクに染まっています

6/4 7:08

段原から北大船山はミヤマキリシマが見頃

6/4 7:11

大船山を振り返って

6/4 7:15

北大船山山頂

6/4 7:17

ミヤマキリシマ越しに三俣山

6/4 7:24

ミヤマキリシマに囲まれた道を進む

6/4 7:29

色が濃くて蜜な株もあります

6/4 7:33

テンション上がりっぱなしです

6/4 8:06

急な下りを経て大戸越
事前情報どおり、この辺りは虫害で花は全滅

6/4 8:18

平治岳に向かう人がいっぱい

6/4 8:30

くじゅうの山並みと坊ガツルの草原、そしてミヤマキリシマ
くじゅうらしい景色が拡がります

6/4 8:33

平治岳山頂にかけて、ピンクの絨毯が拡がる

6/4 8:43

今年は良くないと言われていますが、初めての自分には十分素晴らしい

6/4 8:45

平治岳山頂
この後、団体が登ってきて、撮影待ちの行列に

6/4 8:54

良く見れば確かに花芽は少ないのですが…

6/4 9:02

これだけ見られれば十分

6/4 9:22

下山路に白いミヤマキリシマを発見
これ一株だけだそうです

6/4 9:33

大戸越にも人が沢山

6/4 10:12

坊ガツルに戻ってきました

6/4 11:13

坊ガツルでのテント泊、最高でした
今度来る時は連泊してのんびり過ごしたい

6/4 11:26

雨ヶ池越への道は新緑が綺麗

6/4 11:54

雨ヶ池
日本庭園のような素敵なところです

6/4 11:55

振り返ると平治岳

6/4 12:13

九州自然歩道になっていて、樹木の名前の札も多くあります
これは西木々さんちの真由美さんですか…

6/4 12:30

急なところが少なくて、森林浴しながら歩きます

6/4 12:54

タデ原湿原

6/4 12:58

最後まで素晴らしい風景に癒されます

6/4 13:15

長者原ビジターセンターでゴール
2日間、くじゅうを満喫しました

撮影機器：

iPhone 7 Apple

E-M1MarkII OLYMPUS CORPORATION

装備

備考

ガスＯＤ缶は長者原のモンベルで購入可

感想

ken_poplar

2018年の屋久島、2019年霧島山・開聞岳、2020年阿蘇・祖母山、2021年霧島山・開聞岳（再訪）と、ここのところ毎年のように九州の山を訪れていますが、満を持して今回はくじゅう連山。ミヤマキリシマの時期に来たいと思っていて、ようやく叶いました。
今年は虫害が酷くて、ミヤマキリシマの花付きが場所によってかなり悪いらしいとの事前情報で、行くかどうか迷い、確かにイマイチな場所もありましたが、それでも初めて見る自分にとっては十分綺麗でした。
山頂からの展望、湿原・湖沼、気持ちの良いテント場、温泉、美しい森と、くじゅうには山の魅力の多くが詰まっている楽園のようで、目的のミヤマキリシマを見て、坊ガツルにテント泊して、法華院温泉に入るというやりたいこと全てが叶った山旅でした。
くじゅう連山には17サミッツと呼ばれる1700mを超える山頂が9座あるそうですが、今回登ったのはそのうち5座だけ。ミヤマキリシマが素晴らしいという年にも来てみたいし、紅葉も良いらしいので、ぜひ再訪したい山になりました。