立山 浄土山〜室堂山 ホワイトアウトでまたしても撤退
- GPS
- 05:19
- 距離
- 6.5km
- 登り
- 483m
- 下り
- 471m
コースタイム
03:00 立山駅無料駐車場着
06:30 立山駅(ケーブルカー)
06:47 美女平(バス)
07:40 室堂ターミナル
08:10 登山開始
09:35 一ノ越
10:10 一ノ越出発
10:50 富山大学立山施設
11:30 一ノ越
11:45 一ノ越出発
13:15 室堂ターミナル
14:00 室堂ターミナル(バス)
14:55 美女平到着
15:30 美女平(ケーブルカー)
15:38 立山駅
天候 | 曇り(朝は晴れ) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
立山駅から美女平まで立山ケーブルカー 美女平から室堂ターミナルまでバス 往復、合計4,310円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所は特にありません。 登山ポスト室堂ターミナル内にあります。 行きは雪が固く締っていてアイゼンがよくききましたが 帰りは少し融けてゆるくなっていました。 一ノ越あたりから曇りだし、そのうちにホワイトアウト状態に。 iPhoneのGPSを頼りに、迷いながらも何とか室堂ターミナルまで 戻って来れました。 |
写真
感想
いつもは相方(chotobi)がアップするのですが、前回の唐松岳のアップがまだだったので今回は私が担当しました。
天候悪化や体調不良などでこのところ4連敗中。
霊仙山(滋賀県)
天狗岳(長野県)
藤原岳(滋賀県〜三重県)
唐松岳(長野県)
なかなかヤマレコにアップできず(唐松岳はアップしました)、
今回こそはと気合を入れて、立山へ。
5時過ぎに立山ケーブルカーの切符売り場に。
すでに人がいっぱいで、チケットが買えたのは5時45分。
でも係員の人が事前にチケット購入の詳細(どこまで、人数、現金orカード払いなど)を紙に記入してくれていたので流れはスムーズでした。
美女平からのバスの車中から大日岳や薬師岳が見えてくると次第にテンションが上がってきます。
今回のルートは、一ノ越〜浄土山〜室堂山。
登山届けを出しに入山安全相談窓口に行き、今年からビーコン必携とのことで
http://www.alpen-route.com/_topics/000695.html
レンタルを申し出ると
「本日の雪質と登山ルートから、強いてビーコンは勧めませんが」
とおっしゃってくれましたので
レンタル代5,000円×2名=10,000円が浮きました。
将来ビーコン購入のために貯めておきます。
昨年の9月にも来ているのでが、室堂ターミナルから一歩足を踏み出すと
思わず「すごい」。雪に覆われた立山連峰に圧倒されます。
準備をして一ノ越へ向けて出発します。
天気も良く、歩き出して数分で相方が「ここで引き返しても今日は満足」と上機嫌の様子。
ところが一ノ越あたりで雲が増えてきて、雄山の山頂も見えなくなりました。
「てんきとくらす」のホームページでよく天気をチェックするのですが、
09時A(登山に適しています)
12時C(風または雨が強く、登山に適していません)
15時B(風または雨が強く、やや登山に適していません)
となっていました。よく当たります。
天候は悪化すると分かっていたのに浄土山に向かいました。
途中引き返すことも考えましたが、どんどん先に進みそのうちまさかのホワイトアウト状態に。
富山大学立山研究室が見えたときは正直ホッとしました。
今思えば浅はかですがそれでもトレースを頼りに先に進み、浄土山手前の
細い尾根のあたりでようやく引き返しました。
左側は岩場の急斜面、右側は雪に覆われていてどの位の斜面かは分かりませんでした。
4連敗中だったことでなかなか「撤退」という決断が出来ませんでした。
あとは無事に下山できるかと歩いてきたトレースを逆戻りしましたが、
雨が降ってきていたらトレースも消えていたかも知れません。
そんな中、なんと雷鳥に遭遇しました。
天候が悪いほうが遭遇しやすいらしいですが、まさにその通り。
冬の白い雷鳥は初めて見ました。しかも夫婦で。
人に慣れているのか近づいてもなかなか逃げません。
おかげで下山することも忘れて、こちらも夫婦で写真撮影に夢中になりました。
一ノ越まで戻るとひと安心、人も大勢います。
ここから室堂ターミナルまで目印の棒が立っているのですが、
ルートのログを見てもらえば、室堂ターミナルの手前から正規のルートを
何回も外しているのが分かると思います。
途中から違うトレースに逸れていき、iPhoneのGPSで確認してもログが
なかなか更新されなかったりで、こっちだろうと推測で進んで行ってしまいました。
室堂ターミナル付近でバスの音や人の話し声が聞こえているのに建物が見えないので間違っていると思い引き返して進んでいると、前から来た登山客に「室堂ターミナルはこっちですか?」と声をかけられました。
私達以外にも道に迷われていました。
改めてホワイトアウトは怖いと思いました。
やっとの思いで室堂ターミナルに到着し、アイゼンを外して建物の中に入ろうとした時に女性から「今から雷鳥荘に行くんですが大丈夫ですかね?」と尋ねられたので、視界が20mもないので今は無理だと思いますと答えました。
無事に下山できたから言えるのですが、初めてホワイトアウトの状態を経験できて
良かったと思います。
雪山は怖い、早めの決断が必要です。
でも今回も楽しかったです。
奈良から富山までの日帰りも苦にならなかったですから。
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