釈迦ヶ岳登頂して鈴鹿セブン踏破
- GPS
- 04:55
- 距離
- 16.9km
- 登り
- 1,245m
- 下り
- 1,248m
コースタイム
- 山行
- 4:25
- 休憩
- 0:31
- 合計
- 4:56
天候 | 前日まではてんくらAでしたが当日朝に見るとC(^^;) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険個所は特にありませんでした。尾高山から先は、通常ルートよりテープとリボンがしっかりありました。 |
写真
感想
金曜日の予報では、土曜日は晴れ時々曇り、てんくらA。これはいいと土曜の朝に起きて再度確認すると、午後から雨の上にてんくらC。なんでやねん(^^;)。まあ午前中は持ちそうなので、急ぎいくつかルートをプラスしてとりあえず行くことにしました。朝明駐車場から中尾根往復もそれはそれでいいじゃないの。釈迦が岳に登頂出来たら鈴鹿セブンをすべて登れるんだし。なんか、鈴鹿セブン。ちょっと前まで気にしてもいなかったのに、完登が見えてくると欲が出てきている自分に気づきます(^^;)。
天気は良くない、気温は高い、季節は梅雨、これってガッツリヒルのシーズンやん?と思いますが、先週の撤退劇で釈迦が岳の山系が花崗岩ということを確認済み。ということは石灰岩質のほかの山に比べてヒルの危険は低いかと。とはいえ靴にはジョニーを吹いて、体にもサラテクトを吹いて出発します。
本日の出発は三重県民の森駐車場から。大駐車場は8時半オープンとのことで閉まっていましたので、ほかの駐車場を利用させていただきました。すでに先客2台。どこに向かわれているんでしょう。が、とりあえず林道を通って下山時の戻り道を確認しておくことにします。登山道はヤマレコで出てきますが、自分の車の場所は自分で探さなければならないですから。ふむふむ。再度戻り、ぼちぼちと出発の支度をします。
ここはトイレもあり、きれいな駐車場でした。まずは尾高さんへの取りつきに向かいます。東海自然歩道と合流しているのか、看板が見えます。迂回道という看板に従い歩いていくと、尾高山観音堂が現れました。きれいに管理されているお堂です。トイレも使わせてもらえるようでした。お参りしてから、左手後ろの登山口に取りつかせてもらいます。
なんか、先々週の雲母峰からの鎌ヶ岳を思い出します。急登で眺望もなく、まずは標高を上げていきます。が、こちらのほうが自然林という感じで杉が少ない。晴れていたら木々のすき間から下界が見えるのかもしれません。もっとも今日はガスガスなので眺望はないと思います。でもそれでもこのルートを登りたいのはなぜでしょう(^^;)。
ルートは本当によく整備されています。お助けロープもたくさんありますし、絶対に迷わせないという意志を感じるほどのペナント付きのロープがあちこちに設置されています。そう、お寺(鳥居もあったのですが神社でしょうか?)から釈迦が岳へのルートですから、信仰の里山だったのかと感じさせられます。
やがて尾高山山頂へ。なんも見えません(笑)。写真だけ撮ると、先行の方をパスさせていただきまして、そのまま釈迦ヶ岳へ向かいます。とたんに里山感が薄くなり、登山感が増してきました。さらに、顔へのクモの巣パンチが増えたので、この先に誰もいないのかなという予感が。まずはここから100mほど標高を下げていきます。
ルートは黄色テープ、ピンクテープ、ブルーリボンでしっかり管理していただいています。本当に、通常の登山道以上にしっかりたっぷりつけてもらっています。しかもこのルート、ヤマレコでは破線ルートなのにめっちゃ踏まれています。なんでここが破線なのかと疑問になります。普通の登山ルートやんと思っていましたが、もしかしたら先にとんでもない難関ポイントがあるのでしょうか。わからないまま足を進めます。
今日はとにかく風がない。さらに湿度が高くて乾かない。ぽたぽた汗を垂らしながら歩き続け、尾高山から下った分を登り返し、さらに標高を上げていきます。花崗岩地帯特有の風化したザレ場も出てはきますが大したことはありません。このルートの核心は長さかもしれないですね。景色もない中で変わらないルートをただひたすら上り続ける。なるほど、そういうことですか。釈迦ヶ岳に向かう出発点が尾高山観音堂。古くから修験の方が踏みしめてこられたのでしょうか。だからこれだけ踏まれているにもかかわらず一般道でもなく、そして登る喜びでもある眺望もないのも含めて。
なぜか今日はやたらとハエが多くて煩わされます。勝手に飛んでくれるのは構いませんが、耳元に来られるとうっとおしい。なんで耳元を飛ぶの?と思うほど、見た目にいるわけではないんですが、まるで同じやつが帰ってきてるんかと思うほど耳元にやってくるので足が早まります。それでも2時間山行の手前では補給をしなければ。先週は補給ができないままに無茶して撤退と、いい年して最悪のやらかしでしたが、今日は普通にスタート普通に補給できそうです。ハエが少ない場所を選んでちょっと休憩。ゆっくり座ると足が攣るので腹に放り込んだらスタート。水分は潤沢に持ってきたので、欲しいだけ飲んで山頂へ出発です。
もうすぐ山頂かと思っていたのは間違いで、あまりに周りの景色が見えないせいかニセピークにたびたびやられます。まだか。さすが山頂直下の急登は四駆で登る急登に。これぞ鈴鹿やん。ええでええで、もっと来い!と口では言えますが、ちょっとやめてくれへんという体の本音の中、山頂へ詰めていきます。熊笹の小さいの出てきたからには標高の予想が山頂への近さを示していると感じます。しかし最後が長い、と思っていると、ほかの登山者の物音が聞こえてきました。
登山道と合流。しかし、この合流、下山に使うには印がなさすぎるぞ(笑)。とにかく人の気配も増え、山頂到着。写真を撮ろうと順番を待つも、「撮って」とのことで撮らせていただきまして、私も撮ってもらうことにしました。ここでセブンコンプなんですと言ったところ、「おめでとうございます!」と言っていただけました(^^)。さらには撮らせていただいたグループの一人も同じく本日でコンプとのこと。嬉しいですね!お互い喜びを分かち合います。なんか、共有できる喜びは嬉しいものです!
急ぎ補給をすると下山へ。特に眺望もなし。取れ高もなし(^^;)。しかも天気予報では崩れる一方とのこと。下山しかありません(笑)。まずは最高標高点を目指したのち、ちょっと戻って猫岳方面へ楽しいんでしょうね!いやいや、天気が悪くても楽しいですよ。一人の山行をひとりきり楽しんで歩かせていただきます。
突然多くの人と合流しました。朝明渓谷から林道ルートで来られた方々でした。視界が悪い中、多くの登山者と合流するのはなんとも心強くなります。ハト峰が目的地だったのか、そこでまた一人山行になりました。しかしもうここまで来たら下山したような気になります。ハト峰峠から本格下山に入りました。
下山とはいえ気持ち的には釈迦ヶ岳から下山基調だったのでずっと下山している感じです。ここからのルートもよく整備されていて、足を滑らさないようにして歩きます。途中ザイルでしっかりお助けロープもありましたがしっかりしたお助けなので体重を掛けさせてもらって楽々で進ませていただきました。
車道のような道を歩き朝明駐車場へ到着。対岸のハライド方面を見てもガスって何も見えません。こりゃ短縮ルートにして良かったかもしれないです。しかしこの駐車場、私のゴールではありません!ここで終わられる方、うらやましいわ(^^;)。ワシ、これから三重県民の森までいかなくちゃ。
そのあと1時間ほど歩いて県民の森まで戻りました。核心はここだったかも(笑)。車に戻った直後から小雨が降り始めたので、本当にいいタイミングでした。この県民の森、アスレチックなどもありそうで一日家族で遊べそうです。いい場所ですね。今日は親父だけ一人で勝手に遊んできてごめんね。また子供とも一緒に遊びたいと思います。そんな家族連れもいらっしゃる。ですよね。一人で遊んでいるワシ、また家族に感謝しなければ。なんかあれです。今回で鈴鹿セブン登覇。思えば楽しく苦しく登らせていただきました。楽しかったなぁ。本日、下山しても去りがたくその辺をうろうろしながら鈴鹿の残り香を楽しんでおりました。
思えば先週、もし釈迦ヶ岳登頂していたら今週は来ていなかった。しかも先週のルートは往復5キロの八風のルート。これも踏破できなかったけど面白いルートでしたが、今日は濃厚にがっつり1山釈迦ヶ岳。鈴鹿セブンでは人気がないというけれど今日のルートも魅力がめっちゃたくさんでした。去年比良山系をごりごり歩いてきたけど、鈴鹿はすごく面白いが交通の便が微妙(^^;)。山系が大きくなれば当たり前か。というよりも比良山系に行く場合は湖西線に感謝するべきなのかもしれないですね。あの昭和の車両で国道閉め切って爆走してくれるのですから(^^)。
今日もありがとうございました。周辺の公園整備の方々、駐車場整備の方々、その他山域を守られている方々、今日も無事登山と下山をさせていただきました。これからもできますればよろしくお願いいたします。
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