仙丈ヶ岳、南ア3000m峰アリバイ登頂 最終峰
- GPS
- 09:24
- 距離
- 21.6km
- 登り
- 1,794m
- 下り
- 1,795m
コースタイム
大平山荘 : 08:05
北沢峠 : 08:15 〜 08:30
2195m : 09:00
二合目 : 09:05
大滝の頭 : 10:05 〜 10:15
六合目 : 10:45
小仙丈ヶ岳 : 11:20 〜 11:30
八合目 : 11:45
仙丈ヶ岳 : 12:30 〜 12:35
八合目 : 13:00
小仙丈ヶ岳: 13:20
六合目 : 13:30
大滝の頭 : 13:40 〜 13:50
二合目 : 14:15
2195m : 14:25
北沢峠 : 14:45 〜 15:05
大平山荘 : 15:15
歌宿バス停: 16:10
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
仙流荘バス停駐車場で前夜車泊。 朝、5時には人は並んでいてあわてて列についたが第一便には乗れず、20分遅れの第2便になってしまった。 |
予約できる山小屋 |
北沢峠 こもれび山荘
|
写真
感想
歌宿バス停から北沢峠まで除雪は完全に終わっていて、ローカットシューズで軽快に歩いていく。
北沢峠でハイカットシューズを履いて雪山スタイルに変身し、最初からチェーンアイゼンを付けて登っていく。
大滝の頭(五合目?)で12本歯アイゼンに履き替えB級ピッケルも用意した。
森林限界を過ぎると右手の藪沢からの風が強いが見晴らしはいい。
小仙丈まで来てあと200m程登るだけかと思っていたが、距離はまだかなりある。
ウーン、帰りのバスに間に合わないかも知れない。
登頂を諦めて時間が来れば帰るか?
バス便は捨てても今日は山頂を踏んで帰るか?
昨年11月と12月に地蔵尾根から試みて失敗している。
昨年7月の北岳に登った時から見るとすでに3回も失敗している。
最終バスに乗り遅れても、別に遭難に繋がる訳ではない。
単に車道を歩いて降りるだけだ、辛いけど。
ならば、今日はバスを諦めても山頂に立つ、と腹をくくる。
雪面を登っていると上から一人降りてこられた。
同じく今朝バスに乗ってこられた方だという。
ザックを担いでいては無理そうなのでもっと下に荷を置いて登って来たという。
たしかに、森林限界手前にザックが一つあった。
ならば私もそうしよう。
一段上がった平らな所に荷を置いた。
登頂のアリバイづくりのためにGPSのスマホとカメラだけ持って空荷で登っていった。
夏場なら石がゴロゴロしていて時間はかかるが、今は雪に覆われていて好きに足が置け、コースタイムの短縮に繋がってくれ〜と願いながら歩いていくが、地図には出ない程度の起伏が多い。
空荷と言えども登りになると一気に歩行スピードは遅くなる。
山スキーとボードの人が数人居られるピークに着いた。
そこが仙丈ヶ岳の本峰だった。
12時30分。
南ア3000m峰アリバイ登頂の山が終わった、と言う喜びよりも、これで走って下れば最終バスに間に合う、と言う方が嬉しい。
山スキーの方にアリバイ写真を撮って頂いた。
ありがとうございます。
結構急いで下ってきたので時間に余裕があるかと思っていたが、北沢峠でローカットシューズに履き替え、明日の別の山のために少しでも乾くようにとオーバ手袋、ロングスパッツ、アイゼンをザックにぶら下げて歩く準備が出来たら、最終バスまであと1時間10分しかない。
さあ、あと6キロ強。
頑張るぞ!!
【南ア3000m峰アリバイ登頂の旅】
子供の頃から山は楽しませてもらった。
けれども山頂はあまり登っていない。
冥土の土産話に日本の3000m峰は一通り登っておきたいという気になりだして、昨年、まずは南アの山々を登っておこうと思うようになった。
南アには幾つかの3000m峰がありますが、北岳しか登っていなかった。
残り全部を昨年中に登りたかったが残念ながら今回の仙丈ヶ岳はこぼしていた。
昨年、11月と12月に地蔵尾根から仙丈ヶ岳を試みたが2回とも届かなかった。
今回のこのコースは、地蔵尾根に比べると往復で5〜6Km短いコースですが、バスの時間制約があるのできつさは同じかも知れません。
一通り南アの3000m峰を登ってみて、また登ってみたい山は?と聞かれると、正直言って、ありません。
ただ、どの山も、雪の時期に登ってみたいとは思いますが、一人ラッセル、なんて体力はもはや全く無理ですね。
他には、大門沢から農鳥に登って、そこから見える北岳の雄姿は時々脳裏に現れる程なのでまた見てみたいという気持ちはあります。
【強くなりたければ南アへ行け】
この一年色々歩いてみて感じるのは、やっぱり、「南アの山はデッカイ」。
そのデッカイ山を登って帰ってくるか、越えていくしかない。
距離も高低差もデッカイ。
今までは、登り返し300m、なんて言われると、そんなコースは無理だと感じたが、南アでは、「そんな程度?じゃあ1時間ぐらいね」と感じるようになった。
これは凄いことだと思う。
強くなりたければ南アを目指せ!!
【追記 その1】
仙丈ヶ岳の山頂で写真を撮っていただいたのは、横浜のMさんグループでした。
Mさんは、山スキーでよく活躍して居られ、山スキーMLで記録のみならず、多くの有益な情報を提供されている人です。
今回も、仙丈ヶ岳から大仙丈沢を滑走し、両俣小屋に入って、間ノ岳の南面(大井川源流)と北面(野呂川源流)を滑走されたと報告されていました。
さすがに強い人達だと、改めて感心しました。
【追記 その2 深田久弥の百名山】
そう言えば、仙丈ヶ岳は深田久弥の百名山の一座でした。
これで登った山は、 24座 + 24座 = 42座 となりました。
これは 無雪期 + 有雪期 = 合計数 です。
昨年夏の南ア3000mの峰峰で無雪期の数が一気に増えたのですが、今回の山で無雪期と有雪期の数をタイに戻しました。
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