筑波山【楽しい双耳峰】
- GPS
- 06:35
- 距離
- 7.3km
- 登り
- 770m
- 下り
- 753m
コースタイム
- 山行
- 5:11
- 休憩
- 1:21
- 合計
- 6:32
天候 | 雲の多い晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
つくばセンター1番乗り場9:00発 つつじヶ丘行⇨筑波山神社入口9:36着 帰り、筑波山神社入口発の最終は17:10(土日) |
コース状況/ 危険箇所等 |
整備されており道迷いの心配はなし。 前日までの雨によりぬかるみあり、岩場は滑りやすい箇所も。 |
その他周辺情報 | 御幸ヶ原(山頂周辺)は茶屋が充実。 |
写真
感想
学生の頃、ドライブで訪れた筑波山。
当時は「登山、なにそれ美味しいの?」およそ山から遠い人間でしたから、当然ロープウェイで往復、記憶に残っているのはガマの油売りの口上だけという始末。
山歩きが主要な趣味となった今も、同行人が登山雑誌をパラパラめくって行先に決めるまでは再訪なんて考えることもありませんでした。
初めて乗るつくばエクスプレスでつくば駅へ。バスに40分ほど揺られて筑波山神社入口に到着。
観光案内所のとっても綺麗なお手洗いに立ち寄りいざ出発です。
筑波山神社に参詣。
立派な茅の輪がお出迎え。このところ同行人とつまらないことで諍ったり災厄続きなので、しっかり作法に則ってくぐります。でも肝心の同行人はくぐらず‥あなたが清められないと意味ないんだけど!
見応えのある社殿の前を過ぎれば、登山道の始まりです。さすがにもう低山はきついかな‥蒸し暑さに汗が吹き出ます。
途中、ボーイスカウトと思しきグループとすれ違います。元気いっぱいの少年の「こんにちわっ!」にこちらも「こんにちはー」とにっこり。
それを繰り返していたらひとりの少年が変化球を投げたくなったのか「おはようございます!」と挨拶。合わせるつもりで私も「おはようございます〜」と返す。
するとさらに別の少年が今度は「こんばんわっ」と来たので「さすがにそれはない」と返事をしておきました。
前日までの雨でぬかるんでおり、岩場は少し滑りやすいので気を使いながら登ります。急登だけに標高が上がるのも早く、立ち止まれば涼しさを感じます。
やがて男女川(みなのかわ)の看板が現れます。清らかな水がパイプから流れ出ています。冷たくて気持ちいい。平素お店のおしぼりで顔を拭く同行人、もちろんここで顔を洗います。私もメイクしてなければ洗いたい。
長い長い階段で、早くも太ももに疲れを感じます。このところスクワットをさぼっていたからかな、と考えながら登り続けます。
登り終えた先に「かき氷」の看板が‥!
地獄で仏とばかりに、店先のテーブルに着きます。
久しく食べることのなかった、明治屋と思しき鮮やかなシロップのかかったかき氷。美味しいを連呼しながら口に運びます。至福。
(余談ですが、あのシロップ、メロンやいちご、ブルーハワイと色々ありますが味付けは全て同じです。色と香料で異なった味に錯覚させているそう。味覚って案外当てにならないのかも)
食べ終えて店を出、男体山山頂に向かおうとしたところでやきそばを炒めるソースのよい香りが鼻先をくすぐります。回れ右してお店に戻ることに。
このやきそばがこれまた本当に、美味しいのなんのって。デザート(かき氷)と順番が逆なんて、気にしません。
大満足のお昼を終えて、今度こそ男体山山頂へ。
「男」なだけに、距離こそ短いですが荒々しい岩場を登ります。山頂、吹き抜ける風が心地よい。
ロープウェイ山頂駅があり、立ち並ぶ茶屋が観光地然とした御幸ヶ原を過ぎて女体山に向かいます。
こちらは男体山とは対照的に長く緩やかな道。
せきれい茶屋のあたりから、伝承のある巨石が多く見られるようになります。
男体山からの展望はかすんでいて今ひとつでしたが、女体山からは雄大な景色を一望することができます。人が多いので長居もできませんが。
ここからは白雲橋コースで下山。巨岩がひしめくエリアだけに、手を使って下りる箇所も。
どこに足を置けばいいかな?考えながら全身で下っていくのがとても楽しい。
見どころとして「母の胎内くぐり」が現れます。
なんでも行場のひとつで、岩をくぐれば生まれた姿に立ち返るそう。初心にかえるってこと?
茅の輪はともかく、これこそ同行人にくぐってほしかった。
この辺りで、例のボーイスカウト少年たちと再会します。今度はどう来るのかと思ったら「こんちくわ」「ちくわ美味いよ」
これには私もつられて「こんちくわ」と返してしまいました。少年が「『こんちくわ』って返事してくれたー」と話しているのを背中で聞いて先を急ぎます。
くぐりスポットは続き、今度は「弁慶の七戻り」。
ここで同行人、弁慶の泣き所をしたたかに打ちます(歩くのに支障はなし)
奇岩地帯を過ぎると、一気に人が減ります。分岐から迎場コースを選ぶ人が多いのかもしれません。
この季節なのに落ち葉が堆積した道に変わり、慎重に下りていきます。
その間、百名山の選定についてあれやこれや語ります。ふたりとも深田久弥を読んでもいないので、想像の域を出ないのだけど。
ようやく下山して、つくばグランドホテルの日帰り入浴を利用。さっぱりしたところで終バスに乗り帰路に就きました。
✴︎ ✴︎ ✴︎
結果、観光地なんて軽く見てはいけない、登って楽しいお山でした!
良さがわからなかったJDの自分にガマの油を塗りたくってやりたい。
あのおにぎり屋さん、私たちも気になってました!温泉でのんびりして、バスの時間が迫っていたので寄れず💦
きっと美味しいんでしょうね🍙
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