日本百名山第4座 十勝岳
- GPS
- 06:38
- 距離
- 10.3km
- 登り
- 1,131m
- 下り
- 1,104m
コースタイム
天候 | 曇天のち雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
天候を考慮しなければコースに危険箇所はなし むしろ立派な避難小屋があるなど充実した登山道 |
その他周辺情報 | 下山後、白金温泉に車で5分で到着できるので是非ご利用を |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
レジャーシート
常備薬
携帯
時計
タオル
カメラ
|
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感想
日本百名山第4座となる十勝岳登山。
北海道はもちろん、本州を含めて2000m峰は初めての登山。
加えて今までの登山では回避してきた雨天予報での決行。気象庁の予報では17〜18時から降雨。21時から本降り予報。登山指数は午前中までAで正午からB。
朝4時に起きて十勝岳望岳台へ向け出発。道中で朝食を取り、午前9時に登山開始。本来は8時半には始めたかったのだが、途中通行止めを迂回していたためやや遅れての開始となった。
今回は食料と水分と防寒具に重きを置き、体が濡れた時や濡れるのをそもそも防ぐ意図でタオルをいつもより多く持っていくなど対策はそれなりにした。風不死岳登山時同様父と共に登った。
望岳台を出発してからは傾斜が緩やかな坂道が続く。トレイルランをしている方も多く、我々を追い抜かしつつも挨拶をしてくれる方が多くて(走っているので大変だろうに)とても愛想のある方たちでとても気持ちが良かった。
白銀荘との分岐や美瑛岳への分岐にもわかりやすく目印があり、迷うことなく通過。登りはじめてすぐに見えていた十勝岳避難小屋には水や食糧、毛布やロープが備え付けてあり二重扉になっているなど雪や寒さへの対策も万全であり、避難小屋にお世話にならないに越したことはないが、万が一のための存在は万全にみえた。こんな立派な避難小屋を維持するのもタダではないのであろうから機会があれば維持に寄付したいところ。
十勝岳避難小屋までの道のりがおおよそ望岳台ー山頂間の3分の1であり、ここから昭和火口まではジグザグの道がひたすらに続く。大岩のガレ場、小岩のガレ場が終わると強風に晒される。
低体温症対策として岩場で風を防ぎ、防寒着を着て登山再開。風は天候からくるものなのか、はたまた地形からくるものなのか不明だが、上に行くにつれ寒い風になるので防寒着はまだ大丈夫と思っても早い段階での着用が必須。昭和火口に到達すると大体頂上までの道のりの3分の2を消化したことになり、大体山頂までは1時間。
足元の滑りやすさがなくなる代わりにガスが出てきて視界不良に陥る。3〜4m先がなんとか見える程度の視界に。山頂まであと20分というところでガレ場再び。視界不良と強風に晒されながら登るのは大変だったが気をしっかりと持って登頂に成功。喜びも束の間、パンを食べアクエリアスを飲んでウィンダーゼリーを飲んですぐさま下山開始。昭和火口まで戻っても最低限のエネルギー補充のみをして、十勝岳避難小屋を目指してひたすらに降り続けた。半分くらいまで来た時、幸いなことに風がほぼほぼ収まった。
十勝岳避難小屋が見え始め、さらにはその周辺をトレイルランしていると思われる人影が2人か3人見え始めたとき、遭難するかもしれないと極度に緊張していた脳も和らいだ。小屋にお邪魔してカップラーメンを食べたりチーズを食べたりしていると、ふと自分は日本百名山の一座を登ったんだという自覚が湧いて来た。
その後1時間かけて望岳台までゆっくり下山し、美瑛の白金温泉へ。
視界不良の恐ろしさと強風に対する自分の持っているGORE-TEXの防寒着の頼もしさを感じる山行になった。
日本百名山、あと96座!!
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