比叡山(雲母坂↑無動寺坂↓)鹿とそば
- GPS
- 04:35
- 距離
- 12.7km
- 登り
- 1,082m
- 下り
- 1,073m
コースタイム
- 山行
- 4:05
- 休憩
- 1:04
- 合計
- 5:09
天候 | 曇り一時雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2022年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰路:京阪石山坂本線「松ノ馬場駅」〜 |
コース状況/ 危険箇所等 |
比叡山のメジャーなルートですから、案内表示も多く、問題ありません。 |
その他周辺情報 | 延暦寺一隅会館内「鶴㐂そば」は15:30がラストオーダー |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
靴下
グローブ
日よけ帽子
靴
サブザック
昼ご飯
行動食
飲料
地図(地形図)
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
カメラ
|
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感想
比叡山の延暦寺周辺から目立って目に付く三上山(近江富士)に先週登った。登った後ではどのように見えるのだろうかと、楽しみにしていた。
悲しいことに延暦寺では、小雨が降り、ガスで三上山が見えなかった。下山直前の諦めていた頃に、うっすらと現れた三上山。比叡山のスキー場跡で鹿を見ることができたので、今日は三上山を見ることができなくても仕方が無いと諦めていたので、感慨もひとしおでした。
朝令暮改の天気予報に翻弄され、午後から急遽比叡山へ。雲母坂は、
二年前初めて比叡山に登ったとき以来。懐かしくのんびりと足を運
ぶうち、はや千種忠顕碑の分岐まで来ていた。
はて比叡山とはこの程度のたやすい山であったかと、二年前の自分
が子どもに思える不遜。京都盆地のどこからでも見える比叡山は、
一日コースの高い山だと思っていたが、思い込みの皮が一枚剥がれ
落ちた気分。
人工スキー場跡には何度か来たことがあるが、ジギタリスの群生は
初めて見た。毒のある外来種。近くのガーデンミュージアムから逃
げ出してきた種か。
少し離れたところには若い鹿が3匹。このように開けた場所で物怖
じせず鹿が草を食む様は、あたかも奈良の若草山。
鹿をいつまでも眺めていたいのはやまやまだが、近くの雲から不穏
な音。延暦寺の「鶴㐂そば」へと急ぐ。
蕎麦を食べ終えて歩いていると、堪えきれない雨粒がポツポツと落
ちてきた。ケーブル延暦寺駅から琵琶湖を眺めるときは、いつもこ
のような天候。雲と琵琶湖の境目がわからない。
日が長い時季とはいえ時刻も時刻。あとは弁天堂から真っ直ぐ坂本
方面へ下りていく。無動寺谷・明王堂は、千日回峰行の僧が断食・
不眠で九日間籠もるお堂。弁天堂も気になるが、「また今度」と追
われて下る無動寺坂。このルートは今までにも二度ばかり通ってい
るが、いつも雨雲に追われて慌ただしく下るせいか、ほとんど記憶
になかった。
いくつかの鳥居を抜け、岩や倒木の自由奔放な様を目にしながら下
る道に、ときおり谷川の音。紀貫之卿墳墓の石標や法華塔を見つけ、
お地蔵さんの佇まいがこれまた様ざま。木の根を住処とするお地蔵
さん、交番のおまわりさんのようなお地蔵さん、竹屏風の前で夫婦
のようなお地蔵さん……。このような無道寺坂を、慌ただしくも楽
しく下る年の功。
先週登った近江富士(三上山)を琵琶湖の向こうに認めたのは、人里
に下りて来た頃だ。
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