日光白根山
- GPS
- 07:28
- 距離
- 13.1km
- 登り
- 1,428m
- 下り
- 1,423m
コースタイム
- 山行
- 6:04
- 休憩
- 1:17
- 合計
- 7:21
天候 | 曇り後晴れ 樹林帯は無風・微風 樹林の外は弱風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所などは特に見られず。道標完備、踏み跡も明瞭。残雪が一部であったが、滑り止めは不要だった。 |
写真
感想
金精峠の駐車場には4:08に到着。工事が行われていて、通常の半分程度しかクルマを駐めるスペースがなかったが、日の出前の早朝だったため特に問題なく駐められた。外は風が強く、気温も15℃程度なので長袖一枚では寒いくらい。
今日は駐車場に来るまで天候が目まぐるしく変わった。日光市内までは特に問題なかったのだが、いろは坂を登り始めると雨が落ち始め、標高を上げるに連れて土砂降りに。予報どおりの雨ではあるが、雨脚が強く、このままでは出発を遅らせるしかない状態だった。しかし歌ヶ浜の駐車場にて朝食を取っているうちに雨は上がり周囲が明るくなってきた。スマホで雨雲レーダーを見ても周囲に雨雲はなく、これなら問題なく行動開始できそうだった。このような状況だったので、多少の風であれば全く問題ないと思うようになっていた。
準備を終えて行動開始したのは4:16。日の出が早い時期なのでライトなしでも十分に明るい。駐車場から金精峠までは急登が続く。今回自分は先日購入したばかりのトレッキングブーツを初めてここで使用した。靴づれなど出なければ良いのだが。それと、2週間前の山行で痛めた膝の具合を見るのも今日の大事な目的の一つだった。とは言え膝の痛みを抱えて歩くにしては、少しきついところであったかもしれない。
雨が上がったばかりで滑り易い登山道を登る。木製の階段やハシゴなどが連続して歩きにくい。30分弱で金精峠に到着するも、周囲はガス。特に群馬側は濃いガスで真っ白。何も見えなかった。涼しい時間に距離と標高を稼ぎたいので、水分のみで先に進む。この先は緩くのぼりつつ距離を稼ぐ。金精山を過ぎると急傾斜の坂が出てくる。膝痛の者にはつらい登りだが、ダメなら帰るしかない。慎重に通過する。五色山まではガスでほぼなにも見えなかったが、五色山に6時過ぎに到着すると、先にある前白根山やその先の日光白根山がよく見えた。五色沼も同様によく見える。日光白根山の山頂付近はこの時間ガスがかかっていて山の全容は見えなかった。出発からここまで水分のみで歩いてきたので、座って大休止した。風が通って冷たく、2人ともジャケットを羽織って持参した食料を消費した。休憩後一旦下りその後前白根山へ向けて登る。天気は回復したが風は相変わらず強め。それでも歩いていれば寒さは感じない。ジャケットを着るとむしろ暑いくらいだった。前白根山への登りに差し掛かると、各所にイワカガミの群落が見られた。ピンク色が映える。この先の前白根山の山頂付近にはコマクサが季節になると咲くが今日はどうだろうか。6:32に前白根山に到着。早速コマクサを探すが6月後半ではさすがにまだ季節が早いのか、わずかにしか咲いていなかった。やはり7月以降がベストなのだろう。それでも高山植物の女王を今年も見られて満足。
この先Zさんは日光白根山まで行かず、五色山に下ってそのあたりでブラブラすると言う。昨日ほぼ寝てないので、この先のつらい登りは無理と判断したようだ。五色沼で落ち合うことにして自分は先に進む。避難小屋を過ぎ、ここから登りで暑くなることが予想されたので、五色山から着てきたジャケットは脱いでザックにしまう。ここの登りは楽ではないが、標高が上がると五色沼が見えたり、時期が合えばコマクサも咲いているので、登っていてもなかなか楽しい。登り始めると下りの登山者とすれ違うようになる。菅沼駐車場からの人だろうか。途中砂礫地通過時にはやはりコマクサが見られたが、やはりまだ本格的なシーズンではないため、数は少なかった。もう少し先だろう。きつい坂を登り切れば山頂まではもう少し。風は少し吹いていたものの、急坂を登った後なので寒さは感じず。7:52に無事日光白根山の山頂に到着。周囲は少しガスがかかっていたが、展望はまずまず得られた。空腹なので持参したパンとパンケーキを食べる。Zさんに登頂の連絡をするも返答なし。五色沼は携帯のエリア外だったのを忘れていた。あまり長く待たせるのも何なので、適当なところで休憩を切り上げて下山開始。岩がちな登山道を下り始める。夏も冬も来たことがあるが、どちらも下りは歩きにくい。滑落しないよう慎重に下る。下り始めるとガスが取れるようになり、周囲の山々がよく見えるようになってきた。歩きながらなので山座同定まではしなかったが、恐らく尾瀬方面の山が見えたのだと思う。これから向かう弥陀ヶ池もよく見えた。
鞍部まで下り切り、弥陀ヶ池を目指す。菅沼駐車場から上がってきたと思われるハイカーが休憩をしていた。ここから先に更に進んで五色沼を目指す。かなり標高を下げないと沼に到達できない。樹林を下るとようやく目当ての五色沼到着。高山植物はイワカガミがやはりあちこちで咲いていた。今が最盛期なのかもしれない。そして無事にZさんと落ち合う。のんびりこの辺りで休憩していたらしい。自分は周回してきてお腹も空いていたので、岩の上に腰掛けて大休止。6月の日光白根山も6月の五色沼も初めてだが、周囲の木々の新緑で美しく、この時期も素敵だな、と思えた。コマクサ目当てなら7月以降が良いだろうが、6月でも十分楽しめる。休憩後に行動再開。沼を半周してから登りにかかる。等高線を突っ切るようなコースなので楽ではなかった。分岐に至り今度は前白根山へ登り返す。行きに下りでコマクサを探しながら下ったので、今度は登りながら見つけようとしたが、やはりまだ咲いているものは少数だった。五色山へは一旦下ってから登る。イワカガミが相変わらずあちこちで咲いていてきれいだった。10時過ぎに五色山到着。再度休憩。この先風光明媚なところはないので、日光白根山と五色沼を再度よく見てから行動再開。五色山から少し離れただけで風が弱まり暑さが厳しくなった。後は消化試合的に歩く。でも怪我はしたくないので慎重に進む。出発時に心配した膝はここまでもってくれていた。新品のトレッキングブーツも快適そのもの。ソールが真新しいためグリップが良く、スリップすることがなかった。膝の負担が少なく痛みもあまり出なかったのはこれが原因の一つかもしれない。下りのハシゴや階段を無難にこなし、11:39に駐車場到着。朝は空き多数の状態だったが、正午前の時間はさすがに満杯だった。膝の痛みはほぼ問題なし。しばらく養生はするが、今日は最後まで歩き切れて良かった。ブーツは次回以降も使って様子を見る予定。足裏のマメなどなく、今日は快適に歩き切れた。
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